Month: February 2011

バンダイ「LBX アキレス」

任天堂・レベルファイブ・テレビ東京・コロコロコミックなど多方面でのメディアミックス企画が予定されている新規コンテンツ「ダンボール戦機」シリーズより、バンダイ製プラモデル「アキレス」を紹介してみます。主人公機組んでみるのって我ながら珍しいなあ。 「ダンボール戦機」について詳しくは公式サイト参照、なのですけれどプラモのインストにもだいたいの世界観が記してありますので引用してみましょー。 2050年「強化段ボール」の発明によって、世界の物流は革新的な進歩を遂げた。 内側と外側からの衝撃を80%吸収する革命的な「未来の箱」が、輸送手段の常識を覆したのだ。 しかし… その箱はやがて全く別の目的で使われることになる。 ストリートで行われる少年たちの戦い。 ホビー用小型ロボット「LBX」を操る彼らの戦場はしだいにダンボールの中へと移っていった。 その四角い戦場で戦う小さな戦士たち。 ひとは彼らを「ダンボール戦機」と呼んだ。 なんですかその模型通販業にとっての福音みたいな世の中は。 その「強化ダンボール」なるシロモノの単価は面積当たりどのぐらい?シングルとダブルではどんだけ違うの??版下はこれまでのが使えるんですかい――とかすぐに益体もつかないこと考える大人はイヤだなぁ(笑 なんにせよまったく新しいフォーマットのプラモデルシリーズが立ち上がる時ってそれなりにワクワクするもんですよ、ええまぁ。 キットはメーカー希望小売価格1000円のランナー3枚+PCその他といった構成で、現行のバンダイプラモではSDガンダムやケロロ軍曹よりもちょっと上を狙った構成でしょうか。画像はいつもの多色成型Aランナーですけど、各パーツのゲートは手もぎで切り離せるよう処理されてます。その辺は最近のSDガンダムと同様…なのだけれど最近のSDガンダムは全然組んでなかったんで正直ビックリしました(^^; 各パーツには個別のNo.に加えて枠内での配置とアイコンによる表示でそれぞれのグループ化が成されてます。この辺は脚の部品でこっちは腕だとか、そういうことがひと目でわかる実にバリアフリーなプラモですね。いや組み立てるってバリアな行為なのかw ポリキャップは新規のDJ-01ランナー。「ダンボール戦機」のLBX頭身・体形に合わせた関節構造なのでこれがこのまま他キットに使用されることも無さそうですけど、PCランナーでのスライド金型使用は初見のような気がします。既出ならスマヌス。 シールが華やかなのとインストにマンガが載ってるのはこの手のプラモデルではお約束。「ガンダム00」で唯一ファーストグレード(FG)が立ち行かなかった理由が今更見えてきたような…? 組み立ての手順もちょっと変わってまして、まずランナーをアイコンで表示されたグループごとに切り離し、 例えば頭部のパーツ群を集めて組んで行くように指示されています(上の画像はひとつ切り離し忘れてボディパーツが紛れ込んでます。何分初めてなもんで…)メリットとしてはパーツが見つけやすいってことなのかな?正直この辺りの感覚は、これまでひとつもプラモデル作った経験が無い人に組ませてみるとわかるんじゃなかろうかと…自分は手垢に塗れ過ぎですな。 そんで指示通りに手でもいでみた。 いや、最後に手もぎでプラモ作った記憶なんて四半世紀以上前のことなんで流石にビビりましたよ。なんだか禁忌に触れるような、本当にそんな作業で大丈夫なのかよみたいな。 結果こうなる。 う~~~~~~~ん、子どもの頃ならこれで満足してたでしょうけど、流石に爪切り使うほどの知恵を身に付けた後ではなかなか楽園には戻れませんね。リンゴ食わなきゃよかったですねと思いつつ、あとはフツーにニッパーとかアートナイフとか使いましたよええ、大人ですから。 頭部ヘッド完成の図で実はシール貼る方が大変だったり。指太いですねええ、大人ですから… そいえば男塾にこんな髪方のひといましたよね、卍丸でしたっけ…とか、どうでもいいことが気になるのも大人の業ってヤツだ。 なおランナーに刻印されたアイコンのなかでもこのように板状になってる部分は、パーツNo.こそありませんが後々使うものなので、捨てちゃダメです。 バリアフリー・ストレスフリーで即完成。 ギリシア・ローマスタイルのロボットというのも「鉄腕アトム」に登場したヘラクレス以来様々にありますけれど、主人公機に据えられるのは珍しいような気がします。ふつーはジャパニーズ侍かヨーロッパ騎士かって様相で、三国伝の劉備ガンダムでさえよくよく見ればチョンマゲ結って日本刀もってるデザインだったりしたと言うのに、今回メカデザイナーだれなんでしょう? サイズ比較でG30ガンダムさんと並べてみます。肩高でやや低く、頭部のボリュームでほぼ1/144ガンプラの大きさです。 組み立ての過程で「コアボックス」なる部品を封入しています。おそらくゲーム/番組的な意味に於いては何か重要なカギを握るナントカなんでしょうけど、現時点では単にクリアパーツにシール貼っただけで、特に意味の無い部分ですww 本来ですとインストからマントを切り離して本体背面にまとわせるのですが、可動範囲見せたいこともあって今回は割愛。パッケージの完成見本もこの部分は何らかの加工を施してたなびく姿を見せてるみたいです。雑誌作例参照するべきかな。 肘関節は単軸ですが引き出し式で90度の可動範囲を確保。 股関節はボールジョイント、大腿部との差し込みその他はPC-001関節の延長線上にあるような構造です。 肩は前後にスイング、画像にはありませんけど胴体は360度回転が可能。総じてデザインに合わせた立体構成で、可動範囲に破綻が無いのも昨今それほど珍しいことでもないですね。 「アキレスランス」と「アキレスシールド」二種類の武装が付属。 盾のグリップは重心を外した位置に来てるんで、アキレス本体に持たせる際には縦横の方向やバランスに注意してください。 装備させてみるとランスもシールドも結構なボリュームで迫力ですわー。コロコロコミックのキャンペーンでプレゼントされるスペシャルアイテムよりよっぽど強そうなのはいいんでしょかね。機体解説みてるといかにもチートな主人公マシンぽいのはむしろ良し、その方向で行くべし。 地中海世界で重装歩兵の槍は投げるものと相場が決まっているので投擲姿勢をとってみる。アキレスランスのデザインそのものは西欧世界の馬上槍風(あくまで風)なんで、どうせ投げやしないんだろうなーとなげやりな気分になりながらも、やっぱり気分はテルモピレーですよ!スパルタ人が300人ですよ!! 盾をちゃんと構えることが出来るのはグッドデザイン。円形盾も本来は自分の左側にいる仲間を守るための形ですからまあなんだその、いろいろな妄想をだな ダンボール戦機シリーズのDキューブベースには専用スタンドが付属しますが、軸受は既存のアクションベースにも対応しています。どこまで飛んだり跳ねたりするモノなのか、まだよくワカランのですけれど。 そして先ほど捨てずにとっといたアイコンプレートは合計6枚にシール貼ってサイコロ様の物になり、 ボックス内面を使ってスゴロク風味なボードゲームを楽しむことが出来るのです。シリーズの別アイテムと手足などのパーツを組み替えた際にはこちらのダイスも組み替えて数値を変更し、ゲーム上で機体性能の違いを表現することが出来る、と。なかなか凝ったギミックですな。 いちおう2体あればソロプレイで模擬対戦も可能なんですけど、 よい子のみんなはプラモばっかり作ってないで、友だちも作ろう。 きっとそういうメッセージがこめられているのですよ。 え、大人はどうなんだって?なに言ってんですかアナタ、大人のまわりには敵ばっかりなんで、対戦する相手にはまったく不自由しないんですよ! そんな訳で「ダンボール戦機」とアキレスにはいろいろ期待しています。 考えてみるとギリシア神話のアキレスはトロイア戦争の英雄として名高いですが、正確を期するならばトロイア戦争で死んだ英雄として名高いのです… むは。 で、なんだ「イノベーター」とか出てくるのかダンボール戦機は。 ちょww財前総理大臣ってwwww

メディコス「超像可動 バッファローマン 1P」

メディコス超像シリーズのなかでも往年の週刊少年ジャンプキャラクターを多彩なギミックとメリハリの利いたアレンジで立体化する「超像可動」、今回はその中からバッフアローマンファースト版の紹介です。 超像可動キン肉マンのシリーズはカラーリングを変えて2種類リリースされるのが定番となっていて、どれも1P版がアニメーション、2P版が原作コミックをイメージした塗装となっています。バッファローマンも例にもれず、人肌色の2P版に比べて赤みがかったカラーリングでTVアニメのイメージ。同シリーズではロビンマスクの違いが際立っていて、それに比べると微妙な差異なんですけど。 あ、ちなみにアニメもマンガもオリジナルはこんなにカッチョよくはなかったのであくまで「イメージ」の方向性で。クレームは受け付けない!悪魔だからね!! 一寸魂STAGEを思わせるスタンドが付属で有り難いです。そーいやこの人スペイン出身とゆー設定がありましたな。 このスタンド9個接続させるとリングになるそうなんですけど、コーナーポストと三本ロープをどうするかは謎。 アンドレ・ザ・ジャイアントをモチーフにしたと思しき巨漢のパワーファイター・バッファローマンは「七人の悪魔超人編」で悪魔超人のリーダーとして登場しました。最大の敵はまた最大の友であるのはお約束ですがまーこの人和解した後は折れた街灯に刺さって死んだり死後に首をはねられたりテリーマンに両腕が生えたりさらっと悪魔将軍配下で生き返ったりあっさり死んだりいつのまにかモンゴルマンとタッグ組んだり結局死んだりああもう、忙しいな!なんだかんだで「キン肉マンII世」の時代でも全然元気で生きてました。ドラゴンボール並みに人の生命が軽んじられるキン肉マン世界に、しかしドラゴンボールは無いのだった… うすらデカいキャラは大抵うすらバカなそれまでの 車田 ジャンプマンガにあって、冷静で理知的な巨漢という性格付けの人物像は新鮮だったと思います。「北斗の拳」のラオウに随分と先んじてましたな。 そいえばバッファローマンも大元は「キミが考えたカッコイイ超人を送ってくれ!」の読者投稿から生まれたキャラでしたな。生みの親は今頃どうされているのだろうか… 「ウォーズマン理論」(笑)によって現代でも語り継がれる伝説的な「バッファローマンVSウォーズマン戦」に於いて、1200万パワー・スクリュードライバーでツノをへし折られた状態の頭部も付属します。このスタイルを覚えている方も多いことでしょう。「フィニッシュはキン肉バスターだ!!」とか言ってるころがいちばん楽しく原作を読めてた時期だったかも知れない。 メディコスさんは偉いなぁと思ったのがこの「生まれ変わって正義超人になった!」ツルパgもといスキンヘッドがしっかり付属しているところ。この状態で悪魔将軍と戦うんだけど、よっぽど評判悪かったのかアッという間に敗北の上頭がぐにゃぐにゃ潰れて死亡、以後二度とこのスタイルを見ることはなかった… 各部関節の可動範囲は広く、可動部分にも力強い筋肉表現が成されているのでどれだけポーズを変えても実に自然な印象を保ちます。保持力も十分でこの大きさならではの利点と言えるでしょうか。尚手足のサポーター(?)部は軟質素材で可動の妨げにもならず、他のフィギュアと絡ませても邪魔になりません(プロレス技前提のシリーズでは、割と大事なことかと) というわけで、ちょっといろいろ技かけてみるテスト。 ひとりキン肉バスター。 ひとりパロスペシャル。 ひとり吊り天井固めちげーよバカ!ひとりロングホーントレインだよ!! うわー、なんか小学校の休み時間がよみがえってくるようですよ良い意味でも悪い意味でも… 今になって思うとパロスペシャルってナニがすごい技なんだか全然判らないよね^^ キン肉バスターもね…「6を9に変える」とかね、もうね… ところでバッファローマンと言えば忘れちゃいけないのが最大の必殺技「ハリケーンミキサー」である!あの技ならひとりでもカッコよく再現できる!ハズ!! 「ただ走ってる人」にしかならなかった(´・ω・`) ファミコン版の「キン肉マン超人タッグトーナメント」ではそこそこ強力な飛び道具だったハリケーンミキサーも、再現性に於いては比較的地味である。当時アニメを制作していたスタッフもその辺わかっていたようで、バッファローマン初登場の回は「ハリケーンミサイル」なる、違う技を披露していた。 ぐるぐる回って飛んでいくとゆーのはあまりに評判が悪かったのか、以後二度とこの技を見ることは無かった… ちなみにこの辺の記述は全部自分の記憶頼みで書いてるんで、多分いろいろ間違ってます。忘れてることも多いでしょう。例えば製品パッケージに書いてある「超人十字架落とし」なんて必殺技は全然記憶にございません。でもね、こーゆーことは調べない方が却って楽しいの!ゆでたまご先生もきっとそうだったと思うの!!じゃなきゃあんなに(規制) 繰り返しになりますけれど本製品は非常にアレンジの効いたマッシブな造型となっています。原作マンガもアニメーションも、ここまで格好良くはなかった。どっちかと言うと「北斗の拳」みたいなビルダー体形を、ここは活かしてポージングしてみると妙に似合う。 変なスイッチが入る。 スキンヘッドでガチムチでハードでマチズモな BGMには「ムキムキマン体操」とか「ヤングマン」が似合いそうな アッーでやらないか。なガンプラではない方のHGなひと向けアイテムとして スモササイズ的にハッテンする方向って… そんなバッファローマンはイヤです(;´Д`)

海洋堂「特撮リボルテック:プレデター」

特撮リボルテックシリーズより1987年公開映画「プレデター」に登場する通りすがりの名無し宇宙人のレビューです。 いやぁ、「プレデター」はいい映画ですよぅ。シュワルツェネッガー主演作品じゃ一番好きかな。冒頭いかにも一騎当千なツワモノたちが集まる特殊部隊を描いて「コマンドー」や「ランボー2」路線の映画かと思いきや、中盤から突然「目に見えない何者か」によって次々にメンバーが倒されていくサスペンスフルな展開を経て、最後は「エイリアン」調のモンスターSF映画が更にひと回りしてシュルワルツェネッガーすげー!バケモノ!!で終わる。 謎のエイリアンが生物的な特殊能力ではなく彼らなりの科学技術で武装していたのが新鮮でした。「光学迷彩」や「手持ちのガトリング砲」など日本のマンガ・アニメ業界に影響を与えた点も少なからずで、一時期の士朗正宗作品に顕著でしたか。当時は「無痛ガン」とか言ってたよな。 バタバタ死んでく特殊部隊の隊員たちが、少ないシーンで実にキャラ立ち良く描かれているのも好洪印象です。それぞれ持ってる銃器も個性的で、そうだよ俺TVの洋画劇場で「プレデター」視てMP5のエアガン買っちゃったんだよ!! 「ロッキー」シリーズではアポロを演じてたカール・ウェザースがいいヤツのようで実は悪いヤツで、でもやっぱりいいヤツでした。さすがは「ダイ・ハード」のジョン・マクティアナン監督作品で、シュワルツェネッガーが知事を退いても、もうこんな作品は出来ないんだろうなあ… ふとウィキペディアで項目参照してみたら共演者の中で他にもミネソタ州知事になってた人がいると知ってビックリ。アメリカすげー。 などとのっけから映画作品についてつらつら書いちゃいました。やー、好きでね。 ここからはいつも通りの製品紹介です。ブリスターいっぱいの高身長で、特リボの中でも一、二を争う背丈かな?続編の「プレデター2」作った時にキャストは一新されたけど、プレデターのなかのひとだけ変わらなかったんだよなー、たしか。 で、ぶっちゃけ書いちゃいますと世の中的にはあんまり評判芳しくありません。大抵の場合「顔デカ過ぎ」とか言われてますね。 だが、ちょっと待ってほしい。 体が小さいだけでは無いだろうか? …うん、さすがに顔デカ過ぎだと思うんだ(´・ω・`) マスク被るとなんだかギャグマンガのキャラクターみたいな頭身になっちまうぞ。 本編で素顔を晒すのは最後のクライマックスになってからで、ほぼ全編マスク被って熱源探知してるイメージのほうが強いんで、どうにもぐぬぬぬぬ。 このマスクただ被せるだけで固定されてないんで、全然アクション出来ないんですよねー、むう。 特徴的な大アゴが開口しないことを除けば顔自体の出来は大変良いです。視線誘導ポイントとなる様々な造作が集まっている個所でもあり、実際に用いられたスーツでも確かにこの部分大きめなプロポーションではあるので、あながちマチガイって訳でもないのでしょうが。 肩部のプラズマキャノンは小径ジョイント用いて可動します。劇中、プレデターの視線に追随して動くのが印象的でしたので、作動状態をポージングするならその辺がキモ…と言いたいところだがあれはマスクのレーザー測距儀と連動してたのかもだ。 リストブレイドは展開します。この部分結構固めだったんで当初「あんまり伸びねーなー」と中途半端な位置で撮影しちゃったのはヒミツだ。 自爆装置搭載で負けると大爆発するところは実に日本人気質に触れますね。後年どんどんブシドー、サムラーイ、でクールジャポーンなキャラ付けになってったのは斯様に初登場時から宇宙ハラキリ文化をもつため。でもなんでもなく、 元ネタが「電撃戦隊チェンジマン」の敵キャラ、副官ブーバだからです。 メーカーのオフィシャルサイトには「斬新なデザインで宇宙生物イメージを大きく変えたプレデター」って書いてあるけどそれは出渕裕に悪いと思うの。珍しく他人「に」デザイン剽窃されたんだから… ああいかん、すぐ脱線するなあ。表現・演出面では斬新でとってもキャラ立ちしていたプレデターですが、残念ながら製品はちっとも立ってくれません。円形の台座が付属するけど直立以外はちと辛いのよ。よって上掲の諸画像には いささかギニョールじみた方法をとってみた。 関節可動範囲はひろいので膝つきとか正座ぽいとか女の子ぺったん座りとかそーゆーのにはいいかも知れんが、それはやっぱりプレデターぽくはないもので (ボブ・マーリー風レゲエおじさんキャラなら全然問題ないかもだ) 以下ヤマグチ式リボスタンドと軟質プラのランナーでこさえた自作スタンドを使ってポージングしてみます。 やー、せめてどこか見えにくい箇所にリボ軸の受けが開口されてればもっと楽で、もっとプレイバリュー広がるだろうと思うんですけどねー。 つま先立ちのほうが俊敏な印象です。 ハイキックもこなせる。 長身と濃ゆい表情がだんだんとココリコ遠藤のように思えてきたので「飛び出せ!科学くん」的な…だめか… オプション一覧。やっぱマスクと台座はもうちょっとこー、ねぇ… 劇場公開当時のオリジナル予告編を貼っときます。予備知識無しでもう一度見直したい作品だけど、さすがにそれは叶わぬ夢か。

Migプロダクション「錆・煤表現セット」

Migプロダクションピグメントシリーズからウェザリング用の製品を6本組にしたセットの紹介です。 内容はP022アッシュホワイト、P023ブラックスモーク、P024ライトラスト、P025スタンダードラスト、P031ベトナムアース、P039インダストリアルシティダートの6種入り。それぞれ単品でも販売されている物ですが、セットでは若干お買い得になってますね。 色あい的にはこうなります。すごくジミカラーな戦隊ヒーローのようだなw あー地味と言えば今回非常に地味な写真の連続になるので、あしからずご了承くださいm(_ _)m 製品には英語/スペイン語による簡単な使用マニュアルが封入されていますが、ハポンのアミ~ゴゥ(AM調)向けにちゃんと日本語対訳も付属してますのではじめての人でも安心。 そんなわけで長年パステル派だった自分による、はじめてのピグメント使用記はじまりはじまり。題材にはこないだ使ったホビーボスのKV-2とフリウルキャタピラを流用しまして、参考と言うか参照と言うかこんなんできたらいいなあと頭をポワポワさせるためにアーマーモデリング2008年1月号を手元に置いときました。安心するんですよこーゆーのがあれば。 しかしマニュアルにもAM誌にも「定着させるにはエナメル溶剤を使え」と書かれているのをガン無視でアクリル溶剤で溶いて塗りつけてみたんで、なにが参考なんだか最初の一歩から踏み外した気がしなくもないのだ… 且つ何も考えずにP031ベトナムアースをぼってり乗せてみたらオウこれは実に廃車さんの空気。 綿棒使って接地面のピグメントを落としていけばこれこのとーりフリウルモデル特有の金属地肌が見えてくるという次第。 前述のようにアクリルシンナーで溶いてみた限りにおいてなのですが、やはり粒子の細かさが際立ちますね。マスクはもちろん必須で部屋の換気も気にした方がいい。コーヒー紅茶の類は絶対に手元に置かないこと。などが注意点か。細かさに比例してか定着力は非常に弱いです。正直作業スペースが恐ろしいことになりますので、なにか大きめの箱を使ってその内側で作業するとよいでしょう。1/35スケールの重戦車プラモなんかぴったりかな? そんなことに気が回った時には、既にして手遅れな状態だったんだけどな… 粒子の細かさを利用すればさらさらに溶いて(印象論すぎる)スミ入れっぽく凹部に流してみるのも可となります。これはパステルの茶漉し削りではなかなかできないワザ(ワザかなー) P039インダストリアルシティダートをやはりさらさら溶いて塗り、それが乾く前に粉末状態のP039を乗せ、センターガイド部分はこすって落とし、なるべくランダムな汚れ具合にして行きたい…行きたいものであります。 しかしあんまりランダム過ぎるのも却って不自然な気がするんだよな。 そう思ったんで接地側はP039を多めに塗り、埃っぽく仕上げて… 当然のようにまるで違った汚れ具合のキャタピラが2本できちゃいました。 え、どうすんのこれ?? そんなん、車体の方も違う汚しかたすりゃエエねん。 とゆーわけで習作と割り切って左右で汚れ具合を変えてみる。たまにはこんなのも悪くないです。ベトナムアース側はべったり、シティダート側はさらさらで調子を変えて、塗っては落とし塗っては落とし、筆と綿棒爪楊枝にマイクロブラシがかなーり有効なアイテムでした。いや楽しい。終わらない。落とし所が見つからない… 問題はいたずらに時間を掛けてもそれに応じた仕上がりを求めることが出来るかってことです。意味合いと方向性を確立できてないと、あまり印象が変わらないような… 隅にたまった埃汚れが気にいってます。とはいえ完成しても全然見えないし接写すると筆目が見えるしでなにか自虐的な気分にならざるを得ない! 敢えて筆目を残すことで雨だれ風にはなるのかな? 砲塔部分(さすがに左右非対称はやめた)はそんなことを考えながら汚してみました。ウエットな状態では「おー完璧じゃあ」とか思いつつ乾燥してみると「なんじゃこりゃあ」なのはピグメントもパステルもおんなじで、その辺の葛藤とか「あまり落とし過ぎるとそもそも塗ったことがわからなくなる」ジレンマとかああ、戦車モデラーの心は汚れているなあ。 排気管は錆と煤汚れの独壇場で、どれを使ったんだかよく覚えてない程度にはいろいろ試してます(なんて再現性の低いレポート)KVの排気管は小さめで、本当はもーちょっと大きい方が楽しめるんだけどな。 一応の完成。やっぱり汚したところはよく見えない(苦笑) 角度を限定させればそんなに変でもないですかね。むかしAMの四号戦車コンテストだったか、春夏秋冬を一台の戦車で塗り分けてた作品は面白かったなー。 正面からみると容赦なく変です(w; 幸いにして各色ともかなりの分量があり、しばらくウェザリングでは重宝しそう。もちろんパステルやタミヤの 基礎化粧品 ウェザリングマスターなどさまざまなマテリアルと絡めて使っていくのが正しいありかたか。 仮にどれかが切れても単色で買い直せるのは有り難いですね。某マーカーセットは一本だけ無くなるのが早くて困ったなんて話も、あるのですから。

大日本絵画「日本海軍空母VS米海軍空母 太平洋 1942」

オスプレイ“対決”シリーズから海ものの一冊です。世界最先端のレベルで質的・量的に拮抗した同レベルの海軍がお互いの戦略ドクトリンに沿った形で真っ向から激突した事例というのは近代以降それほどあるものではなく、現代に至っては全く想起出来ない事例となっています。1942年の太平洋はそんな戦争が実際に行われていた稀有な例で、日米のパワー・バランスが大きく傾いた1943年以降は二度とこのような関係にはなりませんでした。 その中核となっていた「空母機動部隊」にスポットをあて、珊瑚海海戦・ミッドウェー海戦・第二次ソロモン海戦と南太平洋海戦の四つの海戦を題材に日米両国の艦艇と搭載機、戦略と人物、戦闘の推移などが平易に解説されています。 航空母艦瑞鶴とエンタープライズ。この時期は日米両国ともに本来望むべき姿であった艦隊型空母が編制に組み込まれ、お互い存分に威力を奮った時期でした。スペックを比べれば同じような数値になりながら、しかし細部をクローズアップしていけば随分と異なる性格が浮かんでくるもの。ダメージコントロールに差異があったことはこの本でも記されていますが、意外なことに日本側の視点では常に取り上げられる飛行甲板エレベーターの配置についてはまったく触れられていません。アメリカ視点で見れば常識の範疇なのか?その一方でワシントン条約の割り当て残量に合致するよう無理に建造された「ワスプ」が脆弱な空母であったことなど、アメリカ側の問題点もはっきり記述されている。日本人なら日本海軍の問題点を注視するように、アメリカ人ならばアメリカ海軍の問題点に詳しいのだと、そういう著述でもあるか。日本海軍とかミッドウェー海戦ってしばしばビジネス書などでも取り上げられるテーマですが、相手側の立場になって考えるのもまた面白いことではあります。「ニミッツの太平洋海戦史」なんて名著もありましたけれど、流石にアメリカのビジネス書(あるのか?あるんだろうなー)でアメリカ海軍を取り上げたものが実在するのかどうかは地平線の彼方でなにもわからない(苦笑) 個人的に最も面白かったのがこのコラム。「ボフォース40ミリ砲にあたる中高度での対空火器が日本海軍には無かった」とよく言われます。しかし装備の違いは単にハードウェアのだけの問題ではなく、それを運用するためのソフトウェア・人員教育にも当然及ぶこととなって、その上で「対空砲火の濃密な弾幕」が形作られる…わけではなくてそもそも単純な弾幕射撃じゃないんだ!ということですいや不勉強なもので本当にためになります(苦笑)本書の内容が1942年に限定されていてよかった。大戦末期に日本艦艇が装備していた「噴進砲」ってアメリカ軍からみたら噴飯いや噴笑ものの兵器なのかも知れないなァとかなんとか。 艦艇の構造、航空機の設計、人員教育に於いても、日米を比較すれば常にアメリカ側はより多くの損耗に耐えうるシステムを構築していることがよくわかります。そして損耗に耐えうる空母機動部隊を構築するためには随伴艦艇による強固な護衛が不可欠で、濃密且つ正確に管制される対空砲火コンプレックスとしての戦艦の役割は非常に高いものである。 読んでいてだんだんそんな気分になってきました。日本海軍は時代遅れで大艦巨砲主義にしがみついたんじゃなくて、むしろ戦艦に見切りつけるのが早すぎたんじゃないかと、そんなの出来やしないんだけどな… 直接模型作りに役立つわけじゃないんですけど、運用面からの知識も模型作りを楽しむ要素のひとつだとは思います。 あと「ぼくが考えた超かっこいい無敵連合艦隊」なんかを考察するには有用かと(w;

童友社「1/100 零戦22型 指揮官たちの戦い」

塗装済みパーツでだれにでも簡単に美しい飛行機モデルが組み立てられる「翼コレクション」シリーズから著名な機体をセレクトしてマイクロモーターをセット、プロペラ駆動を再現した「翼コレクションEX」シリーズ。今回はその中からNo.5「零戦22型 進藤三郎登場機」を組んでみました。 恥ずかしながら進藤三郎少佐という人物をまったく存じ上げなかったのですが、サイドボックスに経歴が記されていてありがたい限り。重慶上空で零戦初の実戦を経験された方が戦後まで存命されていたのですか。うむうむ勉強になります。こと飛行機模型って個体識別が進んでるジャンルですから、このように背景がしっかり説明されていると意欲も湧こうというものです。ただマーキング図と日付だけ記したスタンダードでは、燃えるものも燃えない。 前述のようにパーツは完全塗装済みです。ほとんどの箇所がアンダーゲート処理されていて切断面のリタッチが必要無いのはうれしいもんで、当初から塗装処置することを前提としたパーツ設計ならではですな。後付けでメッキ仕様とかしちゃうと、いろいろタイヘンなんですよ… 製造銘板まで塗装(タンポ印刷か)されてるとは思わなかった。いや恥ずかしい話自分が塗ったって絶っっっっっ対に!ここまで綺麗になりませんからっ!! 地上整備員他のアクセサリー。「帽振れ」はもうお約束のフロクですかね?古いのタミヤの48零戦に入ってたよな…と遠い目どころか現行商品ですから! その他一式。ベースプレートにはタイトル印字済みで、グランドワークはシールになってます。キャノピー枠も問題なく塗り分けられてそして心臓部分のマイクロモーター。 製作はまったくもってノ―ストレス。どなたでも簡単に仕上がること請け合いです。モーターコードを機外に逃す為に開口作業は必要ですけど、ヤスリ一本で十分イケます。 配線部分もよじるだけで超楽勝。困るのはカンタン過ぎて記事に書くことが無いぐらいだな(笑) あーふと思ったんですけがこのマイクロモーター、上手く使えば大型機・ラージスケール機でもプロペラ回せそうですけど、 これ回すのは流石にムリか、やっぱり… とかくイメージで語られることの多い零式艦上戦闘機にあって22型はいささかマイナーな存在かも知れません。こと「失敗作」のイメージが強い32型と末期の悲壮感と達成点に彩られた52型との狭間では没個性的な「イメージ」が蔓延するのも仕方が無いか。しかし強化された栄二一型エンジンを備え零戦本来の長大な航続力を復活させた22型は太平洋戦争の転換点、ソロモン諸島の戦いを皮切りに実戦投入され、ラバウル航空隊の一翼となってガダルカナル島を始め最前線で戦い続けました。 スイッチオンでプロペラ回転うおおおかっこええわい!!何というかレシプロ飛行機モデルの楽しさを凝縮したようなアイテムですなうんうん。 単機のみならず飛行甲板や駐機場を作って一度に多数の状景なんか実にイカす。コンペ向きなヨカン。でもその為には個別に再塗装しないといけませんが(w; ちょっと動画をアップロードしてみました。途中でデケーテが出てきても気にするな(汗) 電気回路とかいじれる人だと回転速度を変えて加速していく様子とか再現できるのかな?さすがにオン/オフの切り替えが単調ですけど、これで十分楽しめますとも。 オマケのひとたち。ドラム缶はこのサイズだったら仕方ないかなーといった内容ですかね。むしろ問題は、 こんなところで「帽振れ」してたらみんな死にますから!なベースサイズであらうか。いや仕方ないよなーと、思いますけどね… うまく高さを合わせて(文庫本でいろいろ試した)ピントを変えて遠近感を強調すればこんな使い方も。 「幕末古写真ジェネレーター」を利用させて戴いて、インスタントに零戦萌ゆ画像です。お、なんかいいなー、これは。 でもね、どうにも何かが足りない気がするんだよね。ゼロ戦・南方・整備員・帽振れ・ヤクザそうだヤクザだ! 整備員はみんなヤクザで酒飲んでバクチして殴り合いのケンカで友情する恥ずかしい奴らだ!! とゆーわけでラバウルと言えば「零戦黒雲一家」なのです。最近テレビじゃやんないですねぃ(´・ω・`)

海洋堂「特撮リボルテック:ガイガン」

バンダイゴジラアクトの発表で平成ゴジラシリーズに再びスポットがあたるなか本日は1972年製作東宝映画「地球攻撃命令 ゴジラ対ガイガン」よりサイボーグ怪獣ガイガンのレビューであります。まだルパン三世の服が青かった頃の時代で、テラ昭和な怪獣。 通り名はいろいろ変遷してるそうなんですが、「サイボーグ怪獣」がいちばんしっくり来る気がします。たぶん、はじめて目にした怪獣図鑑で既にそのフォーマットが出来あがっていたんじゃないかな。 プロポーションはスマートに造型されています。ゴジラ怪獣でデザインに具体的なモチーフが存在しないというのはかなり珍しい存在で、この時代は東宝の怪獣って生物無生物を問わず大抵なんらかのモノがデザインの規範になってたものです。例えばヘドロがモチーフとかですね。(ガバラはカエルだと聞いた覚えがある) なにしろ第二次怪獣ブーム真っ只中の時期でしたから「トゲトゲでヒレヒレなら全部怪獣」という意識が、本当に頭のてっぺんからつま先までビシビシ溢れだしてます。テレビも含めてこの時代の怪獣って稀に下品な色合いに堕した物がある中で、メタリックグリーンで仕上げてるのは流石だなと思う。ファナルウォーズ版のガイガンがちとアレだったのは主にカラーリングの問題なんだろうなー 口は大きく開閉、左右の牙(クワガタムシの大アゴ風?)もリボジョイントで展開。 赤い単眼部分も非常に美しい仕上がりで「サイボーグ怪獣」に相応しい面構えです。ふと映画「ターミネーター」でシュワルツェネッガーが掛けてたガーゴイル(だっけ?)のグラサンを思い出す凶悪さで「サングラスを掛けてるヤツは全員不良」って時代の産物なんだと思う三丁目の夕日。 主力武器の回転ジェットカッターは回転しません。そうだよな、製品解説には書いてないけど「回転ジェットカッター」って呼んでたよな。ここんところが可動するガイガンのトイって見たこと無いです。大体映画本編で動いてたかしら。そもそも何が「ジェット」だったのかしら。嗚呼、忘却とは忘れ去ること也。 三枚の羽は尻尾とともに軟質樹脂で成型されてます。「羽が三枚」というのも非生物的な記号で、「一つ目」「カギ爪」とともにガイガンを通常の生物らしからぬ「宇宙怪獣」にしている重要な要素。メシを食って排泄するというような、生物としてのライフサイクルを感じない無機質さ、ですかね。 飛行姿勢を取ることも可能。実際劇中で飛行する際には羽を後方にたたんで高速で疾駆するようなスタイルだったらしいのですけど。 「ゴジラ対ガイガン」、そのむかしテレビで放映されたのを確かに見た記憶はあるんですけど「宇宙空間をマッハ400で飛行しています!」って防衛軍の台詞があって子供心に「真空中でマッハはねーよ」と嫌なツッコミした印象しか残って無い。俺の昭和はやさぐれていますw 付属品は工業地帯のストラクチャーで一部を破壊された状態にも出来ます。映画本編ではハンター星雲M星人が作った「ゴジラタワー」という装置が登場してましたけど、アレ付けられるより汎用性の高いオマケで、なにかと遊べるんじゃないかな。 銀一色の塗装が如何にも高度経済成長期の臨海工業地帯のようで、70年代はウルトラシリーズでもこういうのをボッコンボッコン破壊してたもんです…。 やがて80年代を経て平成にいたるとゴジラ映画ではバブル建築をドカスカぶっ壊していったけれども、さて東京スカイツリーはだれが最初にへし折るんでショ? それが「怪獣」である必然も今は無いと思いますけど。 ひと通り全部並べてみますといささか物足りなさも無くは無いんですけど、その荒涼さも含めていまひとつ貧乏臭いのが第二次怪獣ブームと言ったところか。 如何に強力なライバル怪獣とはいえ所詮はゴキブリの手下なのさ… でも海洋堂特撮リボルテック、東宝特撮シリーズアイテムで初めて同一作品に登場した怪獣を並べられます。 それは紹介の機会を逸してしたアンギラスさんです!わーぱちぱち。「怪獣総進撃」に登場した二代目アンギラスはその後ゴジラのよき相棒としてスクリーンに登場しました。 地味だけどな。 光線技も無ければ空も飛ばないアンギラスが、さてどういう活躍をしていたのかまったく思い出せない!「VSガイガン」にはメーサー車も登場している(特リボではイベント限定品で発売)けど、そっちもまったく記憶に無い!! まーこの時代のゴジラ映画というのは要するにプロレス、しかも怪獣同士がどつき合うだけじゃなくて、ブックが出来てて誰が勝つか最初から決まってるという意味でのプロレスつまりヤオみてーなもんなので、アンギラスさんの役どころは新外人にボコられるベテラン咬ませイヌのポジションで間違いないハズである。怪獣ランドで飼育されてるヤツはダメだな! 考えてみるとガイガンさんはタッグパートナーに恵まれませんでしたな。初来日の折は全盛期を過ぎたキングギドラさんで周囲の扱いが微妙に落ち着かない。さりとて二度目のときには「深海から来たカブトムシ」という胡散臭いにも程があるメガロくんと組んでてこれもねー。 一度でいいからニューフェイスのメカゴジラと組んで存分に暴れまわるガイガンさんを見たかったものですハイ。 そうそう、この映画ゴジラがしゃべるんだよな。ここだけ見ると唐突だけれど、人間の主人公が「売れないマンガ家」だからこその演出…だったよーな。 そしてカッター動いてますよ!動いてますよカッター!なんつー地味なワザだよ!! 年寄りはよく「昔は良かった」なんて言いますけれど、大抵の場合それは単なる美化作用だと思われます。昭和万歳。 …ところでハイレグカットは昭和のレースクイーンみたいで怪獣相手にハァハァ

「魂フィーチャーズVol.2」

2月11・12日に秋葉原で行われたバンダイコレクターズ事業部主催の新製品発表イベントです。既にニュースサイトなどで画像も出回っていますし、参考出品のうちどれが一般流通でなにがWeb限定なのかまだ未定だしなので、基本コメント無しの方向で、例によって私的観点で。 そんなレポートで大丈夫か。 バニー素体はどこまで共用なんだろうったら 昔の明貴フィギュアとは随分違う印象だなーと思ったが冷静に考えてみると昔の明貴フィギュアは全部「寺岡顔」だったかも知れぬ 「A.O.Z」のガンダムヘイズル系列機が実はメダロットだったって設定は公式? 素のゴジラだけネームプレートが特定の映画作品じゃありませんでした 巫女ひとりにつき綺羅星十字団ふたりのラインナップ(素顔はシークレットアイテム)なんだけど、 ニチ・ケイトは「ひが日死の巫女」でもあるんでこの先どうなるんだろう?実にフシギ。 ハトプリ勢は必殺技エフェクト付属 しんきくさいさんとバーローさんにもなにか付くとは思うんですけど。 ブラックライトを利用したディスプレイの提案。蛍光塗料/素材の使用が前提となるので既存のアイテムをそのまま飾れる訳じゃないのですけど、これは面白そうですね。 「パーマン」のOPってなぜか泣きツボにはまるんだよね。なぜだろうねえ。特に新作アニメーションとか、そういうつながりでは無いんだそうで。 そんで今回会場の他にもソフマップ本店やヨドバシカメラで展示がありまして。 新作・従来品いろいろあるなかヨドバシカメラ秋葉原店エントランス、仮面ライダー従来品がラインナップされてるガラスケース内に 何故にイースが!?再販アナウンスのプレートも特に無かったのにどうしてイースが!? そうだ、木野さんなら知ってる!木野さんに聞こう!(死亡フラグ) …いささかイージー過ぎですが、まーこんなところで。販売形態含めてこの先いろいろ情報出てくるでしょうから、皆様アンテナは高めに張っておきましょう。

大日本絵画「北アフリカと地中海戦線のJu87シュトゥーカ 部隊と戦歴」

雪が降ってあんまり寒いんで脳内だけでもサハラ砂漠と地中海気候に行きたくなる今日このごろですが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。 オスプレイ軍用機シリーズNo.31北アフリカのシュトゥーカとしてはあまりにも有名なガラガラヘビのマーキングを施したフーベルト・ペルツ少尉機を表紙に据えてメジャー路線に急降下… と思いきや、やっぱりそんなことはなくマイナーな話がいっぱい載っててマイナー嗜好の自分には嬉しい限りです。イギリス地中海艦隊所属の航空母艦イラストリアスとの対決に始まる当該地域でのJu87の活躍を、副題にもあるようにエースパイロットではなく部隊に焦点を当てた内容で個人技よりも共同作業を好む向きにピッタリ。スツーカ隊(古い人間なのでどうしてもこう呼んでしまう)と言えば超個人プレーなあの人がすぐにも思いだされましょうが、幸か不幸かこの戦域では飛んでないんで後部銃手が過労死しかけることもない(笑) もともとこの地域はドイツ軍の戦略上では二義的な地位を占めていて、バルカン半島も北アフリカも、本来ならばイタリア軍が担当する筈の場所でした。いわば尻拭いで出撃していったギリシア、特にユーゴスラビアでの戦歴はいろいろと興味深くて――中立宣言も無防備宣言も、機能するかどうかは攻撃してくる側の胸先ひとつですね――以前取り上げたクロアチア空軍本を参照しても面白いかも知れません。 イタリア空軍の使用したJu87についてかなりのページ数を割いて記述されているのは個人的に嬉しいところで、太平洋戦争の日米航空機に先んじて艦船に対する反跳爆撃を実行していたと知って驚くことこの上なし。発案者の名を取って「チェンニ戦術」と呼ばれてるそうでイタリア人すげぇ。呼ばれているといえばイタリア軍ではJu87のことを「頭が少し変な人」の意味で「ピッキアテリ」と呼ぶそうです。スツーカはドイツ軍、ピッキアテリはイタリア軍。ちゃんと区別して呼びましょう。イタリア人以外は誰も区別しなかったそうですが。あと、無様な失敗作に終わった純イタリア製急降下爆撃機、サボイア・マルケッティSM.85と同86のことが ほ ん の ち ょ っ と だけ書いてあって泣かす。 発案と言えばクレタ島の地勢に合わせてドイツ軍で発案された航空爆弾用の延長信管――先っちょに金属棒を溶接したもの――は、発案者の名を取って「ディノルトのアスパラガス」なんて呼ばれたそうでどんだけアスパラ好きなんだドイツ人はw とはいえやはり本書内容の中核は北アフリカ戦線でのスツーカの活躍で記録写真も多数、アフリカならではのユニークなエピソードも適時交えてDAKを空から支えたスツーカ隊の活躍を記録しています。ドイツ空軍にちゃんとした雷撃機があれば、もちっと海上交通路遮断も上手くいったんじゃないかなーとか思いながら読むことしきり。 ピラストリノ要塞を攻撃するスツーカの記録写真見てたらPS2ゲーム「パンツァーフロントausf.B」をプレイした記憶が呼び覚まされて妙にニヤニヤしちゃう(笑) あのゲームの航空支援は頼もしかった…よな?(記憶は美化されるものです) 燃料切れで不時着したイタリア軍のスツーkあーいや「ピッキアテリ」を、ふたりのイギリス空軍士官が在りもしないブービートラップに怖れ懸架されたままの爆弾の処置に悩みマニュアルも無いままドイツ語の計器を無理やり読んで飛ばしてまた故障して地元の友軍に整備してもらって誤射の恐怖にビクビクしながら自軍の防空陣地を――何故か後席には海軍の駆逐艦艦長が乗り込んでんだぜ?――越えていくエピソードは本書の中でも屈指の笑いどころです。北アフリカ戦にはこういう話が多くていいよな。 初期電撃戦では猛威をふるったスツーカも、アフリカ戦に於いてその戦力的な地位は低下していました。目標部隊が密集していたヨーロッパと違って開けたアフリカの地勢では急降下爆撃の破壊力は減衰し、対空砲火の効果的な運用や連合軍から完全には航空優勢を奪えなかったことなど理由は様々ですが、本質的には開戦初頭に恐怖の悲鳴を上げるサイレンとともにやって来た「スツーカ!」への畏怖や伝説が、既にして虚構の神話であると明らかになっていた為なのです。 ドイツ軍のアフリカ撤退以降のスツーカ部隊の南部ヨーロッパでの活動も、本書には記述されています。鈍足なJu87は東部戦線よりも遥かに連合国空軍機の脅威に晒され、イタリア降伏後の混乱の後も飛び続け、最後には暗緑色の迷彩塗装を施し長い消炎排気管を備え、擾乱爆撃を行う夜間地上飛行隊として戦争末期までスツーカ部隊は飛び続けていました。 まあ、なんだな、ルーデルが出てこなくても面白いスツーカ本もちゃんとありますよってことでひとつ。

モデルファクトリーヒロ「ジョー・ホンダレーシングピクトリアル#02:タイレル P34 1977」

ジョー・ホンダ氏の長年にわたるF1取材によって構築されたアーカイブの中から、選りすぐりの名車の活躍をシーズンで追った写真集。第二弾はF1史にその名を残し、モータースポーツに詳しくない方でも一度ならずその存在には触れたことがあるであろう6輪車、タイレルP34が選ばれました。前回ロータス97Tに比して増ページ、見開きによる大判クローズアップ写真も増えて一層密度の高い内容となっています。 英語発音を日本語文字でどのように表記するかは些細なことなのですけれど、やっぱりこの時代は「ティレル」じゃなくて「タイレル」だよなーと思う訳です。さて前年1976年に颯爽と登場しドライバー・コンストラクターズともにポイント第三位と好成績を占めたタイレルチーム、翌77年には大手スポンサー、ファーストナショナルシティ銀行グループの支援を得、一層の活躍が期待されていました。が、しかし、2年目の成績は振るわずシーズン後にレギュレーション変更が成されたため、以後のF1界には二度とこのようなアバンギャルドなマシンが疾走することは無かったのです。 前年とうって変わったP34低迷の理由は、主にグッドイヤーが小径フロントタイヤの開発を縮小した為とされています。シーズンを通じてバランスが不安定だったことはマシンの外観に如実に表れていて、開幕当初は新型カウリングによるフルカウル仕様。 (ラウンド4 アメリカ西GP) シーズン中程には前年の仕様に戻されたハーフカウル仕様 (ラウンド5 スペインGP) 最終的にはサイドポンツーンと分割され、視界も向上した軽量の新型フルカウル。 (ラウンド17 日本GP) と、大別して3つのバージョンに変化しています。ここまでの変化はタイヤバランスだけではなく、マシン全体の重量やサーキット特性に合わせての仕様変更でもあり、チーム事情は推して知るべしでありますが、一冊の本としてまた一読者の立場としてはバラエティーに富んだ内容で面白いものになっているかと。皮肉な話ではありますが… ところでフロントウィングにオイルクーラーが移設されたのはシリーズ後半になってからなのですが。それでもelfのロゴマークが美しいバランスで配されているところは当時のF1のスタイリッシュさを示してほれぼれしますねぃ。 美しい写真を無造作にトリミングするのはあんまり乱暴だなと自戒しつつ、しかしこの年を象徴するようなシーンを切り抜いてみました。ラウンド09フランスGPから後方の#3ロニー・ピーターソン車と先行する#4パトリック・デバイユ車。#3は前年度のままのフロントトレッドですが#4はサブフレームを介してワイド化を図っています。以後のレースでは両者ともワイドトレッド仕様に一本化され、スポーツカーノーズと小径フロントタイヤの組み合わせで空気抵抗を減じるという、当初の6輪車開発コンセプトは変質しました。いわばその破綻の瞬間を捕えたように思えるその一瞬、この一枚の写真だけでもこの本の価値は相当高いものだと唸った次第。 変更されたフロント周りもしっかり記録されています。これはイギリスGPに於けるモノクロ写真ですが、本書ではもちろんカラー写真も収録されていて、E.JANの日本GPトランスキット製作の際には欠かせないものかと。 しかし製作資料と言えばやはりこっちが外せない。タミヤの「1/20 タイレル P34 1977 モナコGP」併せて紹介してみましょう。新製品ではないですが現在好評セール中を支援支援。 基本的にデカールを変更したマイナーチェンジ製品でありベースになったP34はグランプリコレクションシリーズ第一弾、1977年発売のキットです。1/20スケールのF1プラモデルを打ち立てたのはタイレルP34ということで、今更ながらに6輪車が模型業界に与えたインパクトの大きさに驚かされます。タミヤの本社に実物が鎮座しているのを目にした人も多いでしょう(アニメ業界にも大きなインパクトを与えているのですが、その話は除外除外) こちらは新規パーツとして起こされているHランナー。コックピット周辺やリアウイングなどが主な内容で、シャープなエッジのみならず塗装がしやすいホワイトの成形色で、実に実にありがたい配慮(笑) モナコGPにおけるピーターソン車を再現すべく、切り書き指示が成されています。目立つ所なので丁寧な作業を心がけたいものでして、ジョー・ホンダ写真集にもどればこの箇所もきっちり撮影されている。 予選の途中に切り飛ばしたにしてはリップの処理なんか丁寧ですねえ。ドライビングスタイルが現在とは随分異なるところにも注意。このキットモーターライズ全盛期の名残がいくつかありまして、 最近のF1にはあまり無いドライバーフィギュアが付属しているのです。ちょっとしたディティールアップでスゴク見栄えがすると思います。ピーターソン用ヘルメットの「まびさし」はH枠に有り、まずは透明バイザーの自作から!と、言うだけならただのアジテーターで実に楽だな… 防火マフラー・ブランケットはかなり目立つものですね。本書のモナコGP本選写真では確認できないアイテムなのですけど。 予選は雨が降ったんでレインタイヤを履いてる場面もあります。イカツクてカッチョエエ!んだけどP34用レインタイヤのパーツセットって聞いたことも無い(´・ω・`) 同じくモナコ予選でテストされた新型リアウイング。ナチュラルメタルが栄えますけれど、開発者がドイツ人のカール・ケンプ博士ってなんだか強そうだな(銀英伝脳) ふたたびプラモに戻ってフォードDFVエンジンのAパーツ。DFVは史上最も長く多くのフォーミュラマシンが使用したエンジンで、このAパーツもタミヤのいろんなF1キットで長く使用されていますね。ロータス79でハセガワと競合した際には若干不利な要素と受け取られたりもしましたけれど、30年前の設計なのか30年保つ設計なのか、判断の分かれるところですかねー。 さすがにこれは古めかしいところですけど、外観を損なわない配慮を30年前にやってたことも、確かなのです。 本写真集は製作にあたって実に有り難い恰好の資料となりますが、コックピットに増設された角型タコメーター(目立つ!)とかエグゾースト先端の形状(目立たない!)とかあんまり見過ぎるとうわあな気分で作る気を失くしかねずでこれがいわゆる「資料のえじき」とか(言わない) 個人的な話ですけどタイレルP34といえばやはりこのツートーンカラーだなと思うのですよ。タミヤ本社で実物見た時にどうもいまいちピンとこなかったのはカラーリングが紺一色の76年仕様だったからかな?   (マシン自体は77年の仕様です。未見ですが河口湖自動車博物館に在る実車も同様のカラーで、7台しか作られなかったP34が日本には2台も在ります) その上で外観はハーフカウルでエンジン剥き出しの折衷案的なスタイルはモナコGP含めて3戦しか走って無い、いわばレア物です。タミヤが76年仕様のキットをベースに77年モナコGP仕様を発売したのはよくわかる。でもね、 そんなにF1くわしいわけじゃない自分にとってもこのツートーン・ハーフカウルのP34がいちばんしっくり来るスタイルなのはなんでなんだぜ? …ちょっと調べてすぐにわかった。太古の昔にトミカのミニカーでこの仕様のを持ってたんだ。トミカもやっぱり前年仕様の色変え製品で、1977年のチームタイレルが成績低迷したことは模型・玩具メーカーにとっては好都合な結果だったんだ…