1/32 ソッピース・スナイプ 前期型 by ウィングナットウィングス – パート1 – アンボックス

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なんと言うことだ。

今日は、間違いなく記念日である。 私は、Wingnut Wingsキットを本当に長い間待ち望んでいた。 しかし、自分自身、作成技術が未熟であることと、一度手を出すと一連のキット全てのキットを揃えたくなるだろうと言う予測から、1キットあたり一万円の投資は危険だと感じていた。

Wingnutシリーズが充実すればするほど、そのなかのどれを選ぶのか?という問題も深刻化し、購入をためらう日々が続いていた。

このKiwi Cardeも、そのような私が抱える問題を解決してはくれない。 この全く典型的なクラッシックでビンテージな飛行機に、私は満足するするべきだとは思うのだが、まさにその点が、模型としても現実の飛行機としても、これらの飛行機の重要性を示している。…

2077227機械を使って空を飛ぶと言う行為が可能となってから、ほぼ100年が経っていると考えて良いかと思うが、飛行機同士の戦闘が可能となったのは、本当に最近のことだ。 それでも、我々には飛行機がない世界を想像することは難しい。 「飛ぶ」ということは、殆どの子ども達の最大の夢であり、人間が自身に、おそらくは神々によって、課せられた生物としての限界を越え、自由になった証でもある。

それは、第一次世界大戦当時の凶暴な情熱の中で、生まれたばかりであった飛行機という技術が急激に成長し、数え切れないほどの勇敢な若者が地上を離れ、貧弱なコクピットから、神々のほほに触れられるほどの高みへと手を伸ばした結果として勝ち得た自由であった。

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第一次世界大戦の4年間で、飛行機は無用の長物から、伝令となり、敵方の大砲を見つける役目を授かり、戦闘機、爆撃機と兵器としての進化を遂げた。

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航空機の美しさと威厳は、航空力学の誕生にまつわる重要性と関連があるに違いない。 今でも、我々は蒸気機関車やクラッシック・カーにいわゆるノスタルジーを感じるが、それらに共通する神秘的なものを、このような古典的な航空機にも感じるのではないか。 このような古典的な航空機では、最新鋭の飛行機がするように、風を切り裂くのではなく、風そのものに乗るのだ。

これらの古典的な航空機には非常に人間的なところがある。 The Vintage Aviator (http://thevintageaviator.co.nz/) のような団体の努力により、多くの(と言っても、それほど多数ではないが)ビンテージ・エアクラフトが、博物館の展示品としてではなく、実際に飛行可能な状態で保存されている。 これにより、Wingnut Wingsのようなキットが正確なモデルを作成することができるのだ。

http://youtu.be/LLWPf2D0HLg?t=34s

今回のキットだが、このキットを目の前にして、この私が素通り出来るわけがない。

The Sopwith Snipe!

Fokkerシリーズ、Camel、SE.5と言った素晴らしい航空機の世界でも、このちいさなSnipeは特筆するに値する。

Snipeは、偉大なる Thomas Sopwithの航空会社が第一次世界大戦中に Herbert Smithの設計を元に作成した最後の重要な航空機だ。

この小さな、かわいい戦闘機は、あの Sopwith Camel の後継機種であったが、この時期の他の戦闘機、例えば Fokker D.VII、ほど速度を出すことが出来なかったが、その操作性能により格闘戦では、敵機ドイツ機を撃墜することが出来ていた。

1917年の後期に開発された Snipeは新しい 230馬力のベントレー・ロータリーエンジンを搭載し、先行機種よりも高速、高高度で飛ぶことが可能であった。

1918年には、Snipeは西部戦線において最強の戦闘機として約500機が製造され、最終的には1,567機がイギリス空軍に納品されている。 一次大戦後は、イギリス空軍の最も重要な飛行機として認識され、1923年までイギリスの航空防衛を一手に担っていた。

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今回の制作は非常に面白いものになりそうだ。

Wingnut Wingsは、その表面のモールドの正確さに定評がある。 これは技術幹部社員達(全員が第一次世界大戦当時の戦闘機を体験している様子だ)に寄るところが大きいと思われる。 彼らは出版物などで、自分たちのモデルは、熟練のモデラーにも、初心者にも向くモデルであると公言しているが、それでも私は、怖じ気づく自分に気付かずには居られなかった。 もし、このモデルが「初心者にも向く」と言うのが本当であれば、私は自分の飛行用ヘルメットを食べてしまうところだが、このキットは作らずにおくには素晴らしすぎる。 と言うわけで、制作を開始しよう。

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箱を開けた直後、このキットにはつぎ込んだお金分の価値があることはすぐに分かる。

説明書は、実際は単なる紙ぺらではなく、書物になっており、おそらく最も詳しい説明がなされている。 また単に制作に関する説明だけではなく、膨大な量の歴史的、技術的な情報が記載されている。

部品そのものはどうだろう? これらの部品には、私がこれまで見たなかで最も細かい、質の高いモールドがなされている。 それらのモールドは、あまりにも細かいため、一部、特に主翼後部の翼端に連なる部分、が透けて見えるほどだ。 この部分に関しては、細心の注意をもってあたる必要がある。

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このキットのデザインチーム(と言うよりも、Wingnut Wingsシリーズのデザインチーム)が本当にこれらの飛行機を愛していることは間違いない。

さて、私がこのキットの価値に見合うように、組み立てられる事を祈るとしよう。

ローボダズ