アンパーサンドパブリッシング「Allied-Axis No. 29」

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アライド-アクシズ29号、特集はM3/M3A1軽戦車です。

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ジェネラル・スチュアート軽戦車の俗称で知られる一連のアメリカ軽戦車のなかでも初期の形式に属する車両群、大判横開きのいつものスタイルでクリアーな写真が数多く収録されています

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古くはタミヤ、最近ではアカデミーから1/35スケールでキット化されているので本車に親近感を持つ方も多いことと思われます。どちらも現在では若干入手しがたいのが難点ではありますが、よいディティールアップ資料となり得るでしょう。AFVクラブのスチュアート系列は初期型出してくれませんねそう言えばね。

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特色としてはアメリカ本国など後方での演習風景を撮影したものが多く、スチュアート軽戦車のちょっとユーモラスな外観とも相まってどこかノンビリした雰囲気を感じさせるページが多いということでしょうか。アフリカとか東部戦線のレンドリースとかは載ってませんがタミヤが製品化した(実戦には投入されていない)ディーゼルエンジン搭載型の写真も見られてお得。

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物騒なところではアメリカ海兵隊の戦場写真、独自に改修した火炎放射機搭載型のフォトなんてのもあります。本車は第二次大戦中連合軍各国で使用されましたが、最も有効に活用したのは太平洋地域の海兵隊戦車部隊でしょう。

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そのほか本書の「Axis」部門では北アフリカに配備、鹵獲された10.5cm砲搭載ロレーヌシュレッパー改装自走砲、ホルヒ901とダイムラーベンツLI500の二種の野戦乗用車が収録されています。

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「Allied」部門ではM3中戦車車台をベースに開発されたT16砲兵牽引車とリロイガスコンプレッサー搭載トラックが掲載。このT16砲兵牽引車についてはちょっとネットで調べてみたんですが、あまり詳しい素生がわかりませんでした。結構なレア物なのかも知れないな。キャプションによるとM3A5中戦車車台ベースのディーゼルエンジン装備車両でってあっ……(察し)

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ともあれ、本書いちばんの注目はM3軽戦車でしょう。タミヤの古いキットは広く用いるためにはキャタピラやエンジンデッキなどに問題を抱えていますが、製品単体ではコンパクトにまとまりいかにも「戦車らしい」形状をしているので、初めての戦車模型とするには格好の一両ではないかと個人的には思います。同じくらい古い田宮のM3リー中戦車が脚光を浴びている昨今ですから、こちらに興味をもつ人も現れるんではあるまいかと……

試しに自分が大昔に作ったやつを引っ張り出してみたら、あろうことか無理矢理に日本戦車迷彩が塗ってあったので見なかったことにしておく。最初はだれでもそんなもんですよええ(汗)

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