Month: April 2011

ピットロード「1/72 日本陸軍 28cm 榴弾砲」

日露戦争陸戦兵器と言ったらまず真っ先に上がるであろう、旅順要塞攻略戦でおなじみ28cm榴弾砲のプラモデルです。 まだ型式・年式などが制定されていない時代の産物なんで「二十八糎榴弾砲」がそのまま制式名称なんですな。センチの字が違うとか「榴弾」も付けずただ「にじゅうはっせんちほう」とするのが正しいなどと聞いたけれど、送り手と受け手の間で相互理解が構築されていればまあいいじゃないか。 古くはホワイトメタル製だったピットロードの28cm砲、近年1/35スケールでインジェクション化されいくつかバリエーションも在りました。それを今回1/72スケールにダウンサイジングという、言ってみれば流れですかね。 砲兵四体入り。背景用紙の選択を間違えて「保護色」みたいになってしまった… 既存で1/35があると言っても単純にそれを縮小したわけではなく、パーツの一体化も進められて組み立て易い構成になっています。小スケールによる低価格化と併せて、手を出し易いものにはなっているのかな? とはいえやっぱり微小パーツも含まれる訳で、その辺トレードオフの関係ではあるんですけど… 組み立て手順を若干無視して砲身・砲架・架筐を並べてみる。この時代(明治20=西暦1887年)の大砲の模型化って結構珍しいものかと思います。駐退・復座機構などのシステムが理解出来ます。 ひと通り組み上がり。ちょっとロープは長めだったかな…組み立て過程そのものは実にスムーズに進みました。接着ピンのサイズや位置など、ビックリするほどに ま っ た く 簡 単 だ 。いやー、もうちと苦労するんじゃアルマイカと危惧してたんで(^^; 注意すべきは揚弾機のロープ長さ(とはいえ要するにクレーンなので説明書指示の長さが「正解」という訳でも無い)と、A2・A6パーツの角度でしょうか。後者は特に砲床の上を回って全周旋回する為の機構なんで、変な角度だとまあ…変です。 この通り仰角も自在に取れます。砲撃位置にする場合、砲弾は外しておきましょう。それを言うなら給弾時には砲尾が開いてるはずだろって?うん…まあ…そうだね…螺旋式閉鎖機のパーツもちゃんと入ってるんだけど(B22・25)どーゆーふーに開くんだか、よくわかんなかったもんで… 付属品の数々はスライド金型利用の一体成型。歪みない装薬管置き場と歪みない送弾車。 砲兵さん達。こちらも個々の部品に接着ダボが存在してハメ合わせは非常に楽に進みます。全体的にイージーアッセンブルで、例えば「坂の上の雲」でちょっと興味持って…ってな向きに良いのか。 まー四人で撃つような大砲じゃなかろうとは思うんですけど。せっかくの全周旋回もフィギュアを配置するとこの通りです。がーしかし、がーしかし、そんな時には砲床ごとちょいと持ち上げてやればこれすなわち全周旋回であります。 このサイズであれば砲座を作って状景仕立てにしても場所を取りませんね。日露戦争に限らずとも実は太平洋戦争の沖縄戦(!)にまで参加した息の長い兵器なんで、周辺素材にはさほど困らないかもだ。 しかし解説書にある「昭和に入って本砲の砲床と砲牽引の研究が進み、時速わずか10kmであるが13トン牽引車で牽引可能となった。関東軍により黒竜江沿岸に12門を展開した時点ではわずか12時間で砲戦可能となった」って、それ自慢になるのかなー。

アンパーサンドパブリッシング「ミリタリーミニアチュアインレビューNo.53」

濃いめの作例で毎度おなじみMMIR53号です。洋書見てるとやっぱり日本人とはいろいろ感覚違うなーと、思わされますね。来日当初は白人のような肌の色でフィギュア塗ってたアメリカ人のモデラーが、数年を経て東洋人の色を塗るように変化していく様子を目の当たりにした事がありまして、なかなか感慨深いものでした。 塗ってたフィギュアがセーラームーンだってのはこの際置いといてですね。 さて今回表紙はスーパーパーシング!ジョン“ブラックジャック”パーシング将軍の名をとった米軍重戦車のなかでもとりわけスーパーな存在です。この戦車が作られた当時ってまだ存命だったんだ… 記事はホビーボスのスーパーパーシング試作一号車の徹底ディティールアップで当キット製作の際には参照頻度の高いものになりそう。しかしながらタミヤのスーパーパーシング(T26E4)購入された方のなかでも「スーパーシングなら試作一号車だッ!!」という勇者な方には必ずや参考になるかと思われます。一両しか製造されなかった鋳造番号とか現地で後付された増加装甲の質感等々。まあ、装填手ハッチ形状とかいろいろ違うんで、無理に弄り回す事も、ないとはおもいますが。 他にも「ビッグスケールはやっぱりすごいなあ」と思ってよくよく読んだらヨンパチだった壮絶なT-34はこっちもホビーボスのキットです。これも初めて見たときは何の拷問だよとか思ったものですが(お)この通り手を掛ければ掛けただけの結果がちゃんと返ってくる模型ですね。 先ごろAM誌でも特集が組まれたメルカバも載ってます。アカデミーのMk4、ボイジャーのエッチングは定番的な用法としても表面の滑り止め処理には家具の仕上げ材(?)を使っていまして、なにかのヒントになるかもです。しかしIDFの車両はどんどんマシーネンじみてくるなと感じるもので、ここはいっちょマシーネンをIDFじみた仕上げにするのもよいかもです。ヒントってそゆものです。 海兵隊シャーマンと九五式軽戦車による硫黄島ディオラマやM56スコーピオン自走砲の実車写真など今回のMMIRはいつにもまして濃い。濃いというよりむしろクドい!!まるで全盛期のコサキンファミリーのようである(ほめてますよ?) Bravo 6社のベトナム戦争フィギュアも相変わらずのクドさです。いいぞもっとやれ。いつかバチがあたると思います。どっちなんだよ!

バンダイ「ダンボール戦機 LBXハンター」

「ダンボール戦機」劇中では 無茶振り担当 相棒役のカズが使用するLBXのレビューです。 劇中での設定、入手経緯等についてはツッコんだ方が負けかなと思うので特にはふれない方向で。おもちゃくれるからって知らない大人にホイホイついていく子はかーさんどうかと思うの(何) 商品フォーマットはシリーズ既存の物と同等ですが、初の「ワイルドフレーム」構造機体としてポリキャップ関連は「DJ-02B」ランナーが使用されています。クノイチの物と一部共有してるのか。ちなみに誰もが気にするであろう股間ジョイントは大型で肉抜き無しの形状なので強度に問題は無さそう。 デザイン的にはオオカミがモチーフなのでしょうけれど、顔だけ見るとギャオスのようです。しかし狙撃機体で利き目の方が塞がれてるのはいいんだろうか… 背中のトゲはOPによるとミサイルらしいんですけど、製品ではその点に関しては何も触れられてません。肉抜き穴がちと目立つ感がありますが、むしろシール6枚貼るのが大変であった… 手足は細身なつくりです。左手はライフル保持用の平手のみ付属。脚の関節構造はユニークなポイントで、No.44のパーツ付けないで置けば可動範囲はもうちょいと広げられます(その際に保持力を保てるかどうかは、微妙) シッポのフサフサ感を再現したい人はフェイクファー的な何かを探されるべきかと思います。キーホルダーのような小物、100円ショップの製品などで比較的見つかり易いものではないかと。 主力兵装の「ハンターライフル」は3パーツ構成、バイポット(二脚)は非可動。 …シッポのシールは…ちと失敗したっぽOrz 全身図、前横方向から。ジェットアローンのボディにエヴァ初号機のアタマを乗っけたような印象ですね。なんて言うと多方面から苦情が来そうです。ケモナーじみた紅蓮弐式みたいだ。なんて言ったらもっと多方面から苦情が来そうだゾ☆ 上から見下ろせばかなり面白いカタチをしてますが、背面撮ったらどうやったってシッポにしかピントが合いません… 独特の脚部構造を利用して片膝立ちも思いのままです。「アイアンマン」を華麗にスルーして「ザック・スナイダー立ち」と名付けたいところだが、「素子落ち」という通称が既に定着し切っているのであった…いや「エンジェルウォーズ」面白いっすよ。バカっぽくて。 このプラモデルの最大の問題点はライフルが上手く構えられないことである。いやそれは、流石にどうかと、思う訳なのですが、ストックが大き過ぎて両手持ちすると肩付け出来ないんですなー。 バイポット使えればまた違う狙撃ポーズも執れそうなのだけれど、 その場合でも左腕は若干もてあまし気味です。無理すればイケそうな気もしますけれど、あんまり無理させるとポリ部品千切りそうで心配に… 過剰過ぎる武装はシオマネキだってアップルシードで言ってたな。古い話だなー。 でもね、ゲームキャラクターとしてのデザインはこれで正解だと思いますよ。特に携帯ゲーム機の画面サイズで見ることを考慮すればこのぐらいのオーバーさでむしろ十分ではなかろうか。そのあたりガンダム00やマクロスFのデザインとは発想が異なるのでしょうね。 しかし最近、狙撃機体って増えましたな。「ポケットの中の戦争」の頃は酷過ぎる扱いだった事を思うと胸が熱くなるな。 ワイルドフレームちゅーぐらいなんでワイルドな武器が似合うことも確かです。手元にあったコトブキヤのマチェット持たせてみたけれど、ハカイオーの得物が似合いそう。やっぱり共通フレームで特製の異なる機体が揃った方がなにかと楽しめる気はします。6月発売予定の「インビット」がワイルドフレーム機なのか。 で、アキレスと並べてみる。ジョイント径共通によるパーツ変更はこのシリーズのアピールポイントなんだけど、いかんせん番組内ではどっちも主人公サイドのチート機なのでまったくその設定は活かされない(汗) …うん、まあね、2年以上前から予告されてたゲームがいざとなって3カ月も発売が遅れるなんて、プラモ開発時期には誰も思ってなかったろうなっていう、デスマーチ的な… もっとも設定を活かして急にタツノコプロ化しても、それはそれで困る。 社会に不満のあるロボと足腰の弱いフレンダーみたいなってのもなにやらタツノコちっくで。 …なんだか不満げな文章を書き連ねているいるようだけれど実はそうではない。 むしろお気に入りである。特にその、「ライフルを上手く持てない」且つ「小動物」なところが実にグー! だってPSG-1を持った新條まゆ先生みたいでカワエエじゃないですか!ちょろいもんだぜ!!

モデルファクトリーヒロ「ジョー・ホンダレーシングピクトリアル#4 マクラーレンM23-M26」

ジョー・ホンダ氏による美麗フォト満載の写真集、第四弾は先ごろタミヤのプラキットが久方ぶりに再販されたマクラーレンM23をメインに後継車両のM26まで網羅した、5年間の軌跡を伝えます。 これまでのシリーズ既刊では「1年間」を切り取ったスタイルでしたが、今回は1973年から78年にかけての時期を扱っています。そんなわけで1976年仕様の1/20、1974年仕様の1/12、どちらのキットを作る際にも資料として十分使えることに。 マクラーレンM23は一時期はマクラーレンの代名詞ともなったマルボロ・カラーをはじめて纏ったマシンとしても有名です。タミヤの2つのキットもデカールこそ現在では付属しませんがマルボロマーキングを模型化したもの。普通はM23といったら紅白饅頭のようにおめでたい方が有名です。超メジャーです。でもね、 極めて個人的な事情でヤードレーカラーの方に親近感が湧くたちなんで、そっちのフォトもしっかり掲載されているのが嬉しい限り。実車はこうだったのかーと、やっぱりタミヤの1/12「ヤードレー・マクラーレン」で知った身としてはいろいろと懐かしい。うむうむ。ドライブしていたマイク・ヘイルウッドの名も、初めて知ったのはタミヤのバイクプラモだったなー。 本文内容ですが1974-76年を中核に据えて前後の73年、77-78年はダイジェストとして掲載されています。記事のボリュームに違いはありますけれど、M23の進化の様相は確かに捉えられています。こちらは巨大なインダクションポッドが特徴の74年仕様。 イメージを一新した76年仕様。F1マシンの歴史はレギュレーション変化の歴史でもありますが、そんな中で数年に渡って上位に在り続けるのも偉業だなぁとか思う訳です。まあ現代のF1とはマシン形式やマイナーチェンジに於けるネーミングの扱いとかいろいろ違うんでしょうけどねー。 こちらはM26、78年モナコGP仕様。77年日本GPの優勝で記憶されるマシンですが、いろいろ不遇なクルマだったようでもあり… 多くのグランプリが掲載されるなかで1974年に富士スピードウェイで開催された「1974ワールド・ウィナーズF1デモンストレーション」なるイベントの写真がひときわ目を引きます。日本GP開催以前の時期、わずか5台、たった5人のドライバーだけによる宣伝目的のお祭り興行なのですが、フィギュアスケートのエキジビションにも似て、どこか平和で平穏な光景ですねえ。 勿論マシン内部のディティールフォトにも抜かりはありません。内側に傾斜したインテーク・トランペットは74年オーストリアGPからの一枚。 70年代のF1シーン、いまとは確かに違う光景ですけれど、速さを目指す行為は昔も今も変わらないものですね。このシリーズ、実はマシンだけでなくその周囲に写り込む人々やサーキットの風景に時代性を感じさせるものがいくつも見られます。そんな意味でも貴重な記録です。 バーニー・エクレストンにも若い頃はあったんです。当たり前です。 隣にいる人は科学特捜隊パリ本部から来たアンヌ隊員です。あからさまなウソです。 そんなこんなで色んな意味で70年代テイスト炸裂な一冊なのです。 おまけ。youtubeで発見した「元F1ドライバー、マーティン・ブランドルによるマクラーレンM23試走映像」にビックリ。 なにがビックリって冒頭に出てくる小太りのオッサン誰ダコリャと思ったらそいつがマーティン・ブランドルだったんだよ!老けたなぁ…

ファインモールド「1/48 九五式戦闘機二型 西安1938」

「日本軍機セール」アイテムからファインモールド製九五式戦闘機を組んでみました。かんたんに組める複葉機プラモデルといえばこれかなあという思いがあります。まあいろいろ。 キットは従来からある製品のデカール替え・一部パーツ追加で発売されたバリエーションです。機体の主要構造はほぼこの2枠で出来上がる簡潔さで、なんだかすごく安心感のある(苦笑) 小パーツ群と新規デカールその他。FB13、FB14についてた類のおまけは無しですが、その分定価設定が若干リーズナブルな限定品扱いのナンバリングです。余談ですがオリジナルの2種が出た時はタミヤの48戦車にイキオイのある時期で「ファインモールドがヨンパチで九五式出すってさ!」と言われていろいろ勘違いしたのも懐かしい思い出ww 「おまけは無し」って書いちゃいましたけどクリアパーツ枠に1/48スケール一升瓶が付属しますんでまあ一杯どぞー(・∀・))⊃旦 操縦手は航空眼鏡の上げ下げで頭部を2種選択可能、デカールには日本機らしからぬ(?)派手目なマーキングが含まれます。鷹だよなー、これ。 日本軍機と言ってもせいぜい太平洋戦争時代の機体しか知識が無いもので、この飛行機の計器盤や操縦席の構造にはちょっと驚かされました。ヘッドレストは無くていいのか?この時代ならこんなものなのかなー。 グリルの向こうに透けて見えるハ9型液冷エンジンのラジエーター部分は本機のチャームポイントと言えましょう。三式戦の御先祖様でありますな。 低翼まで取り付けた状態。本来不自然であるはずのこの状態でもバランスが取れてるように感じるのは、自分がそんなに飛行機詳しくないからだろうなーとか。 ちょっと「触角」じみてる二本の棒はこれ機体中央で上翼を支える支柱でして、実は1個のパーツB38を下から潜らせる作りになってます、角度もばっちり強度もしっかり。まったく安心だ。 主翼外側の支柱基部も取り付け部分が広く深く取られていてこちらも実に安心。補助翼含めた羽布張りのテクスチャーはファインモールド飛行機プラモでは最早伝統の技です。 そんなこんなで今回はちゃんと歪みなく完成したよ!ホントは望遠照準器がちょっと歪んじゃったよ… こうして外見だけ見るとやれ宮崎駿だとかのらくろ風味だとか、とかくのんきで平和な印象を持ちそうなモンですけど、当然のようにこれは当時最新鋭の戦闘兵器であり、必要にして十分な殺傷能力を備えています。説明書に記された解説、パッケージ画にもなっている福山米介中尉の手足に重傷を負いつつ自ら止血、ハンカチを操縦棹に結び付けて口で操縦(!)して帰還したというエピソードには現代の空中戦には無い、生々しい死闘の様相を感じられ… 福山中尉は数日後に死亡、死後のその機体は天覧に供されたとのことです。曰くのある機体なんですね。 正面から見てみるとやっぱ張線必須ですかねー。一応エッチングはこちらになります。複葉機プラモデルにおけるひとつの「壁」だとは思いますが、本キットでは張線基部の接着も広く取ってあるようで、それなりに登り易い壁かも…知れません。 しかしフィギュア乗せたらここまで剥き出し。こんな状態で目視距離の機銃撃ち合いって怖いぞガクブル 新規パーツの不整地用バルーンタイヤもスパッツ無しの剥き出しです。固定脚だとこういうのも簡単なんだろうなとか航空機的な観察はこっちに置いといて、 やっぱりスパッツよりも生脚のほうが萌えるよね ( ・ω・)ノ しかしはてなダイアリーの写真アップロード機能がいきなり二度手間な方式になったのはなんでだろうなー。 前の方が使いやすいです。

タンクカンパニー「1/35 ロシア現用歩兵 #2, チェチェン 1994-2005」

Made in Russia の現用歩兵レジンフィギュアです。パッケージ写真は「ふたりはプリキュア」風ですが、実際にはひとりでマックスハートな商品です。何言ってんだ俺。 キットは全8パーツで構成され、毎度ながら綺麗な抜け具合でバリもほとんど見受けられません。 特筆すべきはやはりここまで一体成型且つ精密なモールドが施されてるボディパーツでありましょう。ズボンのとこパーティングラインきっついなーと思うのは浅はかさで、ここは縫い目のモールドですんで… いやあぶないところだった(笑) ドラゴンのGen2シリーズのようにインジェクションのフィギュアは多パーツ化・複雑化で技術を魅せる志向がありますけれど、レジンのフィギュアは対照的だと言えるのでしょうかね。 むかしはドラゴンも「現用ソ連兵」フィギュア出してましたねー。むかしですねー。 AK-74S突撃銃が一発抜きなのは最早常識。少ないパーツでこの完成度は流石です。決して解決したとは言えない自国の武力紛争を題材にしてどんどん製品化出来ちゃう勢いというかパワーというか、やっぱ異国だなぁ…冷戦時代は「自動車化狙撃兵」って兵科名称に異国名な響きを感じたものでありますが。 左腕は2種入っててコンパチで車両に片腕預けているポーズを選択できます。パッケージ写真はT-80かな?現用ロシア軍の歩兵戦闘車両としてはBMP-3と合わせるのが推奨でしょうや。現在のロシア軍の装備充足率って詳しくないので、新型がどこまで配備されてるのかよくわっかんないんですねー。 この辺、資料本よりもネットで検索したほうがいろいろ早そうです。「6b5ボディアーマー」というのかこのフィギュアの装備は。 ロシア軍アイテムなら多少の不謹慎でもダイジョーヴィ!と信じて (ノД`)アチャー 的な何かを貼ってみる。あんまりこーゆー情景もやんないよね…

コトブキヤ「1/1 コンバットさん タクティカルスーツ ver.」

コトブキヤプラキット「一撃殺虫!!ホイホイさん」シリーズより、「ミリタリー色が強いためかマニアには指示されていますが、一般層には受けがよくありません」などと原作でも言われている「殲滅指令!!コンバットさん」の紹介です。自分自身は一般層ではないのでその台詞はむしろご褒美です(笑) キット自体は「コンバットさん」のバリエーションですが、設定的にはこのタクティカルスーツの方が本来のオリジナルスタイルである、と。ピンポイントでツボにはまる箇所の多いデザインでは ∠(゚Д゚ アリマス、サー! キットはコトブキヤスタンダードな多色成型・一部パーツは塗装済みの仕様であり、本製品ではジャケット部分や金属色などが彩色されています。 この状態だとちと判り難いかもしれませんが瞳部分は正面に加えて上下方向それぞれに視線を向けた計3つが付属。組み立て後でも差し替え可能です。 頭部は流石に凝った作りの構成で、ボールジョイントで可動するアホ毛含めて頭髪だけでも11パーツ。ショートにまとめた髪方でもボリュームのあるスタイルが再現されていて、うなじの辺りはこのキット一番のお気に入り。おくれ毛があると尚良し(いやロボットだしこれ) ランナー枚数は多いですが組み立て自体は簡単であっという間に完成します。敢えてここでたらたら書くよりメディアワークス刊「ホイホイさん LEGACY プラモの本」をオススメしたい!いい本ですよこれ。 関節部分はABS素材が多用され、保持力を持ちつつよく動きます。実際いじってて楽しいもので油壺くんの気持ちもわかろうってモンですw 正直何の苦も無く普通に立ってるだけでも感動する。いやまえにそのゴニョゴニョ… 注目のうなじ部分ですよ ヽ(´∀`)ノ 背中のフックが良いなあ。実に実に良いなあ。原作での活躍(?)が印象的な「ジャマーセンサー寸止めクン」も付属。予期せぬ問題を発生させますすすすすす 瞳は上目を入れてみました。敬礼がデフォならご主人様に向くのが正解かなーと思ったんですが、武器持たせるにもよい表情。 匍匐前進には実にピッタリだ!!既にしてノーマル版お持ちの方でもこれは買いですおススメです。 コンバットナイフ以外に回転ノコギリ「グラインドフレーム」装備でペストXさん迎え撃つには必須アイテム。 太股部は通常タイプに変えて可動タイプも選択可能で股関節の可動域が広がりますよ。この部分シリーズ共通径なのかなハァハァ オマケデカールも含めたオプション装備一式。このような航空機スタイルの展示ってロボ関係ではよく見ますが(なにしろ原作コミックの表紙がそれだ)最近の航空機ではあんまり見ないような気がしますね。 シリーズの他のアイテムからも武器類などコンバート出来ますが、その辺はユーザーで自由にカスタマイズするのが楽しさってもんでしょう。最近だと同じくコトブキヤのウェポンユニットシリーズ「ガトリングガン」なんかが大人気で発売直後にはいろんなところで見受けられたものです。 やー、自分も持たせようかなと思ったのですけど。 みなさん既にやられてますし。 それになによりパーツ増やすよりも、 減らした方が好みだヽ(;´Д`)ノ さて、型通りのレビューは終えたのでここからは真のタイムだ。 上の方で「このキットはうなじがいちばん」などと書いたが、あれはウソだ。 本当は尻だ。わずか1パーツでこの曲線、この曲面、流石は寿(・∀・)ヤだ!! と唸った次第。 「パーツを減らした方が好みだ」とも書いたが実はあれもウソだ。 増やした方が良いに決まっている。何って勿論、  メ ガ ネ だ よ 。 すすす素晴らしい、圧倒的じゃないか我が軍は!!西川魯介もTOBIもバッチコーイってぐらいにメガネだ。 コトブキヤ製の「メガネフレーム#2ブラック」より丸タイプで小型の物を使用した。在庫が無ければ斥候に出れば良いじゃない。 右の充電ユニットは敬礼の邪魔になるので取っ払う。ちょっと完璧じゃないですかこれ。 ナイフ持たせると急にヤンデレっぽくなるのは瞳を正面目線に変えて無表情度合いが増したためである。 メガネをかけたコンバットさんはただのコンバットさんやない、 メガネっ娘ンバットさんや!!!! などと遊び倒して状況終了です。 尚今回の記事はあくまで遊び方の一提示に過ぎず、決して私もしくは私自身の趣味とか嗜好とかフェティシズムを赤裸々に語っているわけじゃなくて実在の人物とは一切関係ありませんのフィクションでございます!虚構なのです!!嘘だッ!!!

大日本絵画「太平洋戦争のTBDデヴァステーター 部隊と戦歴」

アメリカ海軍初の全金属製単翼攻撃機として太平洋戦争初期に活躍したダグラスTBDデヴァステーター(蹂躙者)についてまとめられた一冊です。 アメリカ海軍航空隊が太平洋戦争に投入した作戦機も超がつくほど有名どころから誰も知らない無名戦士の碑みたいなものまでいろいろですが、中でもデヴァステーターはとりわけマイナーな一機だと考えます。それというのも以前に、極めて個人的な体験ですが、バロムのキットをまじまじと見てたら横から「これってなんだったっけ?」と聞かれたことがあってそんなに知られざるものなのか!と、非常に驚き強烈な印象を残した体験がございまして。いやフツー知らないだろとお思いでしょうが尋ねて来たのは飛行機好きのしかもアメリカ人ですよ!?その「飛行機好きのアメリカ人」が何者であったのか、名前を明かすとわたくし非常にマズイ立場に置かれる予感がしますので敢えてここは、特に名を秘す方向でいきますけれども。 ダグラスTBDデヴァステーターはアメリカ海軍が太平洋戦争に投入した艦上攻撃機です。1934年に海軍から提示された次期艦上攻撃機の要求仕様に基づき3社が競った結果ダグラス社の設計案が採用され1937年TBDとして正式に配備されました。なんて書くと妥当で順当なように見えますが、競争相手のグレートレイクス社の案は時代遅れの複葉機でしたしホール社案に至ってはフロート付きの水上機だったとかでまるでスタート直後に周りが勝手に転んだ結果優勝。みたいな話ですね。戦争初期の内に一線を退いてしまったので生産数も少なく、華々しい話もさほど有りません。結果どうなるかと言えば、この決して分厚いとはいえないオスプレイ軍用機シリーズのボリュームでも、大抵のことは記述されてます。デヴァステーターについて知りたい人は必読!そうでないひとはたぶん一生縁が無い… そんな充実した内容を可能とするのも必要にして十分な記録がしっかり残っているからでしょう。アメリカが戦勝国だという単純な事実を差し引いても、多くの写真や様々なリストが容易に参照できるからこその記述だと思わされます。数が少ないから記録あたるのも楽なんだろうとか例え思っても口に出してはいけないよ! ダグラス社の公式写真、製造現場の記録写真からは大変クリアーな状態で機体各部の詳細を知ることが出来ます。この時代、艦上攻撃機に課せられていた雷撃並びに水平爆撃(TorpedoBomberでTBなのですな)の任務を行うためにコックピットの構造は爆撃手が操縦席直下に腹這いで観測するよう設備が設けられていて、なかなかにユニークです。 投下角度を考慮して半埋め込み式に懸架された魚雷や整流フェアリングを備えた爆弾架など「初の全金属製単翼機」として空気力学的にも様々に考慮が成された各部構造にも特徴が見受けられます。武装関係そこまで気を使っているのに引込脚は畳んでも主翼からタイヤが半分ハミ出す設計なのは如何にも詰めの甘さが感じられますが、そもそもフェアリング関連にどこまで意味があったんだろうとか、そっちの方に思いを馳せずにはいられない… 決して高性能とは言えない機体です。同時代のライバル、日本海軍の九七艦攻と比べればその差は明らかだ。単純に機体やエンジンだけの問題ではなく主力兵装のMk13魚雷の性能が劣悪だったことも、デヴァステーターが性能を発揮できなかった一因であると、記されているのですが、 何しろ同期の米海軍艦載機はこんな連中だ。当人としては頑張ったと言えるのではないだろうか。なーにスペック的にはソードフィッシュよりも上だ。 大戦前の配備状況や運用の実態も詳しく記述されています。やはり初の単翼機ということで前任の機体と比べて特性も変わり、少なからず現場では戸惑った様子も見受けられるのですがそれでも尚、いくつもの喪失を越えて部隊の練度は高まります。この辺りは機体番号や搭乗員の正確なリストが掲載され、よく内容を補強します。 そして迎えた真珠湾、デヴァステーターは太平洋戦争の激戦にその身を投じて行きました。日本軍の侵攻を止めるべく出撃した南方の島嶼戦、珊瑚海海戦に於いては航空母艦「祥鳳」を撃沈せしめるなど戦果を上げつつ、ミッドウェイ海戦が勃発するのです。 ミッドウェイ海戦に於ける3つのデヴァステーター部隊の編成表には戦慄を禁じ得ません。それまでのページに掲載されたものと同じフォーマットながらも、ここだけは生還者に対して「生還」と但し書きをつけねばならない。生きた人間より、死んだ人間の方が多い。3つの雷撃飛行隊に合計45機のデヴァステーターが投入され、うち42機が損失。搭乗員82人のうち68名が死亡。 この恐るべき損耗率を以て、海軍航空隊におけるTBDデヴァステーターの戦歴は事実上の終わりを迎えます。奇跡の勝利の陰に、ひっそりと消えて行ったのです… TBDデヴァステーターの就役時期は1930年代末期から40年代の初頭、米海軍機が平時のイエローウイングからネイビーブルー塗装に切り替わる過渡期に位置します。ために塗装パターンの多くはどちらか2種に大別されるもの。それほどの目新しさはないのですが(一機だけ製造された水上機型TBD-1Aは形そのものが面白いです) その中でも軍艦の塗装パターンを意識して施された「バークレー」迷彩塗装は目を惹きます。効果が低いとされて普及はしなかったそうなのですが。 「スペック的にはソードフィッシュよりも上」と息巻いてみてもよいのですが、やはり現代まで語り継がれるのはデヴァステーターよりはソードフィッシュの方でしょう。軍用機の価値はまずはその上げた戦果にこそあれ、その他の要因は言ってみれば付け足しです。マニアのお遊びのようなものです。後世の我々の目から見ればダグラスTBDデヴァステーターは失敗・駄作のリストに献上される仇花のひとつに過ぎないでしょう。けれども当時のパイロット達にとっては最新鋭・最上級・最高の機体であったこともまた、確かなのです。 ノースアイランドに到着した私は、光り輝くたくさんの単葉機が着陸するのを見て思った。『いままで見たなかで最も美しい航空機』だと。そして自分もいつかあれで飛ぶ機会があればいいのにと願った。これから着任する飛行隊の所属機だとはまったく知らなかったのだ。私が見たのが第3雷撃飛行隊の飛行機だと教えられたときには、胸が張り裂けんばかりだった。あの美しい飛行機がそうなんだ! 「これってなんだっけ?」 「これはですねー、デバステーターって名前なんだけど実態はミッドウェイでデバステーテッドされちゃったっつー気の毒な飛行機でぇ(ニヤニヤ」 「あー、アレですか」 考えてみれば大変失礼な物言いで申し訳なく、いまではちょっと反省している(´・ω・`)

エデュアルド「1/48 アルバトロス DIII OEFFGR 253」

精密さで名高いチェコの模型メーカー、エデュアルド社製のインジェクションキットの紹介です。第一次世界大戦に於ける名機のひとつとして名高いドイツ軍の戦闘機をオーストリア・ハンガリー帝国空軍がライセンス製造した飛行機で、基本的には同一ですが一部に独自の構造もある、と。 エデュアルドの航空機モデルはひとつの機種を難易度に合わせていくつかのグレードに分け、複数のシリーズで展開されるのが基本です。今回組んでみたのは「ProfiPACK」シリーズに属する製品で、カタログによると最もベーシックでハイスタンダードなプラスチックキットだそうです。 基本となるインジェクションパーツ。 エンジン部分は別枠で、ドイツ製とは異なるオーストリア・ダイムラー社製エンジンを搭載しています。や、実機はあんまりどころか全然解ってないのですれども、模型的には機体ともども美しいモールド、繊細なディティールが施されているなと判ります。 カルトグラフ社製の大判デカールが付属で5種類のマーキングを選択可能。隣のなんだかヨクワカラナイ黄色いものはタイヤマスキングシート。 そしてエデュアルドといえばやはりこれ!な印刷済みエッチングシートが勿論入っています。素晴らしい部品です。素材は恐ろしいほどの柔らかさで丁寧な扱いを心がけましょう。 これが「ProfiPACK」標準仕様のフォーマットになります。ボックスのオレンジラインが識別帯ですね。その他にはインジェクションパーツはそのままにエッチングを除外しデカールも小さな版型に変えた「WEEKEND」シリーズや、対照的にレジンパーツ等のアクセサリーを増加した「LIMITED EDITION」、更にその上を行く「ROYAL CLASS」が存在する…らしいんですけど最後のロイヤルクラスに関しては雲の上過ぎてなにがなんだかさっぱりですぅ。 しかしですね、これが基本だってことはチェコのモデラー諸氏は相当にハイレベルな趣味をやっているなと言わざるを得ません。 パーツ自体は非常に精密、組み立てていく過程も楽しいものです。しかしながら接着位置が不確かな箇所も散見され、説明書自体にも明らかな誤りが見受けられました。まず熟読して自分の組む機体の手順、パーツの用不用を頭に入れてから取り組むべきでしょう。 ところで印刷エッチングによる銘板、上下がどっちなんだかよく判りません(え コックピットの計器盤は流石の一言なんですが、組んじゃうと良く見えないのもまた事実であります。 複葉機モデルを組むコツってのが、あるんだろうと思います。たぶんね… あまり大きな声じゃ言えないのですけど支柱を組む順番で下手を踏みました。両外側で垂直を出して上翼を乗せ、その後機体左右上部に斜めに延びる支柱をはめ。最後に中央部分を… 最後の一本がどうしても入らなかった >< ほんとはエンジン後部から垂直にもう一本支柱が伸びるハズなのです。外側→中央→上翼→ナナメの順にやればよかったOTL 張線に至っては最初から挑戦しない。 ブラッディー・エイプリルとはこのことかッ!と血反吐を吐きつつ一応カタチにはなりました。合板モノコックによるスマートな機体は好みなカタチです。ヘタレな自分の腕前はともかくこのキットのポテンシャルを感じ取って戴ければ幸いです… さてまったくもって門外漢だった第一次大戦機を敢えて紹介したかったのには理由があります。 五月に「レッド・バロン」って映画が公開されるのですよ!アルバトロスもバンバン出て来ますよ!! ちょっと「ドイツ戦没学生の手記」にも似たテーマになりそうでこれは期待大!「フライボーイズ」や「ガンバス」で鬱憤溜めこんだ方、「ブルー・マックス」はジョージ・ペパードがスケコマシやってるだけじゃねえか!って激怒した方、漸く真面目に硬派で面白そうなWWI空中戦映画が見られそうですよおれだよおれ!! 2008年の映画が今になってようやく公開しかも二週間限定ってあたりに日本国内に於ける一次大戦モノの立ち位置が判りそうな空気ですが… あまり大きな声じゃ言えないのですけどホントは水平尾翼を作動させる為のアームを2つのエッチングパーツ組み合わせて×4本取り付けるハズだった。とてもムリだったorzチェコの人すげぇ。 今回の教訓。 チェコで「モデラー」を名乗るのは日本で「寿司職人」を名乗るほどの技術と覚悟とプライドが必要であるに違いない。