ハッピーミディアムプレス「サイファイ アンド ファンタジー モデラー 第26号」

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表紙はポーラライツの1/350エンタープライズ号、併せてスタトレ関連ページの多い号です。

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圧巻は11フィートモデルのエンタープライズを始めとする実際の撮影に用いられたミニチュアプロップへの取材記事でしょう。このエンタープライズは1991年にレストアされたもので、現在でも美しい姿をとどめています。

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「庵野秀明特撮博物館」を見てきたばかりなので、アナログ技術によって特撮映画を支える人々は洋の東西を問わず敬愛いたします。日本特撮でも10尺の大型モデルは作られているのですが、現存してないのがほとんどで…

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「ハワイ・マレー沖海戦」よろしく上下反転して撮影なんて匠の技も見られます。日本もアメリカも、やってることにそれほど変わりはありませんね。このようなテクニックが現在急速に失われつつあることも、おそらく同様だろうと推測できるのですが…

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ポーラライツのキット作例は内部の空間を活かした電飾仕様。スタートレックのモデルにして王道的な処置ですが、これをやるにはインジェクションキットがいちばんでしょう。欧米のSFモデルが内部再現の方向性を持たない、いわゆるモナカキットばかりなことは電飾作業にとってはアドバンテージで、

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ひとつの素材として加工性の高さはもっと評価されてよいのかも知れません。無加工素組のままでは異様にのっぺりした物にしかならないって問題も有りますけれど。

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それはともかく、作業中でもプラモをぐちゃぐちゃにしないお利口なねこさんと、居住性の高そうなハウスについ( ^ω^ )ニコニコ してしまふ。モデラーってものもちいいよな、どこの国でも。

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その他今回の見どころは「エイリアン」第一作のノストロモ号燃料精製プラント、「銀河ヒッチハイクガイド」に登場する銀河ヒッチハイクガイド・マイクロ亜中間子=電子装置(風見潤訳)などのスクラッチ記事や

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「バトルスター・ギャラクティカ」サイロンレーダー電飾加工、「宇宙戦争」ディオラマ連載記事など宇宙SFアイテムが多いのは従来の通りです。

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今号特にオススメなのはギリシア神話に例を取った英雄ペルセウスと蛇女メデューサの戦いを描いた迫真の情景でしょう。人体の写実的な再現は最近の国産モデリングではなかなかお目にかかれない力強さ。

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ハリーハウゼンの「タイタンの戦い」以降下半身を大蛇として表現されることが多いメデューサですが、元々は絶世の美女であった伝承に則ってかエロスを感じさせる造型が成されています。正中線よいわあ(*´∀`*)

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デザイン自体はギリシアというより過分にアメコミ色が漂うものですが、石化の視線を盾の裏に映して首を落とす、伝統のお題には従っているところが素敵です。

ところでバンダイは国際標準の12インチフィギュア展開を始めるそうなんですが、この手のバタ臭さ?も果たして視野に入れてるのかしらん。

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