第49回静岡ホビーショー 速報(の続き)

いや、それはもう「速報」じゃない気が。


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昨日も上げたMGフルアーマーガンダム、アーマーパーツの裏側です。オレンジ色のインテークの上に位置する黒い部分が粘着力を保つゲル状材質で、むかしガチャ系フィギュア用に出てた「ペタッチ」って製品に似てるかな?一ヶ月以上余裕で保持するそうですが、弱まってきたら綿棒で水分浸すとまた回復します!とのこと。

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はやぶさのサンプルは非常に美しいメタリック塗装が施されていました。技法自体はクリアーとメタリックの塗り重ねという、極めて通常の手法。実際これで充分だろうとも思ったのですが、実機と同様に断熱材にカバーされてる様子をどうしたら再現できるか、担当の方にお話を伺ってみました。やはりその点いろいろ試行錯誤なされたようで、それでも現時点では薄く且つ自然なスケールエフェクトでシワのよりを再現できる素材が見つからないのだと…

全然関係ないところからなんでも利用できるものを探してきたのが模型マテリアルの進歩というもので、なにか良い手はないもんでしょうかね。太陽電池パネルはいわゆる「マジョーラ」カラーがなんとなくそれっぽい仕上がりになりそうな…気がする。いや、気がするだけ(苦笑)

タミヤ・ハセガワでロータス79の競合が大きな話題となっていますが、こちらでは小さなところにスポット当ててみる。

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こちらはタミヤのキット。エアファンネルカバーは金属製のネットパーツ、シートベルトはデカールで仕上げます。

組み込むとこのようになる

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対してハセガワはというとこの箇所どっちもインジェクションで

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ファンネルカバーはクリアーパーツで成型され「溝」にスミ入れするかたちで再現。ベルトは一体成型のプラパーツで、組んでみた状態がこちら。

     ↓

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マルチマテリアルじゃなくても遜色ないな~と、ちょっとびっくりしたのですよ。設計思想の違いとか価格帯の問題とか難しいことは抜きにして、面白いもんです。

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ハセガワの新素材「マルチテクスチャーリキッド」。その効能はどんなものかといえば…

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表面を鋳造肌、梨地に仕上げるものなのですけど塗料に混ぜたりまた塗装した上からさらに重ねられる。無色透明の溶きパテみたいな印象なんだけどデカールを侵さない(!)のでなんかこれは、すごく有用に使えそう。軟化材使うと必ずデカールを破いちゃうひとにとんでもなく朗報。オレだよオレ!

プラッツ扱いサイバーホビーの新機軸、「スペースドラゴンウィングス」は完成品の宇宙機シリーズ。

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今日明日にも打ち上げられて最後の使命を終える予定の“アトランティス”と滑空試験機“エンタープライズ”、スペースシャトルの最初と最後を皮切りにこれからいろいろ出していくそうでラインナップにはサターンVなどのロケットや、

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アポロ・ソユーズドッキングミッションなども。これホントに冷戦時代真っ只中にやってたんだよな…

同じくプラッツブースでサイバーホビー。

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コーティング済みシリーズにとうとうIV号戦車が!出来ないことはありませんって感じですよ、ナ○スの科学的な意味で。

以下、会場発表を主にパネル展示の紹介など。

プラッツ扱いサイバーホビー

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アオシマ扱いドラゴンモデル

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童遊社扱いホビーボス

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ハセガワ

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あ、右側のはレベル製品でおまけに新製品でもなんでもないです(汗)しゅみですよしゅみ

電撃ホビーマガジンからおお、アニマが単行本化じゃ!エヴァものは数多くあれどプラグスーツ委員長なんてぇものが拝めるのはアニマだけじゃ!!

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ホビージャパンから、もうじき復刊ですね。

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なんだかいろんなことがあったなあと、走馬灯のように振り返る今日この頃の人生とその他モロモロ。

それで最後にもうひとつ、ハセガワブースの1/350カサブランカ級護衛空母は誰がどう考えてもこれしかないでしょう、なガンビア・ベイでした。

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一年間に50隻が建造されたデ○ゴスティーニもびっくりの「週刊カサブランカ級」ですが、いや別に一週間に1隻出来上がってたわけじゃないですけど。日米を通じて広い範囲で有名なのは特にネームシップでもないこの艦です。日本でもまたアメリカでもこの空母ガンビア・ベイは

「戦艦大和に砲撃されて沈んだ艦」

として大変に名高く…どうも実際のところ大和を含む艦隊、もしくは大和のそばにいた艦が撃沈した、とゆーのが本当らしい

軍艦って悲惨な目に遭ったフネほど人気が高いのは何でだろうなと思いつつ、このカサブランカ級が日本のすごく狭い層の軍事マニヤの間で(特に無記名インターネッツ上で)話題に上がると、必ず誰かが「50隻連結して巨大空母を…」とか言い出します。あれは一体、なんなんでしょうねぇ。ボクぁ全然わからんのですよ。

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もう続きません。

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