M50A1 オントス自走無反動砲

日本国憲法はその条文の中に思想信条の自由を謳いあげており、個人がどんな存在を信仰しどんな教義を信教するかも自由です。本日の御題はこの世界に少数ながらも確固たる信者が存在するオントス神さまについてのありがたいありがたいおはなしで

失礼しました。ようやく発売、アカデミー製1/35インジェクション・オントス自走砲のレビューなのであります

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箱見て一瞬驚きました。リーズナブルな価格もあってもっと小さな物を想像していたのですが意外に大きい。ユニークな形状をストレートに捉えた出オチ感あふれるパッケージ画で、後方に描かれている装填手が人生つまらなそうな顔してるのがちょっと気になります。ちなみにオントス自走砲は 太古の昔 以前にレンウォール社から1/30スケールでプラモデル化されていまして、その時のパッケージはこんなんでした。なんだかみなさん楽しそうですね?日本ではそのカタチから、また陸上自衛隊でもよく似た六○式自走無反動砲が配備されていたこともあり、それなりに人気のあるオントスでしたが、なかなか立体は手に入らない。それがこうして今の技術でインジェクション化されるのは嬉しいことです。あー数年前ホビーファンからレジンでフルキットが出てましたけれどこのキットとはキットナンノカンケイモナイニチガイナイ。

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砲身はスライド金型で全部開口されてるわ溶接モールドは繊細だわトラベリングロックはニッパーが通りそうもないほど華奢だわで、実は初めて手を出してみるアカデミーのプラキットにいろいろと驚かされました。パーツがみっしり詰まってたのは細かい部品の多い106ミリ無反動砲が都合6セットもあるからなのですが…


f:id:HueyAndDewey:20100303232022j:image:h200:rightエッチングパーツは排気管カバーの金網以外、ライトガードや後部の荷物(?)ラックはプラパーツも用意されています。どちらを使うかはユーザー次第ですが、実車のディティール見てみるとラックはプラの方が実感あるかな?


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試しに車体の上下だけ合わせてみました。こうしてみるとガンタンクのBパーツみたいな形状でもある…いまひとつサイズが実感し難いのは相似形状な車輌が見当たらないからかな?後部に扉があったりフロントエンジンだったりの形式はどことなく旧日本軍の九四式軽装甲車を思い浮かべますけれども、


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実は九五式軽戦車ぐらいの大きさなのです。

さあ、これでもうよくわかりましたね?オントスさまはハ号たんと同じくらいです。しかしこのサイズで中にマリンコ3人乗りではさぞや男臭かったろうなと同情せずにはいられません。これに乗ってベトナム行けとか鬼かと。

私見的な話ですが、60~70年代のアメリカ製AFVって「なんでこんなの作ったんだろう?」的やっちまった感がモリモリあふれる車輌が結構あるように思います。その極めつけはMBT70戦車でしょうけれど(異論は認めます)オントスもそれに匹敵するキワモノかと。一体全体どうしてアメリカ人はこんなの作ったんだろう、何を参考にしたんだろうと長年持っていた疑問は、しかしこの模型を見ていて氷解しました。アメリカ人がオントス作る時に参考にしたのは…ヤークトパンターだと思うんだ。


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←ほらこの角度から見ると似ているどころかウリふたつだよ!そっくり!!

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