ハセガワ「VF-1Sストライク/スーパーバルキリー たまごひこーき」
「劇場版マクロスF~サヨナラノツバサ~」も公開一週間を迎えて巷間の話題もすっかり広まった感のある今日この頃ですが、相変わらず世間様の流れを省みないことヤックデカルチャーな従来キットの紹介ですはい、おぼえていますか?
たまごひこーきの極最初期のブームはものごころつくかつかないかって時期で、たしか兄弟のいる友人宅に飾ってあったのを目撃した記憶がかろうじて残ってます。ガンプラブームより前だった気がしますねえ。その後色々あって今に至る、劇場版VF-1Sの立体化でメインの機体パーツはノーマルタイプに同じ。
頭部はS型パーツのみ入ってます。A型/J型にスーパーパック背負わせたい方はノーマルタイプの部品流用をどうぞ。尾翼はスーパーパック搭載用に畳んだ状態になっててノーマルファイターには組めません。外側の脛パーツも無いしな。
ストライクバルキリー用のビームカノンは別ランナーになっていて、スーパー版のみでの販売も視野には入ってるようですね。マックス/ミリア機とかいつでも出せそう。いつかは出るのかなぁ。
デカールは劇場版のフォッカー・輝・マックス機に加えてTV後半で輝が乗り込むVF-1S用に4パターン付属。に加えておまけデカールとして柿崎機用のマークも入ってます。何ら躊躇せずに柿崎機を選択。
そら柿崎君どっちの劇中でもS型には乗ってませんけどねー。まーもしも彼、長生きしてたら…的な。
ちゃんと確認してないのですけど、余剰デカールの中にはノーマルファイターで使用できるものもあるようです。「バルキリー全部乗せセット」も無理ではない。無理ではないけどたぶん、ただの夢ですw
組み立て自体は特になんの問題も無く。特に明示されてないけどスナップフィットで組めます(ボックス脇には別途接着剤をお求めくださいの旨、注意書きがありますけど)工程一番目でハメるB9とB4の順番逆じゃないかなーと思って、一応B9でB4を抑える形で主翼が可変するようにして…
たったいま気がついた。宇宙じゃ可変翼の意味ないんで、ここってどーでもよかったんじゃぁ…
一部デカールは組み立て途中で貼っていくよう指示されてます。正直塗装をどうしようか迷ったんだけど、ランナーごとの色分けで十分イケそうだったし塗らずにデカール貼ってみた。うん、悪くないと思い…ますよ?(弱気)
そしてどこにも指示されてないんだけれど主翼上面のデカール101と102(画像は左翼の102)も組み立て途中で貼っとかないとマズイです。じわじわ来ますね。各パーツを接着しとかないでよかったですね~~~~~~~~
で、だいたい貼り終える。結果的に機首周りのみ流し込みセメント使いました。いや~~~~~「たまごひこーき」の名の通り平面なぞどこにもないわほとんどは小さいデカールだわ貼り重ねはあるわで結構大変だった。デカールそのものはまあ、頑丈でブツブツ切れたりはしなかったけれど、うっかり完全に乾いてないとこさわっちゃって何度もムキャーーーーッ!!ってなったのはぶつぶつ…
ああ、「シワ」とか「左右非対称」が気になる方はいま六本木の国立新美術館でシュルレアリスム展やってますんであそこへ行けば全然気にならなくなります。美は乱調に有りです。
キャノピー枠もデカールになってます。信頼すべきアンケートによれば人が飛行機プラモデル作りたがらない理由の第一位は「キャノピー枠塗るのが面倒。早く無人機の時代カモン!」だそうですから(母数:1)この箇所がデカールなのは有り難い限りであります。
とはいえ。
横桁二本はともかくとして大外の枠は三次曲面にライン状のデカールを密着させてくわけでこれはちょっと大変そうです。
そこで
さくっと 切 断 してみた。これで個々の部分は二次曲面だ。
それらを貼りつけて無事解決。一見すると「すきま」のよーに見えるのは「開き直り」である。人生にはそれも必要ッ!!
かくて完成、人生初のバルキリーです。言いたいことは色々あるかもしれないがまあいいじゃないか柿崎だもの。
ヘルメットのバイザー部分ぐらいは塗っておけばよかった。マックス隊長の言う通りだわはは(爆発)
「たまごひこーき」ってもともとは手軽に作れてちょいと手元に置いとけるモノ。ってな認識が先にあったんでそういう作りをやってみましたけれど、生粋の飛行機モデラーの方による生粋の飛行機モデリングにも十分対応し得る製品だと思います。
「書くことが無い」ってのも確かなんですけど(苦笑)むかしバンダイから出してたHCM(ハイコミカルモデル)バルキリーはSDでも三段変形するスグレモノTOYだったなあとか、おぼえていますか?
ガンポッドのクリアランスが取れているのは素直に感動しましたねえ。英国海軍航空隊仕様なら主脚を延ばしているところだ(そんな設定は無い)