タミヤ「1/32 ダイハツ コペン XMZ (スーパーIIシャーシ) 」
2013年東京モーターショーにダイハツが展示したコンセプトカー、コペンXMZのミニ四駆です。創作デザインやディフォルメではなく実車のスタイリングがほぼそのままモデル化されるのも、従来よりも幅広い年齢層に波及している最近のブームの影響でしょう。
製品名にもあるように本キットはスーパーIIシャーシを使用しています。同時発売されたホワイトボディのコペンRMZではVSシャーシが使用されておりますで、お好みのセッティングに合わせてキットをチョイスしてください。
とはいえ、ボックスアートに見られるように(ミニ四駆にしては極めて珍しいことに、走行中のシチュエーションではありません)競技用だけではなく、スケールモデル的な性格も持たせているようですね。
ですからホイールやタイヤがデフォルトのまま、オールイン・パッケージのままでも十全に楽しめるものだと言えるでしょうか?
モーターショーの展示車両はメタリックグリーン主体でしたがミニ四駆のボディカラーはレッドメイン。カラーリング以外にもRMZとは若干形状の異なる“異素材質感で組み合わせたボディが存在感を発揮する、タフ&アグレッシブ新感覚のオープンスポーツ”なのだそうな。
スーパーIIシャーシはフルカウルミニ四駆の頃から投入された実績のあるものだそうで、本製品とは全然関係ありませんが「爆装兄弟レッツ&ゴー」シリーズがBD-BOX化されますよ紳士諸君。
ギアやシャフトの小袋はいま開封すると大変なことになるのでそのまま撮影。
ステッカーはブラックの「異質素材感」部分が主なものとなります。
ボックスアートやボディのデザインからは(すごくわかりやすい言葉にすると)「おとなのミニ四駆」感が伝わります。最近ではヤングジャンプの系列でWebコミックが連載されていたりでちょっと高めの年齢層を意識しているのでしょうねこれも。単に速さを競うだけではなく、スタイリッシュな走りを提示……なんていうとクルマのTVCMみたいだな(笑)
タミヤの公式サイトでは本製品ではなくRMZの方を使ってですが、コンクールデレガンスに向けた改造記事が掲載されています。考えてみればコンデレもミニ四駆の「競技」としては伝統的なものですから、そちらの方に新しい風を呼び込む存在になり得るのかもしれません。
などとスケールモデル的なアプローチを提示しつつ、記事では普通に作ります(笑)ステッカーは普通に貼りましたけれどズレるわズレるわで大変……赤と黒って対照的な色ですから、隙間が開くとまー目立ちます。スタンダールかよッ!などと叫んで塗ってしまった方が本当は良かったかもだ。
シャーシー部分についてはもう完成の域に近づいたというかいや組み立ててるんですけれどね
とにかく何も書くことが無い。
大変優れたデザインです。
前にエヴァ四駆やったときは何書いたかなァと過去記事読み返してみたらやっぱり「何も書くことが無い」ってあってお前は俺か。俺だよ。
完成したシャーシーにボディ被せて完成。なんかダイハツというより日産のクルマみたいなマスクですね(問題発言……か?)
実車のコンセプトは携帯電話の着せ替えのように交換可能なボディパネルが特徴ですから、いろいろカラーリングを変えてみるのも良いでしょう。なおステッカーの未使用分には前後のナンバープレート用のものがありますので、プラ版などで自作すればより一層のスケールモデル感です。
折角ツーシートが立体化されているので何かフィギュアでも乗せたいところ。幸いにしてシャーシーに向かって空間が開けてますから、そこそこ脚の長い子でも着座は出来そうです。とはいえ丁度いいのが転がってませ……
転がってました。
ケロロ軍曹も新作アニメ放送されますし、またこっちの展開やってくれないものでしょうかしら。こうしてみるとコペンXMZの外観はなんだかケロン人っぽくも見えてくるので割と相性いいかもしんない。
うっかりするとスキマに転がり落ちるのが難点ではある。
例によってお笑い種で〆てしまったのは当方の病ですが、レース競技にもコンデレ用にも、真面目に取り組むことの出来る製品です。