【緊急企画】グレンコモデルズ「エクスプローラー 1 サテライト」【あかつき支援】
本日は金星探査機「あかつき」の成功を願って、もうひとつの「明けの明星」ことアメリカ初の人工衛星エクスプローラー1号のプラモデルを急遽レビューしてみようと…
思ったのですが。
しかしみなさん御存じのように残念ながら今回の「あかつき」金星周回軌道投入ミッションは計画通りには行かず、プロジェクトは6年後の2016年12月に再度接近するまで運用の見直しをはかる次第となりました。(詳細についてはJAXAあかつき特設サイトをご覧ください)
じゃあこっちのほうも企画倒れかと言えばそんなことは、ない。宇宙開発には停滞も後退も無いのです。たった今、この瞬間にも「あかつき」は6年後を目指して航宙しているとゆーのに我々が立ち止まっていられるかッ!
キットはアメリカ模型メーカーでも老舗中の老舗、グレンコ社の製品です。エクスプローラー1号打ち上げ50周年を記念して再版された製品のようで、オリジナルは当時のものなんだろうな。冷戦たけなわな時代とはいえ、どこか牧歌的な印象の人物写真が素朴なアメリカン・スピリットです。
中身の方はもっと素朴なあめりかんすぴりっとだΣ(゚д゚|||)
えー、
…すすすすすいません白状しちゃうと箱開けた瞬間「みなかったことにしよう」と、思いました。
でもね、
考えてみればグレンコのモデルって古いものです。古く見えるのは当たり前です。グレンコやリンドバーグ社のキットを悪く言うのはなんだか友だちのおじいちゃんを悪く言うみたいで落ち着きません。それになにより
このキット一度開封しちゃうと後戻り出来ない仕様になってるんだな( ・ω・)
なんという片道飛行!きみはベルカでぼくはストレルカだ!!宇宙開発には停滞も後退もないのだ…
この時代にして当然のことですが、ランナー枠にパーツNo.など打たれてやしませんので説明書に図示されてるのをたよりに似たよーな円形部品を切り出していく訳なのです。輸入キットではよくあるよくある。
でもこのキット、ほとんどのパーツが箱の中で勝手にランナーからモゲていて、切り出しの手間を省いてくれます。ひとにやさしいプラモデルですね。
やさしかNEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEE!! (#゚Д゚)
友だちのおじいちゃんだからって、悪く言っていいときもあるよね。
おれがエクスプローラー(探究者)だ!!とかブツブツ言いながら現物合わせで組んだ内臓部分。左から順にトン吉・チン平・カン太ってゆいます(ゆいません)
シンプル・イズ・それしかない。なロケットエンジン。パーツ表面の汚れのようにみえるのはこれ成型素材のシミでして、その辺もおじいちゃんを連想させるところだよなー。
この一見すると手回し式洗濯機のように見えるものは飾り台です。烏帽子の部分にロケットノズルをアッーとはめ込んでハンドル回すと、内部のギアがツメを弾いて「ギギギギギギギギ」とか宇宙らしからぬ効果音が鳴るステキ・ギミック装備。
内臓機器類を本体に接着し、さらにトラス構造(いや、これトラス構造って言うのか??)のカバーで覆い
模型では開閉式になっている外板をとりつければいちおうの完成です。
このエクスプローラー1号についてはそれほど詳しくは無いのですが、黎明期の人工衛星だけあってどうも一体式の構造らしいですね。(ウィキペディア参照)本来地上との交信用??アンテナが四本伸びてるはずで、それはパッケージ画にも明記されあまつさえパーツリストにもNo.38で載ってるのですけど、
…パーツ自体は影も形もなかった(´・ω・`)
リストにあっても組み立て工程にはNo.38パーツは出てなかったんで、これはこれで仕様らしい。しようがない。
まあ宇宙はヒロインですから、細かいことはあまり気にする(・∀・)な。
で、飾り台と一緒。
乗せてみると大幅にフレームをはみ出すとわかったのでその画像は却下だ。
ついでに言うと突貫工事でいろんなところが歪んでるってバレちゃうからカバーが閉じられないよ!
むかしヤングジャンプでやってた「栄光なき天才たち」ってマンガに初期宇宙開発を扱ったエピソードがありまして、エクスプローラー1号の打ち上げがクライマックスだたよーな。たしかOVAにもなってたんだよな。
ペーネミュンデのナチスドイツ将校がやたらとカコヨクてさー
えー、
そろそろどの辺が「あかつき」支援なのだと突っ込まれそうですがみなさん、ちょっと待ってくれたまへ。
上に記した通り金星探査機「あかつき」は金星との再度のランデブーを目指してこの先6年間旅を続けねばなりません。
それはとてもとても孤独な航宙です。
ですから地上の我々にできることは
ちょっと便乗する( ・ω・)ノシ
<急遽追加>
デカールの写真撮り忘れてた!!スゲー綺麗なの。ここだけ新規に起こしたんだろうなあ…