海洋堂「リボルテック:T-REX」

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日本の夏を彩る風物詩といえばなんでしょう?そう、恐竜ですね。そこでこの八月は恐竜強化月間として恐竜関連のアイテムを や や ち ょ っ と だ け 推してまいることにします。今回採り上げるのは特撮リボルテック新製品のT-REXであります。


映画の力ってすごいもので、「ジュラシック・パーク」公開後は恐竜のイメージって一新されたように思います。恐竜温血説もそこから導かれる俊敏性も、それぞれは前々から指摘されていたものではありますが、尻尾を振りたてて全速力で疾駆する恐竜たちの姿が広く一般に認知されたのはやっぱりスピルバーグの映画のおかげでしょう。それまでの恐竜像が「ゴジラ風」だったのに対して今でも通じる「ジュラシック・パーク風」というスタイル、知識を底上げして新しい概念を根付かせたように思います。その映画本編中では陸に上がった「ジョーズ」かはたまた生きた「激突!!」かと思わせるほど大活躍だったティラノサウルス・レックスが今回の待望の製品化です。主演のサム・ニールを始めとする人間キャストを食ってしまうほどの活躍でしたなっていやホントに食ってましたが(w;

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…そんなティラノくんですが、何故だか今回はシリーズ第二作「ロストワールド」の版権商品としてのリリースです。T-REXの発売は結構前からアナウンスされてましたけれど、その頃からJP2アイテムでしたっけ…?まーいろいろ諸事情あるんだろうなーと思わされるのは山本直樹氏による解説文は第一作「ジュラシック・パーク」について語っているという…しかもこれ日付が一年も前の原稿だぞ…??

ぢつわわたくしこの「ロストワールド」だけ見てないんすよねー、うーむ

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そんな細かいことは気にせずに、中生代最大の捕食生物である“暴君竜の帝王”を、こころいくまで慈しむことに致しましょう。原型はご存知大ベテランの松村しのぶ氏によるものです。(松村氏はJPのパンフレットにも寄稿されていましたね)海洋堂の恐竜造型も歴史の長いものでして、その辺りについてはホビージャパン誌93年8月号に詳しいですがむしろそんなむかしの雑誌よりも四万十川のホビー館に行かれるべきでしょう、夏休みだし。

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いちおう素でも自立は可能ですが、流石に安定は悪いです。この状態も尻尾がだらーんとしちゃってあんまし格好良くは無い(汗)

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体側には茶系、上背部には緑系の縞模様が入っています。この辺り限りなく想像図で、むかしは「どれだけ恐竜の研究が進歩しても体色だけは解らない」なんて言われたものですが、最近ようやく色素分析出来た化石があるそうで。

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顔のアップはどうでしょう、自分なんかは相当カワエエなぁとか思いますが、ここんところは人によって意見が分かれる所かも知れない。爬虫類苦手ってひとも多いですしね。恐竜は爬虫類じゃないのだ!と力説して理解を得られるかどうかも、人によりけり…

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くちは最大でここまで開きます。大抵のものにくぱぁ出来そうな勢いですが、流石にここまで開けると頬肉部分(てゆーのか)が限界で、いささか興を削ぎますね。

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この程度で収めておくのが何かと都合が良いかと思います。これで十分、大抵の1/12サイズ可動フィギュアには襲いかかれます。いや別に襲いかからんでもエエとは思いますが。

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横方向にはここまで動きます。上下方向の可動範囲を撮り忘れた俺馬鹿OTL

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脚の可動は人間で言うところの足首部分にモノシャフトを使用して、そこがポージングの決め手になってますね。

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尻尾は軟質素材で自在に可動、これで十分、お好きな1/12サイズ可動フィギュアを鞭打つことが出来ます。鞭打たんでえーです。

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基部はリボジョイントなので大阪城のゴモラばりに尻尾を切って遁走も可能!(そんな生態は報告されていません)

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前肢は付け根のみ4ミリジョイントで動きますが、残念ながら指先までは動きません。ティラノサウルスの属する大型獣脚類ではこの退化した前肢にどんな役割があったのかが長年謎でありましたが、只今絶賛公開中の国立科学博物館特別展「恐竜博2011」ではこの部分にスポットあたっているようで、見に行かなきゃいけませんねー。混んでるそうですねー。

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今回は特リボ久しぶりに台座がつきます。ここだけで既に「足跡化石」みたいではあるw

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後方のシダ植物2本もリボジョイントで可動!は果たしてどこまで必要性があるのだろうか…

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ティラノ本体をセッティングする際には一旦脚先部分を取り外して台座にはめ込み、その上で本体側のリボ軸を直接台座に開いた差し込み口に接続するような処置をします。これでしっかと安定し恐るべき白亜紀の怪物を卓上に再現!!“ジュラシック”パークと称する割にはジュラ紀の恐竜があんまり出て来ないんだよな…

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反対側から。映画本編では基本自分よりも小さい得物を追っかけまわしていたので、視線は下方向にしておくのがデフォでしょう。シリーズ第三作「ジュラシックパーク3」ではようやくティラノサウルスを上回る巨体の肉食恐竜スピノサウルスが登場し、あまつさえティラノ君を瞬殺せしめる展開には「ニジェール河畔でただ魚食ってただけのウスラデカに何故!?」などと世の恐竜ファンを悲憤慷慨させたものですが…

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正面顔です。その体躯と強力な牙や爪以外にも両目が正面を向いて立体視が可能な頭骨構造を擁していて、為に正確な距離測定が出来る(だろう)というのが他に類を視ないティラノサウルスの特徴でした。鳥類でいうとフクロウのようなものかな?生きた獲物を追っかけて狩りをしていたのか、それとも屍肉を漁っていたのか、説の分かれるところではありますが…まぁ、両方だろJK

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オプションパーツとしては蹴り上げて閉じぎみの脚先パーツが左右に用意されています。この辺個体差かもしくは関節セッティングの問題かとは思いますが、自分のはどうもうまく片足立ちが出来ませなんだ。左右同時に使用できるパーツでも無いしでイマイチ使い勝手はゴニョゴニョ…

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劇中人間からの視点としてはローアングルが基本。フォード・エクスプローラーを踏みつぶして夜空に雷鳴に負けじと咆哮を上げるシーンが最高でってそれJP1ですから!残念!!

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そうですね、人間とか自動車とか大きさを示す小道具があっても良かったかもですね。しかしここは久々にビネットスタイルでリリースされた特撮リボルテックに感謝を。このスタイルひとむかし前の外国製プラモぽくて好きだなー。ハリーハウゼンのコマ撮り恐竜とも日本特撮の着ぐるみ恐竜とも異なる、CGスタイルの恐竜をこうして可動フィギュアで楽しめる。考えてみれば不思議な話…でもないか。

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なんでも上野の恐竜展では小さな前肢が起き上がるためのバランサーの働きをしているとかで、降着姿勢の全身骨格が展示されてるそうです。本製品でも頑張らせてみたけどここまでが限度でした。

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しかしこっちの古典的スタイルは超余裕である。可動フィギュアでリリースした甲斐があろうというもので、これはこれで落ち着きます…


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で、最後に予告を紹介ですがここでも敢えてのJP1です。モンスターパニック度を増していくシリーズ続編に比べて、第一作は「未知との遭遇」にわくわくする要素がたっぷり詰まった楽しい恐竜の映画でしたねー。

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