モデルアート「モダンパワー 02: 航空自衛隊 モデリング & 主要装備品ガイド」

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「陸上自衛隊モデリング&主要装備品ガイド」に続くモダンパワーシリーズ第二弾、実物資料と作例記事から航空自衛隊を徹底紹介する一冊です。


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モデラー興味の主力となるのはやはり主力の戦闘機で、タミヤ1/32F-15Jイーグルはラージスケールの機体に隅々まで手を入れた徹底ガイド。実機同様今後も定番となるキットだからこそ、押さえておきたい改修ポイントが明示されている良記事です。

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特に機体各部のウェザリングに関しては、実機のクローズアップフォトを用いて専門の航空雑誌でもあまり見ないような丁寧な解説が成され、ハウトゥ風にモデル製作へ反映されています。F-15のみならずF-2やF-4、RF-4など他機種に及んだこのウォークアラウンドの画像こそ本書一番の見どころかも知れません。

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エンジンノズルの汚れ具合はエアモデルだけでなく、広く様々なジャンルに応用が利きそうなテクニックです。SFモデル、例えばガンプラなんかでも1/48スケールの大型モデルが増えてきていますが(コンテストなどでもよく見かけますね)、こういったテクニックを身につけておけば細部まで間延びなく、人目を惹きつける作品を生み出せる事でしょう。

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F-2は21世紀の航空自衛隊のひとつのシンボルと成り得る機体、クレオスの「航空自衛隊機洋上迷彩色」のレビューと併せて最新の装備、機体状況を制作しています。

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こちらもやはり実機のクローズアップは資料価値が高いものです。洋上で行動するF-2ならではの退色表現、迷彩パターンのボケ足などモデリングの参考となるフォト多数。

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E-767AWACSをはじめとして、支援任務に就く機体にも作例記事が割かれています。KC-767やE2-C、T-4とブルーインパルスの歴代機体、レスキュー用途のUH-6OJやさらにはF-35の日本配備想定機体など、枚挙に暇のないほどバラエティ豊かな記事ばかり。

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「現行主要装備品ガイド」は附録と言うべき位置づけですが、訓練弾やターゲットドローンまで記載されている優れたデータベースです。これも常日頃の取材の積み重ねから来るもので、繰り返しになりますが専門の航空雑誌や書籍でも、ここまで広く色々と突っこんだ内容のものは少ないのではないかな。

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巻末のキットリストは模型製作へのよいガイドですが、巻頭には航空自衛隊の組織・活動内容の解説が置かれています。迫力のショットと相まって、これらもまた模型を製作しようと思わせるよいきっかけには成りそうで、誰かUH-60Jのコンバットレスキュー情景とかどうでショ?

…とはいえこの本そこそこ前に出たものなので、そういう話題の振り方はあまり適切ではなかったかも知れませんね(苦笑)

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