プラッツ「1/35 ガールズ&パンツァー ティーガーI 黒森峰女学園ver. エキスパートセット」

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現在絶賛セール中(5/21まで)のガールズ&パンツァー製品より、黒森峰女学園戦車道チームのフラッグ車にして西住まほの搭乗する黒森峰212号車のティーガーIです。

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この前のP虎同様、ディティールアップパーツとレジン製半身フィギュアを含むエキスパート版となります。大きな声では言えませんが、今なら通常版よりお買い得ですよ?

 

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やはりP虎同様不要パーツの多い構成なものでまずはドラゴン製のインジェクションパーツ群。

 

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DS素材キャタピラは左右非対称の向きで装着しますからご注意。

 

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デカールとステッカーです。車体番号「212」は数字こそ個別なものの、設定通り3セット分用意されています。ステッカーはまほ姉さんでしたよヒャッホウ。

 

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キャラクターの図柄は設定書キャラ表の物なのですが、まほ姉の表情アップ稿って襟の開いたお洋服で鎖骨見えてたんですねえ。おいおいそんなの関係ないだろって

いや大事ですよ?すごくすごく大事なこと。

 

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ディティールアップパーツは砲塔左右のスモークディスチャージャーになります。まあねえ、なんで最初からこれ付いてなかったんだっていうパーツなんですけどねえ。

 

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バストアップフィギュアと瞳デカール。フィギュアの原型製作は立像版と同じゆりすけ氏の手によるものです。

 

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取説二枚付属もエキスパート版の特徴ですけれど、本製品の場合はディティールアップパーツを取り付けるのが最後の工程なので、さほど気にかけることもなく製作を進められるでしょう。むしろ問題になるのは本体キットの方の取説なのであるが……

 

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基本的にはサイバーホビーのオレンジ箱で出ていたティーガーI(9142)から一部パーツが変更されたものです。ハイディティールなつくりと組み立て易さが同居したもので、オレンジ箱の方はあっという間に品切れた覚えが。

 

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ブリッジ状に連なって成型された転輪は話題になりましたが、元を正せばこれって1/35スケールの塗装済み完成品用に設計されたパーツだったりするのだな。DMLの1/35完成品は1/72に比べて品数は少ないですが、日本では一部タミヤブランドで流通したりと面白いところがありましたな。

 

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アニメに搭乗した黒森峰のティーガーも基本的には初期型なのですが、なぜかこのキットは一部のパーツが後期型に差し替えられています。不要なパーツ取り付け部分は適時埋めるよう取説には指示が出されておりますが、今回はアニメの設定には特に拘らずOVMなども取り付けてなるべくパーツを使っていく方向で組むことにしました。その方が精神衛生上宜しいかと思いましてな。

車体後部パネルF4の穴埋めをする為のパーツはFランナー上に存在するのですが、取説のパーツ一覧図ではなぜかFランナーの9番以降の部品が作図されていないというミステリーである……

 

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千鳥足配置の転輪はなるほど一体成型されていて組み立てやすい。そして組んでしまえばブリッジ部分はご覧の通りまったく見えなくなります。なるほどこれは良いアイデアですね。ドラゴンに限らず海外の戦車模型って設計者の情報をもっと知りたいもので、このアイデア思いついた人って一体誰で今は何をしているんだろう? 中華系メーカー間での人の出入りとか気になるところではあります。

 

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そしてティーガーの転輪配置を見ているとドイツ人の精神、国民性に「合理的」という文言を当てる気がさらさら無くなりますな。なんていうかこれらは非合理的な「強迫観念」の結果ではあるまいか。

 

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工程4、排気管の組み立てではパーツ指定にミスがあります。取説では「P11」のパーツを使うことになっていますが正しくは「B6」です。また正しいパーツを使用しても排気管の弁となるCl1パーツの取り付け角度が不揃いになるのでガイドを削って角度を整えました。このときドラゴンの別のティーガーの完成見本を参考に蝶番を左右外側に持って行ったのだけれど、どうも車体側に揃えるのが正解みたいなんだよね……

 

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車体後部の燃料タンクや換気ファンもパーツ化されています。本キットにはエッチンググリルが含まれて居ない(アニメのCG設定も同様)ので、格子部分を通じてこれらのパーツが見えるのはP虎の場合よりも安心。

 

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車体上面パーツが一部歪んでいたこともあり、このあたりの組み立ては結構なチカラワザになりました。個体差あるかもしれませんが作業の最初にきっちり車体の組み付けを行ったほうが何かと好都合だったようです。

 

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車体の接着がすむ間に前部機銃を組み立てる。なぜか本キットの取説では車体機銃パーツの一部を不使用で組むようになっていますが、P虎を思い出して適切なパーツを拾い出します。

 

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砲塔部分もどんどん組んでしまいます。砲尾関連もちゃんとパーツは存在してますが今回はスルーの方針で行きますああ、ダブルスタンダード。

 

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なんとかカタチにはなりました。後部グリルが開閉選択式で(だから燃タンパーツとかあるんですな)別パーツ化されている分、上面パーツの剛性が低いような印象でなんとも言えないなあこの処理は。

 

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前記したようにOVMも全部付けちゃいます。しかしほぼ2セット分のOVMが不要パーツで入っているとはなんとも恐ろしい所業で、おまけに本来必要だった砲塔部分のスモークディスチャージャーが無いのに全くいらない車体部のそれは入ってるのねこれね。最初に通常版がリリースされたときあまり良い評判じゃなかったのも、まあ肯けるところではあり。

 

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エアクリーナーのホース取り回し、角度と位置が決まり難くて軽くストレス溜まる。うううむ……

 

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砲塔部分も組みあがりました。上面板に開く隙間はやはり埋める指示がありますが、不要パーツの中にはちゃんとそのための溶接痕のパーツがありますのでCl19と20を使用してください。通常版の取説が間違いだったのは仕方ないとして(それもどうかと思いますけれど)、このように再度リリースされる機会があったんだから何かしら訂正はほしかったなううむ。

 

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砲塔後部ハッチには開閉ギミックとロック機構があったりプラモデルとしてはよく出来たものなので、その良さをちゃんと活かせる方向に持っていければもちょっとこー、なにか出来ないかなと。

 

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キューポラハッチ組み立ての「ワンポイント!上級者はチャレンジ」とだけあって何にチャレンジするのかがまったく書かれていないのは、どうやら開閉補助アームのギミックをこれもやはり不要パーツの中から探してくるというミッションだったらしい。これが西住流!?(違います)

 

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まほ姉さん像、デカールは貼ってませんがやや左方向に視線を向けたポージングであります。本編でもキューポラから身を乗り出して指揮を執るスタイルはよく見られて、ワンポイントでも効果の高いアクセサリーフィギュアと言えるでしょう。しかしガルパンって登場人物みんな良い人ばっかりでしたけど、なかでもいちばんの良い人ってこのお姉さんだったのではあるまいか。話すとキリが無いし途中から養豚場の実況中継になりそうなので自重しますが、このフィギュアは設定画稿より大きめで実に良いですな。どこが大きいかってそりゃアレですよ胸ですよ胸(自重しろよ)

 

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そして完成であります。なんだかんだ言ってカッコエエなあティーガーは。何を隠そう1/35スケールでティーガーIをこさえるのはこれが生まれて始めてなので、やはり感慨深いものがある……

やー、どうもこれまでメジャーどころって苦手でしてね個人的にね。

 

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黒森峰女学園は劇中の設定では戦車道全国大会9年連続日本一を記録した強豪高でしたが、いざ直接画面に登場した11・12話では大洗勢に翻弄され思いのほかマヌケな試合展開で負けてしまったような感も否めません。王者の風格というよりハイスペックな車両集めてゴリ押しの戦略はまるでどこかのプロ野球チームのようです。考えてみればV9時代の巨人だってそんなに頭のいい野球やってた印象は無いよね。

 

…いまものすごく大勢の人を敵に回した予感がします。「アニメンタリー決断」の最終回を見るべきかも知れませんがソフト化されてないんだよなアレはなあ。

 

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考えてみればこのティーガーI、決勝戦に出て来た黒森峰所属車両の中では最も火力が低い戦車だったりします。ちょっとなに言ってんだかわかんないですがそうなのです。本編映像でOVM類を一切積んでないのは「軽量化のためでは?」なんて言われましたがそれは床屋に行ってダイエットだと言い張るようなものであってあーまーともかくだ、ティーガーも格好いいしまほ姉さんも格好いいからそれで良いではありませんか皆の衆。

 

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こうしてみると確かにP虎はパチもん臭いですな(笑)こちらのヘンシェル虎はガルパン車両としてもまた各種ドイツ軍仕様の素体としてもP虎よりも重宝すると思われますので多方面におススメです。実際、いまHLJで取り扱ってる1/35ティーガーのキットでは最もリーズナブルなのではあるまいか。

 

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