プラッツ「1/144 戦闘妖精雪風 FFR-31MR/D スーパーシルフ 雪風」

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OVA「戦闘妖精雪風」よりスーパーシルフ“雪風”インジェクションキットです。

アニメ版雪風ももう10年前の作品で、リアルタイムで全話(+助けて!メイヴちゃん)見てるんですがさすがに内容を忘れてる…ブッカー少佐がトンデモないヘタレだったとか、エディス・フォス大尉がとてもじゃないが医者には見えないだとか、そんな瑣末なことはよく覚えてるのですが(笑)

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ビデオソフトリリース当時は複数のメーカーで商品展開されていて、プラッツは高価格帯でハイブリッドなレジンキットを出していたかと記憶してます。1/144スケールはイエローサブマリンが完成品を複数販売していて、紆余曲折を経て遂にファーンIIが発売なったときにはそれなりに感慨も深く…って遠い目してる場合じゃない、一部はいまでも在庫してます。

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プラッツは現在でも意欲的に新製品をリリースしていて、先日のホビーショーでも一部金型追加のレイフ・ハンマーヘッドをアナウンスしていました。アルターからも新製品出ますし、なんだかんだ言っても息の長いコンテンツになりましたねえ。

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1/144サイズにしてもまだ巨大な戦闘機ですが、そのへんはエスエフなのだ。

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キットのつくりはイマドキの大陸風(?)仕上げです。

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キャノピーと台座はクリアーパーツ。台座の方はブーメランをイメージした形状。

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デカールはカルトグラフ(テンプレ)パーソナルネームの「雪風」もちゃんとあります。えらいちっさいですけど…

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機体サイズが大きいこともあって、パネルラインのモールドや脚柱のディティールはメリハリの効いたものです。画一的な凹モールドは如何にもデジタルな処理で、これを嫌う向きもあるかも知れませんが…そのへんもエスエフであり(逃げ口上に使うな!)

アップで見るとよくわかるんですが、ゲートはかなり太くてゴツイもんです。もうちょっと何とかならなかったかなーと、その点いささかどうもね。

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山下いくとデザインの有機的な機体ラインをよく再現しているんですが、パーツの合わせはあまりよくないです。いくつかの取り付けピンが中途半端にスナップフィット様になってて、受けを広げるかいっそピンを切り飛ばして接合面で合わせた方が綺麗に決まりそう。

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エンジン組み立て時に接着指示が出ているC8・C9パーツは後に回して、機体主要部との兼ね合いを見てからの方がよいと思われます。

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TARPSポッドのブレードアンテナは可動。飛行姿勢で組む場合はこの箇所に3ミリ径で開口しますが、結構な大きさと微妙にエッジを落としてしまうので微妙っちゃ微妙です。特徴的な装備なので飛行姿勢でブレード展開しているほうがそれらしいスタイルだとは思いますが。

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コックピットにはパイロットとフライトオフィサが着座します。ちょっと解り難いけどすげー脚長いぞこのフィギュア(w バーガディシュ少尉のチキンブロスはさぞやよいダシが取れるであろう、モモ肉から…

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飛行姿勢なので脚庫は閉めます。やっぱヒコーキは飛ばしてナンボじゃないかなあと、最近思うんですよね。

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兵装関係はかなり潤沢に付属しますが今回はプレーンな状態にしてみました。この機体の独特なシルエットを際立たせるにはその方がいいんじゃないかな―と思うのと、ミサイルを無造作にパイロンに懸架するのはあまり未来じゃないなーとか、そんな事情から。

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そんなわけで完成です。いやー、このアニメ版雪風も発表当初は(特に原作ファンから)かなりの非難GO!GO!!でしたけど、OVA第一巻で撃墜される割には後継機メイヴよりずっと印象に残るカタチだったように思います。

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正面から見た形状はなかなかに獰猛なシルエット。最初は自分も随分と反発したクチなんですが、岡部いさく氏による「汎用飛行機型決戦兵器」なる評を聞いてなんかストンと落ち着いた気分になったものですハイ。

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見る角度によって印象が変わってくる面白さも確かにあり、SF戦闘機アニメというあまり例を見ないジャンルにあって非常に印象に残る機体デザインだとは言えるかと。

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当時は批判の的のひとつとなったMi-24ハインドみたいな配置のタンデム独立キャノピーも、たとえ乗員の一人が機能停止しても確実に帰投するという作品コンセプトと設定に従った故のデザインでした。原作ファンからはいろいろ言われて来たけれど、OVA版雪風が無ければ原作小説第三巻「ブロークン・アロー」は無かったろうし、リリースより10年、そろそろ再評価されても良いかもしれませんね。

それでもまだ「原作こそ至高!オリジナルが全て!!」と原理主義的なことを言う手合いに出くわしたら「そうですね雪風は原作版のデザインが最高ですね」と

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是非この初出版「雪風」をみせてあげてください。(図版は早川書房刊「戦闘妖精・雪風 解析マニュアル」より引用)

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