「ハッピーミディアムプレス サイファイ アンド ファンタジーモデラー第18号」
洋物特撮映画モデリングを中心にしたSci-Fi&fantasiy modeller誌、volume18の表紙は「帝国の逆襲」より、毛皮恐竜トーントーンのミニチュア・レプリカです。
実際の撮影プロップ同様金属関節を使用したアーマチュアに粘土で肉付け・型取りを行い、ラバーの外皮に植毛する手順はまさにストップモーションアニメ全盛期のSFX映画(最近使わない言葉ですねー)を思い出させて胸が熱くなります。CG時代の昨今ではもはや「匠の技」と言って良いかも知れませんね。むかしは日本の高校生が自作映画で「歩くトリケラトプス」をストップモーションさせていたのになあ(それマンガの話だろう)
例え映画がコンピューターグラフィックスに支配されたとしても、模型ファンはグラフィックスじゃあ満足しません。故に本誌にもレベル製クローンウォーズ製品の理ペイント記事がちゃんと掲載されている。
個人的にはSWもエピソード1を劇場で見たときにはいろんな意味で頭を抱えたものですが、登場メカのCGもどんどん表現力豊かに進化していって、とうとうクローンウォーズではドロップシップに描き込まれた自然なウェザリングやノーズアートのイラストにTVシリーズとは思えないほどの感銘を受け、実に模型映えするものだなどとシーズン2も是非地上波でやってください公共放送さんって記事と全然関係ないじゃん!
今回記事で採りあげられているのはマグナガード・ファイターの他アナキンのジェダイファイター、V-19トレント・スターファイターの三機種です。ものによってはかなりの酷評(特に雑な汚し塗装)もありますが、なかなか日本の雑誌で紹介されることの少ないアイテムでいろいろと参考になります。
ジョージ・パル製作のSF映画「地球最後の日」のレールロケット、スペースアークの作例があったりして胸が熱くなる。いや懐かしい、むかしはTVの深夜映画でこの手のSF映画をよく放送していたものでしてな。
うん、こうして見直すとシンプル過ぎにも程があるデザインだけどさ、これが動くとカッコいいのよ!
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ちょっとyoutubeを探ってきました。
すいませんあんまりかっこよくなかったです(´・ω・`)
仕方ないのでパニック感溢れる予告編をご覧ください。
そのほかクラシカルなところではやはりジョージ・パルの「タイムマシン」レジンキット製作や
※マスターピースモデルからキットもでていますね。(1/12 キットはこちら) (1/6 キットはこちら)
モダンなところではBBCで放送中のTV番組「Mission 2110」の撮影用ロボットスーツ製作過程などが掲載されています。
巻末記事、「海底20000マイル」のノーチラス号とネモ船長、世界中からの製品を網羅したなかに「ふしぎの海のナディア」のノーチラス号(バンダイのプラに加えてツクダのソフビモデルまで!)あるのには驚きましたが、やっぱり雑誌記事全体から受ける印象は日本の模型業界とはずいぶん違った様相で…
と思ったら、
スタートレックのコンステレ-ション級スターゲイザーの製作記事で
「私はこの艦を作るためにERTLのエンタープライズAを2個、ワードローブの上に23年間ストックしていたがこのキットが発売された(超意訳)」
みたいな文章みるとああ、どこも変わらないんだぁヽ(´ー`)ノ と、なんだか安心するのですよ。