バンダイ「デスラー戦闘空母」

f:id:HueyAndDewey:20111024143233j:image

「宇宙戦艦ヤマト 新たなる旅立ち」に登場したデスラー総統の旗艦を紹介するですらー。

「新たなる旅立ち」はもともと1979年に「さらヤマ」もしくは「2」の続き、続編の続編として製作された蛇の足みたいな一発ネタだったのですらー。しかしながら人気は高く視聴率は良かったんで81年に劇場公開作品に格上げされるという、まるで当時のヤマトブームの 取り返しのつかなさ 熱気を体現するような存在なのですらー。そしてこのデスラー戦闘空母はデスラー総統がガミラス本星にも白色彗星帝国にも居場所がなくてフラフラしていた時期の乗艦で、デスラー総統の乗艦にしては珍しく青くない船なのですらー。

f:id:HueyAndDewey:20111024144659j:image

しかしボックスアートに描かれているデスラー総統の肖像はもうちょっとなんとかならかったのですらー。「超巨大戦艦」のズォーダー大帝は人生是全て順風満帆的大爆笑なのに対して、このキットのデスラー総統は「舌打ち」とか「チクショウ」とか、なんだかそんな表情ですらー。

f:id:HueyAndDewey:20111024145356j:image

ハコを開けてみると

なんてこった、みんなアカじゃないか!

うっかり愛国戦隊大日本の「びっくり!!きみの教科書も真っ赤っか!」みたいなセリフが飛びだすほどにめくるめくレッド一色の成形色ですらー。大昔に300円のガンキャノンを作った記憶が文字通り赤裸々に浮かび上がりますですらー。

すいません、読者の皆様にロリでぷにな「萌え総統」を空想させて大人気間違いなしの「ですらー」語調は書いていて予想外にツラいので、以下は普通の文章に戻します…

f:id:HueyAndDewey:20111024150329j:image

f:id:HueyAndDewey:20111024150723j:image

f:id:HueyAndDewey:20111024150753j:image

キット内容は現在の目で見るとシンプルな構造ながら、戦闘空母独特の回転式甲板のギミックが再現されています。特にスケール表記はありませんが1/700相当かな?バンダイヤマトシリーズのヤマト以外の艦船としてはアンドロメダに次ぐ大型のプラモデルで当時の人気が偲ばれます。当時はこれとメカコレ以外にもう一つのデスラー戦闘空母のキットがあって(ひとまわり小さなサイズでギミックがなく戦闘モードで甲板固定、その代わりにメカコレ三段空母がオマケで付属してました)、実は作ったおぼえがあったり。なんでデスラー戦闘空母だったのかはよくおぼえてないんだけど。

f:id:HueyAndDewey:20111024151224j:image

艦体各部にはそれなりにモールドも入ってるんですが、いかんせん成形色が派手過ぎてパーツ状態ではほとんど判別できません…

f:id:HueyAndDewey:20111024151402j:image

作るだけなら簡単なものでサーシャが真田澪になるより早く完成します。外観15~6だけど中身は1歳ってすげぇキャラだな「新た」サーシャわ。

f:id:HueyAndDewey:20111024151846j:image

制作上の注意としては古いキット(なにしろ大抵のガンプラより昔の製品です)なんでバリの類をちゃんと処理するのと、接着面積が少なかったり左右の接続ピンが無いようなパーツもあるので必要に応じてガイド・桁的な補助を設けたほうがよいのと、そんなところです。

f:id:HueyAndDewey:20111024152144j:image

急降下爆撃機が三機付属します。そーいや小サイズ版では戦闘機・急降下爆撃機・雷撃機がそれぞれ一機ずつ付属していたなあ。

f:id:HueyAndDewey:20111024152331j:image

戦闘空母はドメル将軍指揮下の七色星団会戦参加艦艇としてTVシリーズ第一作に登場して以来、「ヤマト3」のガルマン・ガミラス艦隊の時代まで第一線で使用される傑作艦艇なのですが(毎度新世代艦を大量配備しては全滅こいてるどこぞの地球防衛軍とはエライ違いだ)、配備時期と使用目的によって様々に艤装が異なります。デスラーが座乗していた艦は砲門数が少ないながらもガミラス軍の円盤型指揮艦「ドメラーズII世」に酷似したブリッジ形状が特徴で、他艦に比べて艦隊指揮能力に長けているのでは…と、もっぱらのウワサ。もっぱら?

f:id:HueyAndDewey:20111024153521j:image

一連のヤマトシリーズに登場する異星人の艦艇にしては珍しく、長砲身三連装の主砲を持っています。無砲身や回転式、板状の砲塔(?)すらある中ではケレン味にあふれ芝居がさせやすい。ヤマト宇宙はリアリズムより印象派路線なのです。

f:id:HueyAndDewey:20111024154506j:image

本キット一番の売りにして戦闘空母最大の特徴、回転式甲板をぐるりと回して言わずと知れた必殺兵器デスラー砲の登場です。なんでも自分の名前をつけるのはまるで子どものようですらー。そうそう、全部真っ赤なのも革命的すぎるんでデスラー砲の砲口と両舷のインテークはマットブラック塗り塗り。

f:id:HueyAndDewey:20111024154739j:image

デスラー砲の昇降ギミックは連動していないので、一応甲板のみを砲戦仕様にすることも可能。たしか舷側に向けて固定された砲門のいくつかはデスラー機雷の投射装置ではなかったかと。ほんとになんでも自分の名前をつけるなデスラー総統。

あんまり意味は無いですけど(画像も撮ってませんけど)左右で甲板を変えることも一応できます。しかしながら「新たなる旅立ち」本編でやってた、飛行甲板のままデスラー砲だけの砲門開くのは出来なかったりする…

f:id:HueyAndDewey:20111024155343j:image

先日組んでみたファインモールドの沖田艦(製品名とは関係ない、当ブログにおける慣例的呼称)と並べてみますとこれがなんだかピッタリくるサイズ。製品は1/500表記だったけど実際のところは1/700スケールじゃないのかなこれ。やはり先日のホビーショー、特に宇宙防衛連合艦隊シリーズ新製品の発表はなかったものですから、しばらくはバンダイヤマトシリーズで兵站線を確保しなきゃならないのが実情です。1/700スケール相当のサイズでガミラス艦(に似た形状と名称を持つ、ガミラス艦とは縁もゆかりもないフネ)があるといいでしょうね~

ところで、このキットを組んだだけでは全然わからないことなのですが、デスラー戦闘空母の最大の特徴は偶然にも自動惑星ゴルバの主砲にすっぽりハマって「私ごと撃て!」とか臭い芝居が出来るその大きさです。ヤマト宇宙は必然のように偶然がごろごろしています…

f:id:HueyAndDewey:20111024155950j:image

成形色のままだとあんまりシンプルなんで結局ゲシゲシスミ入れしてみましたよ。

f:id:HueyAndDewey:20111024160054j:image

ブリッジ周辺も細かいモールド入ってます。

f:id:HueyAndDewey:20111024160154j:image

船体形状としては双胴船に分類される本艦ですが、両舷に大きく張り出したバルジは旧ソ連・ロシアの原子力潜水艦のようにも見えて、そんなスタイルで仕上げてみても面白いかも知れません。ボリュームの割にリーズナブルな価格ですが、いまなら更に40%OFFのフリート・ホリデイなんです。

「スミ入れがテキトー」とか「拭き取りが雑杉」とかお思いになる方もいらっしゃるかも知れませんが、もちろんワザとですよ?PS2ゲーム版の宮武一貴による設定画のヴィヴィットなタッチをヴァイタルに模型に取り入れることが出来ないだろうかという遠大な実験ですよ??

…すいません

うそですらー。

あわせて読みたい