タミヤ「1/16 ロシア野戦指揮官」

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1/16ワールドフィギュアも息の長いシリーズになりました。1/35MMとは違ってこのサイズならではのポージングによる立像も多く、普段車両メインの方でも手元にひとつ置いとくだけでもコレクションの印象が変わるような、そんなフィギュア。

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流れるような被服のライン、自然なシワのより具合などディティール関係は非常に美しく施されています。パーツ分割により袖口も一部は抜けて成形され、リーズナブル且つグレードの高い製品としては実にこのサイズの入門用と言えるでしょう。複雑な迷彩パターンもない被服ですしね。女性将校だともっとよかったのにな。10年ぐらい前のキヤコンで入賞してた作品は、実にたわわで…

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PPSh-41短機関銃は銃身と放熱カバーが別パーツ化されています。

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フェイス部分も迫力たっぷり。歯やほうれい線の表現などはマスプロ製品とは思えぬアクの強い造型。

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デカール関係。肩章(中尉さんですね)はストラップに掛る部分でちゃんと分割されてるのが有り難い。勲章は例えばメダル部分だけは金属色でリボンだけデカールで済ます手も十分イケそう。瞳デカールはスペアもあって安心です。ところでソ連軍の勲章についてはあんまり詳しくないんだけれど、「対ドイツ戦勝章」っていつ頃の時期に制定されたものなんだろう?

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基本パーツ組んでサフ吹きまでやってみました。接着ラインは曲線主体なので合わせ目には若干パテのお世話になります。

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高く掲げられた平手は視線を引き付けるポイントで、この部分爪や手相までモールドされてるのでさすがにビックリ。これならモリナガ・ヨウ氏も安心ですね!しかしこのサイズまで拡大すると表面処理がエーカゲンなのがバレますね OTL

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あまりにポーズがぴったりだったのでブロッケン伯爵ごっことかやってみる。モデリングの合間にも息抜きは必要です。

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ダフトパンク風頭部。てなことをやるために1時間近く掛ってたのは息抜きとわゆうまい。

や、遊んでばかりいないで今回は珍しく塗装までちゃんと真面目にやりましたよ?

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単色だけどな( ・ω・)

いえね、当初は500番あたりのサフで粗めにやってグレー吹き一色で1/35スケール「コンクリート製の巨大オブジェ」風にしてロシアン・アバンギャルドだーをやるつもりだったのですけど、ディティールが詳細でなんだか勿体ない気持ちに(汗)

だもんで以前にもやったんだけど、塗料箱で使い道なく余ってるクレオスのメタルコートブロンズで仕上げてみました。うむ、ドイツ兵ならこうはいくまい。

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1/35スケールフィギュアの顔塗装を練習するとか「習作」にも向いてるフィギュアだと思うのですけど、小ネタに走ってばっかだから上達しないのだよな俺。

ところで昔タミヤのイベント限定品でこのサイズの「シルバーメッキ戦国大名」とかあったよな。

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しかし飾り台に立ち上げてみれば突然の高級感であります。子どもの頃、お金持ちなお友達の家には大抵ピアノがあって、その上にはブロンズ製のロシア兵が置いてあったり…

しないな( ・ω・)

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