「グレナディアモデル 帝国海軍陸戦隊第一次上海事変VOL.2」
今年は終戦65年だとかで世間でもいろいろ言われてますけれど、実は上海事変勃発から…
78年なのです。なんて微妙な。
趣味と嗜好に年月は関係なく、グレナディアモデルの上海特別陸戦隊員2体のレビューです。
2体セットでヴィネット指向はグレナディアモデルの1/35シリーズでは定番ですね。いつも通り細かなパーツのフィギュアは小袋に分けられ、今回は崩れたレンガ塀のストラクチャーが付属。
こちらは将校、中尉のパーツ分割です。本体7点装備品5点、最初見たとき拳銃の銃身が!とビックリ。よくよくみると「開いた拳銃嚢からまさに拳銃を抜き出そうとしている」ポーズだったんですね。
同じく二等水兵、本体6点装備品9点。水兵の装備品が多いのは三八式のボルトや銃剣が別パーツになってるためでもあります。ところで海軍には水兵はいても歩兵はいないから歩兵銃じゃなくて「三八式小銃」と呼ぶ。などと聞きましたが…
中尉どの、前後から。
鉄帽の縁が激薄!なので割らないように注意しましょう。グレナディアモデルの旧軍将校はヒゲ率高いですねー、なんででしょう??
二等水兵前後。
両膝立ちで大声を出して増援を呼んでいるポーズ。まだ専門の陸戦衣が制定されていない時代なのでセーラー服着用です。
…しかし素組みをしていていつも思う、この状態だとフィギュアのポテンシャルを全然見せられていないなあ、と。中尉のサーベル吊革、水兵の小銃負革の工作含めてメーカーの公式サイトに素晴らしい作例が掲載されていますので併せてご参照下さい。
ヴィネット様に配置してみました。メーカーサイトにはクロスレイ装甲車の脇に…と書かれていますが、クロスレイ装甲車のキットって…(ぐるぐる中)…あー、丁度良く某社から発売されたのですね。第一次上海事変当時、上海特別陸戦隊にはまだビッカース・クロスレイM25装甲車しか配備されてませんでしたから、並べるなら確かにコレです。
ヴィネット後方から。むかし「上海陸戦隊」という当時の国策戦争映画を見たことがあるのですが、あの映画は第二次上海事変だったのかな?八九式中戦車が活躍してました。戦車より一斗缶が大活躍する映画でしたが。
普通に考えれば同社の上海事変VOL.1と連結するのが定番の応用でしょうね。
普通に考えないならこのように「一見投降を促しているようだが後ろのヤツは殺る気満々」な情景を作る事が出来ます。昭和の刑事ドラマのようです。
ところで昭和と言えば、
少年ジェットのミラクルボイスがですね(知らんわ)