トミーテック「1/144 F-15J 第305飛行隊 (百里30周年)」

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トミーテック塗装済み組み立て式半完成品「技MIX」航空機シリーズ、航空自衛隊F-15Jのスペシャルカラー版です。

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「茨城県百里基地に所在する第305飛行隊は、F-4EJファントムIIを装備する5番目の部隊として1978年12月に編成され、1993年8月にF-15J/DJに機種改編しました。垂直尾翼のマークは郷土愛を表わす地元名産の梅と、国土防衛を表わす日の丸を組み合わせたデザインで、F-104装備の部隊として同じ百里基地に所在した第206飛行隊の伝統を受け継いだものです。そして、2003年には部隊創設30周年を迎え、F-15J 813号機に記念塗装を施しました」

キット解説書より。正式な製品名の「梅組30周年記念塗装」とは部隊の枠組を越えて受け継がれる伝統や精神の継続性を示すものなのであります。

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キット内容も技MIXシリーズスタンダードの安定したもの。同シリーズの最新製品では若干お値段が上昇している気配もあって海外工場の生産事情が変化していることが伺えますが、幸い製品グレードは変化なしのようですね。

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ロービジ塗装やコーションマークなどを通常このスケールのプラモデルに美しく施すのはなかなか至難の技で、そういうものがこの価格帯で入手できるのって冷静に考えたらおどろきの話ではあり。

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エアモデルの世界に気軽にアプローチできる性格の商品ですね。

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                           (゚Д゚ )( ゚Д゚)

パネルラインのスジ彫りやタンポ印刷の精度も非常に優れたものです。

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垂直尾翼を始め機体各所に配された黒のカラーリングがイメージを引きしめます。赤地に白の梅花マークは第305飛行隊制式の図柄。

あー、なんかアレですね、こんな感じの航空自衛隊風バルキリーなんて良いかもしれませんね。VF-1JはジャパンのJなんですよ、知ってました?

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増槽にもスペシャルマーキング。英文で「305TFS STRONG FAST BEAUTY AND FAITH」また反対側には「SINCE 1978 305TFS」のロゴが金文字で描かれています。もしこーゆーすぺしゃるなタンクをドロップしちゃったら怒られるのだろうな…

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組み立ては簡単過ぎて書くことがない(笑)しいていえば美しい機体塗装を汚さぬように、接着剤には流し込みタイプの物を使用しなるべく少なめな量であー、「流し込みを流し込まないような」感じで接着するとよいです

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機体上下の貼り合わせこそ洗濯バサミのお世話に成りましたが、この類の塗装済み組み立て製品で稀に見られる、厚い塗膜で接続ピンがはまらないような仕儀も無く、スムーズに進みます。

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全動式の水平尾翼は可動が謳われていますけれど、ここは角度を決めて接着した方が宜しいかと。

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エアブレーキは開閉選択式に加えて着陸脚や豊富な武装も付属しますけれど、この手のスペシャル機体はやはり非武装・飛行姿勢の方が美しい!とここは断言しておきましょう。やっぱりヒコーキは空飛んでナンボのもんです。手抜きじゃないんです。

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このシリーズの基本フォーマットとして別売りの発光ユニットをセット出来るんですが、その場合は増槽が搭載できなくなります。悩ましいところです。

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機種と垂直尾翼に施された赤・黄・青の三色は北部・中部・西部の3つの航空方面隊を表わします。

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エンジンノズル近辺のメタリック塗装も美しく発色してます。若干照明で飛んじゃってますけど…

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左右インテークの書き文字とイラスト。特に右側インテーク横に書かれた和文が秀逸なのですが、残念ながらだいたいの所は読めてもハッキリこうだと断言できるまでには読み解けませんでした…。本機のスペシャルマーキングも短期間で通常塗装に戻されているので、あとからではなかなか調べがつきません。2003年当時の航空雑誌を当たれば何か記述があるかな?なおインテーク下部のアンテナは切り落とすよう指示されてますが、パーツ精度の高さに敬意を表して今回はそのままに。だから手抜きじゃないですよってば!

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同じ305飛行隊F-15Jのスペシャルマークでも2012年版はカラーの梅花を機体中央に配するストレートな意匠となってます。それに比べてこの2003年版は敢えてロービジに塗装し且つセンターを外して描いたダイナミックなアレンジで、なかなかにアーティスティックでセンスが良いなと、それは個人の感想ですが。

F-15の長所として機体表面積が広くて特別塗装に見栄えがすることを挙げられるかもしれません。将来的にF-35が導入されてもまだしばらくは我々の目を楽しませてくれることでしょう。

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