バンダイ「ポケモンプラモコレクション ピカチュウ」
さて今回は言わずと知れたポケモンを、いえ日本のゲーム・アニメ文化を代表するキャラクターのひとつであるピカチュウのプラモデルです。
ポケモンが初めてゲームボーイ用ソフトとして世に出たのが1996年、かれこれ15年以上が過ぎた訳ですが何を隠そうこのワタクシ、ことポケモンに関してはゲームもアニメも全然真面目に取り組んだことが無いので仕様末節な事柄しか知りません。なんでニャースだけフツーにしゃべってるの?とか、どうしてサトシ以外の人間キャラはリストラされちまったの??などシリーズの根本に有りそうな設定を知らずに過ごして15年。アメリカでは“Pocket Monster”は卑猥な隠語なんで“Pokemon”が正式名だとか、そーゆーことは知ってるのにな。
キットは対象年齢6才以上、タッチゲート設計で「ダンボール戦機」や「SDガンダム」などの最近のバンダイホビー児童向けプラモデルの標準フォーマットな内容です。
フェイス部分を多色成形で作ってるのは流石の技術力ですが、なんだかパンダの幽霊みたいなパーツでちょっと怖いぞ(w
瞳のハイライト、口内のピンク部分など必要最小限のシールが付属します。
組み立て説明書ではシールは最後に貼るよう指示されていますが、目と口を構成するA3・A12パーツに関しては、先にシールを貼ってから顔面であるA1パーツにはめ込んだ方が良さそうです。で、残り一枚になった鼻のシールもこの際だから貼っちゃいます。
即、完成である。ナニモカクコトガネーヨ
あー、アレっすね、1997年の第一回ポケモンスタンプラリーの告知ポスターはピカチュウのどアップな図柄で可愛かったですね~。ちょうどあの頃、いろいろササクレ立ってた時期でさあ(遠い目)
15年以上何の進歩も進捗もないまま生きてきた事を怠惰なキャラと思うなかれ、なかのひとの演技力はバツグンに進化してただ「ピカピ…」って言うだけでも大の大人が号泣するらしいぞ。また聞きだけど。
生物学的に見て何の役にも立ちそうにない腕は可動します。
しっぽは基部に回転軸が存在。同人誌を作って訴えられた人がいたっけなあと、ふと思う。しっぽが大きすぎたり、出たり入ったりしてたんだっけ?いやまったく、ヒトの想像力には限界がないのだ…
同情の余地すら無い程の短足は肉抜き穴が激しいですが、埋める必要はまったくないと思われます。
最大のギミック!!
首を左右に動かすと耳が連動して動きます。単純な仕掛けですが単純なだけに飽きがきません。ハマると延々止まらない、デンジャラスな危険のヨカン。
ま、所詮はネズミですからゴキブリ同様お部屋で見つけたら直ちに駆除の手段を講じるべきです。狭いアパートの室内で昼日中にネズミと目が合ったときのキョーガクたるや、筆舌に尽くしがたいものがありましたぜ?
そういえば同じ小学館プロダクション系の大御所であるドラえもんとの関係性、ヒエラルキーってどんなんでしょう??やっぱ地球はかいばくだんのひとつやふたつが平然と飛び交うような、緊張感を孕んだ…
そんな下世話な話題は放りだして、今はこの日本のゲーム・アニメ業界の歴史に残る程のインパクトを持った強力なキャラクターを、ただただ愛でていたい…
そんな感じで。