大日本絵画「モデル・グラフィックス 2013年5月号 」

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特集は「『GP500』熱狂時代、再来!」1980年代のロードレース世界選手権を駆け抜けた500ccレーサーを紹介します。

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ここ最近のカーモデルやバイクモデル界隈はヒストリカルな車体のキット化がトレンドのようで、その流れに乗ったかのような新製品、タミヤのホンダNSR500をはじめハセガワ、フジミのキットを用いて往時の現状、現在のシーンを解説するものです。“GP500レーサー原理利主義者”(本文より)あさのまさひこ氏によるコーディネイト、思い入れのつまった内容。

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二輪車輛の立体としては(主に可動フィギュアとの絡みに於いて)安価な塗装済み完成品やパーツ数を押さえた手軽な内容の製品もトレンドではありますが、本特集では1/12スケールバイクモデルの王道を行くかのように、精密なディテールを更にアップグレードしていくクオリティの高い製作記事が続きます。

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それぞれの車種ごとに現存する実車の資料写真も豊富に掲載。F1よりは身近なところで、手厚く動態保存されている個体も多いのはモデラーにとってもバイクファンにとっても幸福なことです。

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流麗な外見と美しいカラーリングを持つカウルの下には獰猛なメカニズムがみっしりと詰まっている、これぞバイク模型の真骨頂ともいえる魅力を存分に楽しむことが出来る特集。また作例のみならず吉村誠也氏の文章と正蔵氏のイラストで語られる往時のトップライダーたちの戦績の数々、「レーサーズ」編集長加藤裕氏インタビュー(途中からほとんどインタビューアーとの「対談」になるのはいつものことですねw)、模型メーカー各社開発担当へのインタビューなど文字記事も読みごたえのある物が多いです。某社への取材が「社内にそれを返答できる人がいないためノーコメント」っていうのは、らしいといえばらしいのですが…

模型の界隈ではよく「モデグラのバイク特集は本屋のバイク雑誌の棚に置かれてる」なんてことを冗談交じりに言ったりしますが、特に今回はモデラーで無くとも80年代のロードレースを追っていた人々。かつての「バリバリ伝説」ファンなど幅広い層に手に取ってもらうためにもバイク雑誌コーナーにあっても良いのかもしれません。わりと真面目に。

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その他ニューキットレビューから、ガンプラはHGUC 06Rザク2とバンシィ・ノルン、期せずして黒いモビルスーツの揃い踏みです。

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4人のモデラーによる競作、ヤマト2199より金剛型宇宙戦艦「キリシマ」をはじめとする連合宇宙艦隊第一艦隊は村雨型巡洋艦、磯風型駆逐艦(!)もすべて電飾加工、漆黒の冥王星軌道に消えた悲運のメ号作戦を再現します。ディティールはスターウォーズのようでライティングはスタートレックのよう、それを纏めるヤマトのスタイルはなかなか良い雰囲気で、実写もこんなんだったらよかったのにな…

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エアモデルはエアフィックスの1/72マスタング、グレートウォールの1/48MiG-29。どちらも最近のニューキットながら、様々な点で対照的なプラモデルです。対照的と言えばピットロードのサクラメント級高速戦闘支援艦の巨大さとアオシマの河川砲艦三隻の姿も対照的。サクラメント級ってこんなにデカかったのか…

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ミリタリー関連はタミヤのティラン5とMENGのメルカバMk.3BAZ/マインローラーのイスラエルつながりで、先月特集だったガルパン関連はカモさんチームのB1bisをタミヤキット+カステンデカールでの再現。

レビューでは無いのですが連載記事「超実践模型写真塾」が戦車模型の撮影法をはじめています。ガルパンから戦車模型初めてウェブにアップロードしたいって向きにはピッタリの記事ですね。ホントはこういうのはコンテスト前にするべきだったんでは……などと思わなくもないのですけれど、そこは色々思惑とか、あったようで……

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