大日本絵画「戦車模型低級技術指南」

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アーマーモデリング誌で好評?連載中のローガン梅本氏による記事をまとめた作品集。「やりたくないことしないで作る面白いだけのプラモデル技法書」と副題がつけられています。

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趣味の世界ですから楽しい事だけやりましょうという姿勢はすごく大事だと思います。趣味でやってることがいつのまにかルーチンワークと化していたら、それはちょっと辛いものではある。そうならないためには日々是研鑽、まだ見ぬ高みを目指して歩みを止めずに――

と言えば聞こえは良いのですが。まーなんですな、人間十年も二十年もやってるとだんだんと越えられない壁やら自分の限界やらが見えて来たりもするものです。そういう境地に至って、ではそこから先どうやって模型趣味と付き合っていくかという、だいたいそんな本かなあ。

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めんどくさいテクニックを使わずに簡単な作業でどのようにメリハリをつけるか、ちょっとしたポイントによって見栄えを良くする点では幅広い層で参考となるかも知れません。でもまー、入門者向けともちょっと違うんだよなー、と。これから戦車模型を始めようとする方々ならば、是非ともまだ見ぬ高みと誰の手も届かぬ超級世界を目指してほしい気分です…

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雑誌記事でこういう簡単に再現できるHowtoが掲載されているのは実に結構なことだと考えます。一冊まるごとソレで本出しちゃうのには賛否両論あるかも、知れませんが…

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いろいろ疑念はあるんだけれど、懐かしいタミヤのII号戦車と付属のアフリカ軍団兵士の情景見たら「あーやっぱコレだよなー」と、なにがコレなんだかよくわかりませんが、肯定したくあります。

例えば絵画の世界で言うと決して「写実」だけが表現のすべてではないので、戦車模型界にだって印象派でも野獣派でもなんでも来やがれというような、フトコロの深さを持ちたいような、せめて瀬戸内海ぐらいの心の広さは欲しいもんだなと、そんな感じで。

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多分、冒頭に掲載されている六鹿文彦氏のマンガの元ネタがわかってケラケラ笑えるような世代が楽しむための本だと思います。若者よ、昭和のマンガ雑誌には「ブルワーカー」の広告がよく載っていたのぢゃ。

AM誌にはもっと他に単行本化してほしい記事がいくつもあんだけどなー(こっそり)

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