コスパ「グラフィグ 033 向坂環」 & 「グラフィグ 034 柚原このみ 」
人気シリーズ「To Heart 2」のキャラクターを可愛らしくディフォルメしたペーパークラフトフィギュアです。
グラフィックデザイン+フィギュア略して「グラフィグ」は今年ちょっとしたブームになったフォーマットです。元々はデザイン集団「NC帝國」内で作られたコンセプトをコスパで販売しているペーパークラフトなのですがテンプレートは公開されていて私的利用の範囲なら様々なキャラを自由に「四角かわいい」スタイルへと変換できることが魅力でしょう。一時はツイッターのアイコンに多用されたり某アニメスタジオが地元の七夕祭りに巨大な自社キャラクターを製作したりといろいろ話題になりました。ものがペーパークラフトなので「付録」としても活用しやすかったのは長所だったみたい。某キャラ…いいや書いちゃえ、モーパイの茉莉香船長も元々はBD特典に付いてたグラフィグをサテライトのスタッフさんが阿佐ヶ谷七夕祭りに併せて拡大化して展示した模様。あれは面白かったな。
タマ姉表側。一枚用紙をA4サイズに折りたたんでのパッケージです。
こちら裏側になります。「顔」が裏表に見えるのは表側がダミーの印刷だからで、実際に使用されるのはこちらサイド。頭部・胴体ともほぼ共通の外観となるフォーマットなので、商品の個体識別点として髪型を表に出しているわけですね。
柚原このみ、裏表。ビニールパッケージを外してから撮影すりゃよかった…
フィギュアの命と言えば顔、表情であります。ご覧の通りにここまで違う!個性満点!ごめんうそ。いちおー左がタマ姉で右がこのみ。みなさんどちらがお好みでしょう?
組み立ては簡単でミシン目に沿って台紙から取り外し、糊づけいらずのはめ込み式で組み立てます。これならペーパークラフトが鬼門なひと(俺だよ俺)でも安心さっ。
なんか児童向け雑誌のふろくを組み立てた頃の記憶が呼び覚まされるようです。小学生のころから「タマ姉たまんねえ!」とはさすがに言いませんでしたけれど。
これで完成「誰でも10分程度で組み立てて楽しむことができます」というのが売り文句。いやもすこしかかりましたけど
差し込み部分のベロの形状と用紙の材質がもちょっと考慮されてれば尚良し…というか本製品はグラフィグでも結構前のものなので、最近の製品では改善されてるかも知れません。それはともかく後ろ髪のデザインが実にグラフィカルで、これは一般の立体ではあまり見られないイラスト風なアレンジメントですね。
タマ姉と違ってこのみのほうは頭だけでも自立します。この状態で「ゆっくり」風味であるしまた「豆腐メンタル」を形にしたような姿でもある。
このみ完成です。基本フォーマットは共通で髪の毛など追加パーツを使って元キャラクターの個性を出す構成は「ねんどろいど」などと共通のコンセプト。第一弾を「初音ミク」というあらかじめ幅広く周知されたキャラでスタートし、このスタイルが認知されていくにしたがってメジャーからマイナーまで様々なキャラを乗せていくのも昨今の流行りといえましょう。ねんどろいども一番最初に月姫のアルクが出た時は戸惑ったもんです(w
並べてみると若干タマ姉のほうが頭が大きいのか。しかし首から下膝から上の激戦地帯で格差が発生しない社会は実に公平であります。四角四面でも平和なスタイル!
お正月を控えて「かがみもち」みたいなプロポーションを三宝に飾るのもよいかも知れません。怒られても僕ぁ知りません(w
さて年内更新は本日が最後、次回記事は新年開けて1/4を予定しております。一年間ご愛顧いただきまことにありがとうございました。来年もまた宜しくお願い申し上げます m(_ _)m
それではみなさまよいお年を。
…ところで私自身はTo heartシリーズに於いては来栖川姉妹原理主義者なので今回の二人に特に思い入れは無いです(最後に台無しだよ)