新紀元社「海外モデラー スーパーテクニック WWIIドイツ戦車模型の塗装 & マーキング」

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スペインのモデラー陣によるドイツ戦車模型本です。

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第二次世界大戦のはじまりから終わりまで、ドイツ軍の使用した主要な車両を一冊で概説するタイプのスタイル。ヴィネットスタイルの作例記事で構成されています。


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また大戦前夜のワイマール共和国時代の三色塗装から末期の「光と影」迷彩までの塗装パターン、マーキング図をフルカラーで掲載。

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塗装がテーマとなる本なので、それぞれの記事はキットの素性を素直に活かして必要最低限のディティールアップを行ったものが主になります。塗装とウェザリングのマテリアルにはAKインタラクティブやファレホの素材が多用される今時のスタイル。

※AKインタラクティブ社には色々あったようで日本国内の流通を危惧する方も居られるかも知れません。が、幸い在庫は確保されていますので

仙道「まだあわてるような時間じゃない」

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ドラゴン/サイバーホビーのキットがメインになるのも今時のスタイルというものでしょう。このあたりはヨーロッパの模型市場における諸事情も反映されているのかな。本書とはあまりどころか全然関係ない話なのですがロシア・東欧の模型事情の現状にはちょっと興味がありますね。各メーカーの品質のみならず作り手の側も相当進歩したろうと思われます。

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いつも思わされることですが塗装の色彩感覚やウェザリングの質感などには、やはり日本のモデラーとは異なるセンスを感じます。マテリアルの類は同じでもやっぱり何かが違ってくるものですね。汚れやチッピングをハードに施すことには賛否両論あるかも知れません、模型作りに正解はありませんし両論あってよいことだと思います。しかし模型屋的に言うとより多くの消費材を使用するスタイルの方がその、ねえ。

キャピタリズムはキャタピライズムと相性がよい、つまりそういうことである。

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近年の戦車模型業界は現用モデルや冷戦時代のアイテムが増えつつあり、また第一次大戦ものが百周年の節目で勢いを見せていることから相対的にWW2ドイツ軍アイテムの占める地歩は低下しているのかも知れません。それでもこのジャンルが戦車模型の王道のひとつであることに疑いは無いでしょう。道路って一本じゃないのだ。

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