大日本絵画「アーマー・モデリング September 2012 (Vol. 155) 」

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巻頭特集は「ツィンメリットコーティングを攻略せよ!!」、タミヤのエレファントなどを中心に様々な素材・技法でドイツ軍戦車特有のコーティング再現を紹介する内容です。


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長らくAM誌を読んで来られた方であれば一見して既視感を得る企画かも知れないのですが、斯界に広く普及しているポリパテ+ブレード技法、エポパテ+ローラー技法の双方ともに改めて気づかされることも多いはず。特にエレファントの特徴的な車体にパテを塗布する手順など、実際の製作にダイレクトに反映することが可能でしょう。

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最新のマテリアルであるタミヤ純正エレファント用コーティングシートについても勿論漏らさず記述されています。作業手順が簡単な分ページ数が少ないところは仕方ないのかな。同様の素材としては艦船模型用の木甲板シールのノウハウも参考になりそうなものだけど、その辺どうなんだろう?

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あくまで「技法」の解説であって完成した車両が若干淡泊な印象を受けるのはともかく、多くの読者が興味を持つであろうコーティングシートを使用した作例が完成するとこまでいってないのは胡乱な観を抱きます。塗料に対する耐性やダメージ表現の加工具合などもうちょっと踏み込んでほしいなと思ったのが正直な感想。ほぼ同時期にMG本誌でタミヤエレファントの記事があるので、内容的な重複を避けたのかも知れないのですが…

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レジンパーツを始めとした各種シート、いにしえより伝わる(笑)タミヤパテとヘラを使用した匠の技など、紹介されている技法は多彩なものです。どの技法にもそれぞれの特徴や個性があって本来優劣を付けるべきではないのでしょうが、しかしいまどきタミヤパテでコーティングするひとってどれだけいるんだろう?「もっともリアルに再現されているのはドラゴンのコーティングモールド済みシリーズ」だとゆー、至極もっともな答えが出ちゃうモデラー対談でも、作業過程の楽しさが大事なんだとまとめていますけれど。

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コラム的な囲み記事になってるツインメリットペーストはホントに燃えるかどうかの実験がディスカバリー・チャンネルの「怪しい伝説」みたいでオモロいです。この作業過程はさぞや楽しかったろうなあ。

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特集以外の記事では富士駐屯地祭での10式戦車を突然の豪雨の中の迫力あるショットで収めた「自衛隊ウオッチング」やタミヤのM60A1リアクティブアーマーなど現用戦車関連、

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サイバーホビーの2つのキットをセルフで白箱的ニコイチした三突G後期型、車両はあくまで脇役でフィギュアと瓦礫が主人公のスターリングラード第6軍ジオラマなどの大戦物、

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ニューキットレビューではホビーボスのトルディ軽戦車とSdkfz254、トランペッターのロウマー増加装甲付チェンタウロが紹介されています。トラペのチェンタウロっていつのまにか6種もバリエーションが出てるんですね。

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見どころいろいろな今月号ですが、フィルのページに遊びで載ってた「天井と後部ドアを外したビショップ」が何故だか急に日本軍車両らしく見えて笑ってしまう。機関部そのままのやっつけ具合とか、特に(w

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