バンダイ「HGUC ジムキャノンII」

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世間様におかれましてはいよいよ放送開始も近いガンダムAGEでありますとか、EP4先行上映で話題沸騰のユニコーンなどで大盛り上がり大会のことと存じますが、そんな風潮どこ吹く風で今回は0083ネタなのであります。

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発売されてからしばらく経ちましたが、コイツが出るまで随分待たされた月日を比べれば短いモンです。

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キットの方はオリジナルのデザインと同様、ジムカスタムと共通する意匠を数多く持ちながら、その実共有できるパーツは少ない物となっています。

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Bランナーは共通のように思えて、よーく見ると大外にひと枠設けてパーツを増やしてます。

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GMIIIから先はPC-001系ポリキャップを用いる関節構造になっているので、ABSのDランナーとPC-123ポリキャップを使うジム系MSはこれが最後になるのかな?

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肘は二重関節で幅広い可動範囲を確保しています。

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手首のボールジョイント受けが中央部分から偏芯しているのはガンプラではあまり見かけない処理。しかし下碗部が大柄なこのキットではかなり効果が高いと思われます。

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対して脚部の可動はそれほどでもないかな。しかし派手にポージングする機体でもない(よね?)ので、これはこれで。

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むしろ通常のカトキジム的マルイチモールドの上から覆いかぶさるアンクルガードの構造に重装甲MSらしさを感じてトキメキますわぁ…

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デザイン画では胴体と一体化しているバックパック部分、キットでは別体構造で他の製品にも簡単に流用が可能です。具体的に言うとジムカスタムキャノンIIとか作れます。

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全身像、前後から。ジムカスタムがポケ戦アレックス本体のラインを拾っていたのに対して、このジムキャノンIIはアレックスのチョバムアーマーと量産型ガンキャノンを足して2で割らないようなライン取り。全身に渡る太ましさは連邦軍版ドム的な何かを感じさせますが、太いようですぼまっている“くるぶし”の形状が立体化に際してのキモかと。足首関節部分が太すぎても変ですし、スリッパサイズをジムカスタムと共通にしちゃっても破綻が生じるこの部分を、キットは上手くクリアしていると思います。

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シールドはジムカスタムと同じように見えて予備マガジンをセットするギミック追加。

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マシンガンはさすがに同一です。ところで、この銃のモデルとなったイギリス軍制式 L85ライフル、最近では銃剣突撃に多用されているらしい。出回り出したころには「プルバップは白兵戦に向かない」などという批評を聞いたものですが、イギリス軍ってすげぇなあ。

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シールド・マシンガンのフル装備状態にすると必然的に余る手首パーツをランナータグに保持できます。これは嬉しい配慮ですね~。

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そしてこのキットの最大の売りはリアスカートが可動するところです。これまで1パーツだった個所を2パーツ化する、ただそれだけの工夫でこのような快挙を成し遂げる。このキット基本設計は昔からのHGUCのままなのに、細かいところに実に行き届いた配慮があって唸らせられますね。ちなみに前後スカートとも簡単な加工で左右独立して可動化出来ます。

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手首関節受けが中心から偏っていたのはマシンガンを自然に構える為でしょう。ジムカスタムに付属していた左の「添え手」は今回付かないんですけど、平手で十分保持できます。

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左腕にホールドされているビームサーベル、グリップは小型ですが刀身はノーマルと同じサイズのものがセットされています。劇中ではアデル少尉がこのサーベルで敵MSを仕留めていた覚えが。

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と、ゆーかですね。宇宙世紀0083でビームキャノン2門装備という破格に高性能なこの機体の、主力兵装であるところのビームキャノンがあんまりどころか全然役だってねー印象なのです。アフリカでウラキのGP-01がグルグル回ってる隙にキンバライド隊のザクを不意打ちした他はキースが喚いて発砲→外れる コンボばっかだったよーな。アデル少尉も「こう走らされてはキャノンが!」の印象強いしなあ。高性能でも万能ではない、微妙に使い勝手が悪そうな所がこの機体の魅力ではあるのですが。

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やはりジムカスタムと並べると様になります。カラーリングに関しては0083設定色の他、劇場版新訳ゼータに登場したエゥーゴカラーがありますが、ちょうど先行公開されたガンダムUCエピソード4が「旧車會」ならぬ「旧MS會」になってるんだとかでそーゆーノリも良いかもしれないなあ、などと思ったりです。

http://www.gundam-unicorn.net/sp/index.html

↑のPVには映ってませんが、なんでもバイアランが出てくるんだとかで、いや、まぁ、世間様の流れもいちおー気にしてはいるのですよ??

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ところで、G30ガンダムとはジョイント径が共通なんで頭だけすげ替えたら簡単にマドロック風になるかと思った。

ならなかった。

<追加>

記事を上げた後で気がついたのですが、両腕の装甲パーツに挟み込むかたちになっている肘アーマーの部分、

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板状になってる側面の取り付けピンを削り落すと簡単にあとハメ出来ます。おまけに裏側の肉抜き穴にはいかにも「ここにプラ板を貼ってください」的ガイド(?)があって…

いや実に手の込んだ設計です。技術よりもセンスのちからと言うべきか。本当によいキットですねこれは。

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