「東京ホビーショー 2013」その1
予定地と実際に建てられた場所が違うなんてのはよくある話です。日付変更の設定をテキトーにやってるからだなんて本当のことを言ってはイケナイ。
そんなわけでソロモンよ、恥ずかしながら帰って参りました。
開場時刻の9:00前後は丁度台風の影響が一番大きかった時間だったようで絵に描いたような土砂降り…
それでも熱心な模型ファンは開場前から列を作って粛々と入場していくのです。今回の「東京ホビーショー」、業者日/一般日の区別なく開催でどういう流れになるのだかイマイチよくわからなかったのですけれど、幸いこんな天候にもかかわらず大きなトラブルもなかったようで。
※なおラジコン関連が大きなウェイトを占めるイベントではあるのですが、いかんせんそちら方面は疎い。( 0w0)ノ ウェーイ もといアウェイなので模型メインのレポートとなることをあらかじめお断りしておきます。
タミヤブースではやはりミリタリー物に目が行っちゃうのはまーこりゃサガというやつでM561ガマゴートです。タミヤの公式サイトに公式な情報が載る前に、第一報からパーツ画像にテストショットリポートに至るまで海外サイトに先にアップロードされるという高度な情報戦が繰り広げられた(?)アイテム。
ボックスアートとパーツ関係こんな感じです。
特徴的な連結部分はポリキャップ内蔵で可動します。
正直難しいアイテムかなーと思っていたのですが、会場に展示されていた嘉瀬翔氏のディオラマではなかなか魅力的な動きを見せるものでいささか不明を恥じるところ。不整地走破性こそ本車最大の魅力なのかも知れません。
会場内では実車も展示されていました。5月の静岡ではタミヤ本社前に並んでいた車両ですね。ちなみにお子様方には乗車サービスも有ったらしい。オトナサベツだ!!
「あれは大人も乗れたぞ」
「マジでΣ(゚д゚lll)」
ちくしょう、ちくしょうッ!乗っておけばよかったッ!!
実車のガマゴートにはキットの方には付属して無い機銃架とM60軽機関銃が装着されていました。装備違いはいろいろあるんだろうなーと、そのあたりは各雑誌方面に他力本願時(笑)
こんなヘンテコリン(死語)な車でも国内でナンバー取れるんですねえ。「ガマゴート」って名称は設計者の名をとって「ガマなんとかさんのヤギ」ってことらしいんだがどう見てもガマガエルです本当に(ry
また会場では先行販売やっておりまして、このフットワークの軽さは従来にないものです。それだけタミヤが力入れてるってことかな?早速自分も購入…は、しませんでした。なぜなら既に持ってるからである。10年以上前から積んであるぞガマゴート。
えっ
それは本当にガマゴートですか?
ええ、本当にガマゴートですよほら!
ガマゴートじゃなかった/(^o^)\
その他タミヤのミリタリー関連新製品、M151A2“グレナダ侵攻作戦”は既存のM151A2に担架などのアクセサリーを追加したものです。ガマゴートと合わせてのグレナダアイテムでしょう。しかしグレナダ侵攻ってクリント・イーストウッド主演の「ハートブレイクリッジ」って映画でしか覚えてないのでクレジットカードとブルドーザーが大活躍したって以外はピンとこないんだよな……。
M151でもこちらはA1型の“ベトナム戦争”です。新規パーツとしてはこちらの方がボリュームが大きいのかな?最大の相異点はリアサスペンションだそうですけれど。これでタミヤM151MUTTのバリエーションは総計5種類ってことになりますか、本家ジープより多くないかそれは(笑)
M151もA1/A2揃って実車が展示されていました。コーナリング時の安定性に問題があるとかでほとんどの個体が解体され、稼動状態で払い下げられた車両は非常に少ないと聞き及んでおります、貴重です。
実車展示コーナーでは今回の新製品とは何の関係も無いフォードGPAも鎮座していてこれがオモシロ。
普通の車両では見かけない引っ掛け鉤(ピルフック)?にもステンシルで書き文字あったり航走システムはユニークであったりと、従来品のパッケージだけではなかなか気付かない魅力が色々あります。ちょっと作ってみたくなりますねこれはね。
イギリス空挺兵自転車セット、フィギュアの方は頭部および腕パーツを組みかえられます。自転車はフレームパーツが2種類入りで折り畳んだ状態を組む場合にはタイヤ部分を切り取るなど加工が必要とのことです。既にダイオパーク社からも同型の英軍自転車がリリースされていますが、あちらに比べてやはりリーズナブルさが強みでしょうか。ちょっとしたアクセサリーとしてならこちらで十分対応可能かと。
ヨンパチ新作BA-64Bは既にテストショット組み立て体験会も行われているので手に取られた方も多いことでしょう。これに丁度合うサイズの赤い星ってやっぱ手芸屋に行くべきか。なにが「丁度合うサイズ」かってそりゃ、ねぇ…?
いわゆるデザートシボレーはマスターボックスのフィギュアセットで限定版。MBのフィギュアとしては大喜利感に乏しいのが難点か(それは難点じゃない)
M60戦車はA1/A2/A3三種揃って再販です。基本昔のままなんですがキャタピラは接着塗装が可能な素材へ変更されます。同じような車両ではあるけれど、3者ともにバラバラな品番が振られているのがいろいろと歴史を感じさせます。A3って結構パーツ変わってたんだなあ……
イチオシはやはり152ミリガンランチャー搭載のA2でしょう!アバンギャルドな砲塔形状はこれ一車種で消えるかと思われましたが、実は米軍現役のストライカーMGSや没に終わりましたがM1エイブラムスの改良案としてちゃんと受け継がれているのです。
ところで大昔に売ってたM60A2のボックスサイド実車解説にはなんだか夢のようなことが書かれていたけれど、あれはあのまま復刻されるのかいな。
10式は誰しも予想していた通りにRC化です。バトルシステム搭載により臨場感あふれる戦闘体験…はともかくエッチング出しましょうよ後部ラックの!ということを全力でアピールしてくる。バイクモデルやカーモデルじゃディティールアップパーツ出てるんですからやれんことはないのです。
とゆー流れでここからバイクモデルやカーモデル。ハーレーダビッドソン FLSTFB ファットボーイローは久し振りの1/6バイク新作です
。以前にもこのスケールでハーレーダビッドソンファットボーイは在りましたが、名前こそ似通えど完全な新金型製品。
エンジンパーツの分割は前例にないもので実車を組み立てるような感覚にも浸れそう。この分野の対抗馬ってもう一般の模型メーカーではなくて例えばデアゴスティーニであるとかの、価格帯や製作時間の掛け方がちょっと違ったモデル/モデラーが対象なのかも知れません。
ディティールアップパーツに要求される精度や価格もラージスケールなのかは。
洋梨みたいな名前のフェラーリ“ラ フェラーリ”。「ら」に濁点がついたらコサキン(何)
売りはやっぱりフェラーリ初のハイブリッドエンジンでしょうか。外見はなんだかフェラーリと言うよりマクラーレンのGTスポーツみたいなんですけど(問題発言)
せんしゃもえっちんぐだしましょうよー
ラ フェラーリはRC関連でもいろいろ出すようで版権料高かったんだろうなあ……
版権と言えばマクラーレンです。再販久し振りなのです。
締切前夜の原稿用紙のようにうつくしいぼでぃーからーですね(白目)
イマドキはデカールメーカーがいろいろとその、だからして無理しなくてもその。
この辺のは色つきのクルマでいてくれよです。
ミニ四駆新製品シャドウシャークとヒートエッジは実にいまどきのデザインをしていますが
かつてのブームを体験したお父さん世代には復刻版がヒットすることでしょう。ベルクカイザーの逆サイドVer.っていまこそ立体化されるべきと!実際にはあんまり意味ないけど!!
新作でもこのBe-1や
元祖ミニ四駆を彷彿とさせるトラックタイプの2車種サニーシャトルプレミアムとジョリージョーカープレミアムはある程度高い年齢層のユーザーをターゲットにしているとのことです。
なにしろヤンジャンの系列Webサイトにマンガ載るくらいですから、ミニ四駆ファンの幅も広がってます。
そしてその次はたぶんこっち方面なんだろうなあ。スイーツデコのおかげで模型イベントに年少女子の参加率も高まってますし、それをそのまま伸ばしていくような流れもまた。
スイーツデコ用の「粉砂糖」がミリタリーモデルの積雪表現にそのまま使える話は有名ですが、こちらのアクリル性ニスも何かに使えないかしら。
カーモデルでは専用のつや出しコーティング剤(コンパウンドの研磨作業後にコートするもの)が発売されますが、一見すると無関係な素材・材料をまるで別の用途で応用させる行為はモデラーにとっては悦楽的な意味があってだな。
タミヤブースの主な(私見的な)見どころはこんな感じでしょうか。その他メーカーはまた明日に上げることといたします。
と、造形村ブースにあったキャラグミンのダー様、彩色は今回初お披露目だったんで最後にこれ貼っとく!
ひとしきりエーデルワイス号のお話しを伺った後で「ところでこれはガルパンとはなんの関係も無く、ただ単にイタリア軍戦車のプラモデルとしてたまたま偶然P40を出しちゃうとかゆー流れはどうでしょうか」などと無茶振りしちゃってスイマー戦。どうでしょうかぢゃねえよ。