ハセガワ「F-14 トムキャット ブラックナイツ」

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ハセガワ「ワンアワーコインシリーズ」のキットレビューです。

余り聞き覚えのないシリーズですが、ノンスケールで一部塗装済みの入門者向けプラモデルと考えればよいでしょうか。ラインナップはこのF-14のほかF-15・16・18のいわゆるアメリカ空軍ティーンズNoのジェット戦闘機が主ですが、唐突にゼロ戦とか震電とかあってビビる(笑)

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キャラメル箱でフックに下げて陳列できるようなデザインになってます。昨今の量販店売り場よりも個人模型店いやむしろ駄菓子屋!寄せされたスタイル。しかし「ワンアワーコイン」ってネーミングも大概ですなw ワンコイングランデちゅーのもありますが…

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主要パーツは2ランナーに収められ、コックピット周辺と垂直尾翼にブラックが塗装されています。アバウト1/144スケールぐらいか?

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キャノピーフレームはマスク塗装済み。デカールはボックスにも書かれている通りVF-154“ブラックナイツ”のCAG機が入ってるんですが…パッケージのイラストとは異なる時代、違うパターンだったり…する…

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内側の吊り下げフラップ?がそのまま組み立て説明書になってます。

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「厚木に配備されているアメリカ海軍No.1の戦闘機。」って解説が泣かせますな。そんな時代もあったよねと、中島みゆきが歌い出す…

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製造年月1997年の表記もありますが、パーツ自体はもっと古いものなんでしょうね。機体全面凸モールドの設計は実に昭和テイストだな。その昔は模型雑誌のヒコーキ作例記事で「凸モールドなので彫りなおします」みたいなことが普通に書かれてた気もします。深いモデリングです。

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しかしそんな深いことは考えずに駄菓子屋テイストをそのまま組んでみるのだった。正直タイヤだけ姑息に塗ってしまって後悔している。むしろそのまま、ありのままを味わうべきであった…

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主翼はすごく微妙な位置で固定される仕様です。F-14いちばんの特徴である可変後退翼が再現されないのは如何にも残念。ですがコイツを後退位置や前進位置に角度変えたりましてや軸可動に改造したりするのは、なんというか大人気ないよね。いや出来ないけどね(´・ω・`)

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搭載武装はサイドワインダーらしきミサイルがふたつだけでちと淋しい。「フェニックスミサイルは同時に24個の目標を探知して6個の目標に発射可能なんだぜ!」とか言いつつF-15と機銃で撃ち合ってた情景は…あれは「プラモ狂四朗」だったかなー

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最も目につく垂直尾翼のマーキング。90年代後半の機体番号「NF100」をモデライズしています。すべてのマークは水性転写デカールで、最近の「入門者向け」プラモデルの多くがシールで済ましているのとは対照的。なるほど水に浸したり取り扱いに注意したりと大変なのかもしれませんが、貼りつけ位置の微調整がやり易いデカールだって、入門者には有り難いよなーと思うところです。一長一短です。

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正面から見る…といろいろタテツケが歪んでますが…それは置いといて…トムキャットといえばやっぱり「トップガン」世代な訳ですけど、とりわけ舷側エレベーターで飛行甲板に上がってくところを正面からとらえたショットがよかったなーとか思いだします。主翼の下半角がなんか獰猛な印象でしてねえとそこが歪んでるじゃん!俺!!

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というわけでいまは昔の最新鋭戦闘機ドラ猫さんでした。現在でもトーネードやミグ23/27などで飛んでる例はありますけれども、この先新型の可変後退翼戦闘機が出てくることも無いんだろうなと、いささかセンチメンタルな気分になりながらの温故知新モデリングもたまには如何でしょうか。「夏休みの工作」みたいな空気感ではあるんだよな…

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そんで古~~~~~い画像フォルダを漁ってみたら厚木基地の航空祭行って撮って来たVF-154“ブラックナイツ”のまさにCAG機が出てきたり。キットとはパターンが異なっててこれ2000年だったかな?まだロック岩崎氏がご存命で、たしか翌年911で以降厚木ではデモフライトが中止になったんだったか…米軍基地に足を踏み入れたのはこの時が初めてで、いろいろコーフンした割にはあんまり良い写真が残ってないのはなんでかなぁ。

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