Month: August 2011

アルター「1/8 カミナギ・リョーコ Resurrection」予約受付開始しました。

こちらの画像は夏のワンフェスでアルターのブースに貼られていたパネルを撮影したもの。既にこの時点でデコマス展示されていたのですけれど、何故だか他のサフ状態のフィギュア達を差し置いてカミナギだけは撮影禁止だったのです。その時にはアルターのなかのひとはなんというじらしプレイやーなのだと慨嘆したものですが、本日ようやく受注開始で画像解禁です。 本日? ああ、そうだ今日は―― 8月31日、夏休み最後の一日。インターネット上のゼーガクラスタのみなさんたちの間では「リセット祭」と呼ばれる記念日です。 「カミナギ・リョーコだが、リセットと同時に舞浜サーバーに組み込むことにした」 という、まさにその日付で解禁する為の禁止処置だったのか!なんて、なんてわかっているんだアルターのなかのひと!!素晴らしい演出に(*゚∀゚)=3ムッハー 劇中もっとも多く着用していた舞浜南高校制服姿での立体化です。古くからのゼーガファンなら放送当時にアルターから発売されていたカミナギと同じ服装だとすぐに気がつくことでしょう。前回は静的なポーズで儚げに佇むイメージでしたが今回は元気いっぱいに手足を伸ばしたポージングです。 トレードマークのデジカムを片手に軽快にステップを踏むような、ちょっとOP映像を思い出させるようなスタイルですね。 (0:22あたり) むしろ新旧ふたつ並べるとカミナギステップらしくなるのか… 「ゼーガペイン」すべての登場キャラクターのなかでもっともスカート丈が短かったカミナギのマブシスギルフトモモも極めて健康的なレヴェルで再現されています。スカート自体も劇中同様、本当にケシカラン!ほどヒラヒラしていたままの造型。 くるっとまわったような立ち加減なので、視線はやや斜めな体勢から投げかけられるような位置です。なかなかまっすぐ向き合えないのも、それはそれでよし。果てしなく(・∀・)b グッジョブ!! カミナギ・リョーコは着やせするタイプなのでこの制服姿ではあまりバストにボリュームがありません。いいんだ、着やせするタイプなんだ。 発売は1月を予定しています。ワンフェスの時のアナウンスからはひと月遅れることとなりましたが、たとえ遅延したって、俺たちは空しくなんてならなかったぜ!との気持ちで真のリザレクションを待とうと思いああでもなんかキョウは乾杯したくなるね。本日8/31にゼーガ本編同様のリセットを迎えようと思ったら、23:47:07にBD/DVDソフトのオープニングを開始すればAパート終了と同時に0時になるってゼーガクラスタのみんながゆってる! ともかく、来年までゆっくり待機することにいたしましょう。全裸で正座するのは12月になってからでよいでしょう。

フジミ「1/12 ホンダVFR800P 警視庁白バイ仕様」

フジミの1/12BIKEシリーズ第四弾はMG8月号フロントラインで「思い切りのよい徹底ダイエットぶり」を模型文化ライターあさのまさひこ氏にも絶賛された警視庁の白バイです。(MG10月号では作例記事アリ) まあ、そうですねえ…近年ようやく復調してきてますが一時期模型業界でバイクモデルの凋落たら無かったですから、変化球的なスタイルとはいえリリース自体は喜ぶべきなんでしょうや。80年代にはタミヤのバイクはそりゃ売れたそうなのですけど、昔からどうもバイクモデルってエンジン周りやパイピングやらが大変そうで、これまで作った事が無かった。1/35ですら自転車しか作ったことが無かった。そんな自分が初めて組むには良いモデルか… (´-`).。oO(こんなことなら以前ドラグナーが再販されたときにガンドーラを作っておけばよかったなぁ) てなことを思いつつハコ開けてみますと うおっ、まぶしっ! いや~~~~白いですよ?真っ白。白バイだから白いのは当たり前なんですけどなんだろうなこのホワイト加減は。水嶋ヒロの小説「KAGEROU」を本屋で1ページ開いてたじろいだ記憶がフラッシュバックしそうだ… MGでも指摘されているように各パーツは一体化が進んでいて、見るからに組み立て過程はシンプルそうですな。 フレームやチェーンも一体化された上でホワイト成形ですけれど、白バイ特有のバンパーフレームや前後輪のブレーキディスクはメッキパーツ。見える所は見せる割り切り感。 しかしこのサイズでタイヤがホイールと一体化されてるのを見るとそれなりにヤックデカルチャーな思いがするのも確かです。「複雑な物事にはそれが複雑である為の理由があって、それを考慮せずに単純化してしまうと複雑さの中にある物事の本質をスポイルしかねない」とゆーのは「ルーンクエストナインティーズ」って大昔のゲームの話でバイク模型とは全然まったく何の関係もないですよ。 小パーツ群。赤色灯はクリアーレッド成形ですがウィンカーは無色。前後輪はそれぞれビスと金属シャフトで接続で、デカールとは別にタイヤ塗装用のマスキングシートが付属しています。ちょっと飛行機モデルのキャノピーみたいな対応は面白い。ですが切り取り線は入ってないので使用するにはフリーハンドで真円を切り出すか。無難なカタチでサークルカッター推奨。 一体化されたパーツを接写するとこんな感じで、ディティールそのものはこのスケールなら一般的…なのかな。開発や設計はどっちが楽なんだろう? スライド金型やアンダーゲート処理などランナーの端々には様々な設計上の工夫が見られます。 基礎となるフレーム部分は接着ピンや「のりしろ」的な部分が多く取られてかなり頑丈な作りです。なお例によって今回も無塗装素組記事なのですが、バイクモデル的には組み立てながら暫時塗装していくのが正しいやり方でしょうか。リアサススプリングはじめ一体化が進んだ部分などは必要に応じてスミ入れ処置していくのがスジ? 説明書には市販モデルのVFR800Pと警視庁仕様の違いが列記され、基本的にはノーマルなVFRにオプションを付けてくような構造。ですけど当然とりつけ穴が開いたりしていますので、これでこのまま市販モデルを出せるような基本設計では無い…と思う… ところでVFR800のフロントカウルは知る人ぞ知るマイナー特撮ヒーロー「サンダーマスク」にそっくりである。だからなんだ。 とかつまんない冗談をいう時間も無いほどアッという間に完成します。フルカウルと大型ゲベックカステン(違うって)のおかげで確かにエンジンなどの構造は外側からはそれほど見えるものではない、車種選択としては正しいものでしょう。 前記MG8月号では「こうした形態であればマイナーな車種でも…」と書かれていますがむしろ白バイって最近よく見るメジャーなバイクじゃないかと思う。それは趣味として2輪をやる人が減った結果実用車ばかり目にすることになってる事情もあるけれど、大人から子供まで良く目にするものならば、ゲートウェイとしてのイージーアッセンブリーなキットにも十分存在意義があるんじゃないかなと、そんなことを考えましたね。 キットのままでハンドルは可動、スタンドも未接着にしておけば可動させることは可能でいちおうの表情は取れます。800cc大型バイクのキットがリーズナブルな価格で手に入ると思えば悪くないかも。1/12スケールってことで Figma と絡めたりとか、まーそんな用途もアリでしょう。ただし注意点として、車格の大きな車両なので小さな女の子は乗せ難いです。「化物語」の真宵はたぶん乗せられないなー。 そしてもっと大切なことですが バイクに乗る時はヘルメットを忘れないようにしましょう。 ま、ものがものだけにストレートなものが似合うだろうとは思います。仮面ライダーのシリーズとか、なにかもっと別に完成品があればよかったなあ

大日本絵画「神々の糧」

「モデルグラフィックス」をはじめアートボックス各誌に掲載されたコミックを中心とする滝沢聖峰作品集。カバーイラストこそ前線でひと時の休息を得る米軍パイロットという落ち着いた雰囲気ですが、本書の中核となるのは滝沢聖峰ファンなら皆知っている<あの>作品です―― ――太平洋戦争中期、輸送船が撃沈され南太平洋のとある島へと漂着した生き残りの日本兵たちはそこで不可解な事態に直面する。日本軍の占領下にあったと思しきこの孤島で守備隊が「何か」と戦った痕跡は明確に存在しているのにも関わらず、生存者の一人も死体の一つも見当たらない。武器弾薬、食糧すら遺棄したまま生死を問わずに「人間」の存在がすべて消失してしまったかのようなこの場所で、一体が起こったのか。敵は、何者なのか…… MG誌2002年1月号から2003年3月号に渡って掲載された表題作「神々の糧」はオカルトに造詣の深い方なら「マリー・セレスト号事件」を思い浮かべるような導入部です。この時期著者滝沢聖峰は模型雑誌の戦記マンガと言えば実録調でリアリズム重視といった一面的な劇画スタイルを大幅に超越して一種異色な、意欲的な作品を次々に発表していましたね。 ――無人と思われたこの島で、日本兵たちは「何か」と遭遇する。ひとりまたひとりと夜の闇の中に飲み込まれ消えて行く戦友。姿の見えない敵。不安が支配し恐怖が蔓延する中、遂に戦端は開かれる……                       謎の敵の正体はデカいトカゲでした。 この島には見たことも無い種類のトカゲが生息していて夜になると浜に降り、死体も残さず人間を全部パクパク食べてしまっていたのです。日本兵たちは島に残された重火器で対応しますがなにしろトカゲの数は山ほどおりまして数少ない生存者では全く相手になりません。小さなトカゲですら毒を持っててひとたび噛まれたら人間だれしも即イチコロなのです。トカ&ゲーはワイルドアームズ屈指の人気キャラですねなんて言ってる場合じゃありません。日本兵危うし、トカゲ・パニック!!!!!! いや~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~、このマンガがMGで連載されていた時には毎号波乱の展開で、「このマンガはこの先どうなってしまうんだろう」と不安に思い、そして同じくらい「滝沢聖峰はこの先どうなってしまうんだろう」と心配になったものです。なにしろ日本軍vsUFOを描いたマンガ「フー・ファイター」の次がこれでしたから、このままオカルト路線に急上昇してしまうんではなかろーかと…… そんな滝沢聖峰先生もいまでは立派に「ばら物語」しています。当時の心配は全くの杞憂でした。実にシテレシマシた。 日本軍vsトカゲを描いた中編「神々の糧」は実に異色の戦争マンガです。一見するとトカゲの圧倒的な描写に流されて主人公である北本上等兵以下の人間が描かれていないような印象を受けるかもしれません。しかしながらラストまで読み続ければそれも作者の計算の内で、皮肉な結末を迎えるための巧妙な伏線だと判明します。だってぼくらもご飯にトカゲを食べるときに、トカゲの個性なんて気にも掛けないでショ? 連載当時は最終回に唐突に登場するような印象を受けた○○が、単行本としてまとめて読んだら冒頭から端々で描写されていた事に気づかされて嬉しい再発見。そんなわけで滝沢聖峰作品集「神々の糧」は去り行く夏を彩る恐竜強化月間その4アイテムであり、屈指のオススメ商品です。 え?このマンガ別に恐竜なんて出てこないだろうって? いやいやいやいやお客さん、そもそも恐竜すなわちダイノサウルスという名前はラテン語の 「恐ろしいトカゲ」 って言葉に由来するものでして、本作は実にダイノサウルスマンガなのであります。ウソは一つもついてないッ! なお本書には表題作以外にも多くの短編作品が収録されています。こちらはむしろ本道で真っ当な戦記マンガが主ですが、中にはブームの時代にMG誌に掲載されたF1を扱ったもの(あさのまさひこ原作に依る)などもあり、丁寧な筆致で描かれたF1マシンやドライバー達も必見。 中でもオススメなのはフィリピン・ルソン島に展開した陸軍自走砲部隊の苦闘を描いた「秘録・一式自走砲中隊」でしょうか。古くはタミヤの一式砲解説でも記されていた機動砲兵第二連隊所属車両、空襲を逃れて四両だけ揚陸されたという一式砲のその後の運命を描いた短編はアーマーモデリング誌97年10月号(通巻第5号)に掲載されました。個人的に初めて読んだAMだったんで、今でも思い入れが深いんだよな(笑) だもんで本棚からAM5号を引っ張り出してみます。この号では滝沢マンガ以外にもファインモールドによる当事者インタビュー・富岡義勝氏提供の実車写真・平野義隆氏の作例などの一式砲関連記事が有機的に結合して創刊当初の熱気のままに実に内容の濃い誌面が構成されていたものでした…… そしてこのディオラマの片隅にもトカゲが!なんというシンクロニシティ!!

バンダイ「1/144 グフフライトタイプ」

先月久しぶりに再生産された「機動戦士ガンダム 第08MS小隊」シリーズがちょっと懐かしくて、グフフライトタイプを組んでみました。 デザイン的にはグフカスタムのバリエーションとしてMSVシリーズのグフ飛行試験型(H4型)を加味したアウトラインのMS-07H8。本編では第10話「震える山(前編)」ラストで遂に完成なったアプサラスIIIと共に登場し、後編での大活躍を期待させるものでしたが…(なにしろ10話ってのはグフ大活躍の回で、アレ見た直後だとワクワク感が持続されざるを得ないのです) 結果は皆様ご存じの通りでまるでマリアナ沖の七面鳥のような扱いでした。ナムナム… キットは設定と同様に傑作として名高い1/144グフカスタムを基に設計されたもので、大型化された脚部や胴体周りなどが新規パーツ。(とはいえ10年以上前の製品ですけど) こちらが共有部分となります。(右前腕のみスイッチが入ってヒートロッドの無い構造)HGUCシリーズ開始直前のプラモデルなので、多色成型が導入されていないことがお判りかと。しかしながらガトリングシールドの弾帯パーツ70は世紀を跨いでHGUCグフカスタムにも使用される出来栄えでした。その際ランナーに「グフカスタム/グフフライトタイプ」の刻印がそのままだったんで、フライトタイプHGUC化フラグでは!?などと一部騒然となったのも今ではよい思い出。 関節構造にはPC-120ポリキャップを使用しています。ガンキャノンや百式など初期のHGUCにも用いられているので、その辺のいくつかのアイテムと互換可能である。シール類はいたって普通ですが、モノアイの位置は正面と左右いずれかを3枚から選択可能です。 組み立ててみるとリーズナブルな価格の割にはボリューム感満載です。放射状に配置された安定翼は目を惹きますが、やはり巨大なエンジンを内蔵する脚部がこの機体の特徴か。そういえば08小隊には同じように脚部が大型化した高機動ザクも出てましたな。アレは流石にキットが無いなー。 ただこの脚部、とくに太股部は結構なクセモノでした。曲面上に2個のインテーク部分が張り出した複雑な形状を前後2枚だけで構成し、分割ラインは斜めに入るとゆー面倒なつくりで且つあんまり合わせが宜しくないと…本キット新発売当時の雑誌記事で「追加パーツの出来はイマイチ」みたいに書かれてたのもまあ、納得です。結果的に随分パテとヤスリのお世話になりまして、無塗装派にはすすめ辛いなー。 スカート部分が固定されていることから、脚部の可動範囲もあまり広くは取れていません。現在の技術・設計でしたらもちっとパーツ分割してお値段も上がるとこなんでしょうが、その辺はトレードオフなのでアクションよりはフォルムを楽しむものと思った方が精神的には宜しいかと。 上腕は型ブロックに固定、肘関節でロールと90度可動を共にまかなってます。PCムキ出しはどうもなーと思われる向きには今でしたらウェーブのプラサポとかでカバーできるかな?純製部品でしたらHGUCガンキャノンにPC隠しのパーツが入ってますね。いささか古めかしい設計なのは確かなんですが、肘膝で分割できる分ABS二重関節よりは個人的に好みの構造です。 ちなみにスカート部分の安定翼は可動します。 武装関係はグフカスタムのものをそのまま流用しているのでかなり豊富です。まずは三連装35mmガトリング砲。 ヒートサーベルと併せると良いバランスです。 主力兵装のガトリングシールド。シールド本体とガトリング砲は分離できませんが、 ヒートサーベルは収納可能です。 さすがに巨大な武器なので若干取り回しが悪いぞ。本編見てた時には気にもしなかったけど、これってマガジン部分に被弾したら大惨事招き猫にゃん。 20世紀のガンプラなんでアクションベースの接続穴はありませんが、ベースの方で股関節軸にハメコミ出来るジョイント使えば飛行シーンも再現できます。しかしこれでまっすぐ飛べるのだからジオン驚異の科学力である。大き過ぎる武器はシオマネキだってアップルシードでデュナンがゆってた!古い話だなぁ… TVシリーズのグフを彷彿とさせる5連マシンガンとノーマルシールドも付属。シールドはともかくこの指マシンガンを何故附属させたのかは極めて謎なのですが、開発側にもなにがしかの苦労があったんだろうなと今になってしみじみ思います。 散々グフグフ言ってきましたけれどコイツのプロポーションはどう見たってドムなので、むかし作ったドムトローペン用ラケーテン・バズを担いで見せたら似合うことこの上ない。ゼータガンダムにグフ飛行試験型が登場した時も「哀・戦士」のジャブロー攻撃場面でも、グフにジャイアントバズ持たせるのは何かとサマになるのであります。 背面をよく見せたほうがデザイン的には魅力かも知れません。これからサフ吹きして塗装まで持っていきたいところだけれど、さて何色にしますかね。設定どおりグレーでやるか、ゼータMSVのような青系も捨てがたいよな。 ファーストやMSVぐらいの時代の「旧キット」だとMG誌の岡プロはじめ様々に組みたてイジラれていますけれど、たまには最新でも懐古でもない10年位前のプラモデルに目を留めてみるのもよいものです。 いや~~~~当初は全然違うモノの素体的に考えていたのだけれど、試しに普通に組んでみたら普通に格好良いので普通に困りましたね。(困るなよ)

「恐竜博2011」

恐竜強化月間その3ということで、上野の東京国立科学博物館で開催中の「恐竜博2011」に行ってきました。(公式サイトはこちらです)天気が悪けりゃ客足も少なかろうと、その読み自体は正しかったんだけど、天気が悪かったんで外看板は撮影出来なかった… 「どのへんが模型の話なんだ」とツッコまれそうなんで先に書いておきますと、展示物の多くはレプリカです。例えば大抵の「全身骨格」なんかは重量と破損の問題からオリジナルの化石を型取りしてキャスティングした複製品なので、これって十分商売になるんじゃね?そーいやワンフェスで売ってましたな… さて今回この展示の特徴は、ある年齢層より上の恐竜ファンだったら必ずや記憶の奥底を揺さぶられるであろうルドルフ・ザリンガーによる絵画「爬虫類の時代(The Age of Reptiles)」を軸に置き、1947年当時と比べた2011年現在の古生物学・恐竜学の進歩発展を知ろうというスタイルを取ってることです。いや―懐かしい、この古めかしいパノラマ絵画って作者も題名も知らなかったけど昔の子供向け恐竜図鑑にはよく引用されていたものですな。決してアパトサウルスでは無いブロントサウルスに、ここから親しんだものですよぅ。実物がイェール大学博物館の展示室を飾っている巨大な壁画だってことは初めて知りましたが。 その姿は現在の最新学説では大きく覆されたものです。しかし現在の最新学説を支える足場となっているのが先人達の研究成果であることもまた確か。一概に古い物として抹消するよりも科学の歩んできた階梯の証として、これからも残り続けてほしいですね。「恐竜探検隊ボーンフリー」とかもね。 「爬虫類の時代」が3億年もの時代の流れを年表的に描いているように、展示内容も三畳紀からはじまる恐竜時代を白亜紀末期の絶滅まで順番を追って陳列されています。がーしかし、ただ漫然と順路に従うだけではなんだか面白くないので、ここは自分の趣味にヒットした展示物を列挙する方針で!行くます!!当ブログは決して教育的方針に基づいて執筆されてるじゃないのだ~。 早速今回主役のティラノサウルスVSトリケラトプスの全身骨格待ち伏せ対決。双方ともあまりといえばあんまりにも有名な恐竜で、これまでも何度となく展示される機会がありましたが、今回はどちらも新解釈を伴う新しいスタイルの復元です。 “バッキー”という愛称を持つこのティラノサウルス全身骨格標本は、ご覧の通り深く腰を降ろした着座姿勢で展示されています。そこから起き上がる際の重心異動にこの小さな前肢が一役買っていたであろうというのがCGによる動作解析から導かれた新説。前肢がその大きさの割には骨密度の高い特徴を有していることも、体重を支える役割を果たす裏付けとなっている…と。 腹肋骨を完備したティラノサウルス標本を見るのは初めての体験で、これも見どころのひとつ。 そして恥骨の後端も用いて三点で着座していたであろうとの復元になっています。恐竜の視力や臭覚がどれほどの物だったかは判然としませんが、これだけ巨大な生き物が獲物に察知されること無く捕食行動しようと思ったら、伏撃するのも自然な解釈というべきか。 対戦相手のトリケラトプス。多くの研究者が盛んに新説を発表し毎年のように新しい想像図が発表されるティラノサウルスに比べれば、その姿は昔から変わらないようにに思えるかもしれません。例えば角竜類に羽毛を生やしたような想像図はまだ無い筈です。それでも今回この展示標本にはトリケラトプスの生態における実に画期的な新発見が反映されています。 こちらもまた前肢部分が、その新発見部分です。従来から全身骨格と足跡印象の化石は発見されていたトリケラトプス。しかし従来までの解釈では脚部の構造と足跡の向きが一致せず、トリケラトプスが直立していたのかはい歩きしていたのか、どちらの説も骨格と足跡に矛盾が生じて意見の分かれる所でした。しかし、肢の甲の部分を横に向けて直立姿勢を取らせればその矛盾は解消されると言う新しい説が提唱されています。 図録より当該個所の抜粋。「はい歩き」型では化石のようには足跡を残せず、「直立」型ではそもそも関節が脱臼している。それを解消する「小さく前へならえ」型がどこから生まれて来たかというと……実は、答えはずっと前から目の前にありました。その辺りの詳しい事情は図録に記されてるのですが、まさに古生物学の醍醐味と言った内容で実に読み応えがありました。 こちらは頭骨のみの標本。成長に併せて大型化していく角とフリルの様子も詳しく解説されています。研究者によってはフリルの大きな別種の角竜トロサウルスを「トリケラトプスの熟年状態ではないか」とするひとも居るとのことで、この先何か新学説が提唱されるかも知れませんね。いずれにしろ成長に併せて大型化するということは、未成熟の段階では小さいということである。 トリケラトプス頭骨(幼体) やべぇなんだか ょぅι゛ょ に見えて骨でも (;´Д`)ハァハァ 出来そうだ…ロリケラトプスって命名するのはどうかな!ダメかな!! しかしティラノサウルス頭骨(幼体)には特に何も感じることは無いです( ・ω・)ノ ティラノサウルスが何処から進化して来たのか、ティラノサウルス類には他にどんな種類の恐竜がいたのか、こちらは日本では初公開となる新種ラプトレックスの骨格標本です。(この画像は2枚の写真を繋げているので若干ズレがあります)いわば小さなティラノサウルスで、この状態で成熟した姿体であると。 頭骨の形状もティラノサウルス幼体のそれとは異なり、ラプトレックスは決して「若いティラノサウルス」ではないとされます。けれどもやっぱり疑問は残ります。以前同じように新種だとされていた「ナノティラヌス」が現在では無効とされている例を見ても、簡単にセンセーショナルな方向に飛び付かない方がいいんだろうな。 ちなみにこのラプトレックスの化石、中国で盗掘された物がアメリカでオークションに出品されたとゆー、発掘地未詳の胡散臭い物件だったりするのであんまり過大評価しない方が良いみたいで(汗) 中国自体は近年盛んに発掘活動が行われており、ここ十年近くの重大な新発見はその多くが中国大陸の化石層から発掘されています。 展示されていた一連の羽毛恐竜をまとめて。どれも日本初公開でそれぞれ大きな意味を持つものですが、とりわけジュラ紀に生息されていたとされる「アンキオルニス」の意義は大きいと思われます。単純に「恐竜が絶滅して一部が鳥類として残った」だけでは無いにしても、本当に鳥類の発生がジュラ紀にまでさかのぼれるものならば翼竜と鳥類との共存期間が極めて長期に渡るものに…なるのかな?? 現在では鳥の始祖としての地位を完全に失ってしまった始祖鳥(アーケオプテリクス)ですが、今年は命名から150年を迎えるとのことでそれを記念する意味からも始祖鳥化石が多数展示されていました。いやー、なにかこう、違うのよね始祖鳥って。ミクロラプトルとか孔子鳥には感じられないある種の…禍々しさ?がありまして。一堂に会すとまるで宗教画のイコンみたいなんだよな。始祖鳥好きとしてはたまらないですよコレハ。 最近の研究ではますます鳥類的な特徴が否定され、ただの「ヨーロッパ育ちのハネ生えた恐竜」としての地位に甘んじている始祖鳥。しかしながら、 「始祖鳥の始祖」たるロンドン標本、ベルリン標本2体の格好良さは少しも揺るがないのです。最初の二人が最もステキである、プリキュアのようなものだな!! ジュラ紀の代表的な植物食強竜類、剣竜のヘスペロサウルス。有名なステゴサウルスとは非常に近似しているけれど、いちおう別種の恐竜です。特徴となるプレートや尾部先端のスパイクについて化石断面などから詳しい解説がされていました ちなみにこちらが常設展に置かれているステゴサウルス。ヘスペロサウルスと比べて背中のプレート形状・サイズなどに違いがあります。 剣竜の復元想像図も長年変化がないものだなーとか漠然と思ってましたけれど、今回改めて「爬虫類の時代」を見ればそもそもプレートの枚数が半分近く減ってるんですね。互い違いに複列で並んでいるのは不自然だとの指摘は確かに昔からあったんだよな。 そして今回の「恐竜博2011」では明らかにこれがイチオシ!なジュラ紀の代表的捕食恐竜アロサウルス!です!!実はティラノサウルスよりトリケラトプスより、なによりもこれが見たくて上野まで出向いたのだ~。 この国立科学博物館のアロサウルスは日本で初めて展示された恐竜の全身骨格、それも複製品では無く貴重な実物化石なのです。そもそもの来歴は1960年代に在米日系一世 小川勇吉氏から寄贈された非常に価値のある標本であり、長年にわたって科学博物館の本館内に展示されていました。しかしながら「ジュラシックパーク」に代表される新たな学説が多く発表された近年では旧来の復元想像図の価値は低下し、数年前に行われた博物館の改修工事に伴いアロサウルスは残念ながら倉庫収蔵品となっていたのです。 しかし今回このたびの「恐竜博2011」には当代の解釈に合わせた再組み立てが成され、頭部を低く構えて尾を長く伸ばした新たな姿のアロサウルスを目にすることが出来るのです。全国のアロサウルスファンは上野に集うべきです。 立ち位置姿勢が変わっても、アロサウルス類の特徴である3本のカギ爪は相変わらずの力強さ。ティラノサウルス類に対比してより大きく長い腕の用方にも、いずれは新しい光が当たるのかな…と思いつつ、 「昔はこうだった」も忘れずにありたいものですね。「昔の人類の理解度はここまでだった」ことは現在を越えて「将来の理解度はいずれ拡張される」予感を与えるものですからね。天気が悪いにも関わらず会場内には家族連れが大勢いらっしゃいまして、ひょっとしたらあのうちの誰かが…とか勝手に夢を願うのは、罪じゃないよな。 ところでこのスタイルの復元って結構場所を食うものです。今回の恐竜博が終わっちゃったらアロサウルスはまた収蔵されちゃうのかなぁ… 夏ももうじき終わりですが、「恐竜博2011」は10月2日まで公開されてます。今回記事に取り上げなかった展示標本や解説パネルなども多く在りますので、ご興味持たれた方は上野の森へとゴーであります! 今回のお土産品。タカラトミーのガチャ「原色恐竜大図鑑」一回まわしたらティラノサウルス(骨格座りポーズ)でアタリを引いた気分だけれど、入り口でもれなく配布されてたバトスピカードは使い道がない。てゆーか骨だぞこれ、ただの(w;  

サイバーホビー「1/35 日本海軍水陸両用戦車 特二式内火艇 カミ」

プラッツ扱いサイバーホビー緑箱、ドラゴン初の1/35スケール旧日本軍AFVは発表以来各所で大反響の特二式内火艇カミ車です。模型誌始め実際手にとって作られた方も多いでしょうが、まあそこは趣味の領域で取り上げる。 しかしパッケージ画は美しいですね。時に目を疑うような物も散見されるドラゴンアイテムにあって1、2を争う傑作絵画だと思います。 スライド金型を利用して複雑な外形もたった3パーツでほぼ網羅。完成形を想像し易いのは良いことで、これ見てるだけでもやる気がモリモリ湧いてくるぞ(笑) 物の本では稀に「逆上陸用に開発された」と解説されることも多い特二式内火艇ですが、実際のところは普通に揚陸戦車として作られたのであって、出来上がった時期にはどこもかしこも守勢になってて逆襲上陸以外使い道がなかったとゆーのが正解みたいです。そんでよくレイテ島オルモック湾への輸送作戦が逆上陸の例で挙げられるけれど、ありゃ逆上陸というより逐次投入各個撃破の例じゃあるまいか。なんてゆーヤツぁ国防婦人会に吊るし上げられて硫黄島に配属の刑だ。 その他、パーツ一覧。少ない分割で的確に組み上げられていくスマートキットの面目躍如といった内容です。 キャタピラは軟質素材、エッチングは必要最小限、デカールは砲塔側面に軍艦旗を描いたサイパン島配備車両と3ケタの車両番号が記されたニューギニア島アイタペ配備の車両がセットされています。どちらも記録写真が多く残されている、特二式と言えば大抵これじゃないかなって車両ですね。なお塗装に関しては軍艦色が指定されていますけれど、占守島配備車両では「緑一色であった」証言もありますし、米軍の記録したカラーフィルムでも緑系のカラーリングを見た記憶がある… 「魂は細部に宿る」とよく言います。本キットの魂はいくつあるのだと言うくらいに個々のパーツの詳細にディティールが入っています。初の立体表現であろう転輪ボルトの固着ワイヤーや九七式車載重機関銃銃身覆の上部排熱スリット、さらにはスクリュー基部の溶接痕や最終減速機カバーの鋳造表現など枚挙にいとまがありません。特二式って決してメジャーとは言い切れない車両だし、メーカーサイドが一体どれだけの「数」を見込んでいるのか不明ですけれど、それでも製品開発に関しては多大なエネルギーが費やされているようでいやー、いろいろ考えちゃいますよ、ねえ? 防盾部分の照準孔をはじめ車体各所のピストルポートはすべて開閉選択式で随分とパーツ数を奢ってますねぇ。しかし組んでいて思ったのだが水陸両用戦車がこんなにいろいろ穴だらけで良いのだろうかは。 完成すると見えなくなる車体内部も燃料タンクやフロート着脱ハンドルなどかなり再現度の高い物…というよりこのキットで初めて知った内部事情。バルクヘッドが無くてエンジン剥き出しであったとは聞きますが、フロートの着脱は言うほど迅速では無かったろうなーと、それは想像です。しかしいったん外すと再度結合するのは現場じゃ難しいんだろうな。 主砲となる一式37ミリ戦車砲。旧日本軍は大戦末期まで37ミリ砲の火力強化を計っておりまして、砲身延長・薬室増大した本砲は二式軽戦車・五式中戦車などにも採用されたものです。初速・貫徹力とも相当進捗されてはいるのですが、既に時代はこのクラスの戦車砲に活躍の場を与えませんでした。 スペックはともかく模型としては大変良い出来。特に閉鎖機パーツC2のスムースなはまり具合には感動ものです。そしてどこにも書いてませんが、防盾C15に駐退複座機カバーC45を取りつける際にはあらかじめ下面にC46を接着するのを忘れないように。 あいかわらず説明書は誤表記多いです。文京区四谷方面にはいつもお世話になっております m(_ _)m 一部パーツは仮組状態でキャタも履かせていませんが、ほぼ完成状態。大戦後半の日本軍AFVにあって本土決戦に温存されずある程度の数が最前線に配備された車両にしてはこれまで立体化の少ない存在でしたので、初のインジェクションキットにして事実上の決定版リリースには万歳するしかないよね。 カミサマ∩( ・ω・)∩ ヽ(`Д´)ノバンジャイッ 後方パース。キットの指定ではスクリューはゴールド塗装でいかにも船っぽいんですけど、モノクロの記録写真みると車体色との差異を感じないんだよなー。この辺り実際どうであったかよりも模型映えを重視した方がなにかと宜しいかと存じますが。 実際に組んでみるとわかることってあるもので、砲身トラベリングロックだろうと思ってたB36~41あたりの部品、どうやったって主砲が届かない位置です。フロート装着時の操舵ワイヤー受けなのかなー。実際いろいろと謎は多い車両なんですけどね。 砲塔にしても大抵の資料には「二式軽戦車のものを流用」と書かれているけれど、「九八式軽戦車の後期型は二式軽戦車と同型の砲塔を使用」なんて記述を見つけると、じゃあ特二式の主砲って一○○式戦車砲だったりするの??などとドミノ倒しのように疑問点が溢れてくるので、あんまり深く考えるのはやめよう… 本キットでは車体前面のフロート取り付け金具の有無で前期型/後期型を選べる商品仕様となっていますが、前期後期の最大の違いは本キットに付属していないフロートの形状だったりする(クビンカ博物館に現存する車体がいわゆる後期型です) 開発の大元になった…とされる九五式軽戦車と並べてみました。ネタ元とはいえ幾つかの機構を流用した程度なので見た目で似ているのは足まわりぐらい…とか思ってたらなんかもー全然違うのよ。強いて言えば転輪ボギーの支持架ぐらいか…しかし手持ちの九五式は北満型だったんでそこも共通してない罠 Orz 「図体の大きい軽戦車に過ぎない」って評もよくわかります。今も昔も水陸両用戦車の設計って難しいもので、浮行能力を高めようとすると火力や装甲がトレードオフされるのが大抵ですね。基本は「兵員輸送車」であった米軍のLVTと違い、あくまで「戦車」であった一連の日本海軍特式内火艇(特四式除く)がどこまで有用であったのかという疑問については、戦後米ソ共に鹵獲調査したこの特二式内火艇カミ車が、以降の両軍の水陸両用車両開発にまったく影響を与えていないことがひとつの証左になるかもしれません。 が、しかし―― このプラモデル自体はこれで十分、ネ 申 うん、実はそれが言いたくてやったんだ(´・ω・`) 尚今回の記事執筆にあたってはアーマーモデリング誌連載記事「帝国陸軍機甲部隊の塗装と識別標識」「帝国陸海軍戦車大全」を適時参照いたしました。AMの日本戦車記事も情報量多いんで、いつか単行本化してくれないかな…

ハッピーミディアムプレス「サイファイ アンド ファンタジーモデラー 第21号」

まいどおなじみSFFM21号、表紙のストームトルーパー2人組はなんだかやけにリアルな風貌だなあと思ったら、 それもそのはず、これはフィギュアでは無く実際の人間がコスプレしてる姿なのでした。 イギリス在住のスターウォーズマニアたちによる実物大スターウォーズ再現団体、「エメラルド・ギャリソン」の活動と製作された数々のアイテムがレポートされています。 同様のグループは世界各地に存在し、日本に於いても501軍団日本支部の活躍は有名ですがこのエメラルド・ギャリソンの面白いところはコスチューミングだけではなく、様々なビーグルも実物大のサイズで自作しちゃってるところです。Y-ウイングやAT-STなどのセレクトは実に共感を覚えますね(笑)実物大ビーグルといえば「スターウォーズ・セレブレーション」展示品がありますが、冷静にそれらと比べれば劇中再現度は決して高くはありません。けれども作ってる様子はすごい楽しそう。正しく学園祭のノリですな。 ジェダイマスター、プロ・クローンのライフサイズマスクと詳細ディティール。キャラクター/クリ―チャーのマスク類は劇中プロップにまったくひけを取らない出来栄えです。彼らエメラルド・ギャリソンのHPを訪れれば動画ムービーや現地でのコンベンションの写真など様々な情報が掲載されています。本物の装甲兵員輸送車(スパータンかな?)に乗り込んで記念写真は例えるならミリタリーファンが集うベルトリングと変わらない楽しさで、ウエスト周りがぷくぷくしているトルーパーや帝国軍将校がいるのもあのイベントとよく似ているww いくつか代表的な記事をピックアップしてみますと… 「2001年宇宙の旅」に登場するムーンシャトル・エアリス1Bの作例はAJAMODELS製大型レジンキットの徹底ディティールアップ。「2001年」ファンのみならずSWやSF3D関連でも(そしてもちろんガンプラでもです)必ずや参考になることでしょう。 近年の映画作品からは「第9地区」のエビ型宇宙人のドロップシップはプラ版ハコ組の伝統的なスクラッチビルドです。綺麗な角度、面出しの処理など見ていて気持ちのよくなる製作記事です。 これら見慣れぬメカニクスは何かのコンテンツの再現ではなく、スケールモデルキットを利用して自分たちだけのオリジナル・アンダーソン風メカを製作し、更にはそれらを使ってショートフィルムの特撮映画を撮影しようと言う野心的な試みです。同じ車両/機体のスケール違いの製品を使って大小サイズの異なるプロップを作ったり、航空機のの銃口やエアインテーク部はアップ用を別に製作したりとデジタル全盛のご時世にアナログ満載な特撮。しかし「ワールドプレミアは土曜の夜に俺んちでバーベキューパーティーしながら催行(意訳)」なんての見るといや本当に楽しそうなことだなぁと。製作スタッフが皆よいお年を召しているのもなんだか嬉しくなっちゃいます。 その他今号の記事では ・旧イマイ(現アオシマ)製1/72ジェットモグラを使用したレンガ造りの納屋(?)が印象的なディオラマ ・レベル/モノグラム製インジェクションキット、バビロン5とスターフューリーMk1の作例 ・AMT製スタートレックK-7宇宙ステーション ・古いアメリカの連続ラジオドラマヒーロー、ドク・サベージ&シャドウのフィギュア(前者はレジンフィギュア、後者は映画「マトリクス」のエージェント・スミスにコート類を追加していく改造作例) ・前号から引き続いてAJAMODELSの「2001年宇宙の旅」中国ミサイル衛星 ・そしてどんなにディティールアップしてみても「非常によく出来た洗濯機の排水ホース」以上のものには見えない「デューン:砂の惑星」サンドワーム(レベル) が、掲載されております。

アトランティスモデル「U.F.O. フライングソーサー」

今日ご紹介するのは見ての通りの「空飛ぶ円盤」プラモデル。近年では未確認飛行物体も「ドローンズ」とか「トライアングル」とかいろいろ洗練されたデザインのものが未確認されていますが、こいつは矢追純一のUFO特集や日清のカップ焼きそばなどベタで古典的な宇宙観の産物ぽいです(w; それもそのはずこのキット、元をただせば1950年代に発売された世界初のUFOプラモデル(リンドバーグ社製)。日本でグレンダイザーが大ヒットするより何十年も前に、アメリカのお子さんはこーゆーものでブンドドしていたの…か? 寡聞にしてオリジナルのパッケージデザインを知らないのですが、本製品ではボックスアートの隅から隅までなんだかヘンなイキオイにあふれています。12歳以上はもれなくアブダクションされそうですし、誇らしげに星条旗が印刷されてるのもアポロの月面着陸はインチキだ!のよーなメンインブラック的エネルギーを感じるゴメンちょっとウソ。 …しかし今どきの純粋メイドインアメリカな模型メーカーって、この手の復刻アイテムばっかり出してるよーな気がするなあ。 パッケージ裏面はAndrew P. Yanchus氏による美しい完成品写真が掲載されていて、なんだかその気にさせられますね。盛り上がって来ますね(何が?) 「火星人ゴーホーム」的な緑色で頭でっかちな宇宙人とか意味不明な書き文字とか、胡散臭いにも程がある(w; そして開封してみますと…  ち ょ っ と だ け ミナキャヨカッタ な気分になる。「未知との遭遇」って映画がありましたけれど、未知と遭遇するのが常に素敵なことだとは限らないのだー! 気を取り直して各パーツの紹介など。 本体は上下2パーツでカンタンに組み立てられます。モナカとゆーかせんべいのようだナ。1/48スケールで直径6と1/4インチのサイズだそうで。 パネルラインは安心の凸モールドです。実機と違う!と思われる方は是非彫り直しましょー。むしろ実機を取材してクレクレ。 クリアー・バブル・キャノピーを始めとするその他パーツ。キャノピーの透明度は高いもので、パイロットの蓄光ギミックからヘンに色とかついてないのが良いですね。あ~でもむしろ着色されてた方が駄菓子屋的チープ感覚には訴えられそうで、その辺は好き好きかも知れません。 グロウ・イン・ザ・ダークのエイリアンパイロットと「カラフルデカール」 からふる!? まぁいい、そこは流そう。書体からなんとなくロシア語っぽい印象受けるのも気のせいだろう。しかしこのパイロットはちっさ過ぎてあんまりうれしくないぞと、そこは触れておこう……パーツのど真ん中にパーティングラインがあって左右で顔がズレているのは曰く名状し難い。 思うにその、Andrew P. Yanchus氏が、すごくガンバってサンプル製作したんだってことは伝わります。素晴らしい、感動すら覚える! 組み立て説明書はひと目見ただけでまる暗記できそうなほど簡単ですが、裏面の解説文が「空飛ぶ円盤の歴史」やリンドバーグ社の製品開発などについて記述されていて興味深いです。そして当時この模型は<あの>エド・ウッド製作の<映画史上最低の作品>として一部に名高い「プラン9・フロム・アウタースペース」の小道具として実際に用いられていて、後年ティム・バートン監督作品「エド・ウッド」で描かれたような金がなくて車のホイールカバーを使ってたという都市伝説はただのガセだと書かれている。 えっ あれって灰皿飛ばしてたんじゃないの? あー、言われてみるとそれっぽいですね(1分15秒あたり) いや~~~~~~ヘンな映画ですよ「外宇宙からの第9次侵略計画」わ。見ないと絶対損するけれど、見ても決して得にはならない。そんな映画があってもええじゃないか。 …脱線失礼。 さて普段でしたらここでキットを素組みしてこれこのとーりですははははとやって終わりにするところなのですが、 今晩はやけに牛たちが騒ぎやがる、どうも様子がおかしいなと、夜の農場に出てあたりを調べて歩いていたら、突然目の前に眩しい光があたって―― 気がついたら完成していたんだ。 前から見ても後ろから見ても円盤。 ところで後ろに2本突き出しているのはジェットエンジンだそうです。 宇宙は広いなあ。 コックピットもそれなりに塗り分ける。宇宙人は塗ってしまうとグロウインザダークしてくれないのでスミ入れだけ。 裏側は何のヘンテツも無い。しかしここは1/48スケールということでパンターの砲塔でも付けてみてはどうだろうか。その場合パイロットはスコルツェニーに変えるべし。はーうーにーぶー(呪文) スタンドに乗せるとフライング感も倍増し。ところでデカールの質は非常に良かった。意外だ…そしてよーく見るとこのデカール「ACME」って単語じゃないか?意味については辞書を引くかバッグス・バニーのカートゥーンを見るべし。 このスタンド実は地球を模していて、おまけにUFOが南北アメリカ大陸を足下に睥睨してるんである。昔から思うのだがアメリカ人って心の底では誰かに侵略されたがってるんじゃなイカ?最近そんな映画ばっかりでゲソ。 では本キット最大のギミック「グロウ・イン・ザ・ダーク エイリアンパイロット」をテストしてみようと思います。照明、準備よし。三脚、準備よし。セルフタイマー準備よし。ブラックライトの長時間照射により蓄光レベルは必要条件を満たしています。よし、照明落とせ!タイマー作動!!カウントダウン、スタート…3,2,1, ぱちり。 企画倒れ過ぎる(´・ω・`) こーゆーノリなら機体全部が蓄光素材で出来てた方が面白かろうと愚考しますが、当時はこのかすかな輝きにこそ、模型少年の魂が引き寄せられていたのだろうなー。 なんてな。 なお本体の夏季休業に併せて当ブログもしばらくの間お休みとなります。次回更新は8/17を予定しておりますが、詳細は未確認であるので突発的に何かが飛行物体されるかも知れない。されないかも知れない… 夏休みだからってあんまり夜遊びし過ぎて宇宙人に誘拐されたりケツの穴を××れたりしないように注意だ。地球は狙われている!つまり総受けキャラなんです。

光人社「月刊丸別冊 陸上自衛隊の戦車」

月刊「丸」1月別冊ということで半年ほど前に出た本をなぜに今更取り上げるかといえば。 正直に書いてしまいますと刊行直後は他の出版社でも同様な書籍が相次いでいたことも有り、ちょっと本書はスルーしていました。表紙にもなっている10式戦車は実に異例なことですが試作段階から広く一般に公開され、出版関連のみならず様々な媒体が積極的に取材を行い、結果同じ場所で同じ車両を取材した同じような画像が溢れたりもするものでして… しかし改めて本書内容を紐解いてみれば、同じ場所同じ車両を取材しても、掲載されている情報内容は違ってくるものですね。いろいろ探していた10式戦車のエンジンデッキが確認できる写真を本書で確認出来たときにはこれまで未読でいた自分を、いささか恥じたものです。 10式に関しては冒頭にこそ据えられているものの、決してそれだけの本ではありません。タイトルこそ「陸上自衛隊の戦車」と銘打たれ90式戦車以下陸上自衛隊戦車の歴史を振り返るようなスタイルも、ありがちではありますが、しかしそこは長年取材を続けてきた「丸」編集部だけに、74式戦車G型いわゆる「74式戦車改」の各部クローズアップであるとか、最新の割には他誌があまり取り上げない「07式機動支援矯」なんて地味(且つ重要)な支援器材も載ってたりします。全般的に支援器材のフォトは豊富で、施設科ファン向きと言える内容です。 歴史をうかがわせるような写真も随分あります。冷戦時代の、当時主力戦車の位置を占めていたころの74式や61式戦車が北海道の広大な演習場を疾駆する迫力の写真は、いまとなってはどこを取材しても撮影できるものではありません。なるほど「丸」のバックナンバーから写真を集めてきたスタイルではあるのですが、「丸」のバックナンバーを当たるよりもずっと確実に、質の良い記録写真を見ることが出来ます。昔日の自衛隊車両の情景を作りたいときには格好の手引きとなるでしょう。 モノクロ写真の部になると資料的価値はもっと高まりそうです。大抵の書籍でしたら小さくまとめられているような米軍からの供与車両がかなりのボリュームを持って紹介されています。左側は神宮外苑で観閲式典が行われていた当時、神田神保町の廣文館書店前を行くM41ウォーカー・ブルドッグ戦車の雄姿。(ちなみに廣文館書店は現在も同じ場所で営業中です。この写真は白山通りを後楽園方面に向かって北上中のものと推察されます)また右の61式戦車はキャプションではさらりと「富士教導団戦車教導隊所属の61式戦車」と流していますがよくみればこれ砲塔機銃が銃塔内蔵式になってる二次試作車のSTA-4じゃないか。同一車両が生産型61式戦車と並んで神宮パレードに参加している写真も有りで、ちょうどいま10式の試作1号車(いわゆるTK-Xだった車両)が武器学校の所属車両になってるように、今も昔も現場では試作型も生産型も混在して使われるものなんだなーと、いろいろ納得する。 そんなわけで非常に昭和自衛隊率の高い一冊なのでした。結果としてM52A1自走砲や67式30型ロケット弾の写真はあっても99式自走砲やMLRSは影も形も無い(よくよくみたら99式は一枚だけ載ってた)という、とても21世紀の自衛隊本とは思えない内容に(笑) 対空車両の部でもM3ハーフトラック系列の2車種(M15A1/M16)はあっても87式AWなどまったくどこ吹く風といった有様でああ、容易に想像できますね。 「ゆとり世代め、もう勝った気でいやがるな」「よろしい、では教育してやるか」 などと呟く「丸」編集部内の有様がッ!! そんなわけで、カラーグラビア冒頭だけを見て本文内容読まれた方にはいささか驚かれた人もおられるかと。むしろそこを見て後の続きを読まずに済ませていた向きにこそ、あえて強力にプッシュしたい内容なのです。 ページ数の半分近くを占める文字パートの方は、読みやすく判りやすい調子で自衛隊戦車の現状と歴史を解説しています。決して専門的な用語や数字の羅列に陥らないのは「丸」のスタイルそのまままで、深く突っ込んだ話や専門性の強い記述を欲する方には食い足りなさを感じることがあるかも知れません。その辺も含めて「丸」なんだよなーと思います。巻末に零戦ならぬ「九七式戦車とわたし」が無いのが不思議なくらい(w; 巻末には「近未来イフ戦記 10式戦車VS中国軍」と題して与那国島に侵攻する人民解放軍と同地に展開する10式戦車1個小隊との戦端を描いた短編仮想戦記が載ってるのですが、これに関しては「トムとジェリー」のチーズみたいですねとだけ述べるに留めておきます。 (そのこころは?穴がいっぱいです) もとよりフジミの10式戦車プラモデル用資料にならないかなーという動機で読み始めた本書ですが、九州地方に配備され同地の地名を描いて防備に努めた第4戦車大隊のM4戦車や富士演習場でM4を仮想敵に火炎放射機で肉迫攻撃(!)する図など、実はタスカのイージーエイト作るのに向いた内容なのかもしれません。空気感とか時代の雰囲気とか、まあいろいろです。 ところで供与車両や61式戦車など、防衛秘密の指定解除が成されてそうな時代の陸上自衛隊の対機甲戦術を紹介したマニュアル的なものってないものでしょうかね。「61式戦車用の坑道陣地」の詳細とか面白そうなんだけどな…

タミヤ「1/35 パラサウロロフス情景セット」

恐竜強化月間その2はタミヤの定番「恐竜世界シリーズ」よりNo.3パラサウロロフス情景セットの紹介です。 古くからタミヤには「恐竜シリーズ」としてティラノサウルスをはじめとする製品があったのですが、恐竜についての新しい学説が広まった20世紀末の時代においてはいささか古びた姿となっていました。そこで映画「ジュラシック・パーク」公開当時の恐竜ブームに合わせて完全新規・新展開を行ったのがこの恐竜世界シリーズです。あれから20年近くたつのかー。 パラサウロロフスはハドロサウルス科、いわゆる「カモノハシ竜」と称される植物食恐竜グループに属する種で、それらの中でも長く伸びた頭頂部のトサカが特徴で有名な恐竜です。かつては水辺に生息する生き物でこのトサカは潜水時にシュノーケルやエアタンクのような働きをするものと考えられていましたが、現在では陸棲動物だと考えられるようになり、頭部の働きについては発声器官であろうとする説が有力です。 そんなことより長年リリースされて来た本製品、何を隠そうハコ開けて中身を見るのは初めてです。そしてあまりに静岡名産品的な成形色に度肝を抜かれた… 付属品の成形色はホワイトです。なんだかほっとします。 こういうベースを見てるとガンプラの「情景模型」を思い出すのはなんでだろうな。外枠が不定形になっているのは恐竜世界シリーズ初期の4作に連結して大型パノラマを構成できる、ひとつの仕掛けがあるためです。 ベースにセットするソテツの葉っぱを作るためにちりめん状の加工がされたリーフシートと紙巻金属線も付属。 恐竜本体のパーツにはウロコ状のモールドや筋肉の流れを意識した造型が施されています。そいえば初めて恐竜の皮膚標本が発見されたのはハドロサウルス科の化石でしたな。「恐竜のミイラだ…」って慄くマンガが載ってたのは学研ひみつシリーズ「化石のひみつ」でしたか…? 前後の肢は先端部を除いて一体成型されており、ムクなパーツで合わせ目が無いような設計です。パーティングラインは削らなければなりませんがバランスウェイトにもなっている構造のようですね。この辺のパーツ見ながら「モモ肉うまそーです^^v」とか言い出したら夏の暑さに脳が病んでいます。 組み立て自体はブルワーカーで筋トレするぐらいにまったく簡単です。何も説明しようがないほどではじめて博物館に行って恐竜見て、そのまま売店で買ってきたお子さんでもその日のうちに完成するレベル。 背中のラインも自然に生物らしいうねりを描いた美しいシルエットに入門者から上級者まで満足できる造型でしょう。ただ、少ないとはいえやはり合わせ目は存在し、より実感を高めいっそうの生物らしさを表現するためにはパテ埋め作業と再モールディングが必要でしょう。説明書ではポリパテを使用した合わせ目消しの手法が紹介されています。 オプションでトサカが短い頭部パーツも用意され、自由に選択できます。これは実際に化石でも発見されている違いなのですが、その違いがどのような意味を持つかについては雄雌の性別差異であり、トサカの短い個体はメスだろうとする説が有力です。なんであれ恐竜についてはあくまで「説」なのであってあんまり断定的に記述するもんじゃないのですな。 はっきり書かれてませんけどこれってやっぱり先の副将軍水戸光圀公にあらせられる、控え控えおろ~な黄門様でありましょうや?生物である以上食って出すのは自然ですけど立体でそれを表現した例って知りません。アナール学派もビックリ。 キットには本来恐竜世界には生息していない生物であるものの、大きさをはかる目安として同スケールのホモ・サピエンスが付属してます。このままアフリカ軍団に放り込めそうな外見ですけどモデルはイラストレーターのヒサ・クニヒコ氏だったりする。 90年代恐竜ブームの当時には関連書籍でよくイラストを描かれておられまして、本シリーズの復元想像図も同氏の手によるものです。たしかオリジナリティの高いステゴサウルス復元想像図を発表とか、やってたなあ… 小型翼竜ニクトサウルスも三体付属。説明書では「翼竜の地上姿勢についてはわからない点が多く、様々な推理がなされている」との記述がされていますけど、20年経ったら地上での翼竜は四足歩行でほぼ定説化されました。そしていまウィキペディアで「ニクトサウルス」項目確認してみたらとんでもない事実が!発見されていたんだなぁ… そしてここからソテツの作成過程です。 パーツC4に裏から紙巻線を通して瞬着で固定、そこに切り抜いたリーフシートを接着し… 葉の部分に切れ目を入れて紙巻線を曲げたらC4と幹部分を接着。と書くだけなら簡単ですけど、本キットの製作ではこの過程が最も難しかった気がするぞ。リーフシートと紙巻線はなかなか綺麗に接着出来ないし、切れ目も雑になってまう~ 説明書通りに全部の紙巻線を通して全部のリーフシートを貼ってと段階踏んで行くよりもまず内側だけ仕上げて順を追ってく方が良かったみたい。そして最後の段階で気がついたけど最初に紙巻線を瞬着で固定する前にクリアランス保っておかないと幹がズレるぞOTL 塗装するならパテ埋めすれば良いんですけど、しかし塗装する場合ソテツの葉は先付け?後付け?どっちがいいんだろう?? そんな苦心をしつつも一応の完成を見る。なんだかほんわかした白亜紀の情景ですなあ。思いのほか飛翔するニクトサウルスの高さがいい味だしています。 この恐竜世界シリーズ、パラサウロロフスよりティラノサウルスで顕著なんですが、どの恐竜も穏やかな顔つきで造型されています。これは復元デザインを担当されたヒサ・クニヒコ氏の「怪獣のような扱われ方が多く非常に誤解されたイメージが作られているけど、本当は今いる動物たちと同じ表情や生活をしてたんじゃないか」(HJ誌93年8月号)という、至極真っ当な意見の反映です。ヘビやトカゲも顔付きはカワイイもんです。 しかし、ヒサ・クニヒコ氏は重大な見落としをしていました。 恐竜はごく普通の生物でしょうが 人間はそれどころではないので こんな殺伐とした情景を作ることもできるッ!そう、怪獣のように扱われるべきは我々の方なのです。