AK インタラクティブ「ウェザリングマガジン 第5号マッド特集」

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ウェザリングマガジン第5号、マッド特集の回です。

「マッド特集」なんて言われると反射的に身構えたりもしますが大丈夫怖くない、ただの泥汚れだ。

 

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同社のウェザリング素材は各模型雑誌をはじめとして日本の模型業界でも広く普及していて、識者のあいだでは「AK粉」「AK汁」などの愛称で呼ばれていたりもします。あまりに簡単便利に高い効果が得られるのでなんとなく惰性で使ってしまうこともあるかも知れません。そこであらためてAKインタラクティブのピグメントや塗料の正しい(?)使い方を知るための情報誌です。

 

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様々な応用の方法を学ぶ How to 本というわけで、それぞれの製作記事も完成状態より作業過程のフォト・解説を多く載せるスタイルです。

 

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「習作」的な意味合いで一両のティーガーの車体左右をそれぞれ湿潤/乾燥した状態の泥汚れで仕上げる作品は技法の違いを見るだけではなく、ひとつの模型の表現方法としても面白いものでしょう。

 

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扱っているキットはミリタリーモデルだけではなく、見慣れたマシーネンのSAFSやワンダーショウケース受賞作としても知られるwalter氏のオリジナルキット「Futuristic Ameise Robotic F.360」までもハードな汚しの効いたミリタリーテイストのロボ風に仕上げられています。

 

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大スケールのフィギュアやミニスケールの車両を使った作品は対照的で、このような場合は泥汚れのスケール感だけでなく、各ビネットやディオラマの完成サイズから導きだされる適切な汚し(経年風化処理)の質的あるいは量的な差意にも注意すべきなのかもしれません。巻末には参考資料として実際の車両の汚れ具合を撮影したショットも掲載されていますから、それぞれの作品に見合った用法・用量を使用するべきでしょう。

 

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技法本ということでただ写真を眺めるだけではなく、記述内容の適切な理解が求められることも確かです。英語本文/キャプション含めて決して難解な文章ではありませんが、誤読と語訳を避けるためにもハポンのアミーゴ的な無理なキャラ付けは……ねぇ(苦笑)

 

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本当に必要なことはただ本を読むだけではなく実際に手を動かして作品作ることだろうと、それは身に沁みて思い入るところでありますアッハイ。

 

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カーモデルの記事で紹介されているゴムタイヤの汚し方はちょっと楽しそう。ミリタリーも装輪アイテム増えてますし、なにより簡単な作業で明確に違いが出る作業工程はある種の達成感や満足する気持ちを存分に味わえて、それこそ模型製作の醍醐味であろうと思われます。「楽しく汚す」のが大事です。

 

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今年5月の静岡ホビーショーとレバノン(ベイルートのようですね)で開かれた模型コンペティションのフォトレポートが掲載されていました。住む環境や使う言葉は違っても、模型を楽しむ姿はどこも同じでああ多分今日コンビニでレジ打ってた店員さんよりも、レバノンで戦車模型作ってる人たちの方が気が合いそうだな……

 

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なおAKインタラクティブ社は模型業界でも1、2を争うセクシーなカレンダーを出してるメーカーとしても有名で、本書にもその片鱗がちらほら載っています。泥汚れと美女は実に鮮烈で対照的な取り合わせ、こういうものを日本では古くから「掃溜めにツル」“The crane in garbage dump”と、呼んでいますね。

 

汚れたクレーン車じゃなくてな。

 

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