バンダイ「HGUC ジムカスタム」

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「特徴が無いのが特徴だ」と言われ続けてはや20年、ガンダム0083に登場した地球連邦軍エースパイロット御用達モビルスーツがようやくハイグレードキット化です。たまには旬のガンプラも紹介したい(苦笑)のでささっと仮組みでレビュー。

ところでみなさん、僕も若いころ初めて0083見た時には「特徴が無いのが特徴」って台詞に笑ったものです。が、いまになってしみじみ判る。それってすごく褒め言葉なんですよ?大事なのはピーキーの激しさじゃなくて高いアベレージなんですよいやまったく…

とはいえ、そんな実機の設定を反映してかこのキットにもそんなに特徴がありません(笑)プロポーション、外装こそ全く新規のパーツで起こされていますが関節構造などはHGUCシリーズ既存のパワードジムやジムクゥエルと同様のもので目新しさも特になく。

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肘関節はABS素材の二重関節挟み込み。バズーカを自然に持たせるのには良い作りなんですが本キットにバズーカは付属しませんので…ジム改あたりから持ってくればいいのかな?肩アーマーのクリアランスが取れているかどうかはやってみないとわかりませんっ><

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カトキハジメデザインのガンダム/ジム系立体化でしばしば取りざたされる「スリッパ」部分はマッシブな造型です。比較用にG30ガンダムのパーツを並べてみました。うむ、四角いなあ。いやホントはジム改やクゥエルと比べてみるべきなんでしょうけど、手元にG30しかなかったので…

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膝関節可動範囲はこの程度…実際には股関節位置や腰アーマーとの兼ね合いがあるので、この画像だけ見てどうこう言えるものではないのですけど、この画像だけ見てすぐにハッキリわかるのは俺脛パーツの左右を勘違いしているじゃん!本当はふくらはぎ(いわゆるダム部分ですな)サイドスラスターは内側に来るつくりなんで…むかしから外側向いてる方が自然じゃね?とか思う個所なんですけど…みなさんは間違えずにちゃんと作ってください、お願いしますm(_ _)m

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ひょっとするとここだけはクゥエルと共通してるかも知れないシールド。アタッチメントの位置を変えることで二通りの方向に構えられるんだけど、使ってない方がどうにも落ち着かないのは昔からか…個人的にはこの部分、ポケ戦のジムコマンドとかファーストガンダムとか、ちょっと昔の設計が好きです。

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拳は豪勢に7種類も付属します。寒ジムの頃を考えると隔世の感だな…握り手と平手が左右、ライフルとサーベルの持ち手が右手用、ライフル銃床用の添え手が左手用で、特に左手用にサーベル持ち手が用意されてないのにビームサーベルが二本付属するのは多分 や さ し さ です。ガンダム作り易いようになってんですよきっと。複数キットのミキシングビルドでカトキ風ガンダム作ろうと思ったらサーベル6本ぐらい集まる結果になるかも知れんが。

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本体前後。初めてOP映像で目にした時は「なんでこの時代にジェガンが!?」などとビックリしたもんですが、劇場版新訳ゼータガンダムにもちょこっと出てきたりですっかり馴染んだカタチになりました。このMSを象徴する「特徴がないのが特徴だ」の通りにHGUCシリーズのガンダム/ジム系MSのニコイチ要員としての活躍が期待されるところですw

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OVA用のオリジナル設定画と比べれば確かに異なるプロポーション、特に上腕部なんか甚だしい違いがあります。苦言を呈する向きもあることでしょう。だがちょっと待ってほしい。この通りに立体化すると棒立ち以外はバランスが変だぞ。

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新規造形のGMライフルはグリップ部分にボッチがあって保持性を高めています。ただデザイン画と立体の違いは小物にもありまして、マガジン部分が小さく機関部が延長されてなんとなく間延びした形状になっています。設定ではもちょっと締まったカタチをしていて、大昔に作ったMG版のジムクゥエルでは若干寸詰まり気味(現存しないのでサイドボックスから)

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これらに比べると今回のバージョンはあんまり好みのカタチじゃない、どうも緊張感が無いというか印象論で申し訳ないんだけれど…

でも、こうなっているのにはちゃんと理由がありまして、おかげでまっすぐ銃を持てます。

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機関部がトリガーよりも後ろに位置する、いわゆるブルパップ方式のライフルをMSに持たせるのは一時期流行りましたけど、立体化するとマガジンが邪魔して仕方ない。ロボットの腕は人間のように柔軟ではないもので…

それにもともと設定画というのはあくまでアニメーターの参考に描かれたものであって、実際の作画自体はカトキバランスで描かれているわけじゃないのですな。

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添え手を使えばライフル両手持ちも自然に構えられます。最近のガンプラは「腰だめで銃を構える」ポーズが決まってそれは実に良いこと。次は「肩づけ」で構えられるようになると尚良いかもです。参考までにブルパップ方式のライフル、実銃ではどのように射撃するかを動画で紹介。


D

うん、ライフルについてくどくど書いてきたのはこの動画貼りたいだけだったりする。イギリス軍ジャム食べ過ぎですよ(・∀・)ニヤニヤ

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手持ちのG30ガンダムと並べてみると実にふとましい。戦後に開発された高性能新型機っぽい。P-51とF-86ぐらいな関係か(多分そこまで違わない)

肩の張り出しがGP-01フルバーニアンと相似形なのは意図的にやってるんでしょうねえ。デザイナーが3人いた0083の作業過程って面白そうだな。既にグレメカ誌が取り上げてたりするかな?

飛行機で例えるならジムカスタムとジムクゥエルの違いはF-16とF-2の違いみたいなものかなあと、なんとなく思います。やー、ほんとはパーツいろいろ付け変えてインチキガンダム作ろうと思ったんだけど、G30だとアタマぐらいしかジョイント系が合わなかったんで、断念(藁

公式では「独特な細身のラインを再現」ってなってるけど、実際はクゥエルが太すぎたんだろうとは口が裂けても言えないww

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アクションベース2を使った派手なポージング写真がインストにも多数掲載されてるんですけど、あんまり派手に飛びまわってる印象ないんですよねー。うーむ。ビームサーベル使ってた記憶がまったく無いんだけどさてどうだったかな???なにしろ持ってる映像ソフトがレーザーディスクなんで、再確認するのもちとタイヘンで…

まーでも、コイツは塗装仕上げまで持っていきたいのでもう一度見直そうかな0083。今見ると当時とはまた違って見えるんだろうなー。例えば、常に酒びたりでセクハラと盗撮が趣味でおまけに艦内の破壊工作にまで及んでたモンシア中尉の行動はどうして戦後訴追されなかったんだろう。とかw

ところで前記のようにジムカスタム、最近では劇場版新訳ゼータにも登場して遊びの幅を広げてくれました。0087年に於いては二線級の旧式機として位置づけられているようで最新鋭機よりそっち方面に惹きつけられる層(俺ですよ俺)には実に美味しい設定だな。むしろそれが無ければ手を出さなかったかも…

試しに宇宙世紀0087年に地球連邦軍で標準仕様だった実体弾マシンガンとシールドを持たせてみる。

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…ギャグでやってみたら結構サマになるんでオチがつかない(w;

あ、でもゼータ時代のジムカスタム作りたいってひとにはHGUCスタークジェガンにGM2用ビームライフルが入ってるんで、そっちの方が落ち着くと思います。

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