アンパーサンドパブリッシング 「ミリタリーミニチュア・イン・レビュー No.51」

MMIR51号、例によって私見的に気に入った記事を雑観的に。

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前回に引き続いてのロイヤルモデルオーナー、Roberto Reale氏による「Party with your PT!」Part Twoは塗装仕上げとディオラマベース製作です。

やはりこのスケールだとまるで潮の匂いを感じさせるようなウェザリングが大変に効果的であり、いわゆる「艦船模型」とは違ったアプローチが必要になるのでしょう。とはいえ1/35スケールだからといって戦車模型の方法論がそのまま持ち込めるかと言えばそれもまた、違うような。大事なのは実物に対する観察眼かな?Reale氏は作例背景に“hills and ocean near my home”の写真を流用できるほどに地中海世界の住人なのだそうですが、日本の沿岸、波止場にも十分資料性はあり、港湾モデリングには役立つことと思います。なにしろご当人近所の(地中海の!)風景を使用して“pretty well for South Pacific!”なんて言ってるぐらいですから全然問題ありませんねw

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問題は自分の住んでる身の回りには潮の匂いなど少しも感じられない公園の池しかなくて、そこに浮かんでるのはお世辞にも写実的とは言い難いスワンボート程度だってことです。あんまり観察してると通報されそう、主にカップリング的な意味で…

・ドラゴンのティーガーI後期型、説明書のステップごとに徹底工作。

ドラゴンのツェメリットコーティングモールド済みティーガーI(品番6383)をビットマンを思わせるようなノルマンディーの仕様で製作しています。人間楽しいことだけやってたい、というのは洋の東西を問わず模型趣味者に見られる傾向で(本当か?)この記事もとても楽しそうにエッチングパーツで細部工作やってます。めんどくさいコーティング作業から逃れられることは実に福音であり、その点ドイツ人モデラーがどう思ってるのか聞いてみたいところではある。

コーティング面にくっきりしたマスキングラインを作るために粘土が用いられてます。以前フランス戦車のマスキングで同様の技法見た覚えが。塗装過程が詳しく載ってる…のはコーティングのない砲塔天板だ…

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同様の粘土マスキングは今回ミニアートのディンゴMkII、ミッキーマウスパターンのマスキングでもやってます。粘土というのは身近に手に入る素材で且つ種類もいろいろありすぎるものなんで、ここいらあたりでいっちょ誰か「これが日本でいちばんマスキングにぴったりな粘土!」なんてベストアンサーを出してほしいものですハイ。

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・タミヤJSU-152の冬期迷彩

最近戦車模型業界で紹介されている新しいワザ、ヘアスプレー技法について解説されてます。果たして日本売られてるヘアスプレーは同質のものなんだろうかとか、そもそも別の素材で対応可能なんじゃないのかなど疑問点も無くはないのですけれど、元来まるで関係のないジャンルから道具や素材を持ち込んで発展してきたのが模型業界ですからして、注目したいところではあります。「乾燥にはヘアドライヤーを用いる」で軽く吹き出しましたがw

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吹き出すと言えば新作フィギュア紹介コーナーのホーネット新作ヘッドセットがなんだかヘン顔選手権みたいになってて吹き出すどころかもー爆笑。ホーネットって今やありとあらゆる種類の生首出し尽くしちゃったんじゃないかなー。

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・トラペッターLAV-R、例によってレジンやエッチングで実感と生活感溢れるディティールアップの制作記事ですが、単なる回収車輌に「ECMアンテナ」が追加されてるあたり現代のイラク・アフガニスタンに於ける戦闘車輌の実感と生活感が溢れています…

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雑観的且つ雑感的ではありますが、以上こんなもんでひとつ。

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