ファインモールド「1/48 九五式戦闘機二型 西安1938」
「日本軍機セール」アイテムからファインモールド製九五式戦闘機を組んでみました。かんたんに組める複葉機プラモデルといえばこれかなあという思いがあります。まあいろいろ。
キットは従来からある製品のデカール替え・一部パーツ追加で発売されたバリエーションです。機体の主要構造はほぼこの2枠で出来上がる簡潔さで、なんだかすごく安心感のある(苦笑)
小パーツ群と新規デカールその他。FB13、FB14についてた類のおまけは無しですが、その分定価設定が若干リーズナブルな限定品扱いのナンバリングです。余談ですがオリジナルの2種が出た時はタミヤの48戦車にイキオイのある時期で「ファインモールドがヨンパチで九五式出すってさ!」と言われていろいろ勘違いしたのも懐かしい思い出ww
「おまけは無し」って書いちゃいましたけどクリアパーツ枠に1/48スケール一升瓶が付属しますんでまあ一杯どぞー(・∀・))⊃旦
操縦手は航空眼鏡の上げ下げで頭部を2種選択可能、デカールには日本機らしからぬ(?)派手目なマーキングが含まれます。鷹だよなー、これ。
日本軍機と言ってもせいぜい太平洋戦争時代の機体しか知識が無いもので、この飛行機の計器盤や操縦席の構造にはちょっと驚かされました。ヘッドレストは無くていいのか?この時代ならこんなものなのかなー。
グリルの向こうに透けて見えるハ9型液冷エンジンのラジエーター部分は本機のチャームポイントと言えましょう。三式戦の御先祖様でありますな。
低翼まで取り付けた状態。本来不自然であるはずのこの状態でもバランスが取れてるように感じるのは、自分がそんなに飛行機詳しくないからだろうなーとか。
ちょっと「触角」じみてる二本の棒はこれ機体中央で上翼を支える支柱でして、実は1個のパーツB38を下から潜らせる作りになってます、角度もばっちり強度もしっかり。まったく安心だ。
主翼外側の支柱基部も取り付け部分が広く深く取られていてこちらも実に安心。補助翼含めた羽布張りのテクスチャーはファインモールド飛行機プラモでは最早伝統の技です。
そんなこんなで今回はちゃんと歪みなく完成したよ!ホントは望遠照準器がちょっと歪んじゃったよ…
こうして外見だけ見るとやれ宮崎駿だとかのらくろ風味だとか、とかくのんきで平和な印象を持ちそうなモンですけど、当然のようにこれは当時最新鋭の戦闘兵器であり、必要にして十分な殺傷能力を備えています。説明書に記された解説、パッケージ画にもなっている福山米介中尉の手足に重傷を負いつつ自ら止血、ハンカチを操縦棹に結び付けて口で操縦(!)して帰還したというエピソードには現代の空中戦には無い、生々しい死闘の様相を感じられ…
福山中尉は数日後に死亡、死後のその機体は天覧に供されたとのことです。曰くのある機体なんですね。
正面から見てみるとやっぱ張線必須ですかねー。一応エッチングはこちらになります。複葉機プラモデルにおけるひとつの「壁」だとは思いますが、本キットでは張線基部の接着も広く取ってあるようで、それなりに登り易い壁かも…知れません。
しかしフィギュア乗せたらここまで剥き出し。こんな状態で目視距離の機銃撃ち合いって怖いぞガクブル
新規パーツの不整地用バルーンタイヤもスパッツ無しの剥き出しです。固定脚だとこういうのも簡単なんだろうなとか航空機的な観察はこっちに置いといて、
やっぱりスパッツよりも生脚のほうが萌えるよね ( ・ω・)ノ
しかしはてなダイアリーの写真アップロード機能がいきなり二度手間な方式になったのはなんでだろうなー。
前の方が使いやすいです。