ホビージャパン「ダンボール戦機 LBX パーフェクトモデリングブック ダンボール戦機 W編 」

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TVアニメ放送中の「ダンボール戦機ウォーズ」もそろそろ主役メカ交代の時期ですが、そんなタイミングでの「ダンボール戦機W」本紹介です。まあほら、3DSのゲームは夏に出たことですし今月キットの再販もあることですし

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基本的にはホビージャパン本誌のキットレビュー記事を収録した再録本です。ダン戦のキットはどれも出来が良いのですけれど、さらにそれらをTV映像にあわせてシャープなスタイリングにブラッシュアップしたもの。


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主役パーティ使用機体のなかで唯一製品化の機会に恵まれなかったジャンヌDはフルスクラッチで。バンヒロのふたりは三度乗り換えたすべての機種が出そろったのに(ブルドすらリリースされたのに)、やっぱり女子向け機体はお子様のお眼鏡にはかなわないものなのでしょうかしら? 模型誌各誌で盛んにやってる「女子プラ」的な流れもLBXには波及してないようです。おおきなおともだちの話はこっちにおいといてですね。

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キットのリリースタイミングと同様、TVシリーズの進行に合わせた展開となっています。乗り換えや各話ゲストメカの多いシーズンでしたので、懐かしく思い出すこともある。

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フルスクラッチやキット改造でゲームオリジナル機体も収録されています。こういったマイナーメカを、むかしはBクラブのブランドでレジンキット化するラインが在ったものですが、いまはちょっとないのだなそういうのはな。強いて言えばプレミアムバンダイの限定枠がそれに近いかなー。

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別冊新規作り起こし「ペルセウス」製作記事での複製作業をみていると、ダンボール戦機のLBX各機はディティール・プロポーションとそしてサイズも含めて実にレジンと言うかガレージキットに向いた素材だと痛感させられるのですが、レベルファイブ作品がイベントに版権許諾したって話も聞かないものでして……。

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どのページのどの機体も大体同じ方法で製作されているので、ある種の統一感や「お手本」としての役割は十分果たしている内容です。その上でLBXプラモの持っている拡張性をもっと意識した、原作に拘らないオリジナリティを見てみたいようにも思いますが、その役割は別の媒体が果たしているのから作例見本本としてはこれでいいのかな。

そういえばこの本、結構な種類が出た一連のライディングソーサは載ってないんですね。取り上げようがないと言えばそれまでなのかも知れませんが。

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本書内容とは直接関係ないのですが、刊行のタイミングが「ダンボール戦機ウォーズ」開始直前だったので番組宣伝が掲載されています。ありがちな話ですがシリーズ開始前のキービジュアルって本編の構成と比べて微妙に違和感のある人物配置で、そこはちょっとオモロイ(w

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