バンダイ「1/8 LM 強化外骨格霞 」

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本日紹介するのはバンダイのリミテッドモデル「覚悟のススメ」シリーズから強化外骨格霞です。普通のSFのプラモデルです。

普通じゃないよ!

モノ自体は普通あーいやかなり特殊な?プラモデルですけれど、21世紀のいまにコイツを紹介するブログってさすがになんだよ。

……なんだ、このブログとしては全然平常運転じゃないか。普通のSFのプラモデルですよみなさん?

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「BANDAI 1996 MADE IN JAPAN」と記されているなかなか年季の入ったキット。LM(リミテッドモデル)シリーズは90年代にバンダイが展開していた少数限定生産のラインで、製品構成こそだいぶ異なるものの、コンセプト自体はのちにEXモデルに引き継がれました。ちなみに絶版キットもよく扱うこのブログではありますが、本製品に関しては今でも在庫ありのコンディショングリーンなので、90年代の空気感を味わいたい御仁は直ちにカートへとゴーです。

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LMモデルには大別してメカとフィギュアのふたつのラインが存在しましたが、元々がエヴァンゲリオンから始まったこともあってナマモノ的な製品とは相性が良かったように記憶しています。「こんどエアリーズが出るぜ」と聞いてガンダムWのアレか!!と心中荒ぶっていたら実はファイナルファンタジーVIIのエアリスだった。そんなこともあったな……

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Bランナーは軟質樹脂のアサフレックス素材で成型されています。初期のマスターグレードとか、90年代のバンダイ製品には稀に使用されていた材質ですね。経年変化に弱い面もあってうちのMGザク(最初期ロット)は気がついたらいろんなところがブッツリ切れ落ちてしまったが(つД`)

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不織布によるマフラーのパーツが2枚付属します。90年代のバンダイプラモデルはマテリアルなど様々な面で試行していた観があり、アサフレックスや不織布はその後ガンダムWのOVA、エンドレスワルツのシリーズなどに上手く活用されていましたねそういえばね。

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実際の製造ラインなどが公開された覚えはないのですが、LMモデルは金型ではなく樹脂型と金属枠によるいわゆる簡易インジェクションの製法で作られていたと記憶しています。通常のインジェクションでは成型できないような曲線や面構成、彫刻などが表現される一方、パーツ自体は非常に肉厚な成型でフィギュア系はともかくメカ物にはいささか厳しいつくりでもあったかと。モデルグラフィックスの9月号でも取り上げていましたがガンダムXのGファルコンは相当な難物だったと、もっぱらの話。

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頭部の造形などは非常によい出来栄えで、ガレージキットレベルのフィギュアがリーズナブルな価格で手に入る、LMモデルは実に画期的なアイテムでした。しかし90年代というのはガレージキットメーカーの側にも大きな変革があって造形の幅のみならずポリストーン完成品などが台頭してフィギュアのファン層を広げた時代でもあり、結果的には「あだ花」のような存在でしかなかった……などと総括してしまうのは簡単ですが、やっぱりここで培ったセンスやフォーマットは、いま現在のフィギュアライズ製品などに有形無形の影響を与えているのだろうと。

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このクラスの製品でも基本はスナップフィットで組み立てられるのはさすがバンダイといったところでありましょうか。パーティングラインは強めに出ているのでそこのところの処理がいちばんのキモだろうと思われます。アサフレックスはデザインナイフでカンナ掛けがやりづらい材質なのよねと、ひさしぶりに思い知らされる(笑)

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「ウルトラの父」を連想する頭部。いや書くことがあんまりないので(えー

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後頭部から伸びる触手というか鞭毛かこれは、はアサフレックスの特性を生かして熱処理で曲げられます。取説には40度ぐらいのお湯で…とありますがドライヤーを使ったほうが、作業としては手早く出来ます。いずれにせよ熱源を扱う際にはやけどなどに十分ご注意のうえパーツを曲げすぎあるいは折損させないようお気をつけ下さい。

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組み立て自体は非常にスムーズ、「高いプラモデル」というより「安いガレージキット」として考えればコストパフォーマンスの高い製品でした。とはいえニッチな領域であったことは否めないかな…?

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「シグルイ」の山口 貴由によるコミックスは当時大きな人気を博してOVAなど広くメディアミックス展開がなされました。週刊少年チャンピオンの連載マンガがそれまでとは内容を一新した時代の、代表作のひとつなのですね。とはいえ当方原作もアニメも全然ノータッチで詳しいことは全然知らないんである。やー、当時評判を聞いて第一巻読んでみたらチ○コに頭がついてるキモいキャラが出てて……

そっと本を閉じた、そんな思い出。

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身体各所に女性的なパーツが配置されているのは強化外骨格霞の設定上の特色なのですが、やっぱり詳しいことは知らんのである。大変申し訳ない。しかし、

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「何だか知らんが とにかくよし!」

って現人鬼の散さんもゆってる。

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たしかこのポーズが「双手螺旋」って必殺技の構えだったかと思うのですが、さすがに発売以来20年近く経つと大概忘れるものでしてなあ……

まあお盆の時期にはちょっと関係するようなキャラだと言えなくも無い訳では無い可能性もゼロではなく多少は縁があるのではないだろうか。

無いか。

尚お盆休みの関係上、当ブログは一週間ほど更新が止まります、次回更新は8/18の予定。ここんところしばらくは小さなアイテムが続きましたが、一週間の猶予があるので休み明けはエアフィックスの大型モデルをレビューする予定です。ご期待ください。

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