徳間書店「大人のプラモランド Vol. 3: 小惑星探査機はやぶさ(夜光バージョン)」

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はやぶさが還ってきて、今日でちょうど一年になります。

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一年前の今日、Googleのロゴはこんなのでした。あの日のことは、いまでもずっと忘れずにおぼえています。日本中が涙したこと、その後のブームは「社会現象」とまで呼ばれましたね。いまの社会は小さな探査機よりも大きなアイドルグループに現象されることに忙しいようですが、まあそれは仕方が無い。ひとの感情はホーマンに遷移していくものです。

しかし模型は、形が残る。

徳間書店の「大人のプラモランド」シリーズは旧イマイやマルサンなど懐古趣味なアイテムが多いのですが、今巻は唯一「いま」のプラモデルであるアオシマ製1/32スケール小惑星探査機「はやぶさ」を蓄光素材で成形した夜光バージョンでリリースしています。表紙画・模型内箱含めてパッケージは開田祐治の書き下ろし。

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実にこう、万感胸に迫るイラストです。実機はもっとダメージ受けてるはずだとか断熱材は退色してるだろうとか、誰も目視はしていないのでそんなことはいいんです。心の眼にはこう映る。宇宙開発には夢、ロマンも必要であり…

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同梱されてる冊子で「はやぶさ」プロジェクトの概要が解説されています。この一年で多く出版されてきた関連書籍とほぼ同内容ですが、開田祐治画伯のイラストを楽しめるのは他にない特徴でしょうか。眺めているとちょっと切ない気分になりますね。冊子の製作はCOMICリュウ編集部の手になるもので、その点でもちょっと切ない…

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工作ガイドの記事も掲載されています。点滅回路を組み込んだ改造作例なんだけど、見開き2Pだけで効果のほどがよくわからないのは、うーん…

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キット内容は成型素材が異なる以外は通常版と同様です。メッキ版やメタルフィギュア付属版等限定アイテムふくめ相当製造されたので、実際に手に取り完成させた方も日本中数多いことでありましょう。

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組み立てに関しては以前サンプル品を作った記事も参考に、当時気付かなかったソーラーパネルの水平は冊子記事を参考に上下逆さで硬化待ちさせます。ありがとうCOMICリュウ編集部!

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一年前と変わらず、とても組み立て易いモデルです。あの「はやぶさ」の姿をいつでもぼくらの手の上に再現することが出来ます。

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しかし蓄光素材を撮影すると照明でディティールが飛んじゃいますねー

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そこで一年前に組んだサンプルを引っ張り出して比較してみようとしたら…フレームに収まらないんだ、これが。

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ソーラーパネルが幅取り過ぎです。決して折れなかった「はやぶさ」の翼を形作る大事な部品なので仕方が無いか。

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本当はふたつならべて片方に天狗のお面かぶせて「幽霊では ありませんか」なんてやってみよーと、え?つげ義春の「ゲンセンカン主人」なんて知らない??

まあいいや、ちと邪魔なので片方消します。指先ひとつであっという間に消えちまうんだぜ。

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 電 気 消 せ ば 。

夜光バージョンの面目躍如といったところでありましょうか。

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あらためて全体像です。撮影に際しては三脚並びにブラックライトを使用しましたが、窓辺で日光にあてたり室内蛍光灯などの光源で蓄光させておけば、ご家庭でも十分にみどり色の淡い輝きを楽しむことが可能です。(ブラックライトは白熱灯タイプでしたら家電量販店などで安価に入手可能です。いずれは蛍光灯タイプやLEDに置き換わっていくのでしょうが)

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記事では飾り台を塗装することで「はやぶさ」本体のみを発光させています。通常版のキットにイオンエンジン部分のみ夜光パーツを組みこんで、簡単にエンジン作動状態を再現しても面白いかなとか思いつつ、もっとも安直に通常台座+夜光本体で組み合わせ、ブラックライト照射!

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これはよいな!

漆黒の宇宙空間を孤独に旅する「はやぶさ」の、まるでいのちの輝きを見るかのような宇宙開発には夢、ロマンも必要であり…

もちろん機械には命も魂もありません。でも我々は、ずっとそれを感じてきました。それでもし、この画像でなにか「はやぶさ」以外の物があなたの目に見え、心に感じられたとしたら、それはきっとミネルバの幽霊ではないだろうかと、思うのです…

あの帰還劇から一年、もうじきバンダイ大人の超合金でも「はやぶさ」がリリースされます。 まだまだ忘れずに在りたいものです。

ですから、竹内結子主演の映画「はやぶさ/HAYABUSA」についても期待して待とうと思います。


D

…リチャード・ギア主演の忠犬ハチ公映画ぐらい、おもしろそうですね。

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