タミヤ「1/48 ソビエト重戦車 JS-2 1944年型 ChKZ」

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Здравствуйте!

タミヤ1/48MMシリーズ新製品、ソ連軍重戦車スターリン2型です。ヨンパチMMでタミヤ純正の製品としてはヤクトティーガー以来になるのかな?

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製品の性格としては1/35のスケールダウンということになるのでしょうが、一体化されたパーツなどもあり、単純にダウンサイジングされている訳ではありません。

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車体下部は安心のプラ製です。このシリーズ最初からこーしておけばよかったのになと、思わざるを得ない…

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35では2体あったフィギュアは車長のみになっています。

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足周り関連がずいぶん色々入ってるように見えますが、実はAランナーが4枚にPランナーが2枚と同型のパーツが複数入ってる構成です。

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デカールはベルリン戦に参加した部隊を中心に4パターン、ワイヤーロープは糸素材でこのあたりは35のスケールダウンですが、ヨンパチならではの金属製ウェイトが4本今回は円柱型で入ってます。

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各所にロシア戦車特有の鋳造肌が表現されています。ちょっとお上品に見えなくもないモールドなので、溶きパテなどを塗ってもっと荒々しいテクスチャーを加えるのも定番でしょう。スケール感を考えると35と48で同じ表現方法のままで良いのか疑念もわきますけれど、サイズを基準にして小さいモデルにこそ派手な表現が効果的かも知れません。この辺は好みの問題かもしれませんが、いろいろ思案するところです。

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でもね、車体上部のこの部分、鋳造肌と鋼板表面の違いや金網部分も含めてメリハリの効いたモールド見てたらこのままキットの素姓を活かして作るのが一番だなーと。エンジン吸気口の金網がモールドされたのは本シリーズ初かな?このサイズならばこの表現で十分満足いくものです。

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キャタピラは48のフォーマット通り部分連結インジェクション。ちょっとした1/35スケールの軽戦車よりデカイ部品なので組み立ても簡単なサイズ。タミヤ1/35のJS-2の時にはベルト式と連結式の2種類入ってたのは、考えてみれば豪勢な構成でしたな。

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例によってちまちま組み立てて行きます。

さて本製品最大の特徴はこのウェイト搭載方法でしょう。金属パーツの前後にプラのキャップ状パーツをはめ込み、プラパーツ同士を接着して車体に固定するユニークな仕掛け。まるで乾電池のようでアリマス。実に面白い設計で、プラモデルに重量を与えたい人には必須。

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箱組みした車体にサスペンションアームを接着して進めて行きます。ウェイト積んでないようにみえるのはキノセイデスヨ(棒)いえね最近左手が痺れ気味でしてね…

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車体側面後端部には装甲板の切削断面が表現されています。こういうとこよいなあ。

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車体前面にはライトとホーンを取りつけるために裏側から0.8mm径で開口するよう指示されています。ポーランド軍仕様にしたかったんで右側をどりらんど。ついでに省略されてる車体固定機銃も0.5mm径でカリカリして置きました。この部分さすがに成形の限界だししゃーないとは思いますが、だからってスペック表記まで「7.62mmDT機関銃×2」にしちゃうのはー、いかがなものかなー(本当は3丁装備してるのです)

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キャタピラの弛みも自然に素敵な具合となります。

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チェリャビンスク・キーロフスキー工場製の一体型鋳造シャーシー(ウラル工場製は鋼板溶接構造)JS-21944年型の特徴的な傾斜した前面部分は「ローマ人の鼻」と呼ばれてるそうです。ロシア人のネーミングセンスは時に意味不明です。

ちょいと解り難いのですがホーン自体はナイフなど使って開口しました。そしてなぜライト部分は取り付け穴だけ開けて肝心のライトがないのかとゆーと、それはパーツを失くしたからです。

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カスタマーサービスに注文するか、基部だけでもテキトーなプラ材から自作するか、さてどうしよう…

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車体後部の円筒形燃料タンクはダメージを加えたり接着線を「溶接痕」として残したりとアクセント付けてみましたよ。

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残すといえば砲塔パーツ上下の接着ラインはそのまま鋳造型のパーティングラインとなるので、削り落さずに残す方向で行きましょう。

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D-25T122ミリ戦車砲でけぇΣ(゚д゚lll) ここしばらく軽戦車とか旧日本軍車両とか小さいのばっか作っていたのでヨンパチとはいえこのサイズは驚異的である。

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キットの指定では車長ハッチは横方向で開くようになってますが、この部分回転機構が備わってるので閉じると同時に向きも変えちゃいました。ペリスコープが前向きのほうがらしいよなと感じたイメージ優先。

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結果フィギュアは手持無沙汰となる…。どうせならもっと派手目なポージングだと小さなフィギュアでも見栄えがするのになー。昔の1/35KV-2に入ってたガッツポーズ戦車兵みたいなプロパガンダ風のヤツとか、小さなサイズならではのケレン味が欲しいところです。

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予備キャタピラとか牽引ワイヤーとか載せてませんけど、とりあえずカタチになりましたおおぅ大迫力でアリマス。JS-2はサイズこそドイツ軍のパンターやティーガーに比べて小さいのですが、装甲厚は最大120mmと当時としては破格な存在でした。外見が小さくても中はみっしりの「細マッチョ」戦車である。当然しわ寄せは乗員に来ますがなにか?

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分離装弾式の122ミリ主砲は次弾装填の間隔が長く、口径の割には初速も低いので第二次大戦後半のドイツの戦車群と比べてスペック的には多少見劣りがします。しかしながらJこの砲の「欠点」の多くは対戦車戦闘を行う際の欠点であって、その当時のソ連軍が必要としていた陣地の攻略、国土回復と再征服については大型の榴弾を発射できる122ミリ砲が不可欠でした。対戦車戦闘よりも陣地攻撃を重要視する設計思想は、それ自体では誤りでは無いのですな。

だからみんなもっとチハたんをばんじゃいしようず。

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ゴツイ車体にデカイ砲塔乗っけてデカイ大砲積んで「戦車ってこういうものだ」となにか基本に立ち返ったような姿は広く万人にお勧めしたいものですが「名前が嫌い」ってひと多いでしょうね…

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第二次大戦後半のソ連戦車って組み立ても塗装もシンプルで癒し系なのです。「ソ連戦車はリハビリ」と、よく言われます。写真はキットにデカールも入ってる第88独立親衛重戦車連隊13号車、この 雑過ぎる 力強い白帯こそベルリン戦JS-2の魅力ですねえ。

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プレステの「パンツァーフロント」ベルリンステージでわらわら出てきたJS-2は実におっかない戦車でありました。何もかも皆懐かしい……

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