トミーテック「1/700スペースシャトル セットA」

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技MIXスペースクラフトシリーズ第1弾はウォーターラインスケールのスペースシャトルセットです。今回はセットAとして3機のシャトルと打ち上げ設備が付属しています(運搬用ボーイング747が付属するセットBも近日発売予定)


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技MIXスタンダードの塗装済み半完成品を組み立てるスタイルです。3機のスペースシャトルはそれぞれディスカバリー(STS-128ミッション)、アトランティス(STS-51Jミッション)、エンデバー(STS-49ミッション)に応じた塗装。マーキングが施されています。この中だと面白いのはアトランティスの初飛行となったSTS-51Jで、国防総省主体の軍事衛星打ち上げミッションだとか。スペースシャトル・オービター4号機のアトランティスは当初軍事目的を主要任務とする機体であり、ちょっとミステリアスな存在でした。結局シャトルの軍事利用は費用高騰などで中止されて、アトランティスも普通に衛星打ち上げやらISS建設に携わるようになった…んだっけ?まあいいか、とにかく2011年7月8日、スペースシャトル最後の飛行ミッションSTS-135を行ったのもこのアトランティスだったのです。

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機体各部のマーキングもタンポ印刷で綺麗に再現されています。ニーブン&パーネル「降伏の儀式」に出てきたのもアトランティスだったな…

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プラットフォーム部分には細部塗り分けだけでなく、スミ入れ/ウォッシング処理も行われています。

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組み立てにあたっては各接続ピンや受け口が塗装によって太めになってしまっているので、その分削り取ったり開口したりの作業が必要となります。また説明書では機体上下を接続したのち大小合計5個のノズルをハメる手順になってますけど、そこは順番変えてノズル→機体上下でやったほうが楽です。

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外部液体燃料タンクと固体ロケットブースターをとりつけてひとまず完成。各機ともそれぞれのSTSに応じて決まったタンクとブースターがありますので間違えないよう注意しましょう。

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スタンドにとりつけて垂直姿勢で見る方がそれっぽい。ちなみにこれは日本人初のシャトル乗組員毛利さんも乗り込んだエンデバーですな。さだまさしが歌作ったりしてましたなー。ちなみに「日本人初の宇宙飛行士」はソユーズに乗ってミールに滞在したTBSの秋山さんで、実は「世界初のジャーナリズム宇宙飛行」だったんです。バブル経済最高ですね^^v

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機首部分のクローズアップ。スペースシャトルの問題点(?)に「システムとしてのまとまりが良すぎて実際よりも高性能に思われがち」だというのがあるそうなんですけど、「顔つき」がソフトなところはシャトル人気を生んだ大事なポイントだと思いまっする。

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打ち上げ発射台となるモバイル・ランチャー・プラットフォーム略称 MLP。「モビル」と聞くとガンダム風だが「モバイル」って言われるとケータイ電話みたいだ。

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そしてMLPを実際にモバイルさせるクローラ・トランスポーター。元をただせばアポロ計画に際してサターンV型ロケットと共に開発されたもの。2台製造されてハンスとフランツっていうニックネームがあるらしいぞ。なぜにドイツ系?

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合 体 ! させるとモリモリわき上がる地上戦艦のかほり。コイツを武装させれば…(最高時速が測定できないほど鈍速です)

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いちおう四面から。各所にあるラッタルから人間との対比を想像してみてください…

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やっぱりシャトル乗っけた方が絵になりますね。スケール1/700ってことでこれをこのままニミッツ級原子力空母の飛行甲板上に乗せれば福○み○ほもビックリなアレを。

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ちなみにキットは地上姿勢/発射姿勢の選択式なのですが、接着剤を弱めの点付けにしておけば地上姿勢を撮影したのちに発射姿勢でディスプレイすることも可能です。

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オービター三機を並べてみる。スペースシャトルはバスやタクシーのように頻繁に、且つ容易に宇宙に行ける機体である。そんなふうに思っていた時期がぼくにもありました。実際には安全性の向上やそれに伴う予算超過などでシャトルの歩む道は決して平坦ではなく、最終的には耐熱パネルが機外に露出している構造的な欠点などが問題視され、本年をもって引退という結末になりました。次世代ロケットも発表になりましたね…

・「NASA 次世代ロケットを発表」(ナショナルジオグラフィックニュース)

能力的には遥かに向上しているとはいえ、そのスタイルはなんだか昔に逆戻りしたように思えます。やはりシャトルのいちばんの功績はその飛行機っぽい外形から人々に「飛行機に乗るように、宇宙へ行けるようになる」夢を与えたことじゃないかなと、あらためて思う。

いかにも飛行機っぽい宇宙船が飛び交うSFマンガやアニメは、この先一体どうすればいいのやら。

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