バンダイ「ダンボール戦機 LBXハンター」
「ダンボール戦機」劇中では 無茶振り担当 相棒役のカズが使用するLBXのレビューです。
劇中での設定、入手経緯等についてはツッコんだ方が負けかなと思うので特にはふれない方向で。おもちゃくれるからって知らない大人にホイホイついていく子はかーさんどうかと思うの(何)
商品フォーマットはシリーズ既存の物と同等ですが、初の「ワイルドフレーム」構造機体としてポリキャップ関連は「DJ-02B」ランナーが使用されています。クノイチの物と一部共有してるのか。ちなみに誰もが気にするであろう股間ジョイントは大型で肉抜き無しの形状なので強度に問題は無さそう。
デザイン的にはオオカミがモチーフなのでしょうけれど、顔だけ見るとギャオスのようです。しかし狙撃機体で利き目の方が塞がれてるのはいいんだろうか…
背中のトゲはOPによるとミサイルらしいんですけど、製品ではその点に関しては何も触れられてません。肉抜き穴がちと目立つ感がありますが、むしろシール6枚貼るのが大変であった…
手足は細身なつくりです。左手はライフル保持用の平手のみ付属。脚の関節構造はユニークなポイントで、No.44のパーツ付けないで置けば可動範囲はもうちょいと広げられます(その際に保持力を保てるかどうかは、微妙)
シッポのフサフサ感を再現したい人はフェイクファー的な何かを探されるべきかと思います。キーホルダーのような小物、100円ショップの製品などで比較的見つかり易いものではないかと。
主力兵装の「ハンターライフル」は3パーツ構成、バイポット(二脚)は非可動。
…シッポのシールは…ちと失敗したっぽOrz
全身図、前横方向から。ジェットアローンのボディにエヴァ初号機のアタマを乗っけたような印象ですね。なんて言うと多方面から苦情が来そうです。ケモナーじみた紅蓮弐式みたいだ。なんて言ったらもっと多方面から苦情が来そうだゾ☆
上から見下ろせばかなり面白いカタチをしてますが、背面撮ったらどうやったってシッポにしかピントが合いません…
独特の脚部構造を利用して片膝立ちも思いのままです。「アイアンマン」を華麗にスルーして「ザック・スナイダー立ち」と名付けたいところだが、「素子落ち」という通称が既に定着し切っているのであった…いや「エンジェルウォーズ」面白いっすよ。バカっぽくて。
このプラモデルの最大の問題点はライフルが上手く構えられないことである。いやそれは、流石にどうかと、思う訳なのですが、ストックが大き過ぎて両手持ちすると肩付け出来ないんですなー。
バイポット使えればまた違う狙撃ポーズも執れそうなのだけれど、
その場合でも左腕は若干もてあまし気味です。無理すればイケそうな気もしますけれど、あんまり無理させるとポリ部品千切りそうで心配に…
過剰過ぎる武装はシオマネキだってアップルシードで言ってたな。古い話だなー。
でもね、ゲームキャラクターとしてのデザインはこれで正解だと思いますよ。特に携帯ゲーム機の画面サイズで見ることを考慮すればこのぐらいのオーバーさでむしろ十分ではなかろうか。そのあたりガンダム00やマクロスFのデザインとは発想が異なるのでしょうね。
しかし最近、狙撃機体って増えましたな。「ポケットの中の戦争」の頃は酷過ぎる扱いだった事を思うと胸が熱くなるな。
ワイルドフレームちゅーぐらいなんでワイルドな武器が似合うことも確かです。手元にあったコトブキヤのマチェット持たせてみたけれど、ハカイオーの得物が似合いそう。やっぱり共通フレームで特製の異なる機体が揃った方がなにかと楽しめる気はします。6月発売予定の「インビット」がワイルドフレーム機なのか。
で、アキレスと並べてみる。ジョイント径共通によるパーツ変更はこのシリーズのアピールポイントなんだけど、いかんせん番組内ではどっちも主人公サイドのチート機なのでまったくその設定は活かされない(汗)
…うん、まあね、2年以上前から予告されてたゲームがいざとなって3カ月も発売が遅れるなんて、プラモ開発時期には誰も思ってなかったろうなっていう、デスマーチ的な…
もっとも設定を活かして急にタツノコプロ化しても、それはそれで困る。
社会に不満のあるロボと足腰の弱いフレンダーみたいなってのもなにやらタツノコちっくで。
…なんだか不満げな文章を書き連ねているいるようだけれど実はそうではない。
むしろお気に入りである。特にその、「ライフルを上手く持てない」且つ「小動物」なところが実にグー!
だってPSG-1を持った新條まゆ先生みたいでカワエエじゃないですか!ちょろいもんだぜ!!