第52回全日本模型ホビーショー(その2)

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さて昨日のつづきですが、こちらは土日の一般公開日用の場内見取り図ですので何か参考になれば。一応オリジナルサイズも保存してますので上画像をクリックすれば開くはずです。

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ファインモールドからは期待の陸上自衛隊60式装甲車です。

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室内再現はオミットして組み立て易さと低価格を志向、部分連結式履帯は同社初の試みです。戦後初の国産AFV群の一両として長期間に渡って配備された車両ですから、パッケージ画や完成見本の時期(1990年代)だけでなく様々な時代の装備や情景が楽しめそう。wikiによると車内銃架がM1ガーランド小銃用だったとかで、米式装備の自衛官フィギュアも面白いかなーと、思ったり。なおこの車両については開発にあたった林磐男氏の著作「戦後日本の戦車開発」(現在は光人社NF文庫で入手可能)に詳しく記されてます。試験中の写真とか、時代を感じる…(や、たぶん発売時期にはGP誌で扱うと思いますけど)

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前回の静岡で73式小型トラックが発表された際、ぜひ次は無反動砲装備型を!とリクエストした者の一人としては、こうもスピーディに発表されたことに嬉しい驚き。車台部分も細かいところが変わっているので…というお話を伺ったのですが、

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これがその変更箇所。スペアタイアの取り回しがボディ後部からサイドに移ったりしてます。

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そして注目の106ミリ無反動砲部分は大砲には定評のあるAFVクラブとのコラボレーションでした!なるほどスピーディな製品開発できた訳です。個人的にこいつは是非とも作りたいアイテム。古いタミヤの61式戦車(リモコン版)のパッケージで戦車の横でダグインしてたジープ(J4)みたいに74式戦車の横に掩体壕掘って…とか妄想するだけならタダで良い。

この先ファインモールドが陸自アイテムに力を入れて行くなら是非装備品関連をお願いしたいところです。米軍と同型とはいえ刻印の異なるドラム缶やジェリ缶、小火器の類など、考えてみるとアイテム全然無いんだよな。でもむかし、まだファインモールドが「無限軌道の会」だったころは1/35で64式小銃やってたんで、あるいは…

「アレは『リーザ』の金型の横に掘ったものだし、いま出すには古過ぎて到底無理です」

「そうですね(´・ω・`)」

なんて流れで続けると、ファインモールド初のインジェクションキットは鳥山明デザインによる美少女フィギュア「リーザ」だったんですが皆さんご存知でした?ハセガワのレーベルで九五式軽戦車出すより前の話。

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つまりですね、「美少女+軍事」ってファインモールドにはそんなに違和感のある題材でも無くて、むしろ根幹に在るものだったりする訳なのです。なガールズ&パンツァー八九式中戦車甲(バレー部)

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乙型との違いは車体上面後部パネルを中心としたランナーと、デフォで付属する排気管カバーのエッチング。そして最大の違いはこれが雑誌付録ではないこと。

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デカールは車体各部の痛マーキングの他、搭乗キャラクターの全身像も含まれます。「ご自由にお使いください」だそうですがプラ板に貼って切り抜いてスタンドポップ的な用法がいいんでしょうね。エヴァミニ四駆で欲しかったオマケってつまりはこういうことなのねん。

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こちらはプラッツブースのガルパンコーナー。製品パッケージが発表されてました(M3は参考出品のままでした)。版権資料の設定画を切り張りしたようなデザインは統一性があるとはいえもーちょっとなんとかならなかったのかな。奇をてらうならもっとこう、ね…

ところで無料配信の第一話みたらエンドロールの協力企業にピットロードの名前も有ってちょっとビックリ。空母にはもっとビックリ。

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ファインモールドに戻りまして最初のアナウンスからしばらく待たされもしや中止かと危ぶまれた帝国陸軍歩兵行軍セット。

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九九式短小銃のインジェクション化は何気に世界初で、三八式歩兵銃と共にボルト部別パーツでイマドキのクオリティです。最近装備品ブーム来てるで!と思うので嬉しいところなのです。

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四一式山砲二種。山砲兵用と歩兵師団の連隊砲です。

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運用の違いによる細部の違いを再現。付属フィギュアも砲撃時と牽引時の二種が付属しますが…しまった、バラして歩兵行軍セットに担がせられるどうか聞くの忘れた…

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ここからタミヤ、新作のM1A2エイブラムスTUSK2は事前のUst放送でもあった通りほぼ新規パーツで…

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従来のパーツが用いられているのは車体下面と転輪関係ぐらいだったりします。

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追加装備取り付けのためにサイドスカートや砲塔などを作りなおしたってことは、すなわちイモヅケ箇所などない、作りやすいキットのままであるということですか。

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市街戦装備よりむしろ牽引トウバーが付属してるのがうれしいとこです。イラク戦争仕様などタミヤ従来のM1にも転用できるでしょう。

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ツィンメリットコーティングシートは第一弾エレファントの時より格段に向上してました。「出来ればエレファントはやり直したい」との由、出来ればやり直してホスィ…

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1/48メーベルワーゲンの登場でようやくヨンパチの四号系列もクルセイダーと同じ3つ目アイテム。その展開はおかしいはともかくとして、漸く四号系列もプラ製車台が出ましたんでここらでヨンパチシリーズ再構築されませんかね?なかなか難しい話でしょうが、例えば標準的なコーティング技法が確立されてないヨンパチならば、違和感なくコーティングシートが受け入れられる土壌もあるでしょうし。

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タミヤ+イタレリのM109A6パラディン自走砲。

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ダークイエロー部分がタミヤ製新規パーツ。ジェリ缶2種混在しちゃいますね…

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M109はAFVクラブからもA2が発表されてました、最近はキネティックのもあるし、急に増えたな109

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M109A2とドーチェスター装甲車がランナー展示されてます。

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クレオスの素材関連ではオキサイドレッドのサーフェイサーがいい感じです。戦車の下地塗装用として先行他社に類似品はありますが、比較的安価かつ全国的に入手が容易いのはクレオスにアドバンテージがあるでしょう。

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サーフェイサー新製品には黒とグレーが1500番手の細かさで。用法としてはフィギュアやカーモデルに向いてるかしら?

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情景用の粘土や型取りシリコンにも新素材。

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ペーパークラフト製のストラクチャーは情景作品に強度を持たせたうえで重量を軽く押さえるスグレモノ、コンテストに情景を出品される方には多大なメリットあろうかと。

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エアフィックスのレジン製建築物はこの辺と組み合わせるものらしいです。現在も英軍は中東に派遣されてますから、当事者にとってはホットな製品でもあり。

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サイバーホビーの九五式はパネルのみ、しかし随分気合の入ったキット内容になりそうです。

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発売済みアイテムですがまだ雑誌でも作例を見ないT-28の完成見本がありました。幅の割には背の低い車両で、トータスとは似て非なる雰囲気。

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最近のドラゴンのトピックめいた製品は大抵サイバーホビーブランドでアオシマがらみはいま一つ地味。ながらもアオシマオリジナルの1/72陸自3トン半トラック2種は素晴らしい出来映えでした。

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荷台部分や車体フレームなど、実に繊細です。特に旧型はある世代にとっては陸自の「顔」みたいな車両でしたからキット化はうれしいものです。

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1/12スケール「学校の階段」と「ぶらんこ」。アクションフィギュア用のアクセサリーですが、ぶらんこはサビ塗装が映えそうです。先ほどのクレオス製オキサイドレッドサーフェイサーがぴったりかな?

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どちらも二つ連結して本領を発揮するようなアイテムで、特にぶらんこは「最初から2個入りでいいんじゃね』と思われるかもしれません。が、「ぼっちでぶらんこ」の絵はかなり強烈だと思うのでこれでいいのだ。たぶん…

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ホビーボスの戦車関連、T-26は1933年型でズベズダのと丸被りですけど、あっちはもう絶版か。正しくは1935年型でした

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T-24中戦車はパーツ展示してました、リベットすげぇゴツイの。なんかジブリアニメーな感じです。

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ここからトランペッターです。KV-8S火炎放射戦車はま、順当…ってKV-122!なんとまぁマイナーな車両を…

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122ミリ野砲D-30後期型

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T-64A1981年型とBTR-80

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ソ連軍ばかりでなく現用米軍アイテムもトラペの主要ラインナップでこちらはM1083トラックの装甲キャビン型

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カーモデルではタミヤ本当に久々の現代F1モデル、レッドブルRB6はシャークフィン内部も再現。先日日本GPの小林可夢偉三位入賞もあって現代F1にまたスポットあたるといいなあ…

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などと言いつつ個人的にはヤードレー・マクラーレンM23がエッチング付きで再販されるのにある種の感慨を覚えてます。昔の版にいろいろ愛着ありましてね…

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だいたいこんな感じでありました、今年の東京ホビーショー。今回不参加となったメーカーや新規参加されたところなど様々ですが、諸事情はともかく、なるべく多くのメーカーが一堂に会する良さをこの先維持してほしいなあと、思う次第。

長々とお付き合いいただき、ありがとうございましたぺこりm(_ _)m

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