プライザー「1/32 プロシア兵 1756 士官・歩兵 11体入」

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プライザー社の1/32スケール近世ドイツ(プロイセン)兵士フィギュアのセットです。同シリーズでは以前13体セットを紹介していますが、今回のものは入り数が少ない分躍動感のある突撃ポーズをとっています。

なお今回一部パーツが不足していた製品をサンプルとして紹介しています。何が不足していたのかは本文中で追々明らかにされます。

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入り数が少ないとはいえ5種類のフィギュアがあることに変わりはなし、ポージングや装備品など商品としてのボリュームは遜色無いものです。

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例によってみっしり詰まったパーツ群。何と言いますか大陸的オオラカサがですね。

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例によって箱裏が組み立て説明書になっています。丁寧に開封しないとあとがタイヘン。個別に内容見て行きますと…

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「将校、歩兵第7/38連隊」(901.63568)

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「擲弾兵鼓手、歩兵第7/38連隊」(901.63569)ドラムスティックを持つ腕は左右2本ずつ付属、選択式。

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「フュージリア銃兵、歩兵第38連隊」(901.63570)

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「擲弾兵、歩兵第38連隊」(901.63571)頭部は2種付属

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「擲弾兵、歩兵第38連隊」(901.63572)

なお2種類の擲弾兵63571と63572のマスケット銃はそれぞれ交換するよう指示が成されています。「交換せよ」なのか「交換できる」なのか、貧弱なドイツ語解析能力ではいまひとつよくわからなかったのですが、確かに人体と銃ではランナーの刻印が入れかわっていて、交換させた方が自然に収まりました。いやなんでそんなパーツ配置なのかスゴク不思議なんですけれど( ・ω・)

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本製品は野戦仕様とでも云うのか、装備品関連が別枠でついてきます。将校用×1・兵卒用×5 付属。

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そして例によって各フィギュア用のベースと大量の三角帽・縁無帽が付属。将校と鼓手は三角帽を取り換えることによって所属連隊を変更できますし、縁無帽の違いでエリートの擲弾兵かフュージリア銃兵かを選択可能です。

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将校。尉官クラスの野戦将校で飾緒や短槍(ハーフ・パイク)など権威のシンボルとなる小道具を身に付けた姿です。短槍は戦場で指揮を執る際の目印、指示棒のみならず脱走兵をその場で処罰する実用品としても機能しました。特筆すべきは胸元に下げられた半月型のプレート(ゴルゲット)で、元来中世騎士の顎鎧に端を発する権威と階級を示す胸章であり、ナチス・ドイツ軍の時代まで野戦憲兵のシンボルとして用いられた伝統的な装具です。

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擲弾兵鼓手。行進時や突撃時に隊形を整え歩調を合わせるために鼓手の働きは重要でした。その価値を示すかのようにどの連隊でも鼓手の軍服は派手な生地、派手な刺繍できらびやかに飾り立てられます。現代でこそ戦争するとき太鼓たたく係りの人はいませんけれど、アニメじゃ今でもどんがどんがです。新劇エヴァのりっちゃんとかです。

…英国陸軍のスコットランド高地民族連隊はいまでもバグパイプ吹いてますけど、ありゃ現代人じゃないんで。

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フュージリア銃兵。本製品では弾薬盒に加えて雑嚢などが付属しています。残念ながら詳細な解説は無いのすが、背中に背負ってる金属缶は、たぶん水筒だろうな…

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擲弾兵。スコップのようなものはスコップでしょう(あたりまえだ)

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擲弾兵もうひとつ。いやもうホントに書くことがないっ><

とまあ、だいたいこんな感じのフィギュアが入っている訳です。そしてどのパーツが不足していたのか、兵卒を閲兵すれば明らかになることなので、戦場の霧に幻惑されずにハッキリ書いちゃいますと…

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脚が一本足りません。

不足の事態とはこのことだな!とか言ってる場合じゃございませんな(´・ω・`)オイオイ

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幸いにしていまもむかしも軍隊生活は個人から個性をはぎ取ってしまうところなので、横列隊形の中に放り込んでしまえば見分けがつかないのさ。

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13体セットと組み合わせればかなりの迫力です。指揮官先頭もやはりプロイセン伝統の慣わしで、その為ナチスドイツの時代までドイツ軍では将校が早死にするもんなのですが、18世紀当時は連隊長が乗馬したまま横隊の直前で指揮を取って突撃下令と同時に即死ってナニソレ…

今回、製作に合わせて中公新書の「フリードリヒ大王」(飯塚信雄著)を読んでみました。直接参考になる事は特に無かったのですが、フリードリヒ2世の人物像についてはなかなか勉強になる、面白い本でしたね。

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