ハセガワ「1/20 フェラーリ 312T 1976 ブラジルGP ウィナー」

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70年代を代表するF1マシンのひとつフェラーリ312T。1975年から1980年までグランプリに投入されたこのシリーズはT4まで進化しましたが、ハセガワのキットは先に発売された312T2のバリエーションとして先祖帰り的に開発されています。

※今回無駄に画像が多めです、重くてスイマセン。

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どばっと並べてみましたが、実際パーツ盛りだくさんです。ランナー枠が「Z」まであるのは初見かも知れないなあ。このキットには入ってない枠もあるしポリキャップやタイヤにまで通しでアルファベット割り振ってるって理由もありますけれど、いずれにしろ安易な一体化・省略などが感じられない硬派なプラモデルを久しぶりに手にした気分。

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デカールはカルトグラフです(テンプレ)、タイヤのロゴマークは転写式のドライデカールで付属します。

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個別のパーツの詳細も、安定した出来映えです。このあたりは老舗スケールモデルメーカーの面目躍如か。

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流れるようなボディライン。312TはフェラーリのみならずF1そのものを代表する著名なマシンのひとつでえーとそうですねえ、たしか「サイバーフォミュラ」の一番最初のTVシリーズで風見ハヤトが自宅に持ってたおもちゃがこのフェラーリ312Tだったと…T2だったかも知れんが(シドロモドロ)

うん、あんまり詳しくないことはペラペラ書かんほーがええよな。

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シートベルトがインジェクションは成形、エアファンネルメッシュもクリアーパーツに金網状のモールドで再現しています。この「全部プラパーツで作る」姿勢は最近のハセガワF1モデルの特徴で、プラモデル用接着剤さえあれば誰でもオールインザボックスで仕上げられる点は、ともすれば過剰なまでにマルチマテリアル化しちゃうF1(だけじゃないですけどね)モデルの中にあって手を出し易い、ハードルの低いものです。

ですからして、そのハードルの低さを示す為にもとりあえず素組み作って形にしてみようと思う。何を隠そう人生初F1プラモである…

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心臓部となるフェラーリ015 水平対向12気筒エンジン。エアファンネルメッシュ部分のみスミ入れしてみました。パイピングなどは付属しませんので、その辺りを再現したい方はジョー・ホンダレーシングピクトリアルを参考に是非是非。

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312Tの“T”はイタリア語で「横」を意味する“Trasversale”の頭文字、その由縁となったのがこの横置き型ギアボックスです。ブレーキダクト部分は前後輪ともクリアーパーツ成形でちょっと面白い表現方法ですね。

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組み立て説明書には各過程に於ける個々のパーツの接着順序が細かく指示されています。勿論それには従うべきなんですが、ところどころ順序変えた方がやり易いかなーと思うところもあったり。でも一見やり易くなってるようでいて、後々になって困る事態も発生したので正直現物合わせってのが正解かな。

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ある時期にF1を見ていた人間にとってフェラーリのエンジンといえばもう必然的に「カンツォーネ」という単語が連想されます。身の周りに古参のF1好きがいたら聞いてみてください。きっと皆さんそう答えると思います。でも、なんでエンジン音――特にフェラーリV12のそれ――がイタリアの歌曲とイコールなのかは…あのひと昔っからテキトーなことばっか言ってたんだよなーと、あーいや、なんでもねーですハイ。

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曲面を描くボディの内側に角ばったアルミモノコックが収められているのはこの時代のF1マシンの標準的な設計。まだターボもオートマも無い、人間の力で最速のクルマを転がしていた最後の時代と言えましょうか。

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底面はフラットです。グランドエフェクトを取り入れたいわゆるウイングカーが登場するのはもうしばらく先、312T4の時代になったからですね。考えてみるとウイングカー時代って短いものだな。

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スリックタイヤもいまでは考古学的な存在になってしまいましたよ。

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シンプルなつくりのシフトレバーに驚かされつつ、やっぱ赤いパーツが加わるといかにもフェラーリって感じでテンション高まるよな!これただの消火器なんだけどな!!

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おまけにすぐ見えなくなるけどな(´・ω・`)

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モノコックとエンジンブロックを接合するのはなかなかのクライマックスで合体BGM推奨。一般的には細部の塗装・デカール貼りを並行して進めて行くのがF1プラモデルの作法だと考えますから、その際には興奮度合いも増す事でしょう。

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あらためて、車体内部の作り込みの占めるウェイトが高いのがF1モデリングなんだなーと思わされます。普段横目で見ている分にはボディのカラーリングやスポンサーマーキングなど外観の、ちょっと航空機的なイメージがあったんですけれど、少なくともこのハセガワのキットはもっとメカメカしいものです。しかしミラーの映り込み綺麗ですねえ。

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ちょっとエンスーな雰囲気は1/12クラスのモデルにも匹敵しそうな感覚です。上手く加工すれば完成後でも色々取り外して内部を魅せるような応用が効きそう。

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さすがにそれは荷が重いので素直に接着していきます。いちおーこれで完成ってことでひとつ(^^;

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空力処理とレギュレーションの狭間でどんどんキワモノ的なスタイルになってる現代のF1マシンと比べると、実に素直な(?)形をしてます。でも当時の古参F1好きには「葉巻型じゃないとイマイチ」てなことを言われたりしてたのかしらん。

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自分にとって未知の領域のプラモデルを組み立ててみるのはなかなか楽しい経験でした。が、果たしてこの記事が「読んで楽しいもの」になっているかどうかは甚だ疑問である…

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完成後でもボデイ上面は取り外し可能です。エンジン・コックピット・モノコックなど細部の表現で「魅せる」のがやっぱり正しい作法でしょうね。

ハセガワ1/20フェラーリ312T、ただいま好評セール中です。

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