Month: January 2012

ブロンコモデル「1/35 中国人民解放軍 陸海空軍 女性兵士行進シーン」

2009年に催行された中国建国60周年記念式典のパレードを再現したシリーズから、女性兵士4体のセットです。 敬礼と行進、2つのポーズを選択可能です。パレードの映像はYoutubeなどで現在でも参照できますが、陸海空三軍を代表した3名3色の兵士が先頭を率いて、その後を陸軍兵士の一群が行進するスタイルだったようです。箱絵にもある通り敬礼するのは前の3人で、後ろのグループは整然と進む…と。映像貼ろうか迷いましたけど、見てるだんだん疲れて来ちゃって(笑) 近代化が進み模型関係でも様々なアイテムがリリースされている現代の中国軍ですが、いわゆるサービスユニフォームの立体化は珍しく、記章類などの資料的価値もあります。ところで最近あんまり「人民解放軍」って言わなくなりましたねーナンデデショウネ 箱を開けると中からいきなり出オチのようなものが飛びだし…ってはい、パッケージ見れば誰でも気がつくと思いますが、まったく同じフィギュアが4体入ってる内容です。 しかしランナー自体に接続ピンが設けられてて安定して積み重ねられるとは思いませんでしたが。いやこういうのは初めてみるなー。 フィギュア1体分のパーツはこのようになります。曲げ伸ばしを選べる右腕パーツに加えて若干捻りの入った胴体パーツ、頭部も選択式。 女性ということでみなさん注目されるであろうフェイス部分は、このサイズならまーこんなもんでショ的な何かでありんす。大体彫りの浅い女性を1/35スケールで眉目秀麗に再現するのは難しいのであります。 むしろこの2種類入ってるトルソーな胴体パーツにこそ「実物をそのまま縮尺しても迫力に欠ける、よってディフォルメが必要!(キリッ」的な製作者のオーラを感じる… 側面からも比べてみます、側面からも比べてみます。大事なことなので2度言いました。ほ~らこんなにもちちがいますよ? だがしかし、敢えて言おう、このキットの神髄は脚である。タイトスカートからすらっと伸びたフトモモとそこから秀でた膝頭そしてしなやかな曲線を描くブーツが実にフェティッシュでありませんか紳士。「女っぽい脚の魅力を否定する奴は偽善者だ」と安部公房もゆっている。 装備品パーツはおそらく「92式」と呼ばれる現行モデルのオートマチックだと思いますが(中国語ではハンドガンを「手槍」って書きますね)あんまり詳しくない……5.8ミリ弾なんてモデルもあるのか。パーツ自体はスライドオープンしたものや予備マガジン×2などなかなか気合が入っています。本製品ではホルスターしか使わないのが勿体ないくらいですぬー デカールは三軍の階級章が中心で、一応四人分同じ階級で揃えられる枚数はありますね。略綬のリボンバーが含まれてるのも嬉しいところです。まーその、どの階級だかなんの勲章だかは…たぶん……ネットは広大ですからどこかに……… このフィギュア、あんまり後ろから撮っても意味が無い(てなことを書くと膝裏紳士の皆様から罵倒されそうであるが)んで左右から見てみます。やはりすらりと伸びたおみ脚は魅力的、タイトスカートの合わせ目は命がけで処理するべき。そして素晴らしいわきわき。 基本同じフィギュアなんで特筆することが無い(汗)行進ポーズ。強いて言えばホルスターの有無ですか。これも箱絵に描いてあるのですが、拳銃並びに予備マガジンを携行していたのは先頭の3名のみで、隊列兵士は未装備でした。たぶん階級も違うと思うんだけど、さすがに映像からは判別できず。 パレードの迫力を再現したらそれはそれは人目を惹きつける作品となるのでしょうが、キットひとつの4体だけだと「戦地慰問に来たラインダンス」程度にしか見えんぞうううむ。数を揃えて楽しむものか、3体だけ3色に塗り分けるか、軍事パレードは国家予算に併せて分相応な規模を考えましょうというのがこのキットの注意点ですね。 それと変な性癖に目覚めないよう、その点からもご注意申し上げる。

バンダイ「1/144 HGバクト」

第一部が終了し第二部製品のリリースも開始されたタイミングですが、「ガンダムAGE」第一部フリット編より、UE改め木星トカゲもといイバリューダーじゃないヴェイガンの重装甲タイプMS型兵器バクトであります。 初めて名前を聞いた時には「木枯らし紋次郎」のようなものを想像したことはヒミツだ。 本編に登場したUE(こっちのほーが短くて表記し易いのだ)のMS型としてはガフラン・ゼダスに次ぐ第3の機体ですが、デザインやパーツ構成はガフランのものをストレートに受け継いでいるようですね。形式番号も公開されてるしいずれはUE機の開発設定なんかも語られたりはするんだろうか? ともかく、このバクトはパワー系、格闘型の機体として登場しドッズライフルを寄せ付けない電磁装甲を誇り、AGEシステムの進化とタイタスフォームの登場を促した存在です。AGEビルダーが「レベルを上げて物理で殴れ」の解を導いた直後にGエグゼスのビームサーベルで一刀両断され、お陰で本編設定に非難GOGO!だったようですがまーなんだな、出てきた解がすなわち最適解ではなし、むしろそういうあやふやでファジーなシステムに頼らざるを得ない(その事に疑問すら持たない)登場人物たちとストーリー構成の弱さはむしろブラックユーモアの類で… ああいかん、放っておくと本編内容をgdgd書き出しそうなのでキット本体の解説解説。ガフランと違ってより人型に近づいたデザインなので、胴体部分は普通にモビルスーツ的な構造になってます。胸部のビームスパイクはクリアパーツで再現。 そのクリアパーツはガフランの時より大きい物で、これなら完成後も栄えるなーと思いきやシール5枚も貼りつけボディブロックに組み込んだらクリアーの意味が全然無いんである。ううううむこれならクリアパーツはビームサーベル刀身で付けといた方がよくないかな?かな? ガフランよりはアンテナも翼もゴツイ頭部。UEの機体はこの部分がコックピットらしいんで、頭にハネはえてる訳がよーやくわかりました。もっともここが脱出ポッド的に使われる部位なのかそもそもバクトが有人機なのかどうか、そこんところはよくワカランのですが。 腕部分は下碗が大型化されている他はガフランと同様…なんですが、 握り手が付属していたガフランとちがって平手が2種付属します。なるほど本編ではずっと開きっぱなしなんで握り手が不要だってのは解りますが、ギミックの無い平手を何に使うべきなんだかとんと理解が及ばないのです… 腕部分でもう一点、肩アーマーのPC軸受け部分が真円になってませんでした。プラパーツを削るかPC軸を一部切削するかの加工が必要です。金型の調整どうなってんのかなーと、バンダイにしては珍しいんですけど。D5~D8の合計4個すべてこの状態だったんで、たまたま自分の組んだヤツだけでは…無いと思うんだよなー。 まあちょっとビックリしましたけれど、大した手間でもありません。簡単に対応できます(自分はPC軸切る方で済ませました)ところで胸部ビームスパイクとはいったいどんな兵装だったのであろうか。いつもの「ゆっくり充填していってね!」をラーガン相手にやってるうちに横からタイタスさんにブン殴られたんで、結局よくわかんないのですよねー。 脚部はちょっと凝っててイイ感じです。フレームの上に外部装甲を重ねる構造でどこかエルガイム風味である。 各関節部分の可動範囲は前後に広く左右に狭いガフランとほぼ同様ですけれど、足首関節の自由度は高くパーツ自体も大きいために接地性は高くなっています。そしてなんといってもこの大腿部から爪先まで、有機的に流れる脚のラインがいかにも石垣メカでナイス!シルエットそのものは違っても、Vガンダムのシャッコーやゴッゾーラに通じるものがありますなー。 そんなこんなで完成です。太めのボディに目が行きがちですが、ガフランと比べて小型化された主翼も特徴か。本編だとそんなに変わった印象は受けなかったけど… こうして並べてみると主翼の違いがよくわかります。上背がほとんど違わないのはちと意外。テール部分のビームライフル・両腕のバルカンとも全くの同型で、火力面では同程度の機体だったのだなー。 変形…は、UEの初期三種の中ではコイツがいちばん微妙だと思う。翼と脚が展開するだけでシルエットとしてはMS形態と大して変りが無い…。あとガフランとは違って四足歩行とかしないデザインなので、飛行形態で展示しようと思うならスタンド必須です。 とはいえその脚部はやっぱり面白いデザインで、足裏の「土踏まず」まで一体化された推進装置のような形状を成しています。重装甲でも鈍重ではない、ドムかあるいは06R的な性質を帯びた機体なのかなーと考える。少なくともしゃがみ小キックはありゃなんかおかしいだろう。それでなくてもファーデーン編はいろいろ変なところが大杉なんだけどさ。 飛行形態上から見てみます。本編では左右に体節を捻らせて生物的な飛行を行っていましたが、さすがにこのサイズでそれを再現するのは難しいところでしょう。このサイズ、この価格帯の構成、それを勘案してギミックを盛り込むのはデザイナーの仕事か監督の発注か、さてどっちの責任なんだろうね。 ちなみにガフランの主翼と交換するとそこそこ面白いカタチにはなります。まあ「そこそこ」なんですけど。 主翼部分、とくにヒンジとなる部分が小型化されたおかげでポージングにはずいぶん余裕がとれました。首部分がも少し自由に動けばなお宜しいのですけれど。目線切りにくいのですね、ちょっと。 膝立ちもこなします。MS形態ではスタンド使って飛ばすよりも大地に立たせておいた方が安定してよさげ。 初登場回以降急速に没個性化しちゃうのはなにもAGEに限った話ではないのでしょうけれど、こと第一部のUE機の場合ストーリーの「謎」優先で搭乗パイロットによる機体の個性化、キャラクター付けの要素を取り去っちゃったんで、モブ化した以降は正直ツラいものがありますねえ… そしてUE各機がここぞという時に限って役に立たないバルカンばかり撃ってくるのは演出の怠慢だろうとか、まあ愚痴を言い出せばキリないんですけど、次回から始まる第二部アセム編ではそのあたり改善されてることを願いつつおしまい。何度も言ってますがプラモデルとしては非常によく出来てるんですよ、AGEシリーズ。

大日本絵画「戦車模型低級技術指南」

アーマーモデリング誌で好評?連載中のローガン梅本氏による記事をまとめた作品集。「やりたくないことしないで作る面白いだけのプラモデル技法書」と副題がつけられています。 趣味の世界ですから楽しい事だけやりましょうという姿勢はすごく大事だと思います。趣味でやってることがいつのまにかルーチンワークと化していたら、それはちょっと辛いものではある。そうならないためには日々是研鑽、まだ見ぬ高みを目指して歩みを止めずに―― と言えば聞こえは良いのですが。まーなんですな、人間十年も二十年もやってるとだんだんと越えられない壁やら自分の限界やらが見えて来たりもするものです。そういう境地に至って、ではそこから先どうやって模型趣味と付き合っていくかという、だいたいそんな本かなあ。 めんどくさいテクニックを使わずに簡単な作業でどのようにメリハリをつけるか、ちょっとしたポイントによって見栄えを良くする点では幅広い層で参考となるかも知れません。でもまー、入門者向けともちょっと違うんだよなー、と。これから戦車模型を始めようとする方々ならば、是非ともまだ見ぬ高みと誰の手も届かぬ超級世界を目指してほしい気分です… 雑誌記事でこういう簡単に再現できるHowtoが掲載されているのは実に結構なことだと考えます。一冊まるごとソレで本出しちゃうのには賛否両論あるかも、知れませんが… いろいろ疑念はあるんだけれど、懐かしいタミヤのII号戦車と付属のアフリカ軍団兵士の情景見たら「あーやっぱコレだよなー」と、なにがコレなんだかよくわかりませんが、肯定したくあります。 例えば絵画の世界で言うと決して「写実」だけが表現のすべてではないので、戦車模型界にだって印象派でも野獣派でもなんでも来やがれというような、フトコロの深さを持ちたいような、せめて瀬戸内海ぐらいの心の広さは欲しいもんだなと、そんな感じで。 多分、冒頭に掲載されている六鹿文彦氏のマンガの元ネタがわかってケラケラ笑えるような世代が楽しむための本だと思います。若者よ、昭和のマンガ雑誌には「ブルワーカー」の広告がよく載っていたのぢゃ。 AM誌にはもっと他に単行本化してほしい記事がいくつもあんだけどなー(こっそり)

Meng model「1/35 VsKfz 617 ミーネンロイマー」(その4)

ちょっと時間を開けてしまいましたが MENG model のミーネンロイマー、完成編です。たまにはそこまでやります。ところで製作中に気がついたのですがこのミーネンロイマーって、 伊福部マーチがすごく似合うという事実。 いや「事実」というより「真理」か。うん、まあ、実車とはなんの関係もない話なんだけどね… 本車のロールアウトは1943年と言われてますので、車体のカラーリングはダークイエロー主体と考えるのが自然です。しかしながらキットのボックスアートに描かれたジャーマングレー塗装のミーネンロイマーが醸し出す禍々しさに惹かれてそっちの方向で。ジャーマングレーと言いつつ吹いているはネービーブルーや軍艦色の缶スプレーだったりするのですけど。 履帯部分、キットの指定では大抵の戦車プラモと同様に黒鉄色となっていますが、大抵の戦車プラモと同様、指定通りに塗るとロクなことになりません。フラットブラックを缶スプレーで吹いて上からクレオスメタルカラーのアイアンとダークアイアンを筆塗り。 汚しは控えめで完成です。それで、ですね……実を言うと履帯を厚塗りし過ぎたのかハメコミ方が悪いのか、綺麗に接地しなくなってしまったOTL 本来ですと3コマ接地するのが正しいのです。ちゃんと組めば、ちゃんと出来ますと申し上げておきます、嗚呼(恥) 履帯はエッジを中心に金属色を乗せて半ツヤ風味にしてみたのだけれど、実際はどんな感じになるんでしょうね?錆びるのかな??AFVモデルで錆表現と言えばフラットでガサついたような錆が主体だけれど、倉庫で使いこまれたハンドフォークのグリップみたいなツヤのある錆具合(解り難い例えだ)を出すにはどうすりゃいいかな。 排気管とそこから出るススはパステルとかピグメントとか使ってますです。 車体各部の溶接痕を強調すると結構なアクセントになるかと思われ。 車体全面に2つある何かの取り付け基部は前照灯用の装備でしょうか。ボッシュなりノテックなりのランプをつけて実戦仕様を考えても良いかもしれません。限りなく架空車両に近い存在なので、いろいろと想像の余地があります。 四方向から。よく言われるのはこれだけ大仰なシステムであるのにも係わらず、ローラー部分の面積と言えば軽戦車一台分の幅も啓開出来ないという実用性の無さ加減。実際に運用するのはかなりの難儀でしょうね。 第一、地雷原までどうやって運ぶのであろうか。 そりゃドイツ軍には重量50トンの重戦車だって運搬できるトレーラーがありましたけれど、ミーネンロイマーの場合は重量よりも接地圧の高さで苦労しそうなヨカン。 模型的にはハッタリが効いて見栄えのする、いいアイテムだと思われます。アルケット社のなかのひとには感謝であります。 ディオラマとかフィギュアと絡める事を考えても、ハッタリが効いてるってのは面白いと思うのですよ。いかにも秘密兵器、悪役然とした形ですから、いかにも悪役ドイツ軍的なフィギュアと絡めたら面白そうです。こいつらとかピッタリだと思うぞ(笑) しかし今回は自戒の念をこめて頭を抱えたドイツ兵とm9(^Д^ )プギャー 少年を置いておきます。履帯についてはちょっと反省している…

アカデミー「1/360 Tu-144 超音速旅客機」

親愛なる閲覧者同志の皆様、Здравствуйте! 本日は皆様に人類世界初の超音速旅客機、ツポレフTu-144のプラモデルを紹介します!え、それはコンコルドじゃないのかって? いえいえ、それは資本主義の走狗たる歴史修正主義者たちが流した薄汚いデマです。人類社会への裏切り行為です。ツポレフTu-144はコンコルドよりちょっと早く初飛行してコンコルドよりもちょっとだけ大きく、コンコルドよりちょっとだけ速い最大速度でコンコルドよりちょっとだけ乗客人数も多く、コンコルドよりちょっとだけ多い機数が製造されたのです。かくも偉大な機体に対して西側社会は「チャージャー(代金を請求する人)」なるコードネームを与えましたが、なにしろ全般的に胡散臭いので「コンコルドスキー」としか呼んでもらえませんでした。なんだと!人身事故も退役年度もTu-144のほうが早かったんだぞ!!自慢にならねー。 と、大体そんなヒコーキであります。詳しくはウィキペディアをみるとかイカロス出版「コンコルド狂想曲」あたりを読まれると宜しいかと思われます。 アカデミー製のキットは「牧歌的」と評するのが最も的確な称賛であるという、まあそんな種類のプラモデルです。箱絵は機首折れ・カナード展開した状態ですがパーツは飛行姿勢のみ。 機首の可動部と収納されたカナードは一応凸モールドで存在が表現されていますが、が… 舷窓をデカール表現するのはこのスケールの旅客機モデルなら通常の処置でしょう。アエロフロート機体番号CCCP-77102は量産型として初めて飛んだ機体(1972年3月20日)で、パリで初めて墜落した機体(1973年6月3日)でもあり…縁起がいいんだか悪いんだかよくわかりません。 パーツの構成は単純ですがパーツの合いは良くは無いので組み立て過程はちょっとした拷問のような態を成します。 形にするだけなら実に簡単。さてこのTu-144がよく噂されるようにコンコルドの設計を盗んだのかどうかですが もちろんソビエト連邦はそんなこと認めてませんよいやですねえ。 コンコルドが英仏両国で設計開発されていた冷戦時代、様々な技術や機密が西側社会から共産圏に不法に持ちだされたのは確かなのですが、超音速旅客飛行機を設計すれば似たようなカタチになることもまた確かです。開発放棄したボーイングのSSTも大体こんな形でしたし、JAXAに行けば今でも似たようなモノ弄ってるはずです。当時のイギリスがキム・フィルビーや「こうもり傘殺人事件」に代表されるほどスパイ天国だったからって、必ずしもソ連当局がコンコルドの設計を盗んだとは限らないのです。 だってフランスって、西側じゃないし。 ん?まあいいか、Tu-144の動画を皆さんお楽しみください。 試験飛行時のパイロットが到底旅客飛行機を操縦してるよーに見えないところがおそロシアですね~、禍々しいですね~。 そこでガンメタルを吹いてみた。禍々しさ倍増である。 残念ながらキット付属のデカールではいまいち見栄えがよろしくないので… 手持ちの共産趣味デカールを貼りつければあっという間に「むかしのジェームズ・ボンド映画に出てくる悪役のデスクに飾られている風モデリング」の完成、Хорошо!! …うん、自分でも何やってんだかよくわからない。ちょっと自己批判してくる。

アンパーサンドパブリッシング「ミリタリーミニアチュア・イン・レビュー No. 54」

MMIR第54号、表紙作例はタスカの1/24スケールII号戦車です。発表以来話題騒然のこの製品を「Punmped-up Panzer!」と題して いまGoogle翻訳に掛けたら一瞬ヒドイ単語が出たけどキニシナイ!とにかくAFVモデリングを底上げする逸品のディティールアップとウェザリングで紹介します。 発売以来しばらく経ってますから手になさった方も多いでしょう。模型サイズとしては1/35スケールのWW2中戦車と大差ないものですから、うっかりすると色んな物を1/35スケールのまま仕上げかねない諸刃の剣でもあるこのキット、実に丁寧に仕上げられています。マフラーのテクスチャー表現やヘアスプレー技法がその効果を存分に発揮している冬季迷彩の残滓など見所は多いです。 車体後部のスモークキャンドルは特に手が加えられています。完成品だと装甲カバーの質感ぐらいしか目に見えないところですが、地味な車両ならではこその、細部に拘り魂を込めるところかと。デッキ上の布の質感、転輪ごとに異なるチッピングの度合いなどもラージスケールならではでしょう。 こちらはうって変わって1/48スケールのSdkfz.251D。タミヤのキットをガソリーヌのレジンパーツで7.5cmPAK搭載、/22への改造作例です。考えてみるとMMIRは毎回ヨンパチ取り上げてますね。日本の模型雑誌も見習ってほしいものだなとげふげふ ちょうどタスカII号とは対照的で、スモールサイズだからこその派手目な改造パーツとダイナミックな錆表現が行われています。雑誌写真で見ちゃうと判り辛いかもしれませんが、もし両者を実物で比較出来たら面白いだろうなーと、そんなことを思います。ところでタミヤはどうしてSdkfz.251/22を出さなかったんだろう。こんなに格好良いのに。 アキュレイトアーマーのマイティ・アンター Mk.I牽引車とダイソン50tトレーラー。この手の戦車運搬車はコンテストの上位入賞作品としてよく見かけるように思います。 それもそのはず、これほどの大型且つ繊細微小なパーツ山盛りのフルレジンキットを仕上げて人前に出せるほどの腕前なれば、上位入賞も当然かもしれません。パーツを見ているだけでも立体的な呪文を見ている気分だ(何)現用…うーむ、まあとにかく「現用」車両の範疇なので派手には汚れず傷つかず、むしろ汚れたところと美しいままの箇所のメリハリの付け方が人目を惹きつけるコツと言えましょうか。 今号の記事としてはMMIR50号・51号以来のロイヤルモデルオーナー Roberto Reale 氏による自社製品、イタリア海軍 M.T.S.M.A.高速艇と埠頭を使用した情景が目を惹きます。その他タミヤのオペルブリッツ(日本での製品名は「3トン4X2カーゴトラック」ですな)にプラスモデルのレジンパーツでラッセル車への改造記事、同じくタミヤのBT-7はキットの素姓を活かし、グレートウォールのツェンダップKZ750は組んだだけで勝ったも同然みたいなところが並んでいます。 M88A2戦車回収車のウォークアラウンド・クローズアップフォトは最近すっかり作業車両がマイブームなこの身には喜ばしいところです。力強ーい、たのもしーい。一見すると地味に思えるかもしれませんが、イラク戦争では例の巨大なサダム・フセイン像を引き倒した車両として有名。いまはレジェンドで改造パーツが出てますか。 そして毎度オチに使う今回のフィギュア新製品からDoug’s Original社「怒る女性」、万国共通で使えそうなダイナミック・ポージングです(w

Meng model「1/35 Vskfz 617 ミーネンロイマー」(その3)

前回はレビューとは名ばかりで昔話に終始してましたが、今回はちゃんと作りますミーネンロイマー短期集中連載第3回。ホビーリンクジャパンのアイテムページには「週末の2日間で組立完了な部品構成です」なんてさらりと書かれていますが、本当でしょうかね? 本当でした。 前回紹介したようにこれまでミーネンロイマーの立体と言えば鈍器のようなレジンモデルか難行苦行の東欧製キットのイメージばかり先行していたので、こんだけシンプルに、且つ非常に高いレベルの出来で、ウィークエンドモデリング出来ちゃうとは驚きであります。真っ青な物体をお皿に大盛りで見せられて「カレーです」と言われるぐらいのオドロキなのです… インパクト重視でまずはカタチを見せてしまいましたが、以下組み立て説明書に準じて各部を紹介していきます。 ドイツ戦車特有の吊り下げフック、大抵のメーカーでは成形の限界から板状のパーツになってますが、本製品では2パーツに分割することで、実車同様の吊鉤を再現しています。どこのメーカーもそんなことやらないのは地味な割に恐ろしく面倒臭い作業になるからで、A13パーツはランナーに残したままA12を接着する方がいろいろと楽です。ええ、まぁ、やってて途中で気がついたんですけど… 車体上面に開口されているハッチ類はすべて別パーツ…なのはともかくとして、各ハッチの蝶番まで別パーツになっててビックリ。抜きの関係なのか設計哲学(?)の問題なのか、ともかく精密性を第一に配慮しているような印象です。MENGの次回製品は現用ロシア軍のT-90が予定されているので、その辺のこともいささか気にかかる。 なお組み立て説明書では全ての蝶番を車体に取り付けた上でハッチを接着していく流れですが、蝶番であるA5パーツの接着位置には遊びがありますので、個別の区画ごとに蝶番+ハッチ類で仕上げて行った方が後々になって「微妙に合わねえッ!」てな羽目に陥ることなく… 二か所あるエンジン冷却機用外気取り入れ口のフィンはすべて別パーツを植えていく設計です。この辺も細かいなー。万が一角度がピッタリ合わなくても… 大丈夫だ、問題ない。 いい加減旬の過ぎた冗談はともかくとして、このような箇所まで防弾対策が入念に施されているのをみると、この車両が敵弾下で強行に地雷処理を行うような運用を想定していたのではないか…と思われます。ソ連軍の縦深防御陣地に対する装甲軍団の尖兵的なおお、カッチョエエ!しかし最高速度は時速15キロ(推定値)である… 後輪操舵用のチェーンを通す為に車体後部に2か所、ドリルで開口する指示があります。ガイドはモールドされていますがドリル径は明記されていません。1.2~1.5ミリぐらいかな?実車ではどうも楕円形に開口されているようなので、正確を期するためにはそのように努めましょう。でも、完成したら全然見えなくなるとこだったりする。 車体前面のディティール関係です。操縦手バイザー部分はどっかで見た形だなーと思ったらII号戦車F型のものによく似ているのか。同型のユニットを使っているのか、たまたま相似形状なのかはわかりませんっ>< そしてその下に位置するなんだかヨクワカラナイ装置ってひょっとして方向指示器か!?如何にも後輪の操舵方向と連動してそうな感じなんだけど、車外に設置するよーな意味は果たしてあるのかな。 排気管は車体側面にちょこんと突き出てます。あまり伸びてないのは明らかに爆風で持ってかれるのを避けるためでしょうが、マフラー(消音器)は内装されてるのかそれとも「どうせ稼働してるときはドカスカやかましいから」ハナっから付いてないのかさてどっちなんだろう。JAMESニュースレターの記事によると内部も撮影してきたそうですけれど、公開された記憶が無いのです。 インストの流れだとここから車輪関係なのですけど、美味しい所は後回しで砲塔部分、各ユニット。先にやっててよかったなーというのは組み立て過程で言うと「17」のこの部分、ちょっと変です。B19パーツのイラストは明らかに表裏反転(裏焼きって言わねーよな)していますし二丁で長さの異なるMG13機銃パーツの位置関係も???である。画像は一応、 高石誠師範製作の素晴らしいI号戦車を参考にして組んでみました。アハパンI号戦車編でも持ち合わせてれば良かったんですけど、イザとなると手元にないもんですねぇ、I号戦車の資料。 どうせハッチは閉じちゃうので内部はあんまり関係ないのですが、機銃配置は目立ちますので。開口してないマズルはもっと目立ちますね… なお、I号戦車の砲塔(A型砲塔にB型の改良がレトロフィットされてるらしい)を用いていることから本車両を「I号重地雷処理戦車」などと表記する例が以前は散見されましたが、実際のところI号戦車とは縁もゆかりも無い車両だと思われ。 むしろタツノコプロと関係してそうな外見。 非常にユニークな形状ではありますが、そもそも不整地を走破する際に連結式の履帯ではなく大直径の車輪を用いるアイデア自体は、実は常識の範疇だったりします。いちばんの有名どころが帝政ロシアの「レベデンコ戦闘車」だったりするのでトンデモなイメージは拭い難いかも知れませんが、モリナガ・ヨウ氏の「私家版戦車入門」には黎明期の装甲戦闘車両案にデカ車輪が結構あったような覚えがあります。「プラモ迷宮日記」の第2巻にはあの辺の話も載るのかな? そこにこんな厚底ブーツみたいな履帯を咬ませて「地雷を踏んでも壊れない」特殊車両をこさえてしまうのはドイツ人ならでは。第二次世界大戦序盤の地雷処理車両は本車以外にもキワモノが多く、アメリカ人もヘンテコなものいくつも開発してます。結局はフツーの戦車の前部に回転式のローラー付けちゃうイギリス人とロシア人の解決策が一般化する訳ですが、実は日本軍もやっているのだ。「チユ車」といってちゆ12歳とはナンノカンケイモナク あーいや、キャタピラの組み立て簡単過ぎてなんにも書くことないのですよ。ブロックもピンも大きいし数もそう多くないんで、一度でもカステン組んだ人なら鼻歌レベル。1ブロック裏表間違えて血相変えて接着済みのピンひっこ抜くだなんて…ねえ? それで最初の一枚の段階まではもって来れました。なるほど確かに「週末の2日間で組立完了な部品構成です」ね。 と言うのはちょっとウソで。 実は土曜日はアルターのカミナギを愛でるのに忙しくて(完売御礼申し上げます) 実質1日で組んじゃったんだな。マジだぜ。 ところでこの車両って砲塔ハッチ以外どこにも乗り込み口が無さそうなんだけれど、ハシゴはどこに常備していたんだろうか?? まだちょっと車輪と履帯のすり合わせをやらなきゃいけませんし後輪の操舵チェーンも接着してませんけれど、塗装の便を考えたら前後の履帯はあとハメにしたほうがよいでしょう。前はともかく後ろの方も、何の問題も無くあとハメできるのは安心の一言に尽きますね。 あと、まー、なんだな、組み立て過程を途中で撮影してブログ記事にするような必要が無い方ならば、前輪部分もこの段階では接着しなくていいんじゃないかなーと(苦笑) <追加> もうちょっと進めたらちょっと気になるところが出て来ましたので。 インストの順番では工程「15」にあたる、後部ローラー操舵用のチェーンを取り付ける過程、説明書では銅線を使ってチェーンとプラパーツ(B40、B41)を「結びつける」ように指示されてますけれど、普通にこの通りやったら絶対失敗すると思います。というか、しました。銅線がかなり硬めの素材で且つプラが軟らかめなのでこりゃ無理だ。 万全を期すなら極細の糸で結びつけるべきかも知れませんけれど、単に瞬間接着剤でチェーンとプラパーツを直接留めてしまえば何の問題もなく。 一見すると乱暴な処置に思えるかもしれませんが、実車だって結わえてる訳でもないしなー。キットそのままの処置の方が余程乱暴です(w なおチェーンは各50mmの長さが指示されていますが、若干余裕があるので二等分して遊びを持たせています。 それともう一点、キャタピラの調整をやってると排気管が結構な頻度で引っ掛かって邪魔になる。ここは最後まで接着しない方が無難かも知れません。車体サイドにほとんど何も構造物が無いのはそういう事情もあるのか…と、手を動かしてしみじみ判るのは模型のよさですね。

Meng Model「1/35 VsKfz 617 ミーネンロイマー」(その2)

ミーネンロイマー短期集中連載第二回、便宜上「レビュー」カテゴリにしていますが今回 MENG のキットについてはほとんどふれてません(えー 前回駆け足のまま「キット内容はこんなもんです」だけで済ませてしまいましたが、果たしてこの「ミーネンロイマー」、その辺りってどこまで知られているのかちょっと心配になりました。知ってる人間ならひと目見るだけで「ミーネンwwwロイマーwwww」と草を生やせる車両ですけど、知らないひとにとっては「そもそもどっちが前なのコレ(´・ω・`)」レベルで判らないかも知れないなー。 ミーネンロイマーとは何ぞや。 「Wikipedia で調べればいいんじゃないかな」 …しかしそれでは原稿になりませんがな。 アルケット社製“重地雷処理戦車”いわゆるミーネンロイマーは第二次世界大戦中にドイツ軍が試作した装甲作業機械です。同時期に競作されたクルップ社製ミーネンロイマーパンツァー(前後連結式の大型四輪地雷処理車両)と違ってこの車両は長らく知られざる存在でした。ドイツ国内ですら資料が残されていなかった本車が陽の目を見たのは1991年前後、ソビエト連邦の崩壊とクビンカ戦車博物館が一般公開されたことによるものです。 冷戦時代ソビエト陸軍の研究施設として世界各国、各時代の装甲車両を教材として保管していたクビンカ博物館には、当地にしか現存していない貴重な車両が数多く存在します。マウス超重戦車やカール自走臼砲など現存するとは思われなかった車両は話題を呼びましたが、それまでは存在すら知られていなかったミーネンロイマーには驚愕と絶句と「ドイツの科学は世界一」などの称賛が浴びせられ…いや、だいたい合ってますよ?西側の軍事関係者が数多くクビンカ詣でを行い「戦車マガジン」を始めとする雑誌にフォトが掲載されましたが、とりわけモデラー寄りの視点からレポート記事が作成されたのは日本AFV模型愛好家協会 JAMES 発行の「JAMES NEWS LETTER」1993年夏号でしょう。 今は亡き上野の「MGショップ」で無料配布されていたフリーペーパー。いやね、探してみたら出て来たんで是非これ紹介したいなと思いましてね。物持ちいいなあ、自分。 クビンカに展示されている実車の観察で得られた知見や掲示板に記されているスペックが紹介されています。各部のサイズも実際にメジャーを当てて計測し、記事の目玉として1/35スケールの図面が掲載されています。 クビンカに掲示されている本車のスペックと洋書「Wheel&Tracks」誌に掲載されたシュピールベルガー氏による解説記事とで異同が見られることも記事内で指摘されています。例えばクビンカのパネルでは本車の重量を38tと表示していますがシュピールベルガー記事では55tであったりと、本車の正確な情報は現在でも不足しているのが実情なのです。 この図面をもとに著名なAFVモデラー、トニー・グリーンランド氏によってスクラッチされたミーネンロイマーの記事がホビージャパン刊行のミリタリー・モデリング・マニュアルVol.3に掲載されています(1994年) この作品は「アーマー・アクセサリー」社ブランドでレジンキット化されました。90年代末~00年代初頭ぐらいに都内の戦車模型専門店の高額商品ガラスケース内に鎮座していた姿を見た記憶があります。いまでも在庫してる所があるかも知れません… かたちは非常にユニークで、戦車に興味の無い方にもアピールする立体ではありますが、さすがにフルレジンではなかなか手が出せません。車体パーツなんて鈍器ですよ鈍器。 ところがどっこい、ポーランドのRPM社はこのゲテモノ車両をインジェクション・プラスチックモデル化するという暴挙に打って出たのです。 アーマーモデリング誌2003年1月号掲載「金子辰也のNEW KIT ON BASE」第九回、“MINE FIELD”。本連載は毎月発売される新作キットをストレート組み・ディオラマ仕立てで掲載していくスタイルなのですが、この回では「組み立て説明書どおりに作ってもそのとおりには組めず、アレンジが必要になってくる」「今回に限ってはストレートでは組み立てられず、ちょっと手を加えさせていただきました」とソフトな語り口ながらかなり難渋した様子が伺えます。この時期はまだ東欧プラモデルが難行苦行の同義語だった時代ですね… 決して手放しでは褒められないRPM社のミーネンロイマーですが、インジェクション化はこれが初めてだったので大勢の人が実際に手にとり製作されています。Web上でも素晴らしい完成品の数々を目にすることが出来ます。 アーマーモデリング2003年2月号では「動く戦車模型オフ会」の盛況がリポートされていますがそのなかに「ひのき」さん製作によるRCミーネンロイマーの写真がありました。 静岡ホビーショーの合同モデラーズ展示会で目撃したのはまさにこの作例でありました。前後左右のみならずジタバタ足掻いて地雷処理の模様を再現したスグレモノ。内部のメカニクスにも注目の本作は「ひのきの模型工房」サイト上で動画公開されています。どんなカタチより動かしてこそ魅力を発揮する車両かも知れないな。 その存在を世に知られてはや20年、ソビエトを知らずに生まれた方々が成人を迎えるこの年に、漸くにして誰にでも気軽に手にとれるミーネンロイマーのインジェクションキット化は実に喜ばしいことです。それを踏まえて、ちょっとだけ苦言を呈したいのですが、製品名にもなっている「Vskfz617」って特殊車両番号は確かにクビンカに保管されている実車の銘板に記載されているナンバーなのですが、 Vskfz.617.Nr9537 Berlin―Mar.との刻印があることから、マリーエンフェルトで作られたI号戦車A型の砲塔の流用であると特定できるという。氏の綿密な考証に脱帽する。なお。操縦席を含めて車体には銘板は見当たらなかった。 「JAMES NEWS LETTER」1993年夏号記事より。 つまりそれって単に流用パーツのナンバーが残ってただけですから!とゆー、 なんとも残念なオハナシなのです。 どうしよう、公式な製品名だぜコレ?

Meng Model「1/35 Vskfz617 ミーネンロイマー」(その1)

今回から短期集中連載的にMENGモデル製ドイツ軍アイテム第一弾、異形の地雷処理戦車ミーネンロイマーのキットを採り上げて行きます。なお、今回搬入過程で外箱にダメージを受けた(中身は問題ナッシング)なアウトレット品を用いてますのでパッケージが紹介できません、あしからずご了承ください。 特徴的なボディと砲塔はスライド金型を使用しています。あのヘンチクリンなボディがわずか2パーツで形になるとはびっくり。 地雷の爆風避けにV字型を成している底面を中心に溶接痕モールドが施されています。 一号戦車A型のものがそのまま利用されている砲塔部、リベット関係も綺麗なものです。 前部地雷処理ローラーを形作るAランナーは2枚入り。 AFV関係とは思えないほど「異形」の部品が並んでいますが この通りドイツ軍戦車特有のDNAはちゃんと流れているのでした。 後部地雷処理ローラーを中心としたBパーツ。砲塔機銃などもここにあります。MG13…でしたっけ?ちと未確認のまま書いてしまう。 後部ローラーを作動させるチェーンと銅線が付属します。なお本車のマーキングは一切不明のため本キットにはデカールが付属していません。 本キット最大のセールスポイントである地雷処理ローラー部分のリンクと「シュー」は連結可動式です。 シューのパーツは内部に金属素材をインサートした成形がされていて重量感(いや感じゃなくて重量そのもの)たっぷりです。 ミーネンロイマーのキットとしては以前RPM社のものがリリースされていましたが、決して出来がよいとは言えないのものでした。それに比べれば今回のMENGモデル製品の組み立て易さはピックアップトラック(テクニカル)のキットでも周知されていることかと思われます。 本来ですとここから組み立てるところですがちとせわしない事情がありまして、製品内容を概観していただくためにインスト前ページを掲載して今回の更新と致します。普段やらないことですけれど。 ※塗装パターンはジャーマングレー単色含めて4種紹介されていますが全て推定です。 とりあえず今回はキットの概要のみを提示してここまで。少ないパーツ数で簡単に形になりそう。見た目は間違いなく面白そうで組んでみるのが楽しみです。 本キットとは関係ないんですが、以前にリリースされていたRPMのミーネンロイマーをラジコン化したものが静岡の合同展示会に出展されていたのを思い出します。あれは素晴らしかった…。本製品もRC化できそうな分割なんですよねー、うむうむ。

バンダイ「1/144 EXP001 システムウェポン001」

ガンプラの「武器セット」が発売されるのはずいぶん久しぶり――多分Vガンダム以来じゃないかしら――だと思います。個人的には実に嬉しい。 武器セットといえばダンボール戦機カスタムウェポンの好調は記憶に新しいところですが、コトブキヤのM.S.Gウェポンユニットシリーズも忘れてはならない存在でしょう。ちょっとした工夫で自分だけの物を作る為の、簡単な階梯として実にこー、何と言いましょうか、とにかく、 俺は鉄砲が好きなのです。うん、それでいいや、万事解決。 初代ガンダムやゼータガンダムのころの武器セットは「TVには出てきたけれどキットには付属していなかったオプションパーツの補完」的な意味合いで様々なアイテムを網羅する製品構成だったと思われますが、今回のシステムウェポン001はアイテム自体はビームガトリングガンとザクマシンガンの2点に絞り、個別のアイテムに交換部品を設定することで武器単品のプレイバリューを高めたものと言えましょうか。一部組み立て済み・部分塗装(印刷)済みで製品ボリュームの割には若干単価高めな印象なのは否めないけれど、これもご時世というものか… 開封するまでは食玩・トレーディング製品のテイストを危惧していたのですが(むかし「UCアームズギャラリー」ってのがあったんですよ)思いのほかプラモデルしていて安心しました。 ブリスター上に切り出されたパーツに加えて2枚のランナーで構成されます。 コーションマーキングの類がタンポ印刷されています。初期のマスターグレード(ガンダムやザクの1.0)の時代を思い出すところですが、塗装派にはあんまり嬉しくなかったりするんだよなーこれ。MGもすぐにタンポ印刷やめちゃってますし、微妙な処置ではある…などと思いつつ、以下色々と組んでみます。 ビーム・ガトリング・ガン「制圧射撃タイプ」基本形状です。ユニコーンガンダムが装備していたものをイメージしているハズ(実はあんまり詳しないのだUC)。待ってればいずれHGUCでもフルアーマー発売されるんでしょうけれど、あんなに山盛りいらないよって人にはオススメ? センサーとサイドグリップは可動します。また連邦MS用角指・ジオンMS用丸指の手首が付属しますが、銃の握り手は右手のみです。 ガトリングガン機関部は製品状態で切り出し済みなのですが、ゲート跡は若干目立ちます。塗装仕上げすれば消えるものですが、すると今度はタンポ印刷が勿体ないなーと、アンピバレンツ。 ビーム・ガトリング・ガン「カービン・近接タイプ」。ガトリングガンでカービン!?とか言わないよーに。短銃身にダブルマガジン、下向きグリップと固定式の携行ハンドルです。 フラッグをA-10学校に入学させてみた。意外と似合うぞこれ(w ビーム・ガトリング・ガン「狙撃・支援タイプ」。ガトリングガンで狙撃とか(ry 制圧射撃タイプをダブルマガジンとバイポット(二脚)、別タイプのセンサーに交換したものです。 ご覧の通りに伏せ射うちできます。MSサイズじゃ伏射する意味が無いと思われる方、その話はまずビームライフルをガトリング化する意義について考察してからにしまショー。 バイポットは開閉いずれかのパーツを選択する方式です。説明書に指示された3タイプ以外にもいろいろ組み替えられます。こちらは狙撃支援タイプでカービン銃身。 ガトリングガンに関しては余剰パーツでもう一丁組むことが可能です。実に結構なことです。 ここからはザクマシンガンの部。ザク・マシンガン「初期型」です。名称こそ初期型ですが形状自体はレシーバー部分が円筒形な最新版、マスターグレードの2.0で起こされたデザインを基にしています。1/144サイズではリアルグレードのザクマシンガンがこの形状でしたね。 ドラムマガジン内部再現は円周状に120ミリ砲弾が配置されている標準的なもの。砲弾の先端が中心に向かっている、給弾口がマガジン後方に来るタイプとなります。いやひとえにザクマシンガンと言ってもカタチは色々でして、思うにモビルスーツ用の携行火器ではもっとも多くデザイン化・立体化された武装じゃないでしょうか? なにしろ手元の在庫を漁っただけでもこんなに出て来ました(笑)ドラムマガジンがオフセットされてる08小隊版のザクマシンガンもどこかに埋もれているハズなのだが…「ザクマシンガンの歴史」を語る場ではないのでさらりと流しますが「ザクマシンガンの歴史」を語る場があってもいいよな。MGあたりでやらないかな。 ザク・マシンガン「後期型・グレネードユニット搭載」。いわゆるMMP-78型、「センチネル0079」や「ガンダム0083」に登場したモデルがモチーフです。カトキハジメのオリジナルデザインだとドラムマガジン内部で砲弾が外側を向いて給弾口がマガジン前方に来るとゆー、嫌な小姑しか知らないような違いはあるのですけど。サイドグリップに加えて伸縮式ストックが伸縮するのには驚いたな。 ザク・マシンガン「対空砲弾マガジン装着」タイプ。説明書では初期型に取り付ける指示になってますが、この通り後期型にも問題なく、というかこちらがオリジナル。HGUCのF2ザクでも巧妙な設計でささやかに再現されていましたが、やっぱりこれぐらいのボリュームがほしいとこです。しかし弾幕張るのが前提の対空砲弾マガジンが、なぜに通常タイプよりも小さいんだろう?? このザクマシンガン非常に出来はよろしいんですけれど、そもそも武器セットにザクマシンガン含めることの意義はどうなんだろうって疑問は湧きます。世の中大抵のザクのプラモにはザクマシンガン入ってますから、敢えてそれをオプションで加える意味はあるのか。なるほど武器はRG並みにグレードアップ出来ますけれども、ザク本体との兼ね合いってどうなのよ…と。 ですからしてここは敢えて「ザクでは無いモノ」にオプションパーツとして持たせてみる。プレイバリューがモリモリ高まるはずである。 予想を大幅に越えて似合わないorz いやー、ホントはザクFZを用意して「MS.ERA」版を気取ろうかと思ってたんだけど、ちょいと私事でバタバタしちゃったもので…どーもスイマセンと林家三平調に平謝り。 そしてウェポン専用ラック。 ご覧のように二丁の武器をディスプレイ出来ます。またジョイント部分が設けられていてラック自体を上下に重ねることも可能。武器の取り付けアームは「システムベース001」付属のパーツと同一形状ですが、システムベースとウェポンラックを連結出来るようにはなってないのか。 ザクマシンガンの方では不要パーツでもう一丁って訳に行かないのが残念ではありますが、武器セットってもっといろいろあっていいと思うのです。そこから広がる可能性って大きいもので、自分だけのオリジナルを作りだす「塗装」の過程がどんどん不要になってくイマドキだからこそ、こういう商品増えてほしいなあ。いや、私見的にね。 そんでもって1/144サイズで「センチネル0079」版ビームスプレーガン立体化してクレクレ。とゆーのが本音的なイケン。1/100ならMGジム改に入ってんすけどねーあれ。