Month: December 2012

コスパ「グラフィグ 033 向坂環」 & 「グラフィグ 034 柚原このみ 」

人気シリーズ「To Heart 2」のキャラクターを可愛らしくディフォルメしたペーパークラフトフィギュアです。 グラフィックデザイン+フィギュア略して「グラフィグ」は今年ちょっとしたブームになったフォーマットです。元々はデザイン集団「NC帝國」内で作られたコンセプトをコスパで販売しているペーパークラフトなのですがテンプレートは公開されていて私的利用の範囲なら様々なキャラを自由に「四角かわいい」スタイルへと変換できることが魅力でしょう。一時はツイッターのアイコンに多用されたり某アニメスタジオが地元の七夕祭りに巨大な自社キャラクターを製作したりといろいろ話題になりました。ものがペーパークラフトなので「付録」としても活用しやすかったのは長所だったみたい。某キャラ…いいや書いちゃえ、モーパイの茉莉香船長も元々はBD特典に付いてたグラフィグをサテライトのスタッフさんが阿佐ヶ谷七夕祭りに併せて拡大化して展示した模様。あれは面白かったな。 タマ姉表側。一枚用紙をA4サイズに折りたたんでのパッケージです。 こちら裏側になります。「顔」が裏表に見えるのは表側がダミーの印刷だからで、実際に使用されるのはこちらサイド。頭部・胴体ともほぼ共通の外観となるフォーマットなので、商品の個体識別点として髪型を表に出しているわけですね。 柚原このみ、裏表。ビニールパッケージを外してから撮影すりゃよかった… フィギュアの命と言えば顔、表情であります。ご覧の通りにここまで違う!個性満点!ごめんうそ。いちおー左がタマ姉で右がこのみ。みなさんどちらがお好みでしょう? 組み立ては簡単でミシン目に沿って台紙から取り外し、糊づけいらずのはめ込み式で組み立てます。これならペーパークラフトが鬼門なひと(俺だよ俺)でも安心さっ。 なんか児童向け雑誌のふろくを組み立てた頃の記憶が呼び覚まされるようです。小学生のころから「タマ姉たまんねえ!」とはさすがに言いませんでしたけれど。 これで完成「誰でも10分程度で組み立てて楽しむことができます」というのが売り文句。いやもすこしかかりましたけど 差し込み部分のベロの形状と用紙の材質がもちょっと考慮されてれば尚良し…というか本製品はグラフィグでも結構前のものなので、最近の製品では改善されてるかも知れません。それはともかく後ろ髪のデザインが実にグラフィカルで、これは一般の立体ではあまり見られないイラスト風なアレンジメントですね。 タマ姉と違ってこのみのほうは頭だけでも自立します。この状態で「ゆっくり」風味であるしまた「豆腐メンタル」を形にしたような姿でもある。 このみ完成です。基本フォーマットは共通で髪の毛など追加パーツを使って元キャラクターの個性を出す構成は「ねんどろいど」などと共通のコンセプト。第一弾を「初音ミク」というあらかじめ幅広く周知されたキャラでスタートし、このスタイルが認知されていくにしたがってメジャーからマイナーまで様々なキャラを乗せていくのも昨今の流行りといえましょう。ねんどろいども一番最初に月姫のアルクが出た時は戸惑ったもんです(w 並べてみると若干タマ姉のほうが頭が大きいのか。しかし首から下膝から上の激戦地帯で格差が発生しない社会は実に公平であります。四角四面でも平和なスタイル! お正月を控えて「かがみもち」みたいなプロポーションを三宝に飾るのもよいかも知れません。怒られても僕ぁ知りません(w さて年内更新は本日が最後、次回記事は新年開けて1/4を予定しております。一年間ご愛顧いただきまことにありがとうございました。来年もまた宜しくお願い申し上げます m(_ _)m それではみなさまよいお年を。 …ところで私自身はTo heartシリーズに於いては来栖川姉妹原理主義者なので今回の二人に特に思い入れは無いです(最後に台無しだよ)

ウィザードパブリケーションズ「イスラエル フロントラインアーマー 」

メルカバ戦車をはじめとする現代イスラエル軍機甲戦力の写真集です。 21世紀に入ってからのイスラエル陸軍の実戦任務・作戦ごとのフォトを中心に作戦行動や車両の解説を行う章立て、キャプションは個別のフォトではなく1ページごとにまとめて記載されているので若干長めではありますが、記述内容そのものは簡潔な解説文なのでさほどの語学力も必要としません。 近年はデザートイーグルの刊行物などでイスラエル軍資料も多く出回るようになり、メルカバ資料はお腹一杯って方でも、ラファエル社のトロフィーアクティブ防御システムや新型の地雷処理ローラーを装備した最先端のMk.4の姿は別腹でどんどんおかわり出来ることかと思われます。ささ、ぐいっと。 「ミフレツェット(怪物)」のニックネームも相応しい追加装備満載のナグマチョンAPCと、対照的にスマートな外観を有するメルカバベースのナメルAPC。収録フォトの傾向としてはクローズアップよりも全体像重視で編集が成されているようで、模型的に活用するならばディティールアップよりはディオラマ全景のアイデアであるとか、単品車両の見栄えを検討することなどに向いているでしょう。 マガフ7CやメルカバMk.2などベテランの車両も健在で、現在では予備役車両として運用が続けられています。またオールドタイマーとしてはM113系列車両にも様々なアップデートが施され、M163対空車両がヨルダン川西岸地区で20ミリ機関砲を水平に構える様子などの生々しい現代戦の一面も記録されています。 現在イスラエルが直面している低強度紛争(Low-Intensity Conflict, LIC)ではあまり出番のない、砲兵や対戦車車両の画像があるのは資料的な価値が高いと言えます。このあたりは比較的魔改造度の低い、素の状態に近い姿なので、ちょっとの工夫で模型的に見栄えする物が作れそう。言うだけなら簡単ですけど。 メルカバMk.4の車体四隅に設置されてるアンテナについて解説されていたのが収穫でした。近年ではMk.3Dにもレトロフィットされ非常に目立つ装備でありながら、類書であまり記載が無く現代のMBTが置かれている戦闘状況からはIEDジャマーやらAPSセンサーといったいかにもなハイテク装備の一環とも見えまして、情報が無いからにはさぞや極秘の装備に違いない、コリャイッタイナンデアロウカと数年来気になっていたのですがこの本読んでようやく解決。なんとこれは…… “LED灯を設置した柔軟なゴム製ポール” なんですと(´・ω・`) なんのこたぁーない、単なる車幅表示灯でした。そりゃ類書で解説しないわけだな(-_-) 現代の市街戦には確かに重要な装備であることに違いは無く、昼夜兼用ってことで夜間どのように点灯されるかについては興味の湧くところでありますが……。さすがに1/35スケールで電飾するのは難しいかな? 本年2012年もまたガザ地区を中心にパレスチナ問題は再燃し、ハマスによる無差別ロケット弾攻撃や国連でのパレスチナ「オブザーバー国家」承認に対する報復行為としてのユダヤ人入植活動など、同地とイスラエル軍をめぐる状況は予断を許しません。本書もまた生々しい実戦の記録であることは確かで、単純に趣味の写真集として捉えてしまってよいのか、ページをめくる時々に複雑な気持ちを抱えたことを――酷く偽善的ではあるのですが――記しておきます。平和裏に模型趣味生活を送るためにも、パレスチナ問題の平和的解決を願って止まない気持ちであります。 最後に一枚、本書随一のユーモラスな写真を。ネゲブ砂漠のトレーニングセンターで仮想敵役として演技(?)しているハンヴィーです。このような仮装車両を冷戦時代にはよく見かけたものですが、近年にあっては貴重な存在かも知れません。車体後部の燃料タンクを再現してるところは実に芸が細かく思わず笑いがこぼれますけど、考えてみりゃこれも「敵味方の識別点」として重要なオブジェクトだからやってるんだよな……

アークモデル「原始人 2体セット #1 」

メリークリスマス!こころよ原始に戻れ!! というわけで今夜はそっとアークモデルの原始人セットを紹介します。このサンプル画像と500円ちょいのお値段に (ひょっとしたらガチャフィギュア並みのサイズなんじゃないか) などと思ってる方、いらっしゃいませんか? 実はこれ、結構デカイです。はじめて実物を目にした時にはそれなりに驚いたものです、ロシアにも夜店文化はあるんだ!みたいな意味で。 そもそも旧ソ連時代のプラモデルからしてどいつもこいつも夜店の射的の景品みたいなテイスト満載でしたけどね。 ジッポライターと比べるとこれぐらいの大きさ。発売元のアークモデルは旧アランホビーやイースタンエクスプレスなどのキットを ゾンビのように甦らせている ノアの箱舟のように救い出しているメーカーとして有名ですが、この二人はなんだかノアの箱舟に乗りそこねた生き物みたいですなァ…… おお、そう言えばこのジッポはファインモールドさんが昔限定で出してた逸品でした。タバコで自○を図っていた頃には随分とお世話になったものです。 特に識別記号も名称も無い原始人A。ぐるぐるまわしてさつえいするとなんだかせくしーふぃぎゅあみたいには全然ならねえよ。一応棍棒を手にしてはいますが、どっからどうみてもこれは野球のバッターだと思われ。 こちらは斧を振り回す原始人B。左投げのスリークォータースローのようでいて、実は隠し球を右手に持っているのだ。 このカモシカのようなツルツルレッグ!!(`・ω・´) コルホーズの収穫量並みに貧相な胸毛!!!!(`・ω・´) 今年の流行語大賞よりもずっとずっとワイルドだぜぇなフェイス!!!!!!!(`・ω・´) ちなみにフィギュアの頭部造型はヘッダ用紙の挿画とは似ても似つかぬシロモノですが、特に文句を言う人も無かろうと思います。 …おれクリスマスイヴになにやってんだろうな(´・ω・`) さて今日はせっかくの特別な日ですからこれまでやって来なかった特別なことをやろうかと思います。 ディオラマです。(アートボックスの刊行物に於いては「ダイオラマ」表記) いや別にジオラマでも情景模型でも何でもエエですがな。え、ビネットなにそれおいしいの? およそ模型趣味に於いて単品と情景を分ける最大の違いはなんでしょう?そう、地面ですね。最近ではよく100円ショップのフォトフレームなどが安価な材料として挙げられますが、私にいい考えがある。 (ドラえもんがひみつ道具を出す時の効果音を流して下さい)   「 か ま ぼ こ 板 。」 近所のスーパーで一個89円でした。ダ○ソーより安いね!しかも栄養になる。この時期お正月を控えて日本中どこのご家庭でも手に入る安価で便利な素材です。むかしはみんなこれで始めたんですよたぶんきっとおそらくひょっとしたら。 二体乗せるとちょっとはみ出すサイズなんですけどね。う~む一個168円のひとまわり大きなかまぼこを買ってくればよかったが、そんな高級な物を食べると胃が受け付けないのだ。 木星もとい木製のベースを使用する時は直色と保護のために「オイルステイン」を使うと宜しいです。10年ほど前確かに使った記憶があるのですがどこを探しても出て来なかったので油絵具を直接塗ってみる。「オイル」は共通しているはずだッ!ニス成分は皆無だけれど…… 真鍮線で軸打ちをしチューブが半分ほど死に欠けてる瞬間接着剤を大量投入でガッチリ固定します。どうせ年も押し詰まってることだし、このまま使いきる気持ちで!行けば何とか!! そしてディオラマ製作の強い味方「情景テクスチャーペイント」を用意します。これさえありゃバッチリさ。 塗布する前にベースの周囲はマスキングしておきましょう。塗布そのものはコテあるいはヘラ、もしくは痛んで不用となった筆を使い、表面処理にはアクリル溶剤をスポイトで落とすとよいでしょう。 あっというまに完成です。いやあやってみるものですね、すこしも難しいことはなかった。さてディオラマ(あるいはジオラマもしくはダイオラマまたの名を情景模型そしてビネット)に於いて最も重要なことは「ストーリーテリング」であるとよく言われます。自画自賛は鬱陶しいものですがこれは完璧なストーリーテリングでありますなわははは。 え、おわかりにならない? 仕方ないなあ、ではもう少しだけ大きめの画像を貼りますから、どうぞ受け取ってください。 慈悲は無い、クリスマス殺すべし。 コワイ!ムジヒだ!これこそが語るべきストーリーであり、全ての要素がこの情景に凝縮されているのです。ナムサン!! 例えばこの作品を画像のように正面から見ると、登場人物ふたりの視線はまったくこちらを向きません。これは怒りにまかせて暴れる彼らが「衆人環視の目を少しも気にしていない」事を示す、ストーリーテリングのための計算された演出です。 「色も塗って無いじゃないか」と腹を立てるひとがいるかも知れません。しかしこれはひとが怒ることを「色を無す」という日本語の慣用句で表わした、ストーリーテリングのための計算された演出です。漢字の変換が間違ってることにはどうか寛容であっていただきたい。 情景テクスチャーペイントの「草 グリーン」を敢えて使わなかったのはもちろん、怒りにまかせてクリスマスを憎むような彼らの行為が「不毛」であることをアイロニカルに表現する、ストーリーテリングのための計算された演出です。ついでに言うとベースからフィギュアの一部がはみ出しているのは彼らが「はみだしもの」だからなのです。このようにひとつひとつの要素にちゃんと意味をこめてこそ真のディオラマビルダー的製作行為と言えるでしょう。ビルドゥングはロマンだ! 作品全体に逆三角形の構図を持たせることにより、今にもこの二人が画面外へ駈け出して行くかのような「勢い」と、アンバランスな重心からの「不安定さ」をふたつの緊張感として同時に付与させています。レイアウトは常に重要です。アニメーションの作画技法に於いても、また事務所内の人員配置に於いても。 しかし、ぼくがこの作品で本当に表現したかったことは、この二人がお互いに背を向けていること、憎しみや悪意で集まったグループはそもそも互いを見ることすらせずに「背離している」ということです。ただ文句や不満を戦争(WAR)のように唱えて集うたとしても、実態はただの右往左往(うおうさおう)である。それを批判するこそまさに自分が語るべきだと感じたストーリーであり、昨今やたらとクリスマス撲滅を叫ぶ人の群れや近年の日本の政党政治に対する、ちょっとした風刺。 憎悪や難癖づけで仲間を求めても空しいことです。そんな生き方はまるでノアの箱舟に乗り損ねた生き物のよう。こんな時代だからこそわけ隔てなく、あらゆる人や生き物や、しょっぱいフィギュアにも愛の手を伸ばしましょう、プリミティブな感じで。 あまねく世界のみなさまに幸多からんことを願い、 メリークリスマス。 今日の格言:「理屈と膏薬はどこにでもくっつく」(折木奉太郎:談)

ハセガワ「1/1300 モーレツ宇宙海賊 弁天丸」

ハセガワクリエイターズワークスシリーズよりTVアニメーション「モーレツ宇宙海賊」に登場した私掠船免状持ちの宇宙海賊船弁天丸です。 モーパイ本編は昨今の日常学園もの流行りの中にあって久しぶりの宇宙冒険活劇、笹本祐一原作ならではの硬派なストーリーとキャラの魅力を備えた良質のアニメーションでした。全26話の放送は終了しましたが劇場版の製作が告知されていて、実は今日(12/21)イベントがあるのでこの後何か新しい情報が流れるかもしれません。 ひどいピンボケ……すいません; キットはアニメ本編のイメージを再現したマルチカラー成形。ここしばらくのハセガワキットって本当にユーザーフレンドリーになりました。ちょっと前までは物が良くても情報を持たない人間には敷居の高い、銀座の寿司屋みたいなイメージがありましたからってなんだそれ。 デカールは大判で美しい印刷です。ちょっと航空機感覚で如何にもハセガワのキットだなって感じ。こういうところは変わらずに続けてほしいものですハイ。 パネルラインもキレの良いモールドがスジ彫りされてます。アニメ映像の表現も3DCGの進歩で線の多いデザインを自由自在に動かせるようになりました。モーパイといい「ヤマト2199」といい、「宇宙船アニメ」の可能性が高まる昨今であります。いや只今この瞬間は「戦車アニメ」の可能性が青天井まっしぐらすけど。 1/12スケールフィギュアのサイズに準拠したミニ弁天丸がオマケで入ってます。本編6話に登場するプラモデルがモチーフなのですが、加藤茉莉香が海賊船長のイロハを勉強するのになんでプラモ作ってたかは謎です(笑) 組み立て説明書の一部がミニ弁天丸のパッケージになってます。このままでは強度が無いので作成される際には別途ボール紙などに貼りつける必要があるでしょう。 ランナーの随所に見られる微妙な空間がわたし、気になります! 組み立てはまずグレーのパーツの主船体を組んで… 赤いパネルを貼っていく流れ。一応接着剤不要のスナップフィットでありますが、流し込み接着剤のひとつも用意しておけば安心して作れます。 ブリッジは画像の通常航行時と船体に下降した戦闘時を選択可能。慣れた人ならちょっとの加工で双方の状態を再現できそう。 大型のサブ可変サイクルエンジンはじめエンジンのコーンはクリアーパーツで再現。サブなのに「REACTOR01」のマーキングは何故だろう(笑) 可動ベーン(?)を備えたメイン可変サイクルエンジン。補機より小型のエンジンを四発束ねたものが主機って不思議ですけれど、老朽船に大改造を施したって設定ならこれでいいのかな?きっと前世は外惑星動乱時にタイタンの軍事工廠が戦時急造で作ったエンジンなんですよ。谷甲州の「巡洋艦サラマンダー」読もうぜ! このキット作るまで左右で形が違うとはちーとも気づかなかった格納庫。 パイロンで接続された補助可変サイクルエンジン。それぞれ「REACTOR02」「REACTOR03」のマーキングがあるんですけど、弁天丸の主機って阿号吽号の双発じゃなかったかしら……??? こまけーことは気にするな!クヨクヨ悩まず気風良く決断していくのがキャプテン茉莉香と本作の良いところです。 かといって単純な熱血バカでは断じてないのがまたよいとこだ。デザイン原案では弁天丸には「腕」が生えてたらしいのですが、それはあまりにグラップラー過ぎでアウトローだろうと今の形に落ち着いたそうで。もしもこれが科特隊の宇宙ビートルに見えたとしたら、それはもう遺伝子に刻まれたパターン認識みたいなもんだな。 三連装主砲×2と単装副砲×1の兵装関係、そして起倒展開式のアンテナ(キットは展開時で固定)。海賊は決して軍隊ではないのでチカラ押しのストーリー展開はあまりなく、本編では砲填兵装大して活躍してませんね。むしろ電子戦・情報戦の重要な役割を占めるアンテナ大活躍だ(笑)アニメ演出の面でいえば、全天走査やフェーズドアレイの指向性ビームなどのレーダー波を「目に見えるかたちで」表現したのは索敵シーンにも緊張感がみなぎり、さすがの佐藤竜雄監督作品でありました。 専用スタンドは土台が大きくとられているので安定した保持力をもちます。 また取り付け角度を四段階で変更できます。シンプルながら確実な動作はさすがのハセガワ設計プラモデルであります。 ミニ弁天丸とニッパー。ワンパーツながら素晴らしい出来映えのニッパーがなんだかスゲェ(笑)このサイズに見合ったモーパイフィギュア製品はねんどろいどのキャプテンマリカだけしかないですが、ハセガワの「学校の○○」シリーズをはじめとして様々なアイテムと併用すれば可能性はいくらでも広がります。1/12サイズ小物が一般のプラモデルメーカーからも多く出ましたこの一年。 ひととおり組み立て終わってクリアーパーツがふたつも余るのはわたし、非常に気になります。TV本編クライマックスに登場した強化改装型かはたまた映画版で新デザインが上がるのか、なにがしかの展開を当初から予定しているプラモデルではあり。 地味なギミックですが砲塔は可動します。戦闘指揮担当のシュニッツアーも派手な外観の割には地味なキャラだったな…… デカール貼ってみました。ちょっとは派手になったかしら?スタンド角度を最高角にしとくとデカール貼るのに便利です。そんでスタンド上のタイトルロゴが実に目を惹きますが、どこかにキャラクターのバストショットも欲しかったような。 デカール貼付指示は一部で部分塗装とコンパチなので注意が必要です。あと特に指示は無いのですがブリッジ直下の船名デカール3と4はライン縁取りの54と55の後に貼ったほうがいいみたい。先に船名貼ったらラインを貼る余地が無くなってしまった……。 またデカール49と58はそのままでは機体表面ディティールと干渉するので予め切断分割してから貼ったほうが無難でしょう。うん、手遅れになってから気づいた(´・ω・`) 以上、宇宙海賊船弁天丸であります。本編・キットとも良品でもっと評価されていいんじゃないかと思いきや、良品はちゃんと市場が評価しているので実に喜ばしい事でありますな。 それと大事なことを言い忘れてましたが、 チアキちゃんがカワイイ。

モデルファクトリーヒロ「ジョーホンダレーシングピクトリアル #22: フェラーリ 156/85, F186 」

ジョー・ホンダレーシングピクトリアル、第22巻はターボ時代の1985~86年F1グランプリに投入された2種のフェラーリマシンを取り上げています。 F156/85とその進化型F186。1985年にはミケーレ・アルボレートがカーナンバー27を駆って当時マクラーレンTAGのアラン・プロストとチャンピオンシップを争いランキング2位、フェラーリチームもコンストラクターズで同じく2位の地位を占める活躍でした。が、しかし翌年の成績は振るわずカーナンバー28のステファン・ヨハンソンは2年でチームを去り、以後長く続いたフェラーリ低迷時代とその入り口になったようなマシンであり。 マシン自体の評価は微妙なものかも知れませんが、本書内容はこのシリーズの安定したクオリティを保っています。ティーポ031エンジンの美しい配線と配管もご覧の通りに美しいフォトで掲載され、相変わらずスキャン&トリミングする行為には若干罪の意識が(笑) 空力付加物でけばけばしく飾り立てられた現代のF1マシンがある種の女性ファッションのように苦手な方でもご安心なシンプルライン。例えて言うならこれはボディ・コンシャスでありましょうか。ボディコンも80年代後半の産物でしたな(遠い目) 時にターボ時代のF1マシンってハコがそのまま走ってるような無造作な形状のクルマも散見されるのですが、このシンプルなノーズが見る方向によってがらりと印象を変えるのはさすがの曲線美でもあります。ハーヴェイ・ポスルスウェイトの手腕ならではということかー。 本書の特色としてジョー・ホンダ氏以外にもう一人、日本人フォトグラファー清水勇治氏が撮影した1985年ベルギーGPのフォトが収録されています。整備中のピット内での撮影も多く他とは若干毛色の異なるページ内容。 それだけではなく対象物との距離感や構図、光と影のバランスなど、一枚の写真を撮影するために必要な感覚やプロセスはフォトグラファーひとりひとりによって全く異なる事象であることが見て取れます。(さすがにこのような写真集を好む読者にそんな人はいないと思いますが)写真家の仕事がただシャッターを切ることだと思ったら大間違いです。いや、「よい写真家の仕事が」ですねハイ。自戒自戒。 このとき清水氏は初の海外取材だったそうですが、本文で紹介されている大先輩のジョー・ホンダ氏から撮影済みフィルムを預かった顛末のエピソードは大らかで微笑ましい時代のF1ならではかなーと思います。人もマシンも素朴だった最後の時代って言い切ったらオーバーですけれど。 本シリーズの用法としては「キットのディティールアップに最適です」って書いてれば概ねまとまるのですが、いかんせんF156/85、F186とも全然キットがありません。いや皆無ってわけでは無くて昔はスタジオ27やもちろんモデルファクトリーヒロから複合素材キット(未だにガレージキットと言ってしまうな)が出ていましたけど、さすがに絶版です。また模型趣味の冥府魔道に足を踏み入れれば過去にはプロターからインジェクションで出ていたらしいのですが…… あまりそういうことは考えずに、ただただこの麗しい曲線と美しいカラーリングを愛でる、その為の一冊としていかがでありましょうか。 あと、F1で萌え女体化やるならこの辺だろうと思うの。

トミーテック「1/144 F-15J 第305飛行隊 (百里30周年)」

トミーテック塗装済み組み立て式半完成品「技MIX」航空機シリーズ、航空自衛隊F-15Jのスペシャルカラー版です。 「茨城県百里基地に所在する第305飛行隊は、F-4EJファントムIIを装備する5番目の部隊として1978年12月に編成され、1993年8月にF-15J/DJに機種改編しました。垂直尾翼のマークは郷土愛を表わす地元名産の梅と、国土防衛を表わす日の丸を組み合わせたデザインで、F-104装備の部隊として同じ百里基地に所在した第206飛行隊の伝統を受け継いだものです。そして、2003年には部隊創設30周年を迎え、F-15J 813号機に記念塗装を施しました」 キット解説書より。正式な製品名の「梅組30周年記念塗装」とは部隊の枠組を越えて受け継がれる伝統や精神の継続性を示すものなのであります。 キット内容も技MIXシリーズスタンダードの安定したもの。同シリーズの最新製品では若干お値段が上昇している気配もあって海外工場の生産事情が変化していることが伺えますが、幸い製品グレードは変化なしのようですね。 ロービジ塗装やコーションマークなどを通常このスケールのプラモデルに美しく施すのはなかなか至難の技で、そういうものがこの価格帯で入手できるのって冷静に考えたらおどろきの話ではあり。 エアモデルの世界に気軽にアプローチできる性格の商品ですね。                            (゚Д゚ )( ゚Д゚) パネルラインのスジ彫りやタンポ印刷の精度も非常に優れたものです。 垂直尾翼を始め機体各所に配された黒のカラーリングがイメージを引きしめます。赤地に白の梅花マークは第305飛行隊制式の図柄。 あー、なんかアレですね、こんな感じの航空自衛隊風バルキリーなんて良いかもしれませんね。VF-1JはジャパンのJなんですよ、知ってました? 増槽にもスペシャルマーキング。英文で「305TFS STRONG FAST BEAUTY AND FAITH」また反対側には「SINCE 1978 305TFS」のロゴが金文字で描かれています。もしこーゆーすぺしゃるなタンクをドロップしちゃったら怒られるのだろうな… 組み立ては簡単過ぎて書くことがない(笑)しいていえば美しい機体塗装を汚さぬように、接着剤には流し込みタイプの物を使用しなるべく少なめな量であー、「流し込みを流し込まないような」感じで接着するとよいです 機体上下の貼り合わせこそ洗濯バサミのお世話に成りましたが、この類の塗装済み組み立て製品で稀に見られる、厚い塗膜で接続ピンがはまらないような仕儀も無く、スムーズに進みます。 全動式の水平尾翼は可動が謳われていますけれど、ここは角度を決めて接着した方が宜しいかと。 エアブレーキは開閉選択式に加えて着陸脚や豊富な武装も付属しますけれど、この手のスペシャル機体はやはり非武装・飛行姿勢の方が美しい!とここは断言しておきましょう。やっぱりヒコーキは空飛んでナンボのもんです。手抜きじゃないんです。 このシリーズの基本フォーマットとして別売りの発光ユニットをセット出来るんですが、その場合は増槽が搭載できなくなります。悩ましいところです。 機種と垂直尾翼に施された赤・黄・青の三色は北部・中部・西部の3つの航空方面隊を表わします。 エンジンノズル近辺のメタリック塗装も美しく発色してます。若干照明で飛んじゃってますけど… 左右インテークの書き文字とイラスト。特に右側インテーク横に書かれた和文が秀逸なのですが、残念ながらだいたいの所は読めてもハッキリこうだと断言できるまでには読み解けませんでした…。本機のスペシャルマーキングも短期間で通常塗装に戻されているので、あとからではなかなか調べがつきません。2003年当時の航空雑誌を当たれば何か記述があるかな?なおインテーク下部のアンテナは切り落とすよう指示されてますが、パーツ精度の高さに敬意を表して今回はそのままに。だから手抜きじゃないですよってば! 同じ305飛行隊F-15Jのスペシャルマークでも2012年版はカラーの梅花を機体中央に配するストレートな意匠となってます。それに比べてこの2003年版は敢えてロービジに塗装し且つセンターを外して描いたダイナミックなアレンジで、なかなかにアーティスティックでセンスが良いなと、それは個人の感想ですが。 F-15の長所として機体表面積が広くて特別塗装に見栄えがすることを挙げられるかもしれません。将来的にF-35が導入されてもまだしばらくは我々の目を楽しませてくれることでしょう。

海洋堂「リボルテックタケヤ ZET (ゼット)」

リボルテックタケヤ「ZETMAN」シリーズよりZETのアクションフィギュアです。 リボタケヤとしては仏像や鬼太郎に続く新しいラインであり、現在連載中のコミックスからの立体化はこの先いろいろ広がっていくのかな?原型の竹谷隆之氏はコミックスのキャラクターデザインにも係わっておられて「まさに、ZETMANを知り尽くした世界的造形家が原作者とタッグを組み、物語の中心となるヒーロー『ZET』を立体物という舞台でさらなる高みへと昇華させ」た製品です。オフィシャル解説より原文ママ。小林源文のママじゃなくて。 そんなZETMANですが、例によって何も知りません OTL うん、これはよいOTLだな。 本作と当該キャラクターを愛する全てのファンにまずお詫びする所存 m(_ _)m ペコリ 先に謝ったのであとは開き直って好き勝手にやります(ヒデェ) いやー、どうもね、桂正和のマンガって「超機動員ヴァンダー」が打ち切りになったのがショックでそのあと全然読んでないっていつの話だよ! あらためて全身前後から。可動の妨げになる過剰な装飾や突起も無いので見てきたようによく動きます。赤と黒のツートーンカラーはスタンダールのようですね。自分がどれぐらい無知であったかと言うとずっとこの方が「ゼットマン」って名前のひとなんだと思ってたぐらいに何も知らんかったのだ… 顔つきはなかなか精悍な出来となってます。本作そのものは「バットマン」のオマージュ作品なのだそうですが、んー、なんとなく「○○ルマン」に見えなくもない。物議をかもしそうなので伏字にしときますが、目つきとか鼻筋とか○○ルマンっぽいんだよな。そのあたりが名前を勘違いしてた理由かなー。 オプションとして平手…というか指を広げて身構えた掌が付属。ワルモノにしかみえない。 リボスタンドが延長軸込みのフルサイズで付属するのは好感触です。やはりこうあるべきではないかと。背中の接続穴が気になる方もおられるだろうとは思いますけれどね。 スタンドのおかげでライダーキックもこの飛翔感であります。 「バカな歩き方省」に入省するのも全然問題ナシ!ほんとうはもうちょっと足を高く上げた方が正しいシリー・ウォークなのだけれどもナー。詳しくはモンティ・パイソンでいろいろ調べてねーとかなんとか言っちゃったりして(広川太一郎) 本製品のいちばんの売りはオプションパーツを装着して「ZET完全体」を再現できることでしょう。素晴らしいボリュームとなります。 精悍さを増した頭部は造型のみならず透明素材が用いられて通常体とは一線を画したイメージ。 シッポはペンタブルで自由に可動します。これを「触手」と捉えれば、そこから広がる無限の可能性が、ごく薄い方向に…… 翼はやはり透明の、硬質な素材が使用されています。スモークがかったような塗装がイイ感じです。 3箇所にリボ球を配置して自在に可動します……が、デカくて重いのであまり自由なポージングは出来ませんねーうーむ。 翼を派手に展開させるには本体との接続軸を太らせるなど何がしかの加工を施した方が良いと思われます。 そしてやはりワルモノくさく見えるのである。 設定としてはともかくアクションフィギュアとしては完全体化すると急にいろいろ不自由になる のはツッコむところではないだろうと、思いますけど…… やあ、やっぱりハネもシッポもついてないほうが「○○ルマン」っぽいですねえ。え?違いますよデビルマンじゃないですよお客さん。なんかこー、 ガゼルマン みたいでショ?「キン肉マンII世」に出てきた。 やはり物議をかもしそうな気がする……

イカロス出版「ミリタリーミニチュア ワークショップ 」

9人のモデラーによる10のジオラマ作品を通じてタミヤミリタリーミニチュアシリーズの魅力と楽しみ方を提示する作品集です。 本書に掲載されている作品の特徴としては派手なディティールアップや他社パーツの使用などはなるべく控え目に押さえて、製品自体の資質を際立たせる様な基本工作で昇華させているものが多いと言えましょう。ここ十数年で技術や技法もずいぶん色んなものが紹介されましたが、特別な素材や変わった手順を踏まなくても、良い仕事はこれ全て単純な作業の堅実な積み重ねであります。 平野義高氏によるタイガーIとビットマン以下クルーの情景は車両もフィギュアもキットのまま丁寧に組み丁寧に塗る、それだけで実に見事な仕上がりとなります。ジオラマを製作する為のハードルは決して高いものではないと知らしめる、そんな一例。 かなりマイナーな車両でも製品化される昨今の戦車模型事情でありますが、それでも未発売の物は自分で作る。プラ板工作による車両の改造もあまり雑誌では見かけなくなってしまいましたが、図面を引くこと、切り出しや面出しひとつとってもマスターしておけばいくらでも応用の効く基本的な技術です。本書とは直接関連しないんですけど、タミヤニュースの「これだけは作ろう」とか「ちょっとだけョの改造」って昔からこの手の啓蒙をずっとやってて偉大だ… 現在のキットで古い製品のボックスアートを再現する企画は歴史あるタミヤミリタリーモデルならではのことで、モデルグラフィックスの2012年12月号とセットで読めば感慨ひとしおかも知れません。 雑誌と違って新製品情報を追わなくてよいのは書籍の利点で、現在ではなかなか誌面で見られないM3ハーフトラックの作例にある、ポリキャタピラの不自然な浮きあがりを無くす方法は古いキットを今に活かす手段として有益な「情報」です。またこちらは絶版ですが8トンハーフトラックの旧版とそのフィギュアを使って「一糸乱れぬ規律の高いドイツ兵」を製作するのは、ネタとしてはよく言われるけど実際目にするのは珍しい。 車両とフィギュア、そしてグランドワーク。ジオラマを構成するこの3つの要素を様々に作り上げ、演出するモデラー諸氏の腕前を存分に堪能出来る内容です。ベトナムのジャングルからロシアの泥濘、アフリカの砂漠まで、1/48スケールのサイズを利用したものもふくめて多彩な表現を楽しむことができます。 また大西將美氏へのインタビューや現存する実際の装備品の写真、カラー印刷による1/35スケールの道路標識など、ただ読んでいるだけでなく実際に手を動かして作成するためのヒントや示/唆となる記事も掲載されています。巻末にはベースの自作方法や各所で開催されているのコンぺディションも紹介され、一個のプラモデルから広がるいろんな可能性を提示する一冊でもあります。 全体を通じて創刊当初のアーマーモデリングみたいな雰囲気が漂う、そんな空気が楽しい本です。

海洋堂「特撮リボルテック: アイアンマン マークV 」

映画「アイアンマン2」に登場し、モナコ市街地サーキットで“ウイップラッシュ”ことイワン・ヴァンコと激闘を繰り広げたトニー・スターク5番目の強化スーツです。 今回当ブログで久しぶりに取り上げる特撮リボルテック。いまやすっかり「アイアンマン」と「トランスフォーマー」をリリースする為のブランドと化した観もありますけど(w ビニール多めで保護されたメタリック塗装などの質感の良さは変わらずながら、パッケージングが簡素化されちゃったのがちょっと残念で作品解説とか無いんですねー。他のリボルテック製品と同一の、スタンダードな物に落ち着いたってことではあるのですが。 設定的にいえば普段はスーツケースとしてどこでも持ち運べることが特徴なモバイル型のアイアン・スーツ(実際に運んでるのは運転手のハッピー・ホーガンだけどな)。トニー・スタークの身体を覆うようにニョキニョキ生えていく様は本編でも印象的で、たしか予告映像でも使われていましたな。デザイン的には同時期のマーク4や6と違って金色のパーツを含まない、メタリックレッドとシルバーのツートーンカラーが独特でスタイリッシュ。他のスーツに比して装甲が弱いという弱点もあってその為かモナコ市街地の戦闘でヴァンコと痛み分けたあとは二度と使われてない……てゆーかスターク社長なんでも一回使うと興味無くしてあとはお飾りですけどねい。お金持ってイヤやわぁ…… 頭部造型は他のスーツとそれほど変わらないのですが、シルバーの塗装面積が増えたカラーリングの変化は印象的です。マーク2ならもっとシルバーでしたけど、それはまぁ、こっちにおいといて。 背部、そしてケツ。意外と需要はあると思うんだほら女性ファンとかに。アッー方面じゃなくてな。 このシリーズ、とにかくよく動きます。リボ球も目立たない位置と成形色で配され不自然さも感じない。ただ惜しむらくは付属のVベースではほとんどのポージングをまったく支えられないことで、今回の撮影では昔のオマケにランナーの輪を咬ませた自作のベースを使用。この辺もーちと、なんとかならんのかな…… 人体としての関節位置の他に「隙間隠し」のパーツが巧みに配されそちらも4ミリ球を用いて可動します。 肩アーマーは肩ではなく上腕に接続されています。この辺の工夫は動かしていて面白いアクションフィギュア。 シュートボクシングやハードル走も自由自在、身の軽い社長だ。表情が一切変化しないことが、却ってポーズのユニークさを際立たせる気もします。 ライダーキックも軽くこなすのですが、前述のスタンド問題によりどうやっても「派手に素っ転んだ人」以上のモノには見えない(´・ω・`) オプションパーツとしてはリパルサーレイ発射状態の開いた手が付属。 両手で構えるとただのあやしいひとですよ社長。 加えて飛行姿勢を再現する指を伸ばして「両手がペンギンになった」状態。あまり使われない慣用句である。ところでマーク5って空飛べるんですかね?飛べないってこともないとは思うが…… ぶっちゃけオプションハンドはリボルテックの他のアイアンマンと同じものがそのまま入ってるだけですが、他のアイアンマンには入ってる発砲エフェクトは付いてきません。ちぇー てなこと言わずにヨッシャヨッシャと大上段に構える心意気も大事です、社長なんだし。このサイズであぐらや正座が自由自在なアクションフィギュアも応用性が高いと思いますよ? エフェクトが無い代わりに入っているのがこのオシャレなスーツケース!エフェクトよりもこっちの方が応用高そうなんだよな。お好きなキャラにスーツケース持たせて一瞬でアイアンマンに変身させましょう、二コママンガ的な意味で。 では諸君、ちょっと出掛けてくるからね。 この画像が「営業」に見えるか「バカンス」に思えるか、それは見ているあなたの「社長観」の違いによる…… お約束のポーズで。いやマーク5はこんなポーズ取らなかったと思いますが、それはこっちにおいといて。 作品タイトルプレートが付属するところはあくまで映画作品を立体化する特撮リボルテックの伝統を残しています。現在の洋物3DCG映画をどこまで「特撮」と呼べるのかは意見の分かれる所かも知れませんが、まーこのブランドではほんとにとくさつとむかんけいなものもあったわけですし(棒

モデルアート「月刊モデルアート January 2013」

「孤高の最強軍団 イスラエル空軍/地上軍」と題して空物陸物協同での特集です。 エアモデルではアカデミーの1/32F-16I“スーファ”、大型キットの素性の良さを生かしてコックピットやレドーム内部をディティールアップ。またタミヤのベテラン1/32ファントムEを“クルナス”、エレール1/48ミラージュIIIEを“クフィル”、さらにハセガワ1/72ストライクイーグルを“ラーム”へと、それぞれイスラエル軍仕様への改造作例が掲載されています。サンドカラーを身に纏い、さまざまな追加パーツが他国の同一機体とは全く異なる獰猛なシルエットを見せるイスラエル空軍機の魅力が目白押し。またカラー4Pを使用した「イスラエル空軍機の塗装変遷」解説記事も露出の少ないこれらの機体の格好な資料となっています。空物部門は全作例に渡ってイスラキット社レジンパーツの使用頻度が高い印象。 陸物では特に表紙にもなっているMENGのメルカバMkIIID、今年のAFVモデルの話題のひとつともなった名作キットです。キットレビューはこれまでに模型雑誌他誌でも多く取り上げられてきましたが、後発となる今回の作例ではレジェンドのレジンパーツを使用し繊細なキットをさらにディティールアップ。モデラー諸氏独自のアイデアが見せ場となる車体表面滑り止め加工には画材用品「ホワイト・テックス」と「スーパーフィックス」を用いています。 その他陸物はレジェント製改造キットを使用したマガフ7、AFVクラブのイスラエル版センチュリオンMk.5“ショット・カル“、タミヤのM51スーパーシャーマンがそれぞれレビューされています。数年前と比べてイスラエル軍戦車も入手し易いアイテムがずいぶん増えました。これらに加えて「イラストに見るメルカバMk.IIIとマガフ7のバリエーション解説」が格好の工作ガイドとなり、「ダビデの国の防人達 IDFの歴史と現状」と題した記事が空物陸物合わせたヒストリカルな背景と現在の政治的な問題までを含めたバックボーンを解説します。全体としてモデルアートらしい硬派な特集内容で、世界でも有数の紛争地域で使用される兵器類を趣味で扱うためには、やはりいろいろ知っておくべきことも多いでしょう。 しかしイスラエル海軍は地味だな。 ニューキットレビューは今実際に組んでおられる方も多いであろう、ハセガワ期待の新製品1/72ユーロファイター・タイフーンをはじめとしてトランペッター1/350イギリス海軍23型フリゲート「ケント」ファインモールド73式小型トラック2種、アオシマ1/24ランボルギーニアヴェンタドール。さらにAZモデルのインジェクション1/72日本海軍試作ジェット機「橘花」やサイバーホビー1/35IV号戦車A型が掲載されています。 また連載記事はいつも通りの安定した内容ですが、「モデリングJASDF」は特別レポートとして岐阜基地航空祭を取材しています。