イタレリ1/72「ミグ37B フェレットE」

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ぱくふぁ祭(なのか)に便乗するため押入れをひっくり返してむか~し購入したキットを引っ張り出してきました。うん、どこからどう見てもまさにソビエツキー・ステルス・ファイターですね!

著作表記は1995年になってますけど、たしかヨンパチのほうが先に出てたはずで…いかんせんよく憶えてないんですが実機のF-117が公開されたのとどっちが早かったのかな?いずれにせよまず先に「F-19ステルス」のプラモデルが発売され、アメリカ議会で問題になったとか話題が広がって、その頃発売になった架空の飛行機プラモです。

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パッケージ画とは相反する真っ黒な成型色が時代を感じさせるよーな。昔はステルスといえば塗装は真っ黒と相場が決まっていたのですよ。

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設計したひとも「ファイヤーフォックス」好きだったんだろうなァと思わされる平面構造の機体。「F-19」が(たしか模型化された機体の外形は3パターンあったはずです)曲面構造だったのとは対称的で、実在したF-117にはこっちの方が似てますね。機体中央には前後にウェポンベイが設けられてまして、

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かなりテキトーなミサイルと如何にもステルス臭ただよう(笑)爆弾を搭載できます。英文の機体解説によると戦術核爆弾を搭載可能らしいぜ!デンジャラスだぜ!!

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塗装指示は2パターン用意されています。成型色を活かした全面グロスブラック(と書いてあるけどつや消しの方がいいんだろうな)と、パッケージにあるグレー/ホワイトの制空迷彩(??)。しかし黒地にホワイトを塗れとは鬼のような指定であります。

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デカールも塗装パターンにあわせて2色付属。モノトーンのレッドスターはなんか新鮮に感じますが

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コーションレターまで全部赤いってことは多分ないんだろーなーと、ツッコミ入れるのは野暮かな。しかしこのプラモの一番のツッコミどころは日本語解説で

アメリカのF-19ステルスの登場に対抗すべく、ソビエトの最新技術をつぎこんで開発されたのがミグ37Bです。直線が多い機体デザインはアメリカのF-19に比べて、武骨な印象を与えますが、レーダー等に対する高い隠密性を持つのはもちろん、その性能も第1級のものです。イタレリのミグ37Bモデルは、数年に渡る調査と開発に基づき製品化されました。

「数年に渡る調査」って何!?

……いや昔はよかったですねえ

以上、情報あふれる昨今では到底考えられないおおらかなプラモデルが、昔はあったというお話でした。たしかコイツを入手したのはどっかのフリーマーケットだったなあと懐かしく思いながらさあどんどんしまっちゃうよ(作んないのかよ)

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