アンパーサンドパブリッシング「ミリタリーミニアチュアインレビューNo.53」

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濃いめの作例で毎度おなじみMMIR53号です。洋書見てるとやっぱり日本人とはいろいろ感覚違うなーと、思わされますね。来日当初は白人のような肌の色でフィギュア塗ってたアメリカ人のモデラーが、数年を経て東洋人の色を塗るように変化していく様子を目の当たりにした事がありまして、なかなか感慨深いものでした。

塗ってたフィギュアがセーラームーンだってのはこの際置いといてですね。

さて今回表紙はスーパーパーシング!ジョン“ブラックジャック”パーシング将軍の名をとった米軍重戦車のなかでもとりわけスーパーな存在です。この戦車が作られた当時ってまだ存命だったんだ…

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記事はホビーボスのスーパーパーシング試作一号車の徹底ディティールアップで当キット製作の際には参照頻度の高いものになりそう。しかしながらタミヤのスーパーパーシング(T26E4)購入された方のなかでも「スーパーシングなら試作一号車だッ!!」という勇者な方には必ずや参考になるかと思われます。一両しか製造されなかった鋳造番号とか現地で後付された増加装甲の質感等々。まあ、装填手ハッチ形状とかいろいろ違うんで、無理に弄り回す事も、ないとはおもいますが。

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他にも「ビッグスケールはやっぱりすごいなあ」と思ってよくよく読んだらヨンパチだった壮絶なT-34はこっちもホビーボスのキットです。これも初めて見たときは何の拷問だよとか思ったものですが(お)この通り手を掛ければ掛けただけの結果がちゃんと返ってくる模型ですね。

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先ごろAM誌でも特集が組まれたメルカバも載ってます。アカデミーのMk4、ボイジャーのエッチングは定番的な用法としても表面の滑り止め処理には家具の仕上げ材(?)を使っていまして、なにかのヒントになるかもです。しかしIDFの車両はどんどんマシーネンじみてくるなと感じるもので、ここはいっちょマシーネンをIDFじみた仕上げにするのもよいかもです。ヒントってそゆものです。

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海兵隊シャーマンと九五式軽戦車による硫黄島ディオラマやM56スコーピオン自走砲の実車写真など今回のMMIRはいつにもまして濃い。濃いというよりむしろクドい!!まるで全盛期のコサキンファミリーのようである(ほめてますよ?)

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Bravo 6社のベトナム戦争フィギュアも相変わらずのクドさです。いいぞもっとやれ。いつかバチがあたると思います。どっちなんだよ!

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