ミツワ「ミッドコレクション ジャガーXJR9」

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古いキットが続きますが、今日は個人的にもちょっと懐かしいアイテムの紹介です。ミツワのミッドコレクションシリーズ、ジャガーXJR9。時代的にはチョロQが大ブームだった頃の製品で、ボックスアートのディフォルメされたイラストからは1980年代の薫りが色濃く立ち昇ってくるかのようです……

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箱を開くとビッグスケールのカーモデルをそのままコンパクトにまとめたようなパッケージングがなされています。ボール紙の台紙とポリカーボネイトのカバーで保護されたボディパーツにはちょっとした高級感が感じられます。プラモデルとしてはリーズナブルなものですが、タカラのチョロQの当時価格よりは若干上の価格設定なのですね。

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ボディはほぼ一体成型、グラス部分はスモークがかったクリアーパーツです。全体にチョロQよりはひとまわり大きなサイズ。

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シャーシーとウイング部分。当時は「グループC」のレーシングカーがF1よりもメジャーな存在で、このジャガーXJR9はポルシェ956と並んで様々な場で目にしたものです。

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ホイールはメッキ処理、タイヤはシンプルな形状でスリックタイヤって模型メーカーに優しかったですね(笑)

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プルバックゼンマイの他ディスプレイモデルに仕上げるためのカバーパーツが含まれます。敢えてギミックを仕込まずに製作した方は、当時どれほど居たのだろう?そして今更気がついたんだけど「ミッドレーサー」ってシリーズ名はエンジン配置の「ミッドシップ」から来てたんですなー。

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金属パーツ類。ボディとシャフトがビス留めなのは、なんて言うかな「慣わし」みたいなものですかね。

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シルクカットのデカールが付属します。シルクカットジャガーといえばロスマンズポルシェと並んでグループCレースカーの代表格でありましたなぁ(遠い目)

この価格帯のキットでも水転写デカールが封入されているのは、やはりミツワがスケールモデルメーカーだったからでしょうか?現在は活動を終えていますが静岡ホビーショーでは地味ながらも長くブースを出展していて、このミッドレーサーやモーターボートのシリーズが展示されていました。プラモデルと「夏休み」がセットであった時代の、あれは最後の1ピースだったのかも知れません。

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取説とともに「アート大賞応募用紙」なるペーパーが封入されていました。メーカー主催によるミッドコレクションシリーズの写真コンテストで、入賞すると何かプレゼントをもらえたようですね。(※トロフィーはプレゼントされません)とイラストに注意書きされながらでは一体何が送られてくるのか一切記述がないところがちょっと困りますけれど、「フィルムを無駄に使うなよ お母さんに怒られるぞ」なんて文言にホロリ(´Д⊂

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組み立ては接着剤いらずの簡単なものです。夏休みの朝の10時も過ぎれば近所の文房具屋に出かけて(当時は24時間営業のコンビニなんて無かった)、なんなら屋外でさえ組み立てられるレベル。ビス留めには細い径のプラスドライバーが必要ですけど、誰かが必ず持ってましたからねえあの頃は。

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裏面はフラットボトムです。ディフューザーもあります。

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ボディとウインドはワッシャで固定するのがオモシロ。だいたいこの辺の仕組みに関しては図工や技術の授業で知るより先に模型で覚えたものですな。

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午前中にささっと完成してガシガシ遊んでついでにお昼ごはんの最中にも走らせてお母さんに怒られる。だいたいそんな感じのプラモデル。ああ懐かしきは少年時代で井上陽水流してくれよ……と、思うじゃない?

むしろここからが大変でした。

前述のようのシルクカットのデカールが入ってますがそれを貼るガイドがどこにも無くて、パッケージ画と唯一載ってた完成写真を頼りにしたんだけどどっちも同じ左サイドからの構図で右側や後面なんか何一つ参考にならないんですぜ(泣)

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幸い今ならウェブにいくらでも資料があるけれど、当時の特に小学生には辛かったかも知れないなー。デカール自体は頑丈で破れはしなかったのですけれど、曲面に追随させるにはマークソフターのお世話になりました。ボディ外縁のディティールだと思ったところはどうやらバリだったようで、細部はいささかアレなことになっちょりますけど。

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実際このキット、このシリーズを小学生の頃作った記憶ってないんですけどね(えー)このシリーズでよく覚えているのは「ミッド2000トランザム」なる、どこからどう見ても

「ナァーイトライダー!夜空を見上げるたびに、ヤツを思い出せ!!」

「そうする」

って会話でも有名な映画「マッドマックス」の三下キャラでって違う、そうじゃない。

その後当該製品は単なる「トランザム」名義に変更されましたが要するにナイト2000のまあアレです。80年代はアレで色々おおらかな時代だったのです。

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いやー、なんか急に真夏っぽくなったもんで、何か夏休みっぽいモデルがないかナーと、思いまして……

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