エデュアルド「1/48 アルバトロス DIII OEFFGR 253」

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精密さで名高いチェコの模型メーカー、エデュアルド社製のインジェクションキットの紹介です。第一次世界大戦に於ける名機のひとつとして名高いドイツ軍の戦闘機をオーストリア・ハンガリー帝国空軍がライセンス製造した飛行機で、基本的には同一ですが一部に独自の構造もある、と。

エデュアルドの航空機モデルはひとつの機種を難易度に合わせていくつかのグレードに分け、複数のシリーズで展開されるのが基本です。今回組んでみたのは「ProfiPACK」シリーズに属する製品で、カタログによると最もベーシックでハイスタンダードなプラスチックキットだそうです。

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基本となるインジェクションパーツ。

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エンジン部分は別枠で、ドイツ製とは異なるオーストリア・ダイムラー社製エンジンを搭載しています。や、実機はあんまりどころか全然解ってないのですれども、模型的には機体ともども美しいモールド、繊細なディティールが施されているなと判ります。

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カルトグラフ社製の大判デカールが付属で5種類のマーキングを選択可能。隣のなんだかヨクワカラナイ黄色いものはタイヤマスキングシート。

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そしてエデュアルドといえばやはりこれ!な印刷済みエッチングシートが勿論入っています。素晴らしい部品です。素材は恐ろしいほどの柔らかさで丁寧な扱いを心がけましょう。

これが「ProfiPACK」標準仕様のフォーマットになります。ボックスのオレンジラインが識別帯ですね。その他にはインジェクションパーツはそのままにエッチングを除外しデカールも小さな版型に変えた「WEEKEND」シリーズや、対照的にレジンパーツ等のアクセサリーを増加した「LIMITED EDITION」、更にその上を行く「ROYAL CLASS」が存在する…らしいんですけど最後のロイヤルクラスに関しては雲の上過ぎてなにがなんだかさっぱりですぅ。

しかしですね、これが基本だってことはチェコのモデラー諸氏は相当にハイレベルな趣味をやっているなと言わざるを得ません。

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パーツ自体は非常に精密、組み立てていく過程も楽しいものです。しかしながら接着位置が不確かな箇所も散見され、説明書自体にも明らかな誤りが見受けられました。まず熟読して自分の組む機体の手順、パーツの用不用を頭に入れてから取り組むべきでしょう。

ところで印刷エッチングによる銘板、上下がどっちなんだかよく判りません(え

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コックピットの計器盤は流石の一言なんですが、組んじゃうと良く見えないのもまた事実であります。

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複葉機モデルを組むコツってのが、あるんだろうと思います。たぶんね…

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あまり大きな声じゃ言えないのですけど支柱を組む順番で下手を踏みました。両外側で垂直を出して上翼を乗せ、その後機体左右上部に斜めに延びる支柱をはめ。最後に中央部分を…

最後の一本がどうしても入らなかった >< ほんとはエンジン後部から垂直にもう一本支柱が伸びるハズなのです。外側→中央→上翼→ナナメの順にやればよかったOTL

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張線に至っては最初から挑戦しない。

ブラッディー・エイプリルとはこのことかッ!と血反吐を吐きつつ一応カタチにはなりました。合板モノコックによるスマートな機体は好みなカタチです。ヘタレな自分の腕前はともかくこのキットのポテンシャルを感じ取って戴ければ幸いです…

さてまったくもって門外漢だった第一次大戦機を敢えて紹介したかったのには理由があります。

五月に「レッド・バロン」って映画が公開されるのですよ!アルバトロスもバンバン出て来ますよ!!


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ちょっと「ドイツ戦没学生の手記」にも似たテーマになりそうでこれは期待大!「フライボーイズ」や「ガンバス」で鬱憤溜めこんだ方、「ブルー・マックス」はジョージ・ペパードがスケコマシやってるだけじゃねえか!って激怒した方、漸く真面目に硬派で面白そうなWWI空中戦映画が見られそうですよおれだよおれ!!

2008年の映画が今になってようやく公開しかも二週間限定ってあたりに日本国内に於ける一次大戦モノの立ち位置が判りそうな空気ですが…

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あまり大きな声じゃ言えないのですけどホントは水平尾翼を作動させる為のアームを2つのエッチングパーツ組み合わせて×4本取り付けるハズだった。とてもムリだったorzチェコの人すげぇ。

今回の教訓。

チェコで「モデラー」を名乗るのは日本で「寿司職人」を名乗るほどの技術と覚悟とプライドが必要であるに違いない。

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