Category: 雑記

モデラーあるある。

今日ちょっと悲しい出来事がありまして、普段とは違うタイミングでの記事更新です。およそモデラーの方々であればよくある話だと思うのですが、自分にとっては初めてのトラブルで…… 悲しいものは悲しい。 「悲しいときー!」 「悲しいときー!! 「自分が作った餃子より、自分が作ったプラギョーザのほうが美味しそうに見えたときー!」 「自分が作った餃子より、自分が作ったプラギョーザのほうが美味しそうに見えたときー!!」 ( ゚Д゚) ちゃんと火は通ってるように見えるだろ?これ、鍋から剥がれなかったんだぜ。                       生 き ね ば 。

勝手に応援!マスターボックスコンテスト。

先日お伝えした通り、現在月刊アーマーモデリング誌上ではマスターボックス製品を対象にした「マスターボックスコンテスト」が開催されています。詳しい応募要項などは上記リンク先もしくはアーマーモデリング8月号をご参照ください(9/10締切)。 マスターボックスといえば近年のフィギュア製品はとりわけユニークなものばかりで広く知られるところ、ただいまホビーリンクジャパンでも多くのアイテムを取り揃えています。これまでにもいくつかの製品は当ブログで記事に取り上げていますが、今回コンテストの開催に併せていろいろと考えてみたい、柘植○義風にいえば「私ならこうする!(キリッ)」という一種の提案みたいな記事ですね今日は

前置き

今回の記事は「ガールズ&パンツァー」第7話放送内容についての核心的な記述を含むので未視聴の方はご注意ください。 ネタバレ:アンツィオ高校は正味10秒で敗退。 あ…アレ?イタリア軍研究の偉い人が「次の見どころはアンツィオ戦」「戦車ファンの方ならあっと驚くような展開」とかツイッターで言ってませんでしたっけ?? そりゃまあ、驚きましたけど。 えっ 裏切ったな!エヴァQと同じでぼくを裏切ったな!! なんて言ってもはじまりません。だってイタリア軍だし。エヴァだし。 さてガルパン関連製品どれも売れ行き好調なので、新規登場車両目白押しだった第7話の戦車をまとめて紹介してみるキカク、はじめるよ~。 ・アンツィオ高校 唯一の名ありキャラで台詞もひと一言だけで終わったアンチョビ嬢が乗車していたのはP40重戦車です。1/35ではイタレリ製品がタミヤパッケージで発売中。資料写真集も付属するお得なキットですが、現在(11/28)では品切れか… 背景に映ってた自走砲はセモベンテM40 75/18 だと思われます。画面では見えなかったエンジンデッキを見ないと正確な形式は判りませんが、現在もっとも入手し易いタミヤのキットがM40なのでM40ということにしておこう。ううっ、これも在庫切れぢゃないか もう一両あったカワイイのはカーロ・ヴェローチェCV33タンケッテです。強豪校ぞろいの全国大会に豆戦車で出場して一回戦勝ち抜いてくるんだから恐ろしいところです。キットはブロンコから出てまーす♪けど、これも品切れだよ。ドウシヨウコノキカク… 「ほんとはリベット車体なんだよロングの画面で作画省略されたんだよ」と無理矢理主張を通せばCV35後期型なら在庫してます。 ・プラウダ高校 回想シーンでは6話ラストに引き続きT-34-85と新規にJS-2が登場しましたが、細部不明につき現段階では形式の特定に至りませんが、タミヤのキットで問題ないかと。T-34/85、JS-2とも在庫ありです!ураааааа!! ・黒峰森女学園 やはり回想シーンで西住みほが登場していたのはダストビンタイプのキューポラにおそらくゴム巻ホイール(ロングのカット且つ降雨シーンだったんで微妙なんですけど)のタイガーI初期型だと思われます。アニメではダークイエロー主体のカラーリングですけど、タミヤ製品としてはグレーのパッケージ画なこれが相当します。いまは在庫切れですがわりと定番なんで心配ないかと。今度ズベズダから出るのもこのバージョンですね。 ※マフラーガードの形状(6話ラスト参照)からみてアフリカ仕様の極初期型ではないと思われ… 川に落ちてたIII号戦車はJ型長砲身仕様です。ドラゴンのスマートキットがどんぴしゃ なんですが、4年前のドラゴン製品なんてあるわけないのでタミヤのL型で妥協しよう。もうちょっと待てばエルヴィンちゃんフィギュア付きがリリースされますのでガルパン好きには向いてるかも知れませんね。ただしオッサンであるが。 西住家のふすま絵が菱形戦車MkI、機銃装備の「雌型」だったのは戦車道が女子のたしなみだからですかそうですか。 ・県立大洗女学園 ここからが本命、コミック版に引き続いてのシャールB1bis(劇中では「ルノーB1」って言ってましたがまーお好きにどうぞ。シャール戦車って言わない限りどっちでもええねん)、フランス軍のオリジナルは品切れで現在在庫してるのはドイツ軍仕様のみ…  な の で す が 、  実はタミヤのシャールB1bisドイツ軍仕様ってオリジナルのフランス軍パーツは全部揃って入ってますので、デカール以外はこのキットで独仏どちらでも組めます。大洗仕様ならなおさらのこと、無理にフランス版を探す必要はないのですな。 校舎の片隅で物干しになってたKwK40L/43 7.5cm戦車砲はCMKの改造パーツがございます。防盾とマズルブレーキはレジン、砲身は金属製。運よくタミヤの4号D型を入手出来た人はこいつを組みこんだら劇中同様シングルバッフルマズルブレーキと43口径砲を搭載した改修車両をいますぐ作れますぜフフフ… ※コミック版ではそういう仕様なのですが、エンディングのディフォルメイラスト見ると砲身だけでなく車体も改装されてF2型(あるいはG初期型)に進化してるみたい。アドバンスド大戦略かww そして最後の一両、学園艦の船底にひっそり鎮座していた重戦車はタイガーI、それも第二次世界大戦で制式採用されたヘンシェル社のものではなく「馬鹿と天才は紙一重」を地で行くフェルディナント・ポルシェ博士の設計したいわゆるポルシェ・ティーガーでした。公式のパンフレットにもCG画稿は掲載されていたのでいずれどこかで出てくるのでは…とウワサはされてましたが、まさかこんなところでのサプライズ。「なんとなく雰囲気で決めた」ために弱小車両の集合となった大洗チームの救世主となって番組後半では大活躍が予想されます! でもさー、ポルシェティーガーの試作車両ってイタレリの古~いやつしかないじゃない?品切れどころかとっくに絶版、いまどきあんなの誰も持っていないよねぇ…  と こ ろ が ヒューッ! ヒューッ! …前置き長過ぎですねえ

前置き。

さて、これは先日記事にした「究極の鉄道模型展」で撮影して来た一枚、客車内の人物を窓辺に映るシルエットとして平面的に表現したものです。一般的な手法でしたらまず車内のインテリアを作り窓を透明素材にし、かろうじてそこから人物が見えるような造型が指向されそうなものですが、ここではあえて人物を窓の外に、二次元的に造型することで却って見る者への印象を強めている。大胆な省略と記号性に依拠した抽象的な表現は実にスタイリッシュで、日ごろ1/35スケールの人体や装備品の精密度合いばかり見ていた自分にとってはなかなか新鮮な体験でした。 新鮮? いやまて。俺はこれとよく似たものを、つい最近目にしたことがあるぞ。 それもかなり自分が親しんでいる領域で。 そうだよこれペラモデルだよ!!

前置き。

だんだんと年の瀬も近づいてきましたが皆様如何お過ごしでしょうか。さて12月と言えば艦船模型の季節であります。例年この時期は12月8日の真珠湾攻撃の月として模型ファン・軍事趣味者以外の一般層にもアピールするところ大であり、ましてや本年は1941年より数えてきっちり70周年のアワードでもあります。 真珠湾とは ま っ た く 関係ありませんが、こんな時だからこそ発売されたばかりのタミヤの新1/350大和に取り組んで水上部隊の栄光と伝統を再認識するのも悪くない。 あるいはNHK「坂の上の雲」第三部放送開始に合わせて「三笠」を組んでみるのもよいでしょう。横須賀に鎮座している記念艦を訪れて聖地巡礼を気取るもまたよし。 日本海軍水上部隊の栄光と伝統、歴史の重さを想う時、12月の寒さはむしろ相応しいものと言えるかも知れません。部屋にじっくり腰を据えて大型模型に向かい合うこの時期に―― どうせなら俺はこの「若竹」を選ぶぜ!!        ↓

「恐竜博2011」

恐竜強化月間その3ということで、上野の東京国立科学博物館で開催中の「恐竜博2011」に行ってきました。(公式サイトはこちらです)天気が悪けりゃ客足も少なかろうと、その読み自体は正しかったんだけど、天気が悪かったんで外看板は撮影出来なかった… 「どのへんが模型の話なんだ」とツッコまれそうなんで先に書いておきますと、展示物の多くはレプリカです。例えば大抵の「全身骨格」なんかは重量と破損の問題からオリジナルの化石を型取りしてキャスティングした複製品なので、これって十分商売になるんじゃね?そーいやワンフェスで売ってましたな… さて今回この展示の特徴は、ある年齢層より上の恐竜ファンだったら必ずや記憶の奥底を揺さぶられるであろうルドルフ・ザリンガーによる絵画「爬虫類の時代(The Age of Reptiles)」を軸に置き、1947年当時と比べた2011年現在の古生物学・恐竜学の進歩発展を知ろうというスタイルを取ってることです。いや―懐かしい、この古めかしいパノラマ絵画って作者も題名も知らなかったけど昔の子供向け恐竜図鑑にはよく引用されていたものですな。決してアパトサウルスでは無いブロントサウルスに、ここから親しんだものですよぅ。実物がイェール大学博物館の展示室を飾っている巨大な壁画だってことは初めて知りましたが。 その姿は現在の最新学説では大きく覆されたものです。しかし現在の最新学説を支える足場となっているのが先人達の研究成果であることもまた確か。一概に古い物として抹消するよりも科学の歩んできた階梯の証として、これからも残り続けてほしいですね。「恐竜探検隊ボーンフリー」とかもね。 「爬虫類の時代」が3億年もの時代の流れを年表的に描いているように、展示内容も三畳紀からはじまる恐竜時代を白亜紀末期の絶滅まで順番を追って陳列されています。がーしかし、ただ漫然と順路に従うだけではなんだか面白くないので、ここは自分の趣味にヒットした展示物を列挙する方針で!行くます!!当ブログは決して教育的方針に基づいて執筆されてるじゃないのだ~。 早速今回主役のティラノサウルスVSトリケラトプスの全身骨格待ち伏せ対決。双方ともあまりといえばあんまりにも有名な恐竜で、これまでも何度となく展示される機会がありましたが、今回はどちらも新解釈を伴う新しいスタイルの復元です。 “バッキー”という愛称を持つこのティラノサウルス全身骨格標本は、ご覧の通り深く腰を降ろした着座姿勢で展示されています。そこから起き上がる際の重心異動にこの小さな前肢が一役買っていたであろうというのがCGによる動作解析から導かれた新説。前肢がその大きさの割には骨密度の高い特徴を有していることも、体重を支える役割を果たす裏付けとなっている…と。 腹肋骨を完備したティラノサウルス標本を見るのは初めての体験で、これも見どころのひとつ。 そして恥骨の後端も用いて三点で着座していたであろうとの復元になっています。恐竜の視力や臭覚がどれほどの物だったかは判然としませんが、これだけ巨大な生き物が獲物に察知されること無く捕食行動しようと思ったら、伏撃するのも自然な解釈というべきか。 対戦相手のトリケラトプス。多くの研究者が盛んに新説を発表し毎年のように新しい想像図が発表されるティラノサウルスに比べれば、その姿は昔から変わらないようにに思えるかもしれません。例えば角竜類に羽毛を生やしたような想像図はまだ無い筈です。それでも今回この展示標本にはトリケラトプスの生態における実に画期的な新発見が反映されています。 こちらもまた前肢部分が、その新発見部分です。従来から全身骨格と足跡印象の化石は発見されていたトリケラトプス。しかし従来までの解釈では脚部の構造と足跡の向きが一致せず、トリケラトプスが直立していたのかはい歩きしていたのか、どちらの説も骨格と足跡に矛盾が生じて意見の分かれる所でした。しかし、肢の甲の部分を横に向けて直立姿勢を取らせればその矛盾は解消されると言う新しい説が提唱されています。 図録より当該個所の抜粋。「はい歩き」型では化石のようには足跡を残せず、「直立」型ではそもそも関節が脱臼している。それを解消する「小さく前へならえ」型がどこから生まれて来たかというと……実は、答えはずっと前から目の前にありました。その辺りの詳しい事情は図録に記されてるのですが、まさに古生物学の醍醐味と言った内容で実に読み応えがありました。 こちらは頭骨のみの標本。成長に併せて大型化していく角とフリルの様子も詳しく解説されています。研究者によってはフリルの大きな別種の角竜トロサウルスを「トリケラトプスの熟年状態ではないか」とするひとも居るとのことで、この先何か新学説が提唱されるかも知れませんね。いずれにしろ成長に併せて大型化するということは、未成熟の段階では小さいということである。 トリケラトプス頭骨(幼体) やべぇなんだか ょぅι゛ょ に見えて骨でも (;´Д`)ハァハァ 出来そうだ…ロリケラトプスって命名するのはどうかな!ダメかな!! しかしティラノサウルス頭骨(幼体)には特に何も感じることは無いです( ・ω・)ノ ティラノサウルスが何処から進化して来たのか、ティラノサウルス類には他にどんな種類の恐竜がいたのか、こちらは日本では初公開となる新種ラプトレックスの骨格標本です。(この画像は2枚の写真を繋げているので若干ズレがあります)いわば小さなティラノサウルスで、この状態で成熟した姿体であると。 頭骨の形状もティラノサウルス幼体のそれとは異なり、ラプトレックスは決して「若いティラノサウルス」ではないとされます。けれどもやっぱり疑問は残ります。以前同じように新種だとされていた「ナノティラヌス」が現在では無効とされている例を見ても、簡単にセンセーショナルな方向に飛び付かない方がいいんだろうな。 ちなみにこのラプトレックスの化石、中国で盗掘された物がアメリカでオークションに出品されたとゆー、発掘地未詳の胡散臭い物件だったりするのであんまり過大評価しない方が良いみたいで(汗) 中国自体は近年盛んに発掘活動が行われており、ここ十年近くの重大な新発見はその多くが中国大陸の化石層から発掘されています。 展示されていた一連の羽毛恐竜をまとめて。どれも日本初公開でそれぞれ大きな意味を持つものですが、とりわけジュラ紀に生息されていたとされる「アンキオルニス」の意義は大きいと思われます。単純に「恐竜が絶滅して一部が鳥類として残った」だけでは無いにしても、本当に鳥類の発生がジュラ紀にまでさかのぼれるものならば翼竜と鳥類との共存期間が極めて長期に渡るものに…なるのかな?? 現在では鳥の始祖としての地位を完全に失ってしまった始祖鳥(アーケオプテリクス)ですが、今年は命名から150年を迎えるとのことでそれを記念する意味からも始祖鳥化石が多数展示されていました。いやー、なにかこう、違うのよね始祖鳥って。ミクロラプトルとか孔子鳥には感じられないある種の…禍々しさ?がありまして。一堂に会すとまるで宗教画のイコンみたいなんだよな。始祖鳥好きとしてはたまらないですよコレハ。 最近の研究ではますます鳥類的な特徴が否定され、ただの「ヨーロッパ育ちのハネ生えた恐竜」としての地位に甘んじている始祖鳥。しかしながら、 「始祖鳥の始祖」たるロンドン標本、ベルリン標本2体の格好良さは少しも揺るがないのです。最初の二人が最もステキである、プリキュアのようなものだな!! ジュラ紀の代表的な植物食強竜類、剣竜のヘスペロサウルス。有名なステゴサウルスとは非常に近似しているけれど、いちおう別種の恐竜です。特徴となるプレートや尾部先端のスパイクについて化石断面などから詳しい解説がされていました ちなみにこちらが常設展に置かれているステゴサウルス。ヘスペロサウルスと比べて背中のプレート形状・サイズなどに違いがあります。 剣竜の復元想像図も長年変化がないものだなーとか漠然と思ってましたけれど、今回改めて「爬虫類の時代」を見ればそもそもプレートの枚数が半分近く減ってるんですね。互い違いに複列で並んでいるのは不自然だとの指摘は確かに昔からあったんだよな。 そして今回の「恐竜博2011」では明らかにこれがイチオシ!なジュラ紀の代表的捕食恐竜アロサウルス!です!!実はティラノサウルスよりトリケラトプスより、なによりもこれが見たくて上野まで出向いたのだ~。 この国立科学博物館のアロサウルスは日本で初めて展示された恐竜の全身骨格、それも複製品では無く貴重な実物化石なのです。そもそもの来歴は1960年代に在米日系一世 小川勇吉氏から寄贈された非常に価値のある標本であり、長年にわたって科学博物館の本館内に展示されていました。しかしながら「ジュラシックパーク」に代表される新たな学説が多く発表された近年では旧来の復元想像図の価値は低下し、数年前に行われた博物館の改修工事に伴いアロサウルスは残念ながら倉庫収蔵品となっていたのです。 しかし今回このたびの「恐竜博2011」には当代の解釈に合わせた再組み立てが成され、頭部を低く構えて尾を長く伸ばした新たな姿のアロサウルスを目にすることが出来るのです。全国のアロサウルスファンは上野に集うべきです。 立ち位置姿勢が変わっても、アロサウルス類の特徴である3本のカギ爪は相変わらずの力強さ。ティラノサウルス類に対比してより大きく長い腕の用方にも、いずれは新しい光が当たるのかな…と思いつつ、 「昔はこうだった」も忘れずにありたいものですね。「昔の人類の理解度はここまでだった」ことは現在を越えて「将来の理解度はいずれ拡張される」予感を与えるものですからね。天気が悪いにも関わらず会場内には家族連れが大勢いらっしゃいまして、ひょっとしたらあのうちの誰かが…とか勝手に夢を願うのは、罪じゃないよな。 ところでこのスタイルの復元って結構場所を食うものです。今回の恐竜博が終わっちゃったらアロサウルスはまた収蔵されちゃうのかなぁ… 夏ももうじき終わりですが、「恐竜博2011」は10月2日まで公開されてます。今回記事に取り上げなかった展示標本や解説パネルなども多く在りますので、ご興味持たれた方は上野の森へとゴーであります! 今回のお土産品。タカラトミーのガチャ「原色恐竜大図鑑」一回まわしたらティラノサウルス(骨格座りポーズ)でアタリを引いた気分だけれど、入り口でもれなく配布されてたバトスピカードは使い道がない。てゆーか骨だぞこれ、ただの(w;  

船の科学館に行ってきました。(その1)

さてこの三連休ホビー関連の話題と言えばバンダイコレクターズ方面のアレとかコレとかで賑わっていたかと思いますが、そんな世間様の流れはどこ吹く風と本日7月18日は海の日で、それともまったく関係なく前日に東京お台場は「船の科学館」に出かけてきたのですよ。 「宇宙博」の昔から何度も足を運んだことのある場所ですけれど、今回とりわけ行ってみようと思い立ったのはなんでもこの夏を以てしばらく休館するとのことなので見納めだなあとか、思いまして。 「船の科学館 本館展示の休止について」 スーパー戦隊シリーズよりも長い歴史を持ってる博物館ですので、リニューアルも致し方ない。ゴレンジャーとか、古い特撮番組がよくロケにも使っていた場所です(「仮面ライダーV3」のデストロン本部はここの地下だったらしいw) 以前は屋外に旧日本海軍の二式大艇が保存されていて「ゆりかもめ」の車窓からその雄姿を眺めた方も多いでしょう。いまはもう同艇は鹿児島・鹿屋に移転されましたが、本館周囲にはPC-18型潜水艇を始めとする海洋機器がいくつも屋外展示されています。ちなみにこの屋外展示区域はお台場の潮風公園とそのままつながってる設備なので、これらだけ見て済ませるなら入場料はタダですww 潜水球のような形状の小型潜水艇「たんかい」と海底ハウス「歩(あゆむ)号一世」 なんだか昭和ガメラの後期シリーズや「仮面ライダーX」を思わせるカタチで、70年代の特撮は今よりも海モノ多かったなーと思わされる。沖縄海洋博とかやってましたしね。 日本海海戦で戦没したロシア海軍軍艦アドミラル・ナヒモフの20cm砲や新東宝映画「太平洋戦争 謎の戦艦陸奥」で有名な戦艦陸奥の40cm砲など物騒な関係も展示されています。ナヒモフの説明板には「ロシア海軍皇帝座乗艦」などと書かれていまして、それはまあ、どうだかよくは知らんのですが、実際の艦籍としては太平洋艦隊の旗艦であるところの、単なる装甲フリゲート艦です(w; 半没水がた双胴実験船「マリンエース」の内側が休憩所になってるのは正直この時期ありがたい。当日お天気が良すぎで歩いてるだけでも死にそうになった… 船の科学館といえば忘れちゃいけないのが(故)笹川良一氏です。いろいろアレな話の絶えなかった人ですが、日本船舶振興会はモーターボート競争の収益金をウンタラカンタラで一日一善、お父さんお母さんをたいせつにしよーの人でもあります。昔は館内に超!巨大な油彩絵画も展示されてた「老母を背負って金毘羅参り」の像、敷地内に同じのが2つも建ってたけどソンナニジマンシナクテモイイジャナイカ。むしろ生前に出来たのか没後なのかが気に掛る。主に男塾的な意味で… 周囲もだいたいひと回りしたのでなかに入ってみますかね。入場料はおとなひとりで700円と格安です。 と、その前に。 入口横に大気圧潜水服JIMスーツが飾ってありました。おおお懐かしス!そのむかしポートピアの「みどり館」で見ていらいのお気に入りアイテムで、長じて「宇宙の戦士」や「SF3D」などのパワードスーツSFを知ってからはますます好みの対象で… しかし近寄ってみればどうもこれ、実物ではなくてFRP製のダミーみたいなのです。インチキ!とかではなくむしろ!!ホントにむかしポートピアでみたディスプレイじゃなかろうかとよーく検分してみたら… なかのひとちょう怖いです(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル なんだかバイオハザード化した要潤のようにもみえます。オバケ屋敷で見ちゃいけない深淵をのぞき込んだ夏色気分で館内へとゴーです。 船の科学館館内は何を隠そう艦船模型の天国なのです。エジプトのパピルス船や古代ギリシアのガレー船からはじまる人と船舶・海運の発達進歩が様々な観点から展示されていて、その多くは非常によく出来た博物館展示模型です。都内でしたら国立科学博物館や江戸東京博物館などでも一部船舶関連の展示物は有りましょうが、ここまで広範囲・歴史的な紹介を行っている場所をちょっと他には知りません。実に稀有な空間です。いまひとつマイナーな場所で、ひとけが少なくて静かに見学できるのがなお良し! ←営業的にはよろしくねーだろ コロンブスのサンタ・マリア号やティークリッパーのカティサーク号などは帆船模型業界では横綱級の人気者でしょう、むかしはHJ誌の中ごろに帆船模型のフルカラー広告が掲載されてたもんですが、いつの間にやら無くなっちゃいましたねー。 こちらも超がつくほど有名なネルソン提督座上のHMSビクトリー号。片舷にぱかすか開いた砲門がなんだかカワエエ。そして王立海軍軍艦“勝利号”って表記すると途端に中二病ぽい響きにw 物騒なものばかりではなく、かのタイタニックと同時代の豪華客船「モーリタニア号」などのゴージャスで煌びやかな模型もあります。巨大な通風塔が林立しているのは快適なエアー・コンディションの証でしょうが、沈んだらタイヘンだろうなーとすぐに物騒なことを考えるのは自分の方に問題があります…(姉妹船のルシタニアは第一次世界大戦下でUボートに撃沈されてたりするのですが) 原子力船「むつ」の原子炉炉心まで再現された模型はかなり貴重な存在かも知れません。子どものころ読んだ図鑑には掲載されてた記憶が確かにありますが、いまや日本船舶開発史上では黒歴史もいいところの扱いです。この先船の科学館がどのような展示内容に生まれ変わるか定かではありませんが、本船の居場所が残るかどうかは微妙と言わざるを得ないでしょう。見るなら今のうちです。 日本郵船の貨客船「浅間丸」の模型は「太平洋の女王」というふたつ名の通りにひときわ優れた出来栄えで、人目を惹きつけていました。細部まで丁寧に施されたいくつもの部品。その美しさや現実感は文字通りに現実を縮尺させたかのようです。船舶関係の用語をに詳しくないので上手い説明を出来かねるのが如何にも口惜しく、様の無い事であります。本船もバシー海峡で戦没、か… 船舶の歴史を綴ったコーナーを離れて「船を動かす」展示物は実物メインです。船舶のエンジン、実物の桁材などある種の畏怖すら感じさせるような… ガスタービンエンジンは当然のことながら航空機のものと相似通っています。どんな作動音がするんだろう? 池貝のディーゼルエンジンあたりでようやく手に届く範囲にまで近寄れたような気分。ヤマハの船外機なんかもあって、そこまでくれば自家用車レベルの距離感だな… 大型タンカーやコンテナ船には高度成長期の息吹を感じますが、テクノスーパーライナー「疾風」や超電導電磁推進船「ヤマト1」などにはバブルの空気ですね~。前者の方でいろいろあった結果が出来た途端に燃料高騰で繋がれっ放し、震災対応で避難場所に使われたアレだったんだっけ?後者の方は名称みれば判る通り松本零士が絡んでて、あー、海運不況にテコ入れるするような意味合いもあったのかー。 こちらは地下1階の海洋利用・資源開発などの展示コーナー。初期の潜水具からダイビングギアなどの実物展示がありますが、この部門でメインとなるのはちょっと懐かしさを感じるような「未来予測のパノラマ展示」です。70年代の特撮セット――予算の無い時期の――を想起させるようなプラスチックの未来。レジャーやエネルギー採掘などいくつかの観点からつくられたいくつものパノラマは、さて現在ではどこまで実現可能なものと見做されているのでしょう? いやね、薄暗い地下室のパノラマに備え付けられている受話器を取ると、録音された音声が延々と薔薇色の未来を語り続けるという、なんだかここだけ不条理SF映画みたいな空間で…人の争いも自然災害も無い、そんな「過去に造られた未来」を見ている、21世紀の自分。 いささか複雑な気分で2Fに上がってみると、前述の「むつ」とならんでやはり黒歴史化しているプルトニウム運搬船「あかつき丸」の模型があったりします。フランスまで行ってMOX燃料もらってくるのに当時は自衛隊の派遣など及びもつかない時勢でしたから、そのために海上保安庁がわざわざ大型巡視船「しきしま」を建造して護衛にあたらせたのでした。「しきしま」もその大きさ故か普段は横浜の桟橋に係留されっ放しで、「あかつき丸」は二度と運用されずに廃船となり、ただ一度の航海で日本に持ち込まれたプルトニウムはその後どーなったのかとゆーと もんじゅなう。 こういう時ってどんな顔すればいいのかよくわからないんだよね…… 笑えばいいと思うよ?

船の科学館に行ってきました(その2)

船舶を語るには自分の知識は浅薄すぎるなあ。 少しは涼しくなったでありましょうか?気を取り直して楽しい自動車運搬船と共にRORO! 中に入ってるのはむかしのトミカだったりしますかねえ。しっかしまー随分と密度の高いことで、ミストラル級強襲揚陸艦って要するにこれでしょ?ロシアが購入してクリル列島防衛に使うとかゆーてましたけど… だが、ちょっとまってほしい。このデッキプランは異常ではないだろうか。 よくよくみるとそれぞれの車高に合わせてぴったりフロアが貼られてます。さすがにこれは有り得ないぞ。 博物館展示にあるまじきものに苦笑しつつ、いろいろ続きを見て行きますと、 セメント運搬船ですとか、さまざまな種類の港湾雑役船だとか、「世界の艦船」誌でもめったに写真が載らないようなマニアックな船がまだまだいくつも見られます。いまでこそ鉄道ブームだ鉄子だなんだ言われていますが、いずれ船モノブームが来た日にゃーこのような船舶模型にきっと陽の目のあたる日も来ます…来ますとも! 浚渫工事船なんて港や河口で鎮座してるだけに思える船ですけれど、水面下ではこんなにもメカニカルでかっちょええ!優雅に湖面を進む白鳥が、足元では不断の努力を欠かさないような美しさであります。 マニア方面差し置いて一般人気の高い現代の豪華客船であります。国産客船飛鳥(初代)と世界中で長年愛され続けているクィーン・エリザベス2世号。QE2は先ごろ来日して、横浜のベイブリッジが越せないとかでも話題になりましたね。飛鳥は、現在では2代目が就役しているのですがなんで初代は短期間で引退しちゃったんだろう? …ちょっと調べてみました、むー、なんだかメンドーくさい事情のようですねえ。初代飛鳥が現在でもバルト海近辺で運行されてると解かって、それは一安心なんですけれど。名称変わっただけで現役の旅客船なんで「引退」じゃあないんだな。 水産資源、食糧事情を解説するコーナーに75ミリ捕鯨砲実物があって超燃えます。 砲尾、閉鎖機は水平鎖栓式?質実剛健な直接照準器とともに南氷洋の風雪に耐えて世界最大の哺乳類を仕留めていた人類の証しなのです。ああ腹へった、くじらたべたい。 なにを物騒なと眉をひそめる方もおられましょうが、それでなくとも人類とは物騒なものでしてな。 ホットな話題を解説するコーナーがありました。海上保安庁がらみ、ですね。 平時に在って海洋の安全を守るのは海保の大事な仕事です。訳もなく尖閣諸島に海上自衛隊を出せって大声を上げる人は虫歯治療にジエットモグラを使えと主張するようなもんですハイ。 こちらのコーナーでは北朝鮮の工作船がえっらい出来良くて、船体内部のウェルドックもご覧の完成度です。強襲ならぬ奇襲揚陸艦とでも言うべき「不審船」は沈没後引き上げられて現在では横浜の海保設備に公開展示されていますが、実物は交戦による破壊痕も生々しく、全貌を知る為には模型での再現も不可欠です。 海保コーナーではいくつもあった巡視船模型がどれも大味なつくりで、その辺はちと再考願いたいところです。海猿ブームとか過ぎて久しいけれど、こういうことってブームじゃないからさ。 そして魅惑の旧日本海軍コーナーでありますッ∠(`Д´) これを見に来たといって過言ではありませんでありますッ∠(`Д´) やはり連合艦隊は男のロマンであります。WLシリーズ総ざらえといえばホビーショーの静岡協同組合ブースですけど、あれとは違う空気です。靖国神社ではここまでの規模では展示してなかったかな?やはりそことも異なる空気感でなんだろうこの愛と喜びとマニアックとなんとかかんとか、そんなところですね。よくよくみればプラモデルが発売されてないような艦船も、ひょっこり混じってたりします。それぞれの質が均一なので製品とスクラッチの差が見られない、本当にすごいのはそこんところか。 などとここまで記して今更気付いたんだけど、説明書きには1/700ってあるだけで、これがプラモデルだなんて一言も書かれてないんだよな… ラージサイズの戦艦三笠というのもよく見る模型ですが、当館のものはとりわけ細かく作られているように感じます。ハセガワなどのプラモデルを作る際には実物よりも参考になるかも知れません。なにしろ横須賀のだって1/1スケールのレプリカみたいなものですから… その隣にはやはり日露戦争当時の戦艦「敷島」が展示されています。スケール違いで三笠よりも大きな模型、塗装こそ美しいのですが各部の造作は一歩劣る、ように見える。ですがしかし、この模型の本当の価値は別の所にありまして… これ、当時のメーカーによる公式献納品なのです。19世紀の艦船模型がこの目で見られるという価値もさることながら、動乱の時代をよく無事に越えられたものだなと思います。模型による献納品ってフネものに限らず昭和時代までもしばしば見られた行為らしいんですけど、終戦直後の混乱でほとんど失われてるそうでして。一体だれが保管していたのでしょうか、この「敷島」は実に素晴らしい保存状態でした。 おなじ戦艦でも太平洋戦争当時の戦艦「陸奥」 くすんだ金属色の仕上げからは積み重なった年期のようなものを感じます。 同じく戦艦「霧島」 こちらは光沢仕上げで対照的。どちらの方にもそれぞれなりの良さがあり、やはり艦船模型は奥が深いですね。普段戦艦よりも巡洋艦派な自分ですが、大型模型にすると戦艦は栄えるなー(巡洋艦や駆逐艦の展示もあったんですが、力の入れ方に格段の差が出ました…) そしてもちろん言わずと知れた戦艦「大和」もありまして、この一角では最も巨大で最も細かい作り込み、最も秀でた完成度を誇るものでした。が、四面ガラスケースと照明でちーとも綺麗に撮影出来やしない(´・ω・`)ションボリズム みんな大好き航空母艦「瑞鶴」があったんでカメラ傾けて「瑞鶴沈みます!」ごっことかしてみる。バチあたりなことやってんなーとか、自覚はあります(汗) …しかし日本国中の河川や沼沢地にはどれだけの瑞鶴や大和や霧島やらがゴマンと沈んでいるのだろうかは。 海上自衛隊の展示品は少なめで、模型ではイージス艦の「こんごう」とDDH「しらね」の二つがあるぐらいでした。しかし何故だか「潜水艦コーナー」なる一角がありまして、 赤色灯に照らし出された発令所が再現されているのでした。潜望鏡をのぞき込んだり操舵手の席についたりいろいろ楽しめます、でも自分としては「閉所恐怖症の発作でヒステリー起こす係」や「破孔に木栓突っ込んでガンガンぶったたく修繕マン」がやりたい。現代の潜水艦にそんなヤツぁいねえ。いや、たぶん… もうちょっと開放的なところへ移動すると大型旅客船を模した「船の科学館」ブリッジなんてのもあります。船長席の快適さや水先案内人席の視界の広さよりなにより「神棚」が鎮座するあたりがヒノマル・シップと言うべきでしょう。 和船の歴史とかペリー来航のパノラマとか他にも展示物は多くあるのですが、この辺りで自分のCPUが過負荷になりそう。久しぶりに来た場所での新しい発見が多くて、いささか脳味噌がはしゃぎ過ぎたようです… 地上70メートルの展望台まで登ってみれば、かつては「13号埋立地」だったお台場地域の全景のみならず、東京湾アクアラインの「風の塔」や先ごろ連結したばかりの東京ゲートブリッジまでも視界に捉えることが出来ます。この時ばかりは快晴の空に深く深く感謝。そしてこの光景も見納めか。 ちと今回時間が無くて南極観測船「宗谷」と青函連絡船「羊蹄丸」は見てまわれませんでした、残念。以前見学した折の記憶を頼りにすれば、宗谷の方は観測隊員の居住区などがそのまま再現されて余りの狭さに驚かされた一方、羊蹄丸の方は運行当時の時代を再現した、いまでいうところの「三丁目の夕日」みたいな街並みが作られてマネキンとか並んでたな。 宗谷はこの後も公開を続けるそうですが、羊蹄丸は休館と同時に終了だそうで見ておけるならば今のうちです。夏のイベントの折にふれ、訊ねてみるのも良い場所かも知れません。7/20以降はおとな入場料200円まで下がってって な ん だ と !? 失礼、財布が急に悲鳴を上げました(汗 本館脇には「マリンショップ」なるお土産コーナーが併設されていまして海ものグッズが一杯です。ボトルシップとかあります。プラモデルコーナーも勿論あるのですが、勿論のこと艦船模型しか並んでません。ステキだ… ――しかし、ヘリである。 なんでやねん。 …というのも本館裏口を出てマリンショップへ向かう横の ちょっと、薄暗い所に、 ノスタルジーが爆発するような自動販売機があって、 あまつさえ、 F-19「ステルス」がちょこなんと置かれてた日にゃ300円ぶっ込んでグルグルまわさない訳にはイカんでしょ!イカんでしょ!! 結論: 船の科学館は  テ  ラ  昭  和  館  だった。