「タンクカンパニー 1/35 ロシア マキシム機関銃チーム 1943-45 夏-冬 (2体)」
最近は本当にロシア軍アイテムが増えたもんだなーと思わされることしきりな今日この頃、TANK社製レジンキットの紹介です。
「マキシム機関銃」ことMP1910重機関銃と射手2名のチーム、パッケージは2チーム分の画像が使用されていますが実際入っているのは1チーム分です。こちらがそのキット内容。
アイテムごとに丁寧に小分けされていますね。
こちらは射手のパーツ構成。頭部ヘッドが2つ入っているのに注意。ヘルメット被ってるものとその上にカモフラージュスーツの頭巾を被せている物とのコンパチになってます。また両手は重機のグリップと一体化になってます。
弾薬手も同様のパーツ構成でやはり頭部は2種、そしてモシンナガン小銃が付属してます。
本製品のメインアイテムMP1910機関銃。ロシア軍の重機関銃といえばやはりこれだと、なんだか色々刷り込みされてる気がします(笑)弾薬箱はフタの開け閉めの2種がセット。弾帯は少し長いようなので多少の加工が必要か。
機関銃の組み立てには簡単な説明書が付属しています。これでバッチリ安心だ!と思ったのですが何かがヘンだ。
パッケージには画像がある、マキシム機関銃の橇は一体どこに?
大丈夫、五ヵ年計画が完遂されれば誰も橇の不足で悩むことはありません。
でも五ヵ年がいつ完遂されるのかは誰にもわかりません。
…つまりは無いのでさあこのままどんどんカレリア地峡まで行こうね。
その辺りもふまえて「夏」バージョンで組んでみた。やっぱりマキシム機関銃はエエなぁ…「時代遅れ」みたいなことをよく言われますけれど、ドイツ軍もイギリス軍もマキシム銃を使ってたんでひとのことは言えない。車輪は…チャームポイントだッ!!
弾帯の加工をやらずに「アパム弾持って来いアパム」状態にしてみると楽は楽だがやっぱりどっかマヌケに見えますねうううむ。
正面からみると大きな防盾が安心を与えてくれそうなものですが「どんなに偽装しても照準孔ははっきり解かった」フィンランド軍狙撃兵にビシバシ貫かれる罠。
前述したように弾薬手にはモシン・ナガンM1981小銃が付属してるんですが、やっぱり短機関銃のほうがサマになってるよなーと、思いますので、
同じくTANK社製品からPPSh41短機関銃とDP軽機関銃を紹介しておきます。
どちらもすごく綺麗に成型されていて、先日とりあげたスターリングラード社の製品もそうでしたけれど、注型技術の素晴らしさに感服です。ロシア軍アイテムはレジン/インジェクション問わずにどんどん増えてますけれど「小火器セット」みたいなものはちと見かけた覚えがありません。そーゆーのがあってほしいなあと思うことは思うのですが、そこまで待ってる余裕も無く、
「ここにあと一丁DP軽機があれば完璧なダイオラマ構図が完成するのにイッ!!」
と頭を抱ているような向きにはとっても福音になる製品ですね。
TANK社の製品は独ソ両軍のタンクデサントが充実しているように感じます。単品置くしか場所が無いって人、タンクデサントがみんな同じ服装で同じポーズばかりの情景に悩んでいる人、そのような方々にはオススメなメーカーなのです。
…しかし社名がタンクというわりには戦車のキットがひとつも無(PAM!PAM!!